SQUARE ENIX MUSIC公式チャンネルにはシリーズ毎のプレイリストや、さまざまなテーマに沿ったプレイリストやコンテンツが配信されていく。

近年海外で再評価される日本のレトロ音楽だが、ゲーム音楽はダンスミュージックの発展にも影響を与えたジャンルのひとつだ。

UKベースミュージックシーンの中心人物で人気レーベル「Hyperdub」を主宰するKode9が監修したコンピレーション作品『Diggin’ In The Carts』の発売など日本のレトロゲームミュージックは近年、和モノレアグルーヴと呼ばれるAORやシティーポップ、80sアンビエント、90sハウスなどとともに世界的に再評価される音楽ジャンルのひとつになっている。
<center><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/fwN_o_fi7xE" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></center> <module-adv></module-adv>
<h2>90年代のスクウェア名作ゲームのサントラ音源をリミックスした『The World is Square』&nbsp;</h2>

そんなゲームミュージックを元にした音楽アルバムで今、注目したいのが2月14日に発売される『The World is Square』という日本のゲームサントラリミックスアルバムだ。同作では日本のゲームメイカー、スクウェア（現スクウェア・エニックス）が90年代に発売した名作ゲームの『ファイナルファンタジー』シリーズのIV、VI、VIIや『クロノ・トリガー』、『聖剣伝説』のゲームサントラで使用された曲がチルアウトミュージック風にリミックスされている。&nbsp;

<h3>『聖剣伝説』、『ファイナルファンタジーVI』、『クロノ・トリガー』リミックスが公開中&nbsp;</h3>

その音源を手がけたのは有名なゲームミュージックリミキサーであるMustinで、現在、bandcampでは『聖剣伝説』からの「Fear of the Heavens 」と『ファイナルファンタジーVI』からの「Lonely Girl (Terra)」の2曲が先行公開されているほか、海外サイトのgamesradarでは、『クロノ・トリガー』からの「From the Bottom (Depths of the Night)」が一部公開されている。
<center><iframe style="border: 0; width: 100%; height: 120px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=1749360426/size=large/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/tracklist=false/artwork=small/transparent=true/" seamless=""><a href="http://mustinenterprises.bandcamp.com/album/the-world-is-square">The World is Square by Mustin</a></iframe></center> <module-adv></module-adv>
なお、『クロノ・トリガー』のオリジナルサントラは日本の光田康典が手がけているが、このリミックスバージョンでは、原曲のメランコリックなムードを踏襲しつつ、ラウンジスタイルのメロウなジャズにリミックスされている。
<center><iframe loading="lazy" src="//content.jwplatform.com/players/mSktBGAJ-96GpIwdA.html" width="320" height="260" frameborder="0" scrolling="auto"></iframe></center><center> </center>

近年、海外での再評価が著しい日本の音楽。和モノレアグルーヴなどに興味を持っている人は次はこのジャンルを改めてチェックし直してみてはいかがだろうか?&nbsp;

written by Jun Fukunaga
source:
<a href="https://www.gamesradar.com/listen-to-an-exclusive-chrono-trigger-song-preview-from-this-90s-square-chillout-music-album/">https://www.gamesradar.com/listen-to-an-exclusive-chrono-trigger-song-preview-from-this-90s-square-chillout-music-album/</a>

photo: <a href="https://www.flickr.com/photos/bochalla/4753073659">Bryan Ochalla</a>
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『ファイナルファンタジー』『クロノ・トリガー』90年代スクウェア時代の名曲リミックスアルバムが発売

まさかの名作RPG使いのdropp、西海岸ディープ&ミニマルなAhwlee、ベルリンの深遠なLo-fiサウンド、b&dbbbの3アーティストを紹介。

Lo-fi Hip Hopのディープエリアをディグってみる特集・第二回目は、ゲームネタで突き抜けた鬼才、ストイックすぎるLAビート、そしてベルリンのビートメイカーを紹介する。

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<a href="https://block.fm/news/lofi_feb2020">Lo-fi Hip Hopがさらなる進化　正統派から新潮流まで注目の3作品</a>
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<h3>dropp - 時之翼 epoch</h3>

最初に紹介するのは、カリフォルニア在住の叙情系ローファイビートメーカーdropp（ドロップ）だ。
2020年3月11日にリリースされた彼の最新アルバム『時之翼 epoch』は、1995年に発売された名作RPGクロノ・トリガーのトリビュート作品となっている。
ちなみにクロノ・トリガーの楽曲は現在もゲーム・ミュージック・シーンの第一線で活躍を続けている作曲家、光田康典氏のデビュー作であり、ゲーム・ミュージック史に残る名作として知られている。
&nbsp;
<iframe style="border: 0; width: 350px; height: 350px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=219533090/size=large/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/minimal=true/transparent=true/" seamless=""><a href="http://dripdripdropp.bandcamp.com/album/epoch">時之翼 epoch by dropp</a></iframe>

ループされるメロディや効果音は原作のゲームからサンプリングされた音源が中心で、そこに重なる荒々しくも暖かみのあるドラムパートが心地よい世界観にひたらせてくれる。元々ローファイヒップホップ自体がゲーム文化と深い関わりを持っているもので、ゲームの効果音が散りばめられた楽曲は少なくない。こういった楽曲は多くは一発ネタ的なものだが、今作はアルバム丸々一つのゲームからのサンプリングという徹底ぶり。

時代やジャンルを超えてリサイクルしても素晴らしい元ネタの力は確かにあるが、限定された音源からのサンプリングでは無理の出る曲も生まれるのが普通だ。そこをピッチダウンなど利用しながら、全曲をLo-fi hip hopとして成立させてしまうdroppの技術よりもセンスで突き抜けた仕上がりになっている。

&nbsp;その中でも一際特異な楽曲が10曲目の「クロノトリガー / chrono trigger」。ドラムンベース〜四つ打ちのジャンルを超えた新しい試みに成功している。クロノ・トリガーファンはもちろん、原作を知らなくてもエモーショナルな刺激を求めている人であれば必聴のアルバムだ。
&nbsp;
<h3>Ahwlee - coolist</h3>

次にカリフォルニアのロングビーチから、ストイックなチルサウンドを届けてくれるAhwleeを紹介。
彼が2020年3月18日にリリースしたアルバム『coolist』は、5曲入りのビートテープだ。彼のBandcampのプロフィールには「リスナーの集合的無意識(ユングの分析心理学における概念、無意識の深層にある先天的な領域のこと)とつながる音」と、インテリジェントなメッセージが書かれており、そのサウンドもミニマルで知的なディープさを感じさせる。

<iframe style="border: 0; width: 350px; height: 350px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=2197460235/size=large/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/minimal=true/transparent=true/" seamless=""><a href="http://bumps.bandcamp.com/album/coolist">coolist by Ahwlee</a></iframe>
&nbsp;
『Coolist』の1曲目、「worthwile」は太く温かいベースラインと耳を心地よく刺激する高音の優しい響きが特徴的だ。無駄な展開や飾り付けを一切省き、ストイックに磨かれたビートはずっと聴いていられる。集中が必要な作業のBGMとしてもぴったり。
乱暴に分類するなら同じく西海岸のFlying Lotus（フライング・ロータス）のような純芸術肌なサウンド。
&nbsp;
YouTubeでは2016年のLAでのライブを見ることができる、再生後すぐに見られる彼の笑顔がピースフルなヴァイブスを伝えている。

<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Wvm-yHyDdkM" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>
&nbsp;
<h3>b&amp;dbbb - stay healthy</h3>

最後に紹介するのは、ベルリンから深遠なローファイサウンドを響かせるb&amp;dbbb。&nbsp;
2015年以来Bandcampで7作品をリリースして来たb&amp;dbbbはプロフィールを見ると音楽グループのようだが、基本的にAli Whales（アリ・ウェールズ）が中心のプロジェクトである。今回2020年3月23日のリリースは、曲のタイトルにあるようにギター中心のトラックとフェンダーローズ中心の2トラックの作品だ。タイトルには現在のコロナウィルスの状況に対する願いが込められているのだろう。

<iframe style="border: 0; width: 350px; height: 350px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=1839525987/size=large/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/minimal=true/transparent=true/" seamless=""><a href="http://aliwhales.bandcamp.com/album/b-dbbb-stay-healthy">b&amp;dbbb - stay healthy by b&amp;dbbb</a></iframe>

Lo-fiサウンドでお馴染みのレコードノイズをリズミカルに配置したグルーヴが、一気に非現実の世界に誘い込む。ビートの揺れに加え、楽器のピッチの揺らぎが時間感覚さえも支配するような不思議な感覚を与える。時折ただようモジュレーションのかかったコーラスも非常に独特。空気感を醸し出すノイズと一体になって絶妙な陶酔感をバックアップしている。ギター、ローズ共にメランコリックな哀愁が味になっており、なんとも自然体でチルなムードに満ちた作品である。一聴すると派手さはないが、通しで何回か聴いてみてほしいトラックだ。
&nbsp;
2015年の作品ではあるが、Youtube上でMVも見ることができる。

<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Nq4r1I02P-c" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>
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Lo-fi Hip Hopが認知され始めたのが2016年あたりであったことを考えると、大胆な展開をするビートも実験的。ある程度Lo-fi Hip Hopに耳が慣れた今、丁度いいサウンドに感じられる。


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written by Yui Tamura

source:
<a href="https://dripdripdropp.bandcamp.com/album/epoch">https://dripdripdropp.bandcamp.com/album/epoch</a>
<a href="https://bumps.bandcamp.com/album/coolist">https://bumps.bandcamp.com/album/coolist</a>
<a href="https://soundcloud.com/bobbie-die-boomboxbande">https://soundcloud.com/bobbie-die-boomboxbande</a>
<a href="https://aliwhales.bandcamp.com/album/b-dbbb-stay-healthy">https://aliwhales.bandcamp.com/album/b-dbbb-stay-healthy</a>

photo:
<a href="https://dripdripdropp.bandcamp.com/album/epoch">https://dripdripdropp.bandcamp.com/album/epoch</a>
<a href="https://bumps.bandcamp.com/album/coolist">https://bumps.bandcamp.com/album/coolist</a>
<a href="https://soundcloud.com/bobbie-die-boomboxbande">https://soundcloud.com/bobbie-die-boomboxbande</a>
https://aliwhales.bandcamp.com/album/b-dbbb-stay-healthy
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自宅で聴きたいLo-fi Hip Hop。クロノ・トリガーのトリビュートなど注目の3作品

現在、そのほかに『ストリートファイター』、『戦国BASARA』などのサントラが公開中だ。

近年、AORやアンビエントなどともに海外での再評価される日本のクラシックな音楽。その中には日本のレトロゲームの音楽も含まれていることは以前、お伝えしたが、最近、このゲームミュージックのシーンで新たな出来事が発生。なんと日本の人気ゲームメイカーのカプコンが同社の人気ゲームサントラを大量にSpotifyにて公開したというから驚きだ。&nbsp;

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<h2>Spotifyでカプコンの人気ゲームサントラが大量に聴ける!&nbsp;</h2>

現在、カプコンのゲームサントラが聴ける「カプコン・サウンドチーム」のアーティストページには、同社を代表する『ロックマン』、『ストリートファイター』、『モンスターハンター』、『逆転裁判』、『デビル メイ クライ』など人気シリーズのサントラタイトルがずらりと並んでいる。&nbsp;

そのほかに『モンスターハンター』のサントラをジャズアレンジしたムーディーな『MONSTER HUNTER THE JAZZ』やストリートファイターのチップチューンリミックスサントラなどもラインナップされていたりと、その充実ぶりがすごいのでカプコンファンはマストでチェックするべし!
<center><iframe loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/6hjNMiIxFyg1BWQ1KdOcHH" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe> <iframe loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/2yzQi0B71LBGeGW7ro4k06" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></center> <module-adv></module-adv>
<h3>Spotifyによるプレイリスト「This is カプコン・サウンドチーム」もチェック!&nbsp;</h3>

なお、Spotifyは早速、カプコン・サウンドチーム音源を使った公式プレイリスト「This is カプコン・サウンドチーム」も公開している。カプコン・ゲームサントラの肝をおさえた選曲なのでこちらもフォローしておくべし!
<center><iframe loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/user/spotify/playlist/37i9dQZF1DZ06evO22Ikn2" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></center>
written by Jun Fukunaga
source:
<a href="https://www.pcgamer.com/capcom-has-added-a-truckload-of-game-soundtracks-to-spotify/">https://www.pcgamer.com/capcom-has-added-a-truckload-of-game-soundtracks-to-spotify/</a>

photo: Spotify
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『ロックマン』『ストリートファイター』『逆転裁判』カプコンの名作ゲーム音楽がSpotifyで一挙配信開始

スクウェア・エニックスのサウンドトラック150作品6,106楽曲がYouTube Musicで解禁となった。

YouTubeにはSQUARE ENIX MUSIC公式チャンネルが開設。同チャンネルにはシリーズ毎のプレイリストはもちろん、ファンが楽しめるようなさまざまなテーマに沿ったプレイリストやコンテンツが配信されていく予定となっている。 
※各楽曲の配信状況はリージョンにより異なる。
昨年行われた東京オリンピックの開会式では、選手入場の際にFINAL FANTASYなど日本を代表するゲームのテーマソングが使用され、その後ストリーミング再生回数が伸びるなど世界で話題となっていた。
懐かしいサントラからスクエニチャンネル独自キュレーションのプレイリストまで、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか？
SQUARE ENIX MUSIC Channel： 
<a href="https://www.youtube.com/channel/UCMx60HYcw1ieiPlZZagfqXQ">https://www.youtube.com/channel/UCMx60HYcw1ieiPlZZagfqXQ</a>
▽公開コンテンツ 
FINAL FANTASY Series 
SaGa Series 
MANA Series(聖剣伝説) 
CHRONO Series 
NieR Series 
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スクエニのサウンドトラック150作品がYouTube Musicで解禁。FF、クロノ・トリガー、NieRシリーズなど6106曲

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