スクエニ作品の音楽をDJ MIXで楽しむ。EDM MIX & Lo-Fi MIXを手掛けたKICK OFFとDJ KENTAにMIX制作のこだわりを訊く


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スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)自社音楽レーベル「SQUARE ENIX MUSIC」の公式YouTubeチャンネル「SQUARE ENIX MUSIC Channel」にて、スクエニ作品のアレンジ楽曲をDJ MIXした「Airship Cruise Beats Vol.2」、「Mellow Minstrel Mix Vol.2」が公開されている。
『ファイナルファンタジー(以下、FF)』シリーズや『ニーア』シリーズ、『ロマンシング・サガ』などスクエニ作品の楽曲をアレンジして収録したアルバム2作品が10月26日にリリースされており、そのリリースを記念して制作されたのがこのDJ MIXだ。
ハウスやダブステップなどのダンスミュージックにアレンジされた楽曲が展開されていくアルバム『Airship Cruise Beats Vol.2』の収録曲を中心にEDM MIXを作成したのは、block.fmでもおなじみのDJ、KICK OFF。
そして、チルアウトにアレンジされゆったりとした時間を共に過ごしたいアルバム『Mellow Minstrel Mix Vol.2』の収録曲を中心にLo-Fi MIXを担当したのは、本シリーズ第1弾でもLo-Fi MIXを担当したDJ KENTA。
block.fmでは、国内外のリスナーから人気を集めているこの動画シリーズにて今回のDJ MIXを務めたKICKOFFとDJ KENTAにインタビューを敢行。DJ MIXのイチ押しポイントや、ゲームミュージックをDJする上で意識したことなどについて訊ねた。
「Airship Cruise Beats Vol.2」 DJ MIX担当:KICK OFF
ーアレンジ・アルバム『SQUARE ENIX – Airship Cruise Beats Vol.2』の楽曲をMIXすることが決まったとき、 率直にどう感じましたか? またこのアルバムを聴いたときの感想も教えてください。
KICK OFF:ゲーム好きDJのKICK OFFとしては、念願の仕事だ! と思いました。これまでもゲームとDJの相性は良いと思ってたんです。コロナ禍では配信番組としてゲーム×DJをテーマにプロゲーマー等を招く『#水曜日のキックオフ』という企画をやっていたり、自らもDJプレイをしたりはしていたのですが、今回スクウェア・エニックスさんという子供の頃からの夢のゲーム会社さんからお誘いいただけたのは、本当に嬉しかったです。
『SQUARE ENIX – Airship Cruise Beats Vol.2』については、Vol.1のときもそうでしたが、DJ仲間が手がけている楽曲も収録されています。楽曲はクラブシーンの今を感じることができる様々なジャンルでアレンジされていて、DJ MIXを作成するうえでの軸としてイメージがしやすかったです。
ー今回のMIXを聴いたときに、タイトルテーマ(FINAL FANTASY V)の曲から始まって、中盤からバトルBGMを中心に盛り上げていく、まさにゲーム内での盛り上がりを体現しているようなMIXだなと強く感じました。MIXする上で意識したのは純粋な盛り上がりなのでしょうか? それともゲームの文脈を意識したうえでのMIXをされたのでしょうか?
KICK OFF:盛り上がりとゲームの文脈両方を意識しました。使用する楽曲のオリジナル版も視聴し、さらにストーリーも確認した上で選曲を行いました。
一部例に出すと、最初は「ファイナルファンタジー(以下、FF)」シリーズからV→VI→VIIと続きますし、途中FFIIIの「悠久の風」のイントロをあえてロングMIXしたり、FFIIIの「バトル2」の曲からFFIVの「バトル1 ~ 最後の闘い」、さらにその後は約2年後に発売した『ロマンシング サガ2』の「七英雄バトル」の曲に繋いだら面白いなとか、そして最終的にはFFIVの「トロイア国」で心を落ち着かせて終了、と結果的に高揚感とエモさをうまく表現できたDJ MIXとなり、個人的には満足してます。
ースクウェア・エニックス作品で好きなタイトルはありますか? もしくは思い出のあるタイトルなどあればエピソードとともに教えてください。
KICK OFF:たくさんあるのですが、全力で3つに絞った結果
■FF全般
特にFFIVのストーリー。大人になったらわかるゴルベーザやカインの心
■ロマンシング サガ全般
ロマサガ1の四天王のおつかい(たらいまわし)で社会の縮図を学ぶ。ロマサガ2でテンプテーションを見切れずに最終ボス戦で涙、涙のやり直し
■ドラゴンクエスト全般
特にドラクエ5のビアンカかフローラを選ぶ時はお父さんとお母さんどっちが好きって言われてるぐらい悩みました。
ー今回のDJ MIXのイチ押しポイントをお願いします。
原作のゲーム好きも、クラブミュージック好きも、どちらにとっても高揚感やエモさを感じて頂けるようにした点です。KICK OFFとしての現場のDJプレイのように、単純に曲をつなぐだけでなく、スクラッチ音や次の曲を匂わせるカットイン、細かいエフェクトを使用する等、自分たちらしい味も積極的に取り入れました。
幅広い世代に認知されている名作ゲーム音楽のDJ MIXということで、たくさんの方々に様々なシチュエーションで楽しんでいただけたらと思います。いつか可能であれば「スクエニフェス」のような、ゲームとDJをかけあわせたパーティが開催されたらいいなと思っています。
「Mellow Minstrel Mix Vol.2」 DJ MIX担当: DJ KENTA
―コンピレーション『SQUARE ENIX – Mellow Minstrel Mix Vol.2』を聴いてみての感想はいかがでしたか?
DJ KENTA:今作もメロディが綺麗なゲーム音楽の枠から更にLo-Fi Hip Hopとしてのビート感などやJazzアレンジが追加され、ゲームを知っている方以外の皆様にも多く楽しめる素晴らしい楽曲が多いと感じました。
―KENTAさんはVol.1からDJ MIXを手掛けていますが、Vol.1を公開したときの反響はいかがでしたか?また今回、Vol.2も担当することになった感想を教えてください。
DJ KENTA:Vol.1がYouTubeで公開された時は再生数がドンドン伸びてさらに海外からの反響やコメントがとても多くて、スクウェア・エニックス作品の支持率の高さを実感致しました。また好評いただきVol.2も担当することになりとても光栄でした。
―ゲームミュージックのアレンジをDJ MIXする上で、普段のMIXと何か意識するところに違いはありますか?
DJ KENTA:イントロにドラムブレイクがあったりするHip HopやR&Bとは違って、メロディ感が大切なストリングスなどのイントロが多かったので、ミックスの際にコード感を意識して不協和音にならないよう、気持ち良いミックスになるよう意識しました。
KENTAさんご自身は『ファイナルファンタジー』や『ロマンシング サガ』などのスクエニ作品を遊んだ経験や、お気に入りの作品はありますか? また、MIXで多くのスクエニ作品の楽曲を使用していますが、曲を聴いてみて気になるゲーム作品などがあれば教えてください。
DJ KENTA:小〜中学生時代はスーパーファミコンでFFはまさにⅣからの世代でした。『ロマンシング サガ』も1〜3までプレイしていた記憶があります。PS2でもプレイしていたFFでの曲が多かったので、アプリなどで出ているFFシリーズなど久しぶりにプレイしてみたい気持ちになりました。
―今回のDJ MIXのイチ押しポイントを教えてください。
DJ KENTA原曲の素晴らしいメロディを損なわないように、そしてさらにミックスする事で生まれたグルーヴを味わっていただきながら作業のお供のBGMとしてゆっくり楽しんでいただきたいです。
素敵なDJ MIXを手掛けた2組のこだわりを知ることができただけでなく、ゲームミュージックへの敬意を払ったMIXであることが伺えたインタビューだった。
この「SQUARE ENIX MUSIC SPECIAL REMIX」が公開されている「SQUARE ENIX MUSIC Channel」ではDJ MIX以外にも、人気BGMの生演奏動画や、FFなど人気タイトルの作曲家を招いたスペシャルなエピソード動画が見られる。
YouTubeチャンネルでは、6,000以上ある楽曲の配信や各タイトルのプレイリストを公開中。今後もアレンジアルバムやMIXなど、たくさんのコンテンツが提供されていく予定とのことなので、ぜひチャンネル登録して素敵なゲームミュージックライフを送ってみてはいかがだろうか?
■SQUARE ENIX MUSIC WEBサイト:https://www.jp.square-enix.com/music/sem/page/remix/




