アメリカでヒップホップが売上No.1の音楽ジャンルに ストリーミングでは新譜より過去作品が聴かれる傾向


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音楽業界の様々なチャートを発表しているChart Dataによると、2023年にヒップホップはアメリカ国内でナンバーワンのジャンルとなり、アルバム相当枚数にして2億7727万枚を販売。これは市場の25.3%に当たることが1月10日付けで発表された。
R&B/hip-hop was the #1 genre in the US in 2023, with 277.27 million total album equivalents sold (25.3% of the market).
— chart data (@chartdata) January 10, 2024
1991年から音楽業界のセールスを調査しているLuminateが投稿しているイヤーエンドレポートによれば、ヒップホップの25.5%に続くのはロックの19.9%。そしてポップスの12%となっている。
Our 2023 Music Year-End Report is now live: https://t.co/HRBJ3WGkZa pic.twitter.com/iWeLOru82f
— Luminate (@luminate_data) January 10, 2024
スロースタートだった2023年
結果として1位になったとはいえ、ヒップホップにとって数字的に不安なスタートを切っていた2023年。10月の時点でヒップホップの売上が40%ダウンしている結果を受けて、メンフィスのベテランラッパーJuicy J(ジューシー・J)は「アーティストや裏方が一致団結する必要がある」とし、対話を求めていた。6月までにリリースされたヒップホップのアルバム、シングルともにBillboard 200、Hot 100で1位を獲得できなかったことを考えると、結果として1位になれたことが不思議にも思う。これは1993年以来30年ぶりのことだった。
7月に入り、アトランタのラッパーLatto(ラトー)がBTSのJung Kook(ジョングク)とコラボした「Seven」でようやくチャート1位にラッパーの名前が載ったことも記憶に新しいが、下半期の巻き返しにはDrake(ドレイク)やRod Wave(ロッド・ウェイブ)、Jack Harlow(ジャック・ハーロー)といった全米1位ラッパーに加えて、Ice Spice(アイス・スパイス)やSexyy Red(セクシー・レッド)らの作品の功績も大きいだろう。
ストリーミングで新曲は好まれない?
Luminateは、ストリーミングにおいてR&B/Hip Hopは11.3%の上昇を見せたが、リリースから18ヶ月以内の作品に関しては7.1%ダウンしたという結果も発表。フィジカルでのリリースが少ないこの時代に、ストリーミングですら比較的新しい曲が聴かれていないという事態に。
Spotifyでは2023年に最も聴かれたヒップホップシングルはDoja Cat(ドージャ・キャット)の「Paint The Town Red」でDave(デイブ) x Central Cee(セントラル・シー)の「Sprinter」がそれに続いている。また、アーティストではDrake、Kanye West(カニエ・ウエスト)、Eminem(エミネム)が最も聴かれたアーティストとなっているが、いずれも何枚ものアルバムをリリースしているベテラン勢。彼らもまた新曲より過去の作品が好まれている傾向にあるのだろう。
昨年50周年を迎えたヒップホップ。2024年はどんな1年となるのだろうか。





