アメリカでカセットテープ・アルバムの売上が上昇


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アメリカ国内におけるアナログレコードの売上が17年連続で上昇しているというニュースをお伝えしたばかりだが、なんとカセットテープでリリースされたアルバムのセールスも上昇しているようだ。しかも、アナログレコードでは4.2パーセントの上昇に留まったところ、カセットテープでは28パーセントも上昇しており、ニッチな存在であるカセットテープにも注目が集まっていることがわかる。
7年間で約6倍の売上本数を記録
今回のニュースもアナログレコードの時と同じく、音楽業界のセールスを調査しているLuminateによって発表されたもので、2021年には34万3000本の売上だった数字が28パーセントの上昇で44万本にまで跳ね上がったと発表。2015年の時点では7万4000本だったので7年間で約6倍だ。CDなども含むフィジカルとしてのアルバムセールにおいては0.55パーセントの割合と、数字だけ見ると少なく感じるが伸び率は大きい。
1990年代前半まではフィジカルセールをリードしていたカセットテープだが、昨今ではアーティストのエクスクルーシブなアイテムとしてウェブサイト限定でリリースされていることが多い。アナログのようにカラーカセットテープとしてリリースされているものも多く、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)『Happier Than Ever』やGhost(ゴースト)『Impera tape』がカラーエディションとして製造されていた。

最も売れたカセットテープ・アルバムは?
アナログレコードではTaylor Swift(テイラー・スウィフト)による『Midnights』が94万5000枚でセールスをリードしていたが、カセットテープでは映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラ『Guardians of the Galaxy, Vol. 2: Awesome Mix Vol. 2』が1位となりTaylor Swiftは2位につけている。3位には再び『Guardians of the Galaxy: Awesome Mix Vol. 1』がランクイン。サントラ関連はアナログレコードではトップ10に入っていなかったため、映画ファンはカセットテープを購入する傾向があるのかもしれない。
前述したBillie EilishとGhostのアルバムもそれぞれ5位と10位にランクインしているので、限定アイテムであることも影響していることが見て取れる。大手ストリーミングサイトで2022年に最も再生されたアーティストとなったレゲトンシンガーのBad Bunny(バッド・バニー)による2020年リリースのセカンドアルバム『YHLQMDLG』が9位にランクインしているのも興味深い。2022年リリースの最新アルバム『Un Verano Sin Ti』がヒットしていることも要因となっているだろう。
アナログレコード購入者の半数はプレイヤーを持っていないという事実もあるが、カセットテープではどうだろうか?中古のカセットテーププレイヤーなどは取引価格が上昇しているというニュースもある。




