フューチャーハウスを貫くEDM界の異端児Oliver Heldensの軌跡と最新のスタイルを掘り下げる


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EDMが世界中を魅了した2010年代において、フューチャーハウスの旗手として登場したOliver Heldens(オリヴァー・ヘルデンス)は、EDM界で独自の輝きを放つ。そんな彼は一体どのようなアーティストなのか?block.fmで「TCY Radio」のパーソナリティを務めるTJOの視点も借りて、Oliver Heldensの魅力とその核心に迫る。
若くしてシーンを牽引したOliver Heldens
Oliver Heldensは、オランダ出身のDJ兼プロデューサーで、フューチャーハウスの先駆者として広く認知されている。1995年生まれの彼は、若くして音楽制作を開始し、2013年にリリースした「Gecko」で一躍スターダムにのし上がる。その後、このトラックは、彼自身がリミックスした「Gecko (Overdrive)」として再リリースされ、イギリスのシングルチャートで1位を獲得。これにより、彼の名前は世界中のダンスミュージックファンに知られることとなる。
フューチャーハウスを進化させたOliver Heldens
フューチャーハウスとはEDMのサブジャンルで、ディープ・ハウスとエレクトロ・ハウスの中間あたりに位置し、程よい明るさが特徴。Oliver Heldensはそのフューチャーハウスに新たな息吹を吹き込んだ。彼のサウンドは、ハウスミュージックの伝統的な要素に、現代的なベースラインとメロディを融合させることで特徴づけられる。このユニークなスタイルにより、彼はEDMシーン内で独自の地位を確立し、多くのファンを獲得。
TJOに訊くOliver Heldensの魅力

TJOとOliver Heldens
ーまず初めにOliver Heldensの魅力を教えてください。
一言で言うと自分を貫いてることです。EDMムーブメントが2010年代から始まって、ビックルームやバウンスとか派手な音が盛り上がりました。その中で、Oliver Heldensはデビューの時からフューチャーハウスをやっていて、もちろんEDMスターDJの中でも彼は人気はありましたが、派手さだけでなくグルーヴでも魅せるユニークな存在だったと思います。
だけど、ムーブメントが落ち着いたら、テックハウスに行ったり、他のジャンルに行ったりするアーティストが多い中、彼はフューチャーハウスを作り続け自分を貫いています。それは今でも変わりません。Oliver Heldens名義ではフューチャーハウスを主体にしつつ、他のアーティストとコラボしても基本はそのスタイルからあまり外れません。
でもアーティストとして進化は必要で、そこで彼はHI-LO(ハイロー)という名義でテクノにも行きました。今のテクノリバイバルとリンクしてそれもやはり人気で、メジャーだけじゃなくアンダーグラウンド系からの支持もあり、自分をしっかり持っているのが彼の魅力と言えます。
それと過去のハウス・クラシックの名曲を引用するのが上手い。例えばHI-LO名義の新曲「Lift Me Up」はCajmere(カジミア)とDajae(ダジェ)による92年の「Brighter Days」を、2016年の「Ibiza 77 (Can You Feel It)」では、Donna Summer(ドナ・サマー)の「I Feel Love」をサンプリングしていたり、New Order (ニュー・オーダー) の「Blue Mondy」やKiss(キッス)の「I Was Made For Lovin’ You」をカバーしたりと、いい意味でおじさんホイホイなんですよ。
昔、彼と渋谷のセンター街でお寿司を食べたことがあるんですが、その時に「なんでそんなに昔の曲に詳しいのか?」って聞いたことがあって。すると親がダンスミュージック好きでそこで沢山のクラシックを聞いて影響を受けているからと言っていました。だから若い子だけでなく上の世代も含めて幅広い世代に刺さるっていうのも彼の魅力の一つです。
ーOliver Heldensのおすすめの楽曲を教えてください。
あまりクラブでかけてるのを聞いた事がないけど、Kylie Minogue(カイリー・ミノーグ)との「10 Out Of 10」という曲です。彼女のデビュー時を彷彿とさせる、多幸感に溢れた80’シンセディスコ&ユーロポップのテイストを、見事オリヘル・サウンドと融合させた奇跡の1曲だと思います。すごく好きな曲です。
ー2024年3月にマイアミで行われたUltra Music Festivaでの彼のプレイの感想を教えてください
さすが!進化しているなと思いました。この時はOliver Heldensの名義だったけど、Hi-LO名義でやっているテクノ系から始めて、今現在支持を集めている硬めサウンドの路線と、出自であるフューチャーハウスの良いところをしっかり組み合わせてプレゼンテーションしていて素晴らしかったです。さらにポップス・ネタも上手く混ぜて、フロアを飽きさせないようにしているのも良かったです。
ー4月に来日公演も行われますが、そのDJプレイはどのようなものになりそうですか ?
直近のUltraでのプレイは配信もされていて好評でした。その直後の良い流れでの来日なので、とても期待できそうです。今の彼はすっかりテクノムードで、今までのフューチャーハウス、EDMが好きな層も楽しめるけど、そのテクノの路線にハマっている人も楽しめるんじゃないかなと思います。どちらもバランスよくやってくれそうです。
ーまたOliver Heldensに質問する機会があるならどんなことを聞きたいですか ?
フューチャーハウスでキャリアをスタートして、今はテクノも作っていますが、次はどんな音楽性になるのか ? ということを聞いてみたいです。なぜなら、直近のUltraではドラムンベースの曲もセットに取り込んでいて、Oliver Heldensの新しい一面が垣間見れ、今後彼がどう進化していくのか気になったからです。
Oliver Heldensのマイアミでのプレイの様子を、TJOが詳しくレポートした記事もEDMMAXXで公開されている。こちらも併せてチェックすれば、より深く最近のOliver Heldensのことが知れる。
2024年4月12日、そのOliver HeldensがZERO TOKYOに登場する。フューチャーハウスとテクノを織り交ぜた独自のセットがここ日本でも堪能できるチャンスだ。
[イベント情報]

2024.4.12(金) NEON JUNGLE – OLIVER HELDENS –
@ZEROTOKYO
OPEN 21:00
HP:https://zerotokyo.jp/event/neon-jungle-oliver-heldens0412/
DOOR:¥7,000-
FASTPASS TICKET:¥5,500-
ZAIKO:https://zerotokyo.zaiko.io/e/NEON-JUNGLE0412
イープラス:https://eplus.jp/neon-jungle/ (3月23日より発売)
【Z HALL】
OLIVER HELDENS
PANDAMONIUMCODY CLUB
PARTY MONSTER
YOSHIMASA





