スーパーボウル ハーフタイムショーは“ノーギャラ”。それでもアーティストが出演したい理由


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今年のスーパーボウルハーフタイムショーで圧巻のパフォーマンスを魅せたUsher(アッシャー)。ラスベガスなどでのコンサートでは470ドル(約7万円)のチケットを完売させるアーティストだが、ハーフタイムショーの出演はノーギャラであることが話題となっている。
毎年ビッグネームが登場し、キャリアの中でも最高の名誉と位置付けられているハーフタイムショー。アーティストがノーギャラでも出演する理由とは何なのだろうか?
NFLのスポークスマンも「ノーギャラ」を明言
今年のUsherに関わらず過去に出演したアーティストも含め、NFLのスポークスマンは2016年のFobesのインタビューで「アーティストに対する支払いはない」と明言している。その代わり経費やプロダクションにかかった金額は支払うそうだが、それでもアーティスト側から持ち出しがあるとの噂も。
ノーギャラであってもやはり出演に価値のあるハーフタイムショー。Usherの出演した今年は平均視聴数が1億2900万で、昨年のRihanna(リアーナ)をも越える数字、歴代最高となった。これだけでも十分に価値があると言えるが、もちろんそれだけでは終わらない。
Usher楽曲のストリーミング再生数が急上昇
Usherのパフォーマンスした曲のSpotifyにおける上昇率はハーフタイムショー前後で「Caught Up」が2000%、「U Don’t Have To Call」が1200%、「Love In This Club」が1100%と軒並み急上昇を記録。最後に披露した代表曲「Yeah!」ですら520%だから驚きだ。
Streams of Usher’s music spiked nearly 550% on @Spotify across the U.S. after his #Superbowl halftime show:
“Caught Up” +2,000%
“U Don’t Have To Call” +1,200%
“Love In This Club” +1,100%
“Bad Girl” +1,050%
“Confessions Part II” +900%
“U Got It Bad” +715%
“My Boo” (with Alicia… pic.twitter.com/5ZRUQVcZe4— Pop Crave (@PopCrave) February 12, 2024
過去を例にとっても2020年のShakira(シャキーラ)が230%、同じくJennifer Lopez(ジェニファー・ロペス)で335%、2018年のJustin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)で534%となっている。
ちなみに昨年のRihannaでは、当時の世界最多ストリーミング記録更新、Spotifyのトップ40に17曲ランクイン、Instagramの新規フォロワーが3億人増加ととてつもない数字だ。
13分間を自由に使える価値
ハーフタイムショーは正式には「Apple Music Super Bowl Halftime Show」と呼ばれる。そしてApple Musicは毎年スポンサー費として5000万ドル(約74億円)を支払い、それでもアーティストは身銭を切っている訳だが、限られた13分間を自由に使える価値がそこにはある。
上記したストリーミング再生数だけでなく、Usherはこのタイミングでニューアルバム『Coming Home』もリリースし、今後ツアーも控えている。アメリカのチケットサイトによるとハーフタイムショーに出演したアーティストの検索数は50%以上も上昇し、2021年に出演したThe Weeknd(ザ・ウィーケンド)はスーパーボウル後にチケットが1億枚以上も売れたという報告も。NFLとアーティストにとってウィン・ウィン以上の関係なのだ。



