クラウドファンディングで47都道府県のDJ出演を達成!DJユニット・KICK OFFが全国制覇で得たもの

【インタビュー】結成10周年を機に全国でのDJ出演に挑戦したKICK OFF。全国をDJとして回り2人が得たものとは?
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2019.11.18 09:00

クラウドファンディングを使って「DJ出演で47都道府県制覇」にチャレンジしていたDJユニット・KICK OFF。今年の8月にその挑戦がついに達成したということで、約1年3ヶ月に渡るチャレンジを実現したKICK OFFにインタビュー。クラウドファンディングでの工夫やチャレンジでの苦労、47都道府県を制覇して得たものを語ってもらった。





ー何がきっかけで47都道府県制覇のチャレンジをしようと思ったんですか?


FUJIKEN(以下、F):2019年でKICK OFFが結成10周年だったので、それに向けて何かチャレンジしたいと思っていて。オーガナイザーのアフロマンス君との話の中で「DJで全国回ってみたいですね~」って軽いノリで言ったら、「やりましょう!」ってことに(笑)。


ー不安はなかったですか?


F:不安だらけ(笑)。すでに17箇所には行ったことがあったので、残り30県を2018年内に制覇するっていうチャレンジにしたんですが、これまでは直接の繋がりで呼んで頂いたことしかなく、全く知らない人からオファーをもらうのはかなり難しいと思っていて。


GO(以下、G):それだけでも大変なのに、さらにクラウドファンディングをやるってことだったので。


F:DJ AKiさんやDMC JAPANとか、DJ界でもクラウドファンディングを使う流れを知ったタイミングだったので、僕らもそうしたんです。ただ僕らは楽曲やDJ MIXを発売してるわけでもないし、全国的に知名度があるわけではないので支援が集まらないかもっていう不安はありました。でもちょうどその時「Re:animation」オーガナイザーのちへさんが、「リアニの野外フェスを山梨でやるから1000万集めます!」というプロジェクトを立ち上げてて、それに刺激を受けて。それで、全国のDJやオーガナイザーに知ってもらうにはクラウドファウンディングを通して僕らのことを知ってもらおうと思ったんです。




ープロジェクトを始める前はどういった準備をしたんですか?


F:日本最大クラウドファンディングサービスのCAMPFIREを使ったんですけど、ちへさんも使っていたのでアドバイスをもらって準備しました。一番大変だったのがリターンの準備。


G:ボツになった返礼品もあったよね。


F:最初はDJ MIXを考えてたんだけど、著作権の問題が難しくてやめたりとか。Tシャツを作るといっても、サイズや色展開まで細かく準備しなきゃいけない。最初にCAMPFIREにプロジェクトを申請したあと、事務局から20個くらい修正が来て…(笑)。でもCAMPFIREもプロジェクトを成功させるための観点で教えてくれるから、それはすごく勉強になった。僕の誕生日が4月頭だから、誕生日に「新しい目標としてクラウドファンディングやります!」って発表したかったんだけど間に合わず、結局GOの誕生日の5月にスタートしました。


ー目標を100万に設定したのはどうやって決めたんですか?


F:リターンに「ブッキング権1県2万円」っていうのを作ったから、30県達成すると60万。60万だと中途半端だし、思い切って100万にしました。


ー「アフロマンスセット」とかもありましたよね。


F:あとからリターンに追加したものもあるんです。アフロくんとかVJ BENZENE、カメラマンの内野さん、普段クラブで一緒にやっていてリスペクトしている人たちを巻き込んで、お祭りっぽくしたいなっていうのもあって。実際、アフロマンスセットはプロジェクト締切最終日に支援を入れてもらい、熱海温泉の旅館でパーティーしました。


ー実際にスタートして反応はどうでした?


F:スタートして最初の3日間で30%くらい行くと達成しやすいっていう成功法則があるみたいで。だからプロジェクトがスタートする1、2週間前から周りの人たちに前もって連絡して、スタートしたタイミングから伸びるように工夫しました。プロジェクト期間も短期間の方が成功しやすいらしいんだけど、僕らはプロジェクトの進行中でもオファーがあれば各地でDJができたので、一番長い期間設定にして。進行期間中にも各地に行ってその様子をブログでアップすることで、プロジェクトが動いてる感を出しました。各地に行ったときにチャレンジのことを紹介することもできたし、現地の人がグッズを支援してくれたので、それもクラウドファンディングが成功したひとつの要因だと思います。


ーチャレンジで思ったより大変だったことはありますか?


F:やっぱり繋がりのない場所からブッキングしてもらうのは難しかったです。


G:僕らのDJプロフィールでいうと「DJコンテストで優勝したことがある」と言っても、世の中にはいろんなコンテストがあるから、それで呼んでもらえるとは限らない。最初は結構“呼んでもらえた”って感じだったんだけど、最後はこっちからお願いして”DJやらせてもらった”って感じだったので。僕らのことをまず知ってもらうのが一番大変でした。


F:DJは曲を繋ぐだけじゃなくて、人を繋ぐっていうのも大事だと思いました。だから、もしこういうチャレンジをやりたい人がいたら、事前に人脈を作っておくといいかも。知ってもらえてさえいれば、呼んでもらいやすいと思う。最初に決まったのは難しそうだと思っていた三重県だったんですが、それも旅をしながらDJしているBUBBLE-Bさんから直接誘って頂いたから実現したので。


G:そうだね。例えば秋田県でのパーティーがあって、そこに岩手県のDJさんがいて仲良くなり、次に岩手でのパーティーが決まったとか、僕らがいないところでも口コミで広げてくれて繋がった人もいた。それは僕らがどういうDJかっていうより、人と人との繋がりが大きかったです。


F:あと大変だったのは、ブッキングに合わせて移動しなきゃいけなかったことかな。昨日青森にいて今日は和歌山とか(笑)。


G:岩手から東京に戻った上で鹿児島に行って…とかね(笑)。


F:平日普通に仕事してるので、土日しか動けないっていうのもあったし。


G:あとは機材問題。僕らはUSBを使ってCDJでプレイするんですけど、僕らがいつも使ってる機材がないところもあり、久々にCDでプレイすることもありました。


F:現場について初めて機材を知って、急遽コンビニでCDRを買おうとしたらDVDしか売ってなくて困ったりもした(苦笑)。CDJ 2000に慣れてる人はちょっと気をつけたほうがいいかも。


G:だから一体型のDJコントローラーを買って、会場の機材によってはそれでプレイしたりとか。でもそのおかげでこの間、オタイレコードさん主催の「C plus One」っていうDJコントローラーの大会で優勝したんですよ(笑)。僕的にはDJスキルが上がって結果プラスになりました。




ーKICK OFFはジャンルも幅広いけど、それはイベントに合わせて変えたんですか?


G:そうですね。でも自分達が本当に必要と感じたのはヒップホップ。どこでもヒップホップはかかってましたね。


F:どこに行ってもヒップホップの箱はあるし、ヒップホップから派生したオールジャンルとかオールミックスとかはやってた。


G:その影響か9割近くSeratoでDJされてたかも。


F:だから、各地のDJはめちゃくちゃ上手かったよね。地元の人たちが上手いから、わざわざゲストを呼ぶなら相当上手いか有名な人じゃないと呼ぶメリットがなくて、その点でも苦労した。僕らがゲストDJとして行ってもプレイでみせない限りは次にも繋がらないし、繋いでもらった人にも悪いから、そのプレッシャーはあった。でも逆に、僕らみたいな2人組で、EDMからアニソン、J-POPまでいろんなジャンルをかけるDJはいないってことには気づけました。


G:自分達はあまりいないDJスタイルなんだっていうのは自信になったよね。


F:ひとつ気をつけてたのは、DJ前に現地の人といろいろ話すこと。ご飯を一緒に食べて、普段の様子とかを聞いて。そうしないとどんな箱かが全くわからないから。


G:そういう情報を事前に聞いてたときはうまくいったし、聞いてないときはその場の雰囲気が掴みきれないまま終わったこともあった。


F:リハから行って仲良くなって情報交換するっていうのは、地方に行ったら絶対にやったほうがいいと思う。東京なら自分たちのプレイをするってだけで通用するけど、行ったこともない土地だし、何が流行ってるかとかも違うから。


G:東京でのプレイがどこでも通用するとは思わないほうがいいのかもね。


ーチャレンジ達成して、自分たちや周りの変化など感じてることはありますか?


G:「47都道府県制覇」というのは誰にでも伝わるということ。だからFUJIKENが勇気を持ってチャレンジを始めてくれたおかげで、ものすごい経験と誰にでもわかる肩書を持ったのはすごく大きいなと感じてます。


F:☆Takuさんにいただいた「CDJコンテスト優勝」以外にも武器ができたよね。


G:ただ終わってみて思うのは、僕らは「制覇した」ってことで終わっちゃってるので、もし同じような挑戦をする方がいれば、達成した記念に曲をリリースするとかパーティーを開くとか海外に挑戦するとか、その次の事もしっかり考えておくとより良いものになると思います。


F:確かに。あとは僕らがこのプロジェクトをやってなかったら絶対できなかった繋がりが作れたことが嬉しい。各地で繋がった人たちが東京に遊びに来たときに、東京のクラブ巡りとかして。そのきっかけでその人たちも東京でDJが決まったり。


G:鳥取クルーと石川クルーが渋谷で一緒にクラブ巡りするとかね(笑)。


F:それでその人たちが一緒に渋谷で潰れるなんてことはまずないよね(笑)。東京に来なくても、近県の人たちで繋がったりもしました。奈良と滋賀は僕らのプロジェクトがきっかけで繋がって、お互いがお互いのイベントに出るってこともあったね。


ーKICK OFFが繋げたんですね。


F:そう。そうすればオファーしてくれた人たちもこのプロジェクトに参加してよかったって思ってもらえるから。チャレンジを通じて“人を繋ぐ”ってことを達成できたことも大きな収穫かもしれません。





ここからは各地の思い出編!KICK OFFが全国の思い出を振り返ります。


■各地で食べた美味しかったものは?


F:高知のカツオには衝撃を受けた。こっちで食べるのと全然違うよ。KITAさんっていうDJがパーティー中に分厚くさばいてくれるの(笑)。




G:本当に最高だった!海鮮で言うと青森も美味しかったね。青森は八戸に八食センターっていう市場があって、高知はひろめ市場っていう市場があって。両方好きなもの買ってその場で食べれるから絶対行ったほうがいい。


F:あとは島根の出雲蕎麦「八雲庵」。島根の人ってパーティー中にめちゃくちゃ飲むから、死ぬほど二日酔いになったんだよね。翌日はひどい二日酔いだったんだけど、優しい蕎麦はすごく美味しかった。


G:あとは山形のケンチャンラーメン。FUJIKENはどこに行っても必ずラーメン食べてたよね。ここは80KIDZさんたちと一緒に行って食べました。



■全国のおすすめクラブ


G:宮城のLUXS SENDAI。仙台の超有名箱で新潟のNEXS NIIGATAとは姉妹店。白と青を基調にした店内はすごく綺麗。スタッフさんも明るくて親切だし、何より早い時間から盛り上がりがすごかった!あと岐阜の柳ヶ瀬Ants。ライブ箱で、有名なバンドも出てたりするところ。僕らの好きなロックっぽさが出てる箱で良かったね。あとは福井のmixcafe CREME。2004年にDMCのバトル部門でワールドチャンピオンになったDJ AKAKABEさんがオーナーのクラブ。そこで僕らはアニソン中心のA系オールジャンルイベントENCOUNTに出演させていただいて。


F:めちゃくちゃ盛り上がったよね!


G:楽しかったし、ENCOUNTクルーやAKAKABEさんの人柄を感じてすごくよかった。あ、もちろんAKAKABEさんと写真も撮ってもらっちゃいました(笑) 。





■おすすめの観光スポット


F:2人で行った福井県の東尋坊(笑)。火曜サスペンスで有名だけど、景色が良いだけではなく、越前ガニがすごくおいしかった。


G:各地でお城めぐりもしたけど、松山城はおすすめ。あとは和歌山のフェスタルーチェっていうクリスマスのデートスポット。クリスマスイブにDJしたんだよね。


F:商業施設全体がイルミネーションスポットになるところね。


G:恋人たちがデートしてる中で、2人で「きっとキミは来ない」Tシャツを着て、サンタ帽かぶってDJして、そのあと2人でホテルの同じ部屋で寝るっていうクリスマスイブ(笑)。フェスタルーチェは今年も開催されるので、絶対行った方がいい!





■移動が大変だったけど行ってよかった場所は?


F:島根かなぁ。ゲリラ豪雨で電車が止まって、岡山から東京に戻る最終の新幹線に間に合わなくて。翌日が仕事だったからどうしても帰らなきゃいけなかったんだけど、「サンライズ出雲」っていう寝台列車に振り替えてくれて。寝台列車なんてなかなか乗れないからテンション上がったね!


G:あとは対馬。長崎なんだけど福岡から2時間船に乗って行く離島。その日は海が荒れてて船が大揺れで。


F:GOは船酔いの薬飲んでなかったからひどかったよね。でも人生で対馬に行くことなんてなかなかないから、すごくいい経験だった。



■印象的だったパーティーは?


F:未成年の力を見せつけてられたのは宮崎と奈良。宮崎は双子DJユニットのDJ TWiNZが主催する高校生・大学生が中心のIMPACT宮崎というイベントで、盛り上がりがすごかった!




F:奈良は、奈良出身のトラックメイカーのYackleくんと一緒で、音はかっこいいし、m-floもかけまくるし、さらにアジア大会で3位を獲得したヨーヨープレイヤーっていう多才っぷりにビックリした。


G:店内のお客さんからのリクエストだけで2時間プレイした徳島。あとは、東北は各県の繋がりが強いというか、みんな仲良いのが印象的だった。県を超えて、みんなでいろんなところでイベントやってるんだよね。


F:距離があるのに、すごい特別な感じがしたよね。


G:石川も面白かった。イベント前、ご飯食べてるときにオーガナイザーさんとすごく熱い音楽の話をしたんだよね。そういう熱い話をしたあとに、本番はDJ KOOさんの格好して「U.S.A.」を踊ってたっていう(笑)。でもそれで大好きになった!


F:全ては挙げられなかったけど、皆さん気持ちの熱いオーガナイザーさんしかいなかったかな。だからこそ、僕らのチャレンジにも協力してくれたんだと思うので、感謝しかありません。そして、全国にはうまいDJと、うまいものがあふれている!


G:全国でDJやらせてもらえて感謝しかないです。本当にありがとうございました!




CAMPFIREの活動報告ページには、全県の詳細をアップしています。箱やパーティの雰囲気、おすすめのグルメスポットなども。ぜひ参考にしてみてください。

▶https://camp-fire.jp/projects/view/77815





KICK OFF47都道府県DJmixはこちらからチェック!

https://block.fm/radios/784


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■プレゼント内容

#KICKOFF47 Tシャツ(白・S):1名様


■応募方法

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■応募期間

2019年11月18日18:00〜2019年11月30日23:59


※当選者の方にはblock.fmのアカウントからDMにてご連絡させていただきます。



KICK OFF 10周年追加ツアー“ファイナル”


11/16土 新潟Progressive Energy 「音楽教室」
11/23土 大阪GIRAFFE「ATLANTIS Night」
12/7土 高知ONZO
12/14土 静岡ETTI
12/18水 埼玉444quad「大宮POP」
12/21土 和歌山フェスタルーチェ
12/27土 TBA


KICK OFF 10周年グッズ
https://suzuri.jp/fujiken_KICKOFF


都内 DJスケジュール


12/3火 渋谷JUMP「KICK OFF ワンマン ~3時間DJセット~」
12/6金 渋谷CAMELOT「SHIBUYA GAMERS CLUB」
12/13金 渋谷109 MAG7「K-POP NIGHT」
12/13金 六本木SEL OCTAGON
12/16月 渋谷「沈黙ダンス」
12/22日 渋谷WOMB「STYLE’S」
12/28土 TBA



Written by Moemi





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