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    XRとNFTの現状から考えるWeb3時代のクラブカルチャーの可能性:METADIMENSIONSローンチパーティ「the portal」レポート

    2022/11/22 (Tue) 18:00
    METADIMENSIONS Twitter

    XRやNFTといったWeb3関連テクノロジーとクラブカルチャーはどのようにリンクしていくのか? その可能性について識者が語った。

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    2020年代に入ると同時に始まったコロナ禍をきっかけに音楽シーンでは配信ライブが普及した。またそれと機を同じくして、一般的にも知られるようになったのがVRやARといったバーチャル空間を活用したXRテクノロジーを活用したバーチャルライブだ。

    コロナ禍以降、日本でもメタバースで渋谷を再現したバーチャル渋谷を活用して行われた「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」でのきゃりーぱみゅぱみゅ、BiSHのバーチャルライブや、ライブストリーミングスタジオ「SUPER DOMMUNE」によるFISHMANSやDAOKOのARライブが行われたほか、クラブシーンでもTREKKIE TRAXによるVRChatを活用したワールドツアーやMONDO GROSSOによるVRとAR演出を取り入れたXR DJセットのほか、PUNPEEによるXRライブ、COSMIC LABによるXRオーディオ・ヴィジュアル・ショウケース「EXPANDED」などが行われてきた。

    また現在XRとともに注目を集めるテクノロジーであるNFTも2020年代以降、音楽シーンにも浸透してきている。海外の音楽アーティストがNFT作品を発表したことに続いて、日本の音楽シーンでも小室哲哉や坂本龍一といった著名アーティストに限らず、クラブシーンではREMO-CONがNFT作品を発表するなど、徐々にNFTに取り組むアーティストが登場するようになってきた。一方、音楽イベントに目を向ければ、デジタルチケットプラットフォームのZAIKOがNFT化されたイベントチケットNFTを購入できるサービス「Digitama Stubs」を展開するなど、音楽ファンがNFTに触れる機会が増えつつある。

    実空間をXRで拡張し、NFTで売買可能にするプロジェクトが発足

    このようにXRやNFTといったWeb3関連テクノロジーが加速度的に広がりを見せている中、先月、リアルメタバースプラットフォーム「STYLY」を提供するPsychic VR Labは、STYLYを活用して世界中の都市空間をXRで拡張する「リアルメタバースプロジェクト」の一環として、空間をNFTで売買可能にする世界初※のプロジェクト「METADIMENSIONS」を発足(※一般社団法人Metaverse Japan調べ)。そのローンチパーティ「the portal」が、10月21日に渋谷にて行われた。

    同イベントでは裸眼立体視ディスプレイ「LookingGlass」やMRグラス「Nreal」を使った立体作品展示や、プロジェクターを使用した作品が展示されたほか、総勢15名を超えるアーティストが参加。その一環として行われた3部構成のアーティストトークでは、テクノロジーの文脈、あるいはビジネス的流行の文脈で語られがちなNFTについて、NFTが“作品”たり得るためにアーティストが自らの作品に込めたメッセージと想いを語るセッションや、NFTと土地/都市/空間のつながりを発端とし、NFTをコピー不可能な唯一無二の価値として存在させるための源泉がどこにあるかを探るセッションなどが行われた。

    クラブカルチャー x ARの可能性

    アーティストトークで筆者が注目したのは、「NFTやARはどうすればもっと面白くなるだろうか?」をテーマにしたセッション。同セッションでは、泡パムーブメントを引き起こし、喰種レストランやBLOCK. FESTIVALといった数々の話題のイベントを作り続ける体験型コンテンツの担い手であるアフロマンス氏と、Psychic VR LabのプロデューサーとしてNEWVIEW ProjectやRPGレストランといったXRクリエイティブを生み出し続ける浅見和彦氏が登壇。DJという共通点を持つ2人がクラブとARを掛け合わせたパフォーマンス、そして都市やNFTを組み合わせたライブ体験などについて語った。

    同セッションでは、アフロマンス氏がかかわる暴走族カルチャー×サイバーSFの世界観で描いたNFT・メタバースプロジェクト「BŌSŌ TOKYO」と「MADWORLD HONG KONG LIMITED」とタッグを組み、渋谷スクランブル交差点の上に重なるデジタルレイヤー「渋谷スクランブルレイヤー」にて、10月15日(土)~ 11月18日(金)の期間限定で行われていた「BŌSŌ SCRAMBLE」を引き合いに出しながら、トークが展開された。

    BŌSŌ SCRAMBLEは、渋谷スクランブル交差点にスマートフォンをかざすとBŌSŌ TOKYO × MAD Worldの世界が出現するという、渋谷の実空間をARでジャックするという体験型コンテンツ。渋谷スクランブル交差点に面した商業ビル「QFRONT」が巨大なスロットマシーンに変わり、NFTが当たるキャンペーンのほか、隠しコマンドなどインタラクティブな仕掛けが用意されている。

    BŌSŌ SCRAMBLEについて、アフロマンス氏は次のように語った。

    「このプロジェクトはそもそも渋谷スクランブルの都市のXR化が大前提。その中で、この渋谷スクランブルで何を作るかがテーマだった。そう考えた時にどうしてもAR作品は見て終わるだけのものが多い。そこにどう参加性を持たせるかというところで、今回はスロットマシーンや隠しコマンドみたいなものを入れた。実際にARで表示される看板を触ると隠しコマンドが起動して、ARが変化する。そういった仕掛けがあることで1度見て終わりではなく、何回も見たくなるARを意識して作っている」

    またMETADIMENSIONSでは、渋谷スクランブルレイヤーと同様のプロジェクトを今後東京以外の6都市でも展開していく予定があるという。それを踏まえてアフロマンス氏と浅見氏には、"6都市をつなぐクラブ"のようなXRコンテンツのアイデアもあるそうだが、そのアイデアについて浅見氏はクラブシーンが抱える課題の解決にもつながるとの認識を示した。

    「例えば、アフロマンスがDJするリアルのクラブにはお客さんがいるが、それがARでも配信されてスクランブル交差点などいろいろな場所にいる人がARでそれを見ることができるだけでなく、その空間をNFTで買うことができるようになり収益化が可能になってくると、これまで言われてきた「DJはあんまり稼げない」といったクラブシーンが抱える課題も解決に向けて変化していくはず」

    アフロマンス氏によれば、スクランブル交差点でこの企画をする話になった時に最初に出てきたのは、BŌSŌ TOKYOの主題歌を作って、3Dのアフロマンス氏をスクランブル交差点の真ん中に置きリアルライブを行うというアイデアだった。「バーチャルであれば、そういったことも渋谷だけでなく複数都市で同時配信することが可能だ」とアフロマンス氏が語るとそれを受けて、浅見氏はこう付け加えた。

    「それだけに限らず、ARであれば配信を見ている人の家の中に小さいアフロマンスを出現させるということもできなくはない。それによって現場に行くことの良さをより拡張できるだけでなく、例えば海外にいながらでも家の中で同じものを見ることができるため、場所に関係なく楽しめるようになる」

    ARやNFTのコミュニティには“地域性“が重要。なぜ?

    またBŌSŌ TOKYOはなぜBŌSŌだけでなく、"TOKYO"というワードをつけたのか?という質問に対し、アフロマンス氏は、次のように回答している。

    「やっぱり日本から世界に向けたブランドを作りたいっていうのがまずある。ただ"BŌSŌ JAPAN"だとダサい感じがするし、TOKYOにはいわゆる"NEO TOKYO"的な世界観には未来的なイメージがあったことで、BŌSŌ TOKYOと命名することが決まった」

    それを聞いた浅見氏も「"TOKYO"というワードが付くことですごくスペシフィックなイメージが生まれるだけでなく、地域性なども考慮したARの企画もしやすくなると思う」と発言。その上で次のように語った。

    「それによって海外のアーティストやNFTチームが東京で何かしてみたいという気持ちになるはず。METADIMENSIONSに関わり出したことで、こういったARやNFTのコミュニティにとって地域性はすごく大事だと実感した」

    またアフロマンス氏は、METADIMENSIONSで空間をNFTで購入できることの今後の可能性について、「色々な都市でツアーがあれば、それをみんなが追いかけるようになる。そこで購入できるNFTが新しい時代のお土産になる」と述べ、同トークセッションに聞き手として参加していたAyako Okamura氏は「土地と紐づいていることで、METADIMENSIONSはその場でしか体験できないARであり、NFTでもある。デジタル空間ではあるが、その土地に根付いた空間であるところが他のNFTとは異なる部分だと思う」と発言。その上で浅見氏は、次のように意見を述べた。

    「ただお土産として持って帰る、買えるというものであれば、なぜNFTでなければいけないのか?という疑問も出てくる。例えばデジタル化された何かを現在のECサイトで買うことはできるが、それが自分のものであるというところがNFTのおもしろさ。そこをどうやって拡張していくか、これから考えていくともっと面白くなっていく」

    そして、最後にOkamura氏はこう自身の考えを語った。

    「渋谷のように有名な場所ではなく、特にそういった知名度がない場所にこういったXR空間やNFTがあれば、それを目指してやって来る人もいるはず。デジタル空間をリアルの空間に置くことによって何か新しいものがそれで作っていける。またそういったことをやってもリアルの空間自体は何も変わらないため、不思議な感覚を覚えると思うがそれを生かして何か面白いコンテンツを作っていけたらと思う」

    DJや音楽クリエイターのマネタイズ、活動領域の多様化に期待

    近年テクノロジーの発展によって、DJや音楽クリエイターのマネタイズの方法や活動領域は以前よりも多様化している。そのひとつがNFTを作品として販売することだが、最近ではそのNFTの活用方法自体も多様化。例えば若手アーティストのArden Jonesが、音楽プラットフォームのPre-add / Pre-saveの特典としてNFTを無償配布することで自分の音楽のプロモーションに活用している。またThe Chainsmokersはアルバム『So Far So Good』リリースにあわせて、その小口所有権をNFT化して一部のファンに配布。原盤権の保有者が得る『So Far So Good』のストリーミング・ロイヤリティのうち、1%分をNFT所有者に比例配分するという試みを行い、音楽業界の関係者やファンからの注目を集めた。

    これらのことを考えると今後はさらに多くのXRやNFTをはじめ、Web3関連テクノロジーを取り入れた活動を展開するDJや音楽クリエイターも増えていくはずだ。また今回のイベントで語られたことは、今後のWeb3時代のクラブカルチャーを考える上でも役立つのではないだろうか?

    【INFO】

    11月19日(土)〜12月16日(金)、渋谷スクランブル交差点の上に重なるSTYLYデジタルレイヤーにNFTブランド「NEO TOKYO PUNKS」とコラボレーションしたARゲーム「NEO TOKYO CLASH」が登場。冒頭で紹介したリアルメタバースプラットフォーム「STYLY」アプリを使用して体験することができる。詳しくは下記WEBサイトをチェック。

    https://neo-tokyo-clash.metadimensions.zone/

    ■METADIMENSIONS:https://metadimensions.zone

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