Drake、AIが自身の声を使って生成した音楽についてインスタグラムで言及


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最近、AIが有名アーティストの音声を使って生成した音楽カバーがインターネットで人気を集めている。そのうちのひとつが、AIがドレイクの音声を使って歌っているとされるIce Spiceの楽曲「Munch」のカバーだ。
DrakeがAI生成音楽カバーに対する懸念を表明
しかし、そのカバー曲が話題になったことを受けて、DrakeはInstagramでAI生成音楽カバーに対する懸念を表明。その投稿でDrakeは、「これがAIに耐する我慢の限界」という意味を示す"This is the final straw AI"というキャプションをつけて、レコード会社のUniversal Music GroupがAI企業がアーティストの楽曲にアクセスすることやその音源をもとにAIを訓練することをSpotifyやApple Musicなど音楽プラットフォームに対してブロックするよう要請したことを伝える記事の画像を投稿している。
今回のDrakeによるAI生成カバーに対する懸念は、Universal Music Groupによる先述の音楽プラットフォームに対する要請に端を発する。このことについて、Universal Music Groupは、「特定のAIサービスが、楽曲を所有する人々から"必要な同意"を得ることなく著作権のある楽曲をAIの訓練に使用していることを認識している」と述べている。
AI生成音楽カバーを阻止することについて、Universal Music Groupの広報担当者は、「楽曲の無断使用を防ぎ、アーティストや他のクリエイターの権利を侵害するコンテンツの摂取をプラットフォームが阻止することは、アーティストに対して道徳的・商業的な責任がある」とコメント。また「プラットフォームパートナーがAIサービスをアーティストに害を与える方法で使用するのを防ぐことを期待する」と述べている。
AIを音楽制作に活用することについてはアーティストの間でもさまざまな意見がある
今年、AIを音楽制作に活用することについて、AIが生成したEminemの音声を使用したことで注目を集めたDavid GuettaはAIの活用をポジティブに捉えていることを表明していたが、一方でNick Caveのように批判的に捉えるアーティストもいる。
AI生成音楽カバー動画では、これまでにTravis Scottの音声でPop Smokeの「For the Night」をラップしたものや、Rihannaの音声でBeyoncéの「Cuff It」を歌ったもの、Kanye Westの音声でJustin Bieber「Love Yourself」を歌ったものなどが公開されており、いずれも人気動画になっている。このようなカバーを可能にするAIボイスモデルは、アーティストの声を素早くサンプリングするだけで、そのアーティストに似たヴァースを生成することも可能だ。
こういったAIによる音楽生成に対し、長年Jay-Zの楽曲を手がけてきたエンジニア/プロデューサーのYoung Guruは、最近、AIで生成されたJay-Zのリリックが公開されたことを受けて、「人々はアーティストの名前や画像、肖像を許可なく得ることはできないはずだ」と批判的な意見を述べている。



