相鉄線と東急線の相互直通運転のスタートを記念したムービー『父と娘の風景』が公開に。オダギリジョーと櫻坂46の山﨑天が父娘役で出演。

ビートメイカー・ラッパーからエンジニアの卵まで超参考になるプラグイン群を分析。

PUNPEEがSIMI LABのOMSBを迎えた楽曲「Life Goes On (あんじょうやっとります) feat. OMSB」 のセッションビデオがリリースされた。DTMのライブストリーミング画面のような形式のMVとなっており、同楽曲のセッションデータ画面や使用しているプラグインが惜しげも無く映像として公開されている。
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/G2o5N1kIQ-I" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>

DIYで楽曲を完成させているラッパーやビートメイカーには必見の内容だったので、当記事では実際にMVを見ながら使われているプラグインを調べてみた。

<blockquote class="twitter-tweet">
Life Goes On ft. OMSB [SESSION VIDEO] <a href="https://t.co/LtiA0GHba8"><a href="https://t.co/LtiA0GHba8">https://t.co/LtiA0GHba8</a></a> こないだ出した曲のSession Video, Youtubeに上げました。本曲MIXはD.O.I.氏が今回は手がけてくれましたが大体いつも自分の所でRuff Mixしてからバトンタッチします, その状態のSession。GUIがイケてると気分的に未来感でる。?️
— PUNPEE (@PUNPEE) <a href="https://twitter.com/PUNPEE/status/1376491265152348164?ref_src=twsrc%5Etfw">March 29, 2021</a></blockquote>
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<h4>Avid Pro Tools</h4>
▶<a href="https://www.avid.com/ja/pro-tools">https://www.avid.com/ja/pro-tools</a>

まずは使用しているDAWソフトから。これはもう定番中の定番、超王道のDAWソフトなので説明はいらないかもしれないが、レコーディング、ミキシングといえばやはりPro Tools。泣く子も黙るPro Tools。

<h4>SAUSAGE FATTENER</h4>
▶<a href="https://www.dadalife.com/sausage-fattener-plugin/">https://www.dadalife.com/sausage-fattener-plugin/</a>

こちらはEDMプロデューサーDada Lifeによる歪み系プラグイン。強烈なサウンドはEDM界隈では定番だが、PUNPEE氏のビデオでも一番最初から登場している。VST / AUのみでのリリースのためPro Toolsで使うにはコンバーターが必要。

<h4>UVI Relayer&nbsp;</h4>
▶<a href="https://www.uvi.net/relayer.html">https://www.uvi.net/relayer.html</a>

クリエイティブで先進的な音作りができるディレイ。複雑な音作りもシンプルで見やすい画面から簡単に行える。

<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/R5dwohfKqns" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>

<h4>Waves Brauer Motion</h4>
▶<a href="https://www.minet.jp/brand/waves/brauer-motion/">https://www.minet.jp/brand/waves/brauer-motion/</a>

サウンドに立体的な動きをつけるオートパン。

<h4>Waves Smack Attack</h4>
▶<a href="https://www.minet.jp/brand/waves/smack-attack-transient-shaper/">https://www.minet.jp/brand/waves/smack-attack-transient-shaper/</a>

サウンドのディケイをコントロールするプラグイン。一般的なトランジェントコントロールのプラグインより細かく様々な調整ができる。

<h4>OVERLOUD Comp LA</h4>
▶<a href="https://miyaji.co.jp/MID/product.php?item=Comp%20LA">https://miyaji.co.jp/MID/product.php?item=Comp%20LA</a>

オプティカルコンプの代名詞、LA-2A, LA-3Aを一つのプラグインにしたもの。画面のトラック名から、PUNPEE氏のメイントラックにかけている様子。

<h4>iZotope Ozone 8</h4>
こちらは定番マスタリング・プラグインの少し前のバージョンのもの。ちなみにビデオ中に出てくる起動時のエラーメッセージもよく見かける。

<h4>Valhalla VintageVerb</h4>
▶<a href="https://valhalladsp.com/shop/reverb/valhalla-vintage-verb/">https://valhalladsp.com/shop/reverb/valhalla-vintage-verb/</a>

1970年代と1980年代のカラーの違うヴィンテージ系リバーブをモデルとしたプラグイン。Auxトラックのリバーブに使われているようなので、全体にかけていると思われる。

<h4>AUDIO EASE Altiverb 7</h4>
▶<a href="https://www.formula-audio.co.jp/audioease/altiverb.html">https://www.formula-audio.co.jp/audioease/altiverb.html</a>

こちらはプロ御用達の最高級プラグインリバーブと呼べるプラグイン。プロのセッションではほぼ確実に見かけるだけあってお値段以上の価値はある。今回のセッションビデオではPUNPEE氏のボーカルダブルに対してかけている様子。

<h4>Waves Scheps Parallel Particles</h4>
▶<a href="https://www.minet.jp/brand/waves/scheps-parallel-particles/">https://www.minet.jp/brand/waves/scheps-parallel-particles/</a>

こちらはWavesとグラミー賞受賞プロデューサー/エンジニア、アンドリュー・シェップスが共同開発したプラグイン。いわゆるシグニチャーシリーズと呼ばれるもので、端的にいうと「つまみ動かしただけでプロっぽいすげー音する」シリーズ。ベースのトラックにかけている様子。

<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/HZFNt0oVvkg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>

<h4>XLN Audio RC-20 Retro Color</h4>
▶<a href="https://h-resolution.com/product/rc-20-retro-color/">https://h-resolution.com/product/rc-20-retro-color/</a>

HIPHOPビート作るなら必携となりつつある、レトロ系マルチ・プラグイン。

この他にもスクリーンには登場していないがFabFilter Pro-Q 3やNeve 1081などはほとんどのトラックで使用されている。またAvid純正のデフォルトプラグインも使用しているようだった。

<h3>ストイックな音楽制作の姿勢</h3>

ラフミックスとはいえ、かなり本格的なミックス作業を行なっていることが伺えるセッションビデオだ。これだけラッパーとして成功した上に素敵な結婚までした現在も、自分自身でラフミックスまで手がけているPUNPEE氏のストイックな姿勢は多くのクリエイターやラッパーにとって刺激となるのではないだろうか。

普通は「録音したらあとはエンジニアさんにお願いするからいっか」となりそうだが、ラフミックスはやはりエンジニアとのコミュニケーションとしてとても重要なのだと改めて考えさせられるビデオだった。

最後におまけで同曲のビートについて。アンダーグラウンドHIPHOPファンならすぐに気がついたであろう、アングラ史に残る屈指の名曲 Madvillain「Raid feat. M.E.D.」と同ネタOsmar Milito &amp; Quarteto Forma「América Latina」サンプリングで、ビートはBIMなどの作品にも参加したドイツのプロデューサーRascalによるもの。

おそらくは昨年亡くなったMadvillainのMCであるMF Doomへの追悼の意味もあるのだろう。

元ネタとなっている作品はこちら。

Madvillain「Raid feat. M.E.D.」
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/weWTuvdL-LQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>

Osmar Milito &amp; Quarteto Forma「América Latina』」
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/u9D7K1gZNCw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div>


written by Yui Tamura

source:
<a href="https://twitter.com/PUNPEE?s=20">https://twitter.com/PUNPEE?s=20</a>
photo:
https://youtu.be/G2o5N1kIQ-I
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DTMer必見！PUNPEEのセッションビデオで使われていたプラグインを調べてみた

SUMMIT主催イベント「AVALANCHE 12」で公開収録を行った際、過去のダメ出しから奮起してできた楽曲について話していました。

PUNPEEさんがblock. fm『SUMMITimes』（“AVALANCHE 12”公開収録回）の中でSUMMIT増田さんからのはっきりしたダメ出しによって奮起し、結果的に『Renaissance』が誕生したという話をしていました。
アーカイブ視聴はこちらから。 
<episode id="139312"></episode>
増田：でも俺、本当にPUNPEEさんにしてもオムスさんにしてもVaVaちゃんにしても、俺はいまだにただのファンなのよね。変わらないのよ。
平林：そうですね。
増田：嘘っぽく聞こえるかもしれないけども。金勘定もしているんですけど。でも、かっこいいと思っているんですよね。
PUNPEE：この人、でも昔、自分が「次のアルバムにこれが絶対に推し曲だ」っつって。「聞いてください」って言った曲をダメ出しされたことがあって。『Popstar』っていう曲なんですけども。
増田：俺、それ以外にもやっていると思うねんけどな。ずっとその話……。
平林：これ、Pさん、裏話をすると、この間、年間振り返り面談みたいなのをやったんですよ。その時に「PUNPEEがずっとあのことを言うねんな」って（笑）。
PUNPEE：でもこれ、知らない人がすげえいる気がする。で、「この曲でアルバムを出します」ってなった時に「いや、俺は全然食らわんかった」って急に言われた時があって。「この人をどうやったら食らわせられるかな？」ってその後、超いっぱい曲を作って。それでできた曲が『Renaissance』っていう曲だったんですよ。
観客：へー！
平林：ほら、「へー！」って！
PUNPEE：ほら！　知らない人、いっぱいいるから！
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/IFgUxh8Jz0o" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
増田：俺、それ以外にもしてると思うねんけどな。いろんな仕事を……。
PUNPEE：でも、なんつーの？　音楽を作っている人に対して「これ、いいじゃん！　これ、いいじゃん！」とか、その作ったもの全てには絶対「いい」って言わなくて。客観的に……だから、スーパーファン。だから俺とジェイ・Zとかケンドリック・ラマーを同等に見ているんですよ。
増田：まさにですよ！　俺、それBIMにも言ったの。
PUNPEE：ああ、本当ですか？
増田：BIMのことをケンドリック・ラマーさんと一緒に……。
PUNPEE：「ケンドリック・ラマーさん」（笑）。
増田：でも、ほんまよ。本当にそうですよ。1ミリも変わってないと思う。
PUNPEE：それで「ムカつくな」って思いながら作ったのが『Renaissance』っていう曲だったから。
増田：だいぶ前やん。もっと新しいことを……（笑）。
平林：増田さん、違うんですよ。これをずっとやっていますよって言ってくれているんですよ。Pさんは。
PUNPEE：そう。フラットに言う人。ムカつくけど……それでできているっていうところがあるから。毎回、お世話になっているっていうね。でも、知らない方もいっぱいいましたよ？
平林：いっぱいいましたよ。
原島：でも俺も初めて聞いた時、「PUNPEE、この曲めっちゃいいね！」って電話しちゃって。だからPUNPEE、『Renaissance』であと20年、食ってけるから！
PUNPEE：乾杯しましょうか（笑）。
原島：乾杯しよう！
平林：かんぱーい！
原島：でも、増田は俺には甘いよ？　「いいよ、いいよ」って言ってくれるよ？
増田：悪いけど、1ミリも気を遣ってないよ？
原島：そんな面と向かって言われると、ムカつくんだけどね（笑）。
増田：俺、そこは1ミリも変わらないよ。『Miss You』はヤバいね。
PUNPEE：だから始めてうちに来た時も、あれは実家だったんすけど。5lackとGapperがいて。で、その時に5lackとGapperがいきなり、会社のそういう人が来たっつって。
原島：「大人が来た」って。
PUNPEE：「大人が来た」ってなっちゃって。ほんで、すごい警戒していた時にソファーの音をずっと「ギュッ、ギュッ」って鳴らしていて。おならみたいな音がしていて。「ブッ、ブッ、ブッ！」みたいな音がしていた時に5lackが「急に変な大人が実家に来て。ずっと屁してて。こいつ、絶対ヤバい！」ってなって。それでGapperと怪しんでたっていうのもあったよね。
増田：あの時は、失礼しました。
平林：いやいや、不可抗力でしょう？（笑）。
増田：俺は、こいてないです。こういう生地の感じで……。
PUNPEE：そう。鳴っちゃって。
番組情報
「SUMMITimes」 
放送日：毎月第2木曜日 21:00 ~ 22:00 
番組URL : <a href="https://block.fm/radio/SUMMITimes">https://block.fm/radio/SUMMITimes</a>
日本のヒップホップレーベル SUMMITが毎回テーマを変えてお送りする神出鬼没の番組。
written by みやーんZZ

PUNPEE　SUMMIT増田のダメ出しで『Renaissance』が誕生した話

増田 “takeyan” 岳哉

Ren “Reny” Hirabayashi

日本のヒップホップレーベル SUMMIT が毎回テーマを変えてお送りする神出鬼没の番組。

日本のヒップホップレーベルSUMMITのプログラム

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相鉄線と東急線の相互直通運転のスタートを記念し公開された、相鉄・東急直通線開業記念ムービー『父と娘の風景』の音楽で、PUNPEEとハナレグミがコラボレーション。PUNPEEが、ハナレグミの名曲「家族の風景」をサンプリングし「タイムマシーンにのって」を再解釈した楽曲が使用された。
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<h3>2組のアーティストの名曲をつなぎ、新たな楽曲が誕生</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/03/15191848/STT_JKT_0313_00_fix.jpg" alt="相鉄東急ムービー" /> 
本ムービーは3月18日（土）に開業する相鉄新横浜線・東急新横浜線を記念して制作されたもの。オダギリジョーと櫻坂46の山﨑天が父娘役で出演、映像ディレクターは柳沢翔が務めた。
音楽では相鉄・東急直通線開業=“つなぐ”にちなんで、2組のアーティストの名曲を“つなぐ”ことで新たな楽曲が誕生。PUNPEEが、深く温かい声と歌唱力で20年以上愛されるハナレグミとコラボレーション。今回のためにボーカルを再録し、アレンジをし直したPUNPEEの代表「タイムマシーンにのって」に、ハナレグミの代表曲「家族の風景」をサンプルし、トラックも歌詞もマッチした音楽の風景が父と娘の物語を彩る。
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/lseiJCAiF_o" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/03/15191900/PUNPEE_%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg" alt="PUNPEE_写真" /> 
PUNPEEコメント 
PUNPEEでございます。この度は個人的にも思い出のある楽曲の再構築、感慨深かったです。 各駅、快速、特急とありますが時を超えサンプリングという形で相鉄線がタイムマシーンとなり、その頃の感覚をゆっくり乗せてきてくれました。 
有り難うございます! 
P 
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/03/15191906/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%99%E3%83%9F_%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg" alt="ハナレグミ_写真" /> 
ハナレグミコメント 
まさに音楽はタイムマシーン!イントロや歌声やビートその響きに乗って、一瞬でいつかのあの日にひとっ飛びできるんだもの。PUNPEEの名曲『タイムマシーンにのって』とハナレグミの『家族の風景』二つが、PUNPEEの最高の再解釈によってこうしてまた新たな一曲になって産まれられた事に興奮してます! 
ハナレグミ
■特設サイトURL : <a href="https://www.sotetsu.co.jp/2023movie/">https://www.sotetsu.co.jp/2023movie/</a>
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PUNPEEがハナレグミ「家族の風景」をサンプリングし「タイムマシーンにのって」を再解釈　相鉄・東急直通記念ムービーの音楽でコラボ

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