☆TakuとTJO『ワンダヴィジョン』第6話を語る

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毎週金曜日夜9時、block.fmで配信中のTCY Radio。☆Taku TakahashiとTJOが話題のマーベルドラマ『ワンダヴィジョン』第6話を振り返り。新たに生まれた謎や今後の展開を考察していました。
毎週Taku TakahashiとTJOの音楽トークが聴ける番組は、こちらをチェック。
配信中:毎週金曜日 21:00 - 22:30
第5話までの考察はこちら。
TJO:1曲目に聞いてもらった曲は『ワンダヴィジョン』の先週のエピソード5のオープニングだった曲です。「Making It Up As We Go Along」という曲です。
☆Taku:はい。
TJO:これ、知ってました? 『ワンダヴィジョン』のサントラってエピソードごとに配信されてるの。
☆Taku:どこで?
TJO:Spotifyで検索すると『エピソード1』『エピソード2』『エピソード3』ってそれぞれでサントラがあって。9曲とか10曲入ってて。毎話ごと……要はひとつの作品でサントラが出るんじゃなくて、毎話ごとで分かれてるの。
☆Taku:ああ、要はBGMもちゃんと入っているの?
TJO:そう。その時々のシーンの設定のBGMだったりするから、1話ずつサントラを配信しているっていうすごい手の込んだ配信の仕方をしていて。これね、気づいた時にびっくりした!
☆Taku:よく見つけたね!
TJO:さっきの曲を探している時に「聞いてみたいな」と思ったら「あれ? これ、サントラ丸々1枚じゃなくて、1話ごとに配信されているな。しかも1週間遅れで」って。だから今日、6話が公開されたけど。エピソード5のサントラが今日から配信されてるの。
☆Taku:サブスクで聞けちゃうんだ。ヤバい!
TJO:というわけで、先週に引き続き『ワンダヴィジョン』の考察を含め、いろんな話をしましょうということで。先週、話し足りなかったよね。
☆Taku:話足りなかった。今日の「TCY Radio」は『ワンダヴィジョン』の第6話の話と、もうひとつはスーパーボウルのハーフタイムショーですね。
TJO:そうね。今年のスーパーボウルのThe Weekndのハーフタイムショーの話もします。
☆Taku:今日はこの二本立てで話したいんですけど。まずは『ワンダヴィジョン』の6話っていうことで、『ワンダヴィジョン』の簡単な説明をお願いします。
TJO:じゃあ『ワンダヴィジョン』がどんな作品か、説明しましょう。『ワンダヴィジョン』、マーベルスタジオが制作するアメリカのインターネットテレビドラマシリーズで今年の1月からスタートしました。ディズニーが提供するディズニープラスという配信サービスだけで配信しています。今回のこの作品はマーベル・シネマティック・ユニバースっていう今まで実写映画でマーベルがやってきた同一の世界観のクロスオーバー作品の一部として描かれているドラマシリーズとなっています。
で、ストーリーを簡単に説明すると『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスに破壊されたヴィジョン。そしてその恋人でもある魔法使いのワンダを主人公とした話で、これは『エンドゲーム』が終わって3週間後の設定。要は『エンドゲーム』以降のストーリーとなるというところで。『エンドゲーム』以降のフェンス4のストーリーのキーにもなるんじゃないかという風に話題になっている作品。それが『ワンダヴィジョン』です。
☆Taku:で、今日は第6話について話していきます。ジョンさん、今回はいきなり気になったのが、「前回までのあらすじは?」っていう。
TJO:いつもドラマでよくやる、ちゃんとあらすじを説明してくれるシーンね。
☆Taku:そこで初めてさ、映画から引用したね。クイックシルバーが、『エイジ・オブ・ウルトロン』だっけ? あそこで殺されるシーンが出てきたっていう。それでまず俺、びっくりしたんだけど。
TJO:描かれたね。なんでか?っていうと、前回の5話で最後にその死んだはずの弟クイックシルバーが帰ってきたっていうストーリーがあったからってことなんだよね。でも☆Takuさんさ、いつも思うんだけど。海外ドラマの前回までのあらすじって編集してる人、めっちゃセンスあるよね?
☆Taku:本当にすげえ大事なところだけ取って、割とわかるようにできてるよね。
TJO:そう。しかも順番も平気で変えてくるんだけど、すごいわかりやすいなっていつも思っていて。今日も見ていて感心しちゃった。
☆Taku:あと俺、ボーッとしていて気づかなかったんだけどさ。英語版と日本語版のダーシーがさ、英語だとなんか「Oh my god.」みたいな感じのセリフだったのが、日本語の吹き替えの方は「顔が違うじゃない」みたいなことを言っているのね。
TJO:ああ、そうなんだ。セリフが違うんだ。
☆Taku:違うのよ。それを今日、さっきこの番組が始まる前に……「3周目は吹き替えで見よう」と思って吹き替えで見始めて。「ああ、言っちゃってるんだ」みたいな。
TJO:はいはい。俺もね、1回目は字幕で見て、2回目は吹き替えで見るっていうルーティーンがあるから。それもわかる。見ちゃうよね。
☆Taku:『ワンダヴィジョン』っていろいろと謎が多いからさ。いろんな、英語版で見た後とか……英語で見ると英語ならではのヒントがあったり。吹き替えでは吹き替えのヒントがあったりっていう。
TJO:そうだよね。
☆Taku:で、今回はさ、毎回、ワンダのその世界がドラマ仕立てになってるんだけど。その説明でいいのかな?
TJO:要はアメリカのコメディドラマ、シットコムの方式とそのミステリアスなストーリーがリンクしてる作品ということだよね。
☆Taku:そう。そのドラマのパロディーがあって。
TJO:毎話毎話、年代も変わって。昔ながらのシットコムのオマージュが見れるっていう。それもこの作品の楽しみなんだよね。
☆Taku:そう。1話はわかんないけど、2話は『奥さまは魔女』で。
TJO:あ、その1話の白黒の時さ、あれって俺、後からメイキングを見てびっくりしたんだけど。実際に笑い声、あれはお客さんを入れて撮影してたらしいのよ。
☆Taku:俺さ、そのシーンだけは見たんだけど……どこでメイキングって見られるの?
TJO:ちょっと探して後でリンクを貼るね。
☆Taku:教えて、教えて。俺、その考察ビデオでメイキングのワンシーンみたいなのが出ててさ。で、タイトルが『公開放送』っていう風になっていたんだよね。で、リアルに公開放送にしてたっていうことだよね。
TJO:そう。実際にお客さんを入れて撮影してた。だから本当にその時代、その時代のシットコムにしっかり裏付けのあるオマージュを捧げていて。そのこだわりもすごいなって話だよね。
☆Taku:最初のその笑い声とか本当にお客さんがいて作っていたってことだよね? ということで、歴史的にもそうなんだろうね。で、2話が『奥様は魔女』。3話が『ゆかいなブレディー家(The Brady Bunch)』。4話はオマージュはなくて。
TJO:そう。4話は外の世界からを描く話だったから。4話はオープニングがなくて。で、5話が……。
☆Taku:5話が『ファミリータイズ』と『フルハウス』。
☆Taku:で、今回の6話では……もうジョンさん、僕が大好きなドラマ『Malcolm in the Middle』を。日本語タイトルは『天才少年 マルコム奮闘記』っていう作品なんだけども。俺、これがすごい好きで。どういうドラマか?っていうと、IQが160以上あるめちゃくちゃ頭のいいマルコムくんが小学生が中学生ぐらいなんだけど。そこで小学校だったりとか、また家族がむちゃくちゃなんだけど。そんな家族が出てくるハチャメチャコメディで。結構、これは『デッドプール』とかと近いんだけど。本人がそのナレーションでカメラにしゃべりかけるの。
TJO:視聴者に対して。第4の壁を越えてくるっていうやつね。
☆Taku:そうそう。あと、回想シーンとかもなんかすごい凝っていて。今回の『ワンダヴィジョン』もそのへんをパクっていて。オープニングも超、フォントも相変わらずパクっているし。あと、シチュエーションもそっくりでめちゃくちゃ嬉しかったんだけど。
ちなみにこの『Malcolm in the Middle』ってさ、あれなんだよ。みんなが大好き、『ブレイキング・バッド』の俳優さん。ブライアン・クランストンが出てるコメディで。カルトのファンからすると、「『ブレイキング・バッド』のハイゼンベルグ、ウォルター・ホワイトはマルコムだ」っていうぐらい、カルト的なファンが多くて。
で、『Malcolm in the Middle』の監督が『ブレイキング・バッド』のシーズン3から参加していて、とか。ちょっとこれは『Malcolm in the Middle』の話なんだけども。まあまあ、とにかく僕が大好きなドラマで。それをめちゃくちゃオープニングも本編もパクっているっていう。特に前半ね。そうなんですよ。そこで、もう最初のオープニングを見た時に俺は「イエーッ!」って声を出しちゃったもん。
TJO:すごいね(笑)。
☆Taku:で、日本だとFOXでやっていたんだよね。アメリカでもFOXなんだけども。そこでいろいろと今回、気づいたんだけど。オープニングでいろんなキャストが出てくるじゃん? だけどこれ、『Malcolm in the Middle』をパクっているからかもしれないんだけども。厳選されてるじゃない? 出てくる人が。オープニングに出てくる俳優さんがワンダとヴィジョンと息子たちと。
TJO:お隣りのアグネスと。
☆Taku:そう。あとクイックシルバーで。アグネスが入ってるのって、やっぱりアグネスは重要なキャラクターだからなのかな?
TJO:ということなのかね? すごい気になるよね。あの紹介の仕方がね。
☆Taku:アグネスだけ出てくるんだもんね。なんかハーブとか、そういう人が出てきてもいいのに。だからそこはちょっと意味深なのと、あともう1回意味深なのはさ、ピエトロの紹介が「Pietro Maximoff As Himself」っていう風に出ていて。これも……要は「As Himself」ってなんて言えばいいんだろうね?
TJO:たとえばゲスト俳優さんが出演した時に、それが役名とかじゃなくて、その人のままで出るみたいなね。
☆Taku:ああ「(本人)」みたいな?
TJO:そうそう。だから、いい例え、あるかな?
☆Taku:わかんないけども。例えば加山雄三さんがドラマに出てきた時に「加山雄三(本人)」みたいな?
TJO:そういう感じ(笑)。
☆Taku:それで相変わらずオープニングが出るたびに僕、歌詞をチェックするんですけど。メモってるんですけども。「Don’t try to fight the chaos Don’t question what you’ve done The game can try to play us Don’t let it stop the fun」って。これ、要は「カオスと戦おうとするな 自分がやったことに質問をするな ゲームは私たちをおちょくってくるかもしれないけど、楽しみを終わらせちゃいけない」っていう。この歌詞を聞いてジョンさん、どう感じます?
TJO:これもすごい意味深だね。
☆Taku:これ、ワンダの心境かな?
TJO:そんな感じ、するよね。
☆Taku:そんな気がしたんだけども。
☆Taku:じゃあ、オープニングの話はそのへんにしておいて。でも、オープニングの話をしたから……俺、超『Malcolm in the Middle』が好きで。『Malcolm in the Middle』のオープニング曲があるから。それをちょこっと聞いてもいいかな?
TJO:ぜひ!
☆Taku:じゃあ、『Malcolm in the Middle』のオープニングソングなんですけど。これ、They Might Be Giantsというバンドの「Boss of me」。聞いてください。
TJO:曲調、似てるね。90年代っぽい感じ。
☆Taku:でさ、俺は調べたんだけども。ずっとさ、50年代、60年代、70年代、80年代って来ていたじゃん? で、この『Malcolm in the Middle』っていつやっていたんだっけ?って調べたら、2000年から放送されたらしいんだよね。
TJO:らしいね。主演の人のフィルモグラフィーを見たら、2000年っていう。あれ、90年代じゃないんだよね。
☆Taku:そう。だから次は90年代だと思っていたら、2000年代に行ったね。
TJO:全部で9話あるから、あと3話でしょう? もうドラマ風に描くのはやらないのかな? それは寂しいね。
☆Taku:そうだね。俺は次はもうリアリティーショーと見ているんだけど。
TJO:ああ、なるほどね。2010年代的なね。ええと、さっそくコメントをもらっています。「集中したくて字幕、もしくは吹き替えです」ということで。どちらかにして見るっていうことかな? あと次の方。「カメオ出演」って書いてある。ピエトロのことかな?
☆Taku:ピエトロがカメオ出演的なことっていうのかな? スペシャルゲストみたいな。
TJO:だから「As Himself」っていうね。ピエトロはピエトロのままの役で出ているっていうニュアンスね。
☆Taku:これ、ダブルミーニングありそうじゃない? だってさ、思いっきり『エイジ・オブ・ウルトロン』のピエトロを出した後、この『X-Men』のピエトロを……。
TJO:エヴァン・ピーターズ。『X-Men』の時にピエトロ役をやっていたエヴァン・ピーターズ。
☆Taku:そういうことだよね。それを強調してるしね。
TJO:そうだね。
☆Taku:それで、今回はストーリーがハロウィーンです。で、みんな仮装してるけどさ。ワンダとヴィジョンの格好って、あれはなんの格好なの?
TJO:そう! あれは……本当にテンションが上がったんだけども。あれって原作コミックの本来のコスチュームなんだよね。彼ら、彼女らってあの格好でずっと漫画でやっていて。で、映画でさ、スカーレット・ウィッチ、ワンダが出ますとか、ヴィジョンが出ますってなった時に、衣装がどうなるか?って思ったらしっかりモダン化させて、現代風にしっかりかっこよく服装を変えていたじゃない?
☆Taku:マーベルあるあるというか。
TJO:スーパーヒーローあるあるで。『X-Men』の時もそうなんだけども。黄色いジャージみたいなスーツを着て、ウルヴァリンとか90年代に戦っていたけども。やっぱり映画版はスラッとした黒いボディスーツだったりとかして。ちゃんと映画版に合わせてかっこよくなるものなんだけども。今回はそのコミック版にオマージュを捧げていて。それがすごい嬉しかった。
☆Taku:なるほど。そのダサいコスチュームが?
TJO:そうそう。ドラマの中でも「ダサい」って揶揄されていたけども。
☆Taku:ピエトロが「ダサい」って言うよね(笑)。ちなみに『Malcolm in the Middle』ネタになるんだけど。ピエトロの役はマルコムのお兄ちゃんの役とすごい格好が似ているのね。で、お兄ちゃんってトラブルメーカーなの。
TJO:なるほど。まんまじゃん(笑)。
☆Taku:弟たちにいろんな悪いことを教えてあげるお兄ちゃんなんだけど。その設定とすごい似てて。そのヴィジョンのコスチュームとか、そういうのを全部「ダサい」って言っている時に昔の2人のハロウィーンの話をするじゃん?
TJO:ああ、していたね。子供の時のって。
☆Taku:あそこで2人の記憶が……「それぞれの記憶が違うんだよ」みたいに言っているところ。あれが意味深だったなって思って。
TJO:あれは気になったね。あと、それで言うとワンダとヴィジョンの子供のトミーとビリーもハロウィーンの格好をするじゃない? あれも実はコミックにオマージュを捧げていて。原作だとワンダとヴィジョンの子供はウィッカンっていう魔法使いとスピードっていうめちゃくちゃ速く動けるキャラクターなの。要はワンダとクイックシルバーの血を引いている存在なんだけど。要は息子、ビリーの魔法使いの格好とか、後でグーグルとかでチェックしてみるとわかるんだけど。本当にあのまんま、オマージュを捧げている格好で最高だし。あと、ピエトロが弟のトミーを連れてハロウィーンのコスチュームに着替えるじゃない? あれも、クイックシルバーも漫画の時と同じ格好をしていて。弟も然りで。それで髪の毛が音速で走った勢いでハネているでしょう?
☆Taku:ああ、両サイドがハネているね。
TJO:原作もあの髪型なのよ。
☆Taku:そうなんだ!
TJO:全部のキャラクターがちゃんと原作にオマージュを捧げていて。そこがすごい上がったな。
☆Taku:なるほどね!
☆Taku:まあ、そんな感じでそういうオマージュがありつつ、ヴィジョンさんはハロウィーンのコスチューム……コミック版のヴィジョンの格好した彼は「僕はハロウィーンのトリック・オア・トリートはしないよ。見回りをする」っていう風に言い出すのね。で、日本語吹き替えの方であったんだけど。ワンダが「それだと筋書きが」って言うんだよね。英語だとそれ、言ってなかったんだよね。「予定ではない」みたいなことを言っているんだけども、日本語だと「それだと筋書きが」みたいな風に言っていて。
TJO:そうなんだ。それは気になる。
☆Taku:意味深ですよね。
TJO:それはやっぱり、ドラマの中であることがわかっているような言い方だよね。
☆Taku:そう。だからワンダがどれぐらいわかっているのかな?
TJO:僕は基本的なことは知ってるし、コントロールしているけど。その元々のところで誘った人。あの世界に入れた人っていうのは別の人だと思っている。それが今回の悪役だと思っている。黒幕だと思っている。彼女が知っているのはそこまで。全部は知らないっていう感じだと思っている。
☆Taku:なんとなくはわかっているけど、全部はわかっていないっていう感じが結構、今回のエピソードで出ているよね。
TJO:今までのドラマの中でも「なんでこうなったか、わからない。なんでこの世界に入ったか、わからない」みたいなことを言ってるし。あと、面白いのは前回のエンディングの方で、「街の中にいる人たちも全部コントロールしているんだろう?」っていう風に言われた時に「そんなこと、全部はできないよ」って言っていて。でも実際に今回がそうだったよね。
☆Taku:そこなんだよね。でもさ、そう言っていた時。前回のワンダはさ、本当っぽいようにも聞こえるんだよね。だって「全部できないわ」じゃなくて「この人の歯医者さんのアポイントメントとか、そういったことまで私が全部コントロールできると思っているの?」っていうセリフを言うじゃん? だから、そこまでコントロールしなきゃいけないっていうコンセプトはわかっているけど、そこまでできると思ってるの?って言い方って、「私、そこまではできないよ」っていう意味もあるような気がするんだよね。そこらへんが謎だよね。
TJO:だから彼女が願望としてある、本来だったら亡くなってしまったヴィジョンとの幸せな暮らしを守りたい。その範疇の中では彼女は自在に魔法もコントロールできるし、あの世界もコントロールできると思ってるのね。
☆Taku:ということかな? じゃあ、1曲、かけましょう。
(中略)
☆Taku:さて、今日は『ワンダヴィジョン』の第6話について話していくんですけれども。ちょっと、その後の外のシーンなんだけども、その前に「トリック・オア・トリート」のドラマの中のドラマの話に行きたいんですけ。まずさ、ワンダがある程度はわかっているんだけど、わかってないところがあるっていう中で、ジョンはワンダを誰か巻き込んだっていう風に思ってるんだよね?
TJO:はい。
☆Taku:それはジョンは今現在、その黒幕って誰だと思っていますか?
TJO:メフィストという悪魔だと思いますね。
☆Taku:メフィストってなんなの?
TJO:メフィストというのはマーベルに出てくる……本当にそのまま、悪魔。デーモンのキャラクターで。実際に漫画でも、トミーとビリーっていう子供たちがいるでしょう? あれもメフィストが操って。だって本来、ヴィジョンでロボットじゃない? シンセゾイド。だから、本当だったら子供なんてできるわけがないじゃない? なんだけども、それをメフィストと契約をすることでできた子供っていう設定なの。原作だとね。
☆Taku:じゃあ、もうそれを知ってると、なおかつドラマでやっぱりワンダはコントロールされてるんじゃないか?っていう風に……上がるね!
TJO:で、さっきも話したんだけども、その子たちって大きくなるとウィッカンとスピードっていうヒーローになるんだけども。1回、この原作の話ではその子供たちって消滅しちゃうの。それでスカーレット・ウィッチはショックで暴走して能力を発揮しちゃって。『ハウス・オブ・M』っていうまたマーベル史上に残る結構有名なエピソードがあるんだけども。世界が変わっちゃう。大きい範囲で現実改変が起こっちゃうっていう。
☆Taku:でも現実改変って今回のヘックスの中もまさにそうだよね。
TJO:そうなの。だからそれもドラマの中で拾っているから。全部がリンクしているのかな?って思うのと。あともうひとつ、今回の『ワンダヴィジョン』ってそのまま『ドクター・ストレンジ2』に繋がるって言われているのね。映画で。
☆Taku:『ドクターストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』。「マルチバース」っていうのは……。
TJO:いろんな世界線があるっていうことだね。で、そこに続くと言われているから、となると『ワンダヴィジョン』で出てきた、たぶんラスボスが倒せずに、そのまま『ドクター・ストレンジ2』に行くとすると……その悪役はメフィストなのかな? なぜならばフィストも現実改変ができる悪役なの。で、もうひとつ、その先には『スパイダーマン3』っていう作品があるじゃない? で、『スパイダーマン3』ってメンター役……要は『スパイダーマン:ホームカミング』の時はアイアンマンが師匠みたいな立ち位置で出てきたでしょう? それで『ファー・フロム・ホーム』っていうのがあって、今度『スパイダーマン3』をやります。で、その時にドクター・ストレンジがメンター役として登場するって言われていて。
☆Taku:これは噂ですか?
TJO:噂話。でも、登場するっていう話は結構現実味があって。そのもうひとつ、別の話で今度は噂話として、今までやってた別の『スパイダーマン』の俳優が出てくるんじゃないか?っていう。ということは、この3作品が全部繋がると考えると、『ワンダヴィジョン』はそのマルチバースのスタートの作品として重要なんじゃないかなって思うんだよね。
☆Taku:要はパラレル世界が始まるっていうことだよね?
TJO:そうなんだよ。パラレル世界が始まる。
☆Taku:でね、そのメフィストって言っていたじゃん? それを匂わせるセリフをピエトロが言ってるんですよ。
TJO:それ、俺も言われて「あっ!」と思った。
☆Taku:これ、ハロウィーンだからって普通に言うようなセリフにも聞こえるんだけども。ピエトロが「Unleash hell, demon spawn!」って言うんだけども。「地獄を開放せよ、悪魔を召喚」っていう……これはもう、メフィストへの匂わせっていう風にしか、俺的には思えないんだよね。
TJO:これ、十分にありえるよね。
☆Taku:今のジョンの話を聞いていたら、さらにそういう風に思ってきたわ。
TJO:あるよね。もう完全に悪魔を登場させてるじゃん、みたいな。
☆Taku:ここで初めて、ワンダが俺ら視聴者の疑問に……「あなた、なんで顔が違うの?」って聞くのにさ。この今回のエピソードってそういうのが多いんだけど。まあ、いつもそうなんだけども。すごい大事な質問とか、大事な答えが出そうなところでさ、なんか絶対にごまかされるんだよね。
TJO:そうだね。言わないね。
☆Taku:なんか本当、この焦らし方がムカついて来ているんだけども(笑)。
TJO:ちょっといいですか? リスナーさんからのコメントです。「ワンダが操られていると思います」っていう意見があって。もうひとつ、さっきの方。大丈夫かな? 「まだ3話までしか見ていないのですが、周りのみんなが気になる」っていう風に言っていて。「大丈夫ですか、この話を聞いていて?」って思うんですけども(笑)。早く追いついてください。
☆Taku:本当ですね。僕も気になる(笑)。
TJO:でも、☆Takuさんが言う通り、話が噛み合ってない部分が多くて。特にあの子供の時の記憶とか、過去の話を実の弟のピエトロに振ると、なんか噛み合ってるようで噛み合っていないニュアンスでしょう。あれって、どれも。
☆Taku:1回、ワンダが試すじゃん。「私たちが孤児院で育てられていた時の友達の名前は?」とか。で、そこもピエトロ、答えないもんね。ということはイコール、ピエトロはやっぱり違う次元のピエトロ説っていうのがどんどん上がってくるよね。
TJO:上がってくるし。あとはやっぱりもしかしたら……僕、思ったんだけど。メフィストがピエトロに化けてそこに近づいてきてるんじゃないかな、みたいな。
☆Taku:ああー、なるほどね!
TJO:そうすると、なにが辻褄が合うかっていうと、ちょっとドラマの後半の話になっちゃうんだけども。ヴィジョンが結界の外に出ようとして、死にかけるじゃない? で、その時に時に息子が超能力でそれに気づいて。「お父さんが大変だから、お母さん、助けてあげて!」って言うじゃん。その時にピエトロが横から「いいじゃん。1回、死んでるんだから」って言ったでしょう? だから、知ってるんだよ。
☆Taku:知っているんだよね。ピエトロが死んだことを。でも、知り得るくはずはないもんね。
TJO:本当だったらね。
☆Taku:ピエトロって死んでいるはずだから、知らないはずだよね。
TJO:あと、メフィストって悪魔のキャラクターだから、人の命とか魂をもて遊ぶのが大好きだっていう話なのよ。だからなんか、命に対してすごく軽い意見を飛ばせるところも含めてメフィストっぽいなっていう気はした。
☆Taku:ああー。俺、もう結構今回のエピソードの重大テーマは、それこそさっきも言っている人がいた「ワンダは操られてると思います」っていう。それでワンダがどれぐらい……本当に全部をコントロールしてるのか、していないのか?っていうのは重要なところなんだけど。それに繋がるのがご近所さんのハーブが今回、見回りをしていて。子供たちに問題がないか、街が変にならないか、見回り組をやってるけどさ。ここでも「Do you want something to change?(なにか変えてほしい?)」っていう風に。
要はあれを知った時。ヴィジョンが見回り組をしていないって知った時に「ここ、カットやり直すか?」みたいなニュアンスで。アグネスと同じような言い回しで「やり直すか?」っていう風に言ってるんだよね。そこはなんか、その筋書きっていうのが、ワンダの中の求めてる筋書きがあって。そこをやり直す力があるっていうのがわかるのかな?っていう中で……あともうひとつ、メフィスト繋がりなんだけど。外のシーンでさ、ソードの長官のヘイワード。やたらとワンダを始末したがっていない?
TJO:そうなんだよね。やたら攻撃的。必要以上にね。
☆Taku:あと、さらに怪しいなっていうフラグが立ち上がるんだけど。「あれに降伏するのか!」みたいに。超パフォーマンスみたいに、みんなに聞こえるように。普通にしゃべっていればいいじゃない? そういう時って。あと、面白かったのは指パッチン差別ね(笑)。指パッチンで消えた組と残った組の間でなんかそういう、アイデンティティ戦争というか。なんかそこ、考えさせられるなって思ったんだけど。
TJO:ちゃんとその『エンドゲーム』での話が生きているのがフェーズ4。今回の話の一番面白いところだよね。
☆Taku:そうなんだよね。さらにヘイワードが怪しいのが、モニカだけ追い出されるっていうならわかるんだよ。だけど、エージェント・ウーとダーシーも外されるじゃん? それでダーシーって、イヤミを言っただけなんだよ。で、ウーも「もうちょっと建設的に話しましょう」って言っただけで。それで追い出すのってさ、明らかに「こいつらは邪魔だ。この3人は邪魔だ」っていうところで。そこで、なんかやたらとそうやって外すそうとしているヘイワードっていうのは何者なの?
TJO:そこは俺も気になる。
☆Taku:ジョンはどう推測する?
TJO:あ、ちょっと待って。1個、コメントが来てるんでいいですか? THE RIVERのリンクの引用で「トム・ホランドは『次回作には他のスパイダーマンは出ない』って言ってます」という風に書いていますね。
☆Taku:俺、トム・ホランドの言うことは信用できないから(笑)。
TJO:そうだね(笑)。トム・ホランドは昔からこっそりネタバレをしちゃって。彼だけ本当のことを教えてもらえないキャラになっているっていう、そういうのがジョークも含めてあるんだけども。でもね、実際にそうなの。スパイダーマンは出ないっていう風に今のところは言っているんだけども。ただ1個、気になるのは『スパイダーマン』の過去のシリーズに出てきた悪役はもう登場が決定しているのね。ということはやっぱり、マルチバースが関係あるのかな?っていうところで僕はスパイダーマンは出る、出ないに関わらず読んでいますっていうところですね(笑)。
☆Taku:俺はトム・ホランドが嘘の台本を渡されてる説に5000点(笑)。
TJO:あるね、それも(笑)。
☆Taku:あと、言わされている説。
TJO:それもあるね。でも、どっちにしろ前回の5話でピエトロがFOXの『X-Men』でクイックシルバーをやってた人が出てきた時点で、一気にマルチバースの輪が広がるっていうところで僕は確実にわくわくしましたっていう。
☆Taku:しますねー。で、私がちょうどヘイワードの質問をしたらジョンさんが話をそらしたということは、これは何かを隠してるんですか?(笑)。
TJO:アハハハハハハハハッ! ありえるかもしれない(笑)。でもヘイワード、怪しい描写もあったね。今回は多かったよね。
☆Taku:今回、すごいわかりやすく多かったよね。だから、もしメフィストがいると仮定しましょう。俺、ワンダはワンダでメフィストと契約してて。ヘイワードも「地球を守るため」っていう彼なりの正義のもと、メフィストと契約してるんじゃないかな?って。
TJO:ああ、だから「君がいなかった5年間、めっちゃ大変だったよ」みたいなことをモニカに言っていたりするのか。
☆Taku:そうそう。そこそこ! そうなの。あと、だってそもそもヴィジョンの死体がバラバラだったっていうシーンがあったじゃん? 3、4年前に死んだヴィジョンをバラバラにして、なんかしているっていうのは……あと、いくらワンダがスーパーパワーを持っているとはいえ、忍び込んでヴィジョンを盗めるのってさ、ソードのセキュリティーがどうなってるの?っていう話じゃん。あれ、簡単すぎない?っていうところが今、気になったところなんですけど。ちょっとまた番組の後半に話をしたいなと思うんですけども。またちょっと1曲かけてから、スーパーボウルのハーフタイムショーの話をしましょう。
(中略)
☆Taku:はい。『ワンダヴィジョン』、ここから後半ですね。今回、CMわかった?
TJO:わからないです。Yo-Magicはわかんない。なんだろう、あれ?
☆Taku:でも、「餓死する」っていうのはテーマなんじゃないの?
TJO:そういうこと? なんだろうね?
☆Taku:「ソコヴィアのひもじさ」っていうことなんじゃないの? ソコヴィア時代の。でもYo-Magicは本当に謎だよね。
TJO:要はマジック……魔法が使えなくて、やがて死んでいくみたいなこと?
☆Taku:結局あのヨーグルトを開けられずに餓死しちゃう。あれってどういう意味?っていう。でも、最後に「Yo-Magic The snack for survivors.」っていう……「生存者のためのスナック、Yo-Magicだよ」っていう。「生き残るにはマジックが必要」っていうこと?
TJO:そうすると「魔法が仕える人だけがルールしている世界だよ」っていうニュアンスで。ワンダとアガサ・ハークネスとメフィストが強い、ルールしている結界だよっていうことかな? わからないけども。
☆Taku:ああー、そこでつなげるとさ、さっきも話していたけども。トミーがピエトロと同じ力を持った時にさ、トミーがマジックを手に入れました。で、ワンダが「ゆっくりでいいのよ」っていう風に言うじゃん? これってワンダはその自分の息子たちにそういうマジックが宿ることをわかっていたってことだよね? だって普通、驚くじゃん?
TJO:そうだね。
☆Taku:成長するところでは驚いていたけどさ。「うわっ、大きくなったよ!」って驚いていたけどもさ。スピードが速くなった時には今回、全然驚かなかったのよ。ということは、もうここのタイミングのワンダはやっぱりそのへんがわかっているんじゃないの?っていう。それで、ビリーも「感じたの、ママ!」って言った時に「思い出して!」っていう風に言っているということは、その2人のマジックがなんなのかもわかっているんじゃないかって思ったんだよね。まあ、憶測だけども。でも本当に今回の……そう。他にもほら、アグネスの話もあるし。あとモニカの話もあるんだけども。まあ、ワンダの話をするとワンダが支離滅裂なんだよね。
TJO:そうだね。
☆Taku:たとえばピエトロとの会話で後半の方に「アクセント、どうなったのよ?」ってピエトロに聞いたりとか。あと、「俺は鉄砲で撃たれたと思ったら、君の声が聞こえてさ」みたいな。だからここ、ワンダはわからないっぽい顔をしているし。でも一方で、さっきも言っていた「ゆっくりでいいのよ」みたいな。そのトミーに対しての説明だったりとか。あと、ピエトロとの会話でさ、「子供たち、どうやってこんなに集めたんだよ?」って言われて。それで「えっ、やってないわ!」みたいな感じでびっくりして反応するんだけど。
そこで、ワンダが「悪いことしてないと思う?」っていう質問をピエトロにしたら、ピエトロは「いや、これ最高だよ!」って言うんだけども。なんか、自分が意図して……自分がコントロールできる自分とそうでないのと。だから「光のワンダ」がいるのかな?っていう。そういう、ちょっと二重人格っぽい要素が結構見えるんだよな。それで「えっ、子供? 私、やってないよ」みたいなのとか。で、その後にでも、ゾンビのピエトロが出てきた後、ピエトロが「大丈夫か?」って言ったら「大丈夫」って言って。そこでちょっと別人みたいになるんだよね。
TJO:そうだね。
☆Taku:だからちょっと、コントロールをできてる時と、イノセント……純粋なワンダ、いいワンダと悪いワンダがいるみたいな。
TJO:でも、一貫してるのはやっぱり「ヴィジョンを守る」。それから「今の生活を守る」っていうことはすごく一貫してるよね。
☆Taku:それはたしかだよね。
TJO:「そのためだったら……」みたいな。
☆Taku:これはワンダも言っているんだけども。いろんなためらいもありつつ、でも「どうやってこの世界を作ったか、わかんない」って言っているんだけども。でも「虚無の中にいた」って言っていて。だから「自分自身、どうやってそういう風にその状況を作ったか、わからないけども。でも、この状況を私は守らなきゃいけないの」みたいな、そんな場面だけどね。
TJO:そうだね。
☆Taku:で、モニカ・ランボー。ジョンさんも言ってるフォトン説。モニカは今回、ダーシーがいろいろとハッキングして。モニカの健康状態のことが発覚しましたね。で、俺はひとつ、わからなかったのがさ、ダーシーが「あなたはすでに2回、境界線を超えてるじゃない?」って言ってるんだけども。これはどういう意味?
TJO:俺も「あの世界には1回しか入ってないじゃん」って思ったの。でも、要は1回、境界を越えて入って、もう1回、出された時に境界を越えた。だから境界を2回、通ってるっていう……。
☆Taku:そういうことか!
TJO:だからあの境界線を入る時に1回、出る時に1回。合わせて2回、みたいな。
☆Taku:それ、納得!
TJO:それで要は洋服とか身につけているものだけじゃなくて、人間の何かも変わっているっていう。で、モニカが分子レベルで何かが変わるということは、モニカって原作でも彼女もヒーローになるから。もしかしたら、モニカもヒーローになるかも?っていう、その布石かな、みたいな。
☆Taku:あともうひとつ。モニカが連絡してる人は誰なの?
TJO:僕はちょうど☆Takuさん、先週の番組の後のクラブハウスでも話してたけど。僕が期待したいのは、ファンタスティック・フォーの主役、リチャード博士。
☆Taku:今回、「The Guy」って言ったんだよね。初めて性別的なことを言っていて。だから俺がまだ諦めきれていないのは、スクラル人のほら、『キャプテン・マーベル』で出てきた女の子。あの子が科学者になったんじゃないのか?っていう。だけど、あのお父さんが科学者だったじゃない? で、そのまま成長をして、地球人に化けているんじゃないのかな?って。で、彼女が化けてるのは男に化けてるのかなって。
TJO:なるほど。スクラル人ね。
☆Taku:あのタメぐらいの女の子。なんでかっていうと、『スパイダーマン』でもいろんなスクラル人が協力するっていう……。
TJO:あのタロスの娘ね。
☆Taku:でも、モニカも「私は何度も検査されてるから」って言ってるけどさ。この物語ではさ、1回しか検査されてないじゃん? その指パッチンから戻った時に検査されたってことなのかな? 「もう1回、検査されたわよ!」みたいな?
TJO:俺もそっちだと思う。
☆Taku:そこがね、謎なんだよね。
TJO:そうだ。さっきのCMの話で行くと、「面白い説を見つけました」っていうことでTwitterのリンクをもらったんだけども。「CMのネタって実はインフィニティストーンの比喩なんじゃないか?」っていう噂があって。
☆Taku:どういうこと?
TJO:1個目のトースター、炎。パワーストーン。2個目。時計。タイムストーン。3個目、キューブソープ。スペースストーン。4個目。この間の赤い液体。リアリティストーン。それで今回、ドクロっていうことは、『インフィニティ・ウォー』に出てきた惑星ヴォーミアの石の番人。あれがドクロ、レッド・スカル。だからソウルストーンなんじゃないか?っていう、そういう説があるんだって。
☆Taku:ああー。まあね。そうか。スペースストーン説か。スペースストーン、あったしな。俺、スペースストーンじゃなく、ワンダが超能力で使っていた積み木説っていうのもあるんだけども。
TJO:ああ、初めて登場してきた時に触っていた……。
☆Taku:『マイティ・ソー』かなんかのポストクレジットで出てくるじゃない? なんかの後のやつでワンダとピエトロが。その時にやってた、ストラッカーの下にいた時に持っていた四角のやつなんじゃないかな?っていう風になると、でもそのインフィニティストーン説はなくなっちゃうんだけど。でも、インフィニティストーンで繋がってほしいね。そういえば、ドクロといえばさ、1人、本物のドクロがいたのよ。
TJO:どういうこと? あ、いたね!
☆Taku:ドクロっていうか、ゾンビ? 普通にさ、ハロウィーンだからあんまり気づかないと思うんだけどさ。なんかヴィジョンが外の方に行くとさ、子供が「トリック・オア・トリート」ってしている時に1人は普通の子供なんだけどさ。もう1人が超スーパー特殊メイクのゾンビなんだよね。
TJO:そうだね。ただの骨だったね。あれ、なんだ?
☆Taku:あれは……死人でしょう?
TJO:死んだ人まで動かしたってこと?
☆Taku:餓死した人がいるのよ!
TJO:ああ、そういうこと?
☆Taku:死んだ人を掘り起こしたか、あの中で餓死をさせちゃった説?
TJO:ああ、閉じ込めたまま、餓死させてしまって。それで動かないから、みたいな? 本当?
☆Taku:だってピエトロが「人道的にさ、家族もみんな同じような家族にしているし。子供たちもこういう特別なホリデースペシャルで子供たちを出しているんでしょう?」って言っているけどさ。その待機をした時に1人、死なせちゃってるんじゃない、みたいな。
TJO:たしかに。
☆Taku:わかんないけどね。それと、そのYo-Magicに繋がるのかなと思ったりとか。
TJO:そこがリンクしてるっていうことだ。
☆Taku:だって必要なくない? あそこでゾンビっていうか、死んだ子供を出しているの。あれ、気持ち悪かった。怖かったわ。
TJO:あのシーンはすごい、あれだったね。
☆Taku:それで結構、重要になってくるんだけどさ。アグネス。どんなシーンだったか、覚えている?
TJO:車の中で止まっていて。「広場に行きたかったけど広場の場所がわからなくて迷子になっちゃった」って言っていて。それで「あなた、ヴィジョンよね」って言って。
☆Taku:びっくりするじゃん。アグネスさ、ヴィジョンが生きてることを知らないっていう。まず、ヴィジョンびっくりした時にさ、「あなたは死んだ! 死んだ! 死んだ!」って……なんか超魔女みたいな。魔女裁判とか。なんかそういうようなセリフなんだけど。それで「誰も出られない。ワンダが出させてくれない」って言って。それで「All is lost.(全て失われた)」って言った後で狂気的に笑い出すじゃない? アグネス、コントロールされてると思う?
TJO:俺はされていると思ってたけど、違うのかな。あれは。
☆Taku:俺ね、騙す必要、その動機までちょっと掘り下げられてないんだけど。俺、アグネスはなんか、ちょっと演技してるんじゃないかなって思ったんだよね。
TJO:操られても?
☆Taku:操られてるテイっていうか。だからヴィジョンに目を覚まさせられるようなシーンもあるけども。あれもノリで一緒に付き合ってやっているみたいな。
TJO:なるほどね。待っていたみたいなね。
☆Taku:だってなんでそこにアグネスがいるのよ? 普通、ワンダの近くにいない?
TJO:たしかに。……あっ、なるほど! わかった! あのさ、ヘイワードが監視していたでしょう? で、「外に出てくる」ってなんかヘイワードたち、わかっているような雰囲気だったでしょう。「何かが来る」って。
☆Taku:うん。ヴィブラニウムでずっと、だってそもそもヴィジョンを監視してるって言ってたからね。
TJO:そうそう。ヴィジョンがほしい。そのヴィジョンを外に出すためにアグネスが協力して、わざわざあそこの端っこまで行って。で、導きをして……っていう。だからアグネスとヘイワードはもしかしたら繋がってるのかもしれない、とかね。
☆Taku:うんうん。アグネスとヘイワード、そしてメフィストが繋がってる説。
TJO:ヴィジョンを外に出すための道筋だったのかな、みたいな。
☆Taku:もしくは……もう『エヴァンゲリオン』の冬月とゲンドウばりに行くと、あのヘックスをワンダに大きくさせたかったんじゃないのか?っていうね。
TJO:わざとね。
☆Taku:だけど、そうすると……そうだ。だってヘイワード、ヴィジョンを助けないじゃない? それもおかしくない? だって自分らの味方のはずじゃん。
TJO:そうだね。しかも、犯人はワンダだと思ってるはずだからね。そうだよね。
☆Taku:というか、ソードで唯一逃げられているのって、ヘイワードじゃん? 怪しいじゃん。まあ、連絡を取ってるけど。で、ヴィジョンを助けないじゃん? で、ヴィジョンの場所はわかっているじゃん。なんか、ヘックスを大きくしたがっているんじゃないかな?
TJO:でも結構車で一生懸命、逃げてたからな。だから、なんとも言えないなと思って。
☆Taku:そうなんだよね。そこ、わかんないよね。
TJO:ちなみに車で逃げてるシーンで思ったけど。やっぱり6角形の形してたね。
☆Taku:してたね。あとは、来週になってもわからないのか。ダーシーが中に入っちゃったから。ダーシーがなにかを見つけているんだよ。すごい大事なヘイワードの情報を。エージェント・ウーのところから調べていたけどだ。でも、これで中に入っちゃったから。ダーシー、何の役をやるの、みたいな。
TJO:たしかに。記憶も果たしてあるのか?っていう話だもんね。
☆Taku:とりあえずでも、嫌いな対象はサーカスと……。
TJO:あれ、イケてたね。ヘリコプターが気球になったり。ソードの隊員たちもピエロになったりしていて。超イケてたな。最高だったな。
☆Taku:うんうん。そうね。なんか、うん。どうなっていくんだろうね? 来週……もう本当、ますます読めなくなってきたっていうさ。あと、ピエトロが「2度死んだりしねえだろ」って言った時、ピエトロがそれを知ってるのもすごいんだけどさ。ワンダのあのブチギレ……まあ、弟はそう簡単には死なないよっていうのがわかっているんだろうけどさ。
TJO:あれはたぶん本当にブチギレてああいう風にしたんだろうね。「不謹慎なことを言うんじゃねえ!」って。
☆Taku:そうね。なんか、謎が……考察をすればするほど謎が深まるっていう。
TJO:ねえ。でもピエトロのああいう、命をあんまり大事にしない部分も含めて、なんか怪しいなっていう感じはするな。
☆Taku:まあ、自分の知っているピエトロじゃないっていうのもあるかもしれないね。そうか。でも、ジョンはピエトロがメフィスト説か。
TJO:可能性、あるんじゃないかな?
☆Taku:俺はね、まだドッティのいろんな可能性を捨てきれないんだよね。
TJO:ドッティ、出てこないね(笑)。
☆Taku:出てこなくなったね。でも、ドッティはメフィストではないと思うんだけどね。でも、わかんない。テストしていたじゃん? 「この街に溶け込めるかどうか」っていう。「あなたのいろんな噂は知ってるわよ」って。でもな、それもコントロールされちゃうんだよな。うーん。結局、街の全員コントロールしているのか、してないのかも……あのさ、頭の前回までのあらすじさ、ヴィジョンの同僚のノームが「彼女を止めてくれ!」って言っていたけどもさ。それって、ワンダのことなのか……。俺、アグネスの可能性もあるのかな?って。
TJO:たしかに。意味深すぎるね。
☆Taku:わかんねーなー!(笑)。
TJO:でも、すごいのは、たった30分で毎回毎回、じわじわと謎をちょっと明かして。でもまた次の謎を出してっていうさ、この話を進める上手さ、すごいなと思ってさ。
☆Taku:すごいね。
TJO:映画でさ、公開しちゃうと見た瞬間とその後で話をして終わりだけどさ。1週間、待たされるってこんなに楽しいんだなと思って(笑)。
☆Taku:でしょう?(笑)。
TJO:結構Netflixとかは一斉配信で一気に見ちゃうとか、あったじゃん?
☆Taku:ビンジウォッチングも楽しいんだけど、来週まで待つっていうのも楽しいんだよ。
TJO:そう。こんなに楽しいと思わなかった。いいよ。すごいいい。週イチ。最初は反対派だったけど、今はもう大賛成(笑)。『ザ・ボーイズ』の時から思っている。
☆Taku:そうね(笑)。来週は俺はリアリティーショーだと見た。あと、気になるのがヴィジョンがどれくらい記憶を覚えているか。だって外を知っちゃってるじゃん?
TJO:そうだね。それでどうやって話を膨らますかだよね。
☆Taku:ここでヴィジョンのその状態によって、ワンダの力がどれくらいあるのかってわかってくるよね。
TJO:そうだね。記憶を消しているか、消していないか。
☆Taku:もしくは、もうひとつの、他の力がどういう力を持ってるのかっていう。
TJO:いやー、話が尽きないです。
☆Taku:まあ、今回わかったのはヴィジョンをワンダはコントロールできない。それはもう、決定づけた。
TJO:間違いない。
Disney+「ワンダヴィジョン」
▶https://disneyplus.disney.co.jp/program/wandavision.html
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written by みやーんZZ
photo:「ワンダヴィジョン」(C)2020 Marvel