「MTV Video Music Awards」2023年のノミネートが発表 Taylor Swiftが8部門でノミネート数トップに

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2022年はTaylor Swift(テイラー・スウィフト)が主要部門である最優秀ビデオ賞を含む3冠を達成したMTV Video Music Awards(以下: VMA)。9月12日にニュージャージーで開催されるセレモニーを前にノミネート作品が発表された。
今年もやはりTaylor Swiftが最優秀ビデオ賞を含む8部門でノミネート数でトップに。ヒップホップ・R&B勢もそれに続く。
女性アーティストが多くノミネート
Taylor Swiftに続くのはアルバム『SOS』が世界中でヒット中のSZAで「Kill Bill」が最優秀ビデオ賞、最優秀楽曲賞にノミネートするなど6部門で2位につけている。Doja Cat(ドージャ・キャット)、Miley Cyrus(マイリー・サイラス)、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)、Olivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)、Sam Smith(サム・スミス)そしてKim Petras(キム・ペトラス)が5部門で同率3位というノミネート結果に。
最優秀ビデオ賞が最もメジャーなカテゴリーであるVMAsであるが最優秀アーティスト賞の2部門ともに今年のノミネート作品に男性アーティスト(Sam Smithはノンバイナリーと認識する)の名前が無く、近年の女性アーティストの圧倒的な活躍を表している。これは1984年にVMAsがスタートされて以来初めてのことで、最近では2020年にThe Weeknd(ザ・ウィーケンド)が最優秀ビデオ賞を受賞していた。
35アーティストが初のノミネート、今年から新たなカテゴリーも
アワード常連のBeyoncé(ビヨンセ)は最優秀アーティスト賞にノミネートしているものの、リリース期間の関係でアルバム『RENAISSANCE』はカウントされず。その座を狙うがごとく今年はGloRilla(グロリラ)、Ice Spice(アイス・スパイス)、PinkPantheress(ピンクパンサレス)、Flo Milli(フロー・ミリ)ら35ものアーティストが初のノミネートを果たしている。
さらに今年からAfrobeatsも新たなカテゴリーとして追加。Burna Boy(バーナ・ボーイ)、Davido(ダヴィド)、Rema(レマ)、Wizkid(ウィズキッド)らがノミネートを果たしている。VMAsとしては開催以来8部門目の新たなカテゴリーであり、2000年代となってからは2006年のラテン、2019年のK-ポップ以来3部門目となった。初の受賞が誰になるのかこちらも注目だ。