DTMer必見!PUNPEEのセッションビデオで使われていたプラグインを調べてみた

ビートメイカー・ラッパーからエンジニアの卵まで超参考になるプラグイン群を分析。
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2021.04.07 08:00

PUNPEEがSIMI LABのOMSBを迎えた楽曲「Life Goes On (あんじょうやっとります) feat. OMSB」 のセッションビデオがリリースされた。DTMのライブストリーミング画面のような形式のMVとなっており、同楽曲のセッションデータ画面や使用しているプラグインが惜しげも無く映像として公開されている。



DIYで楽曲を完成させているラッパーやビートメイカーには必見の内容だったので、当記事では実際にMVを見ながら使われているプラグインを調べてみた。






Avid Pro Tools

▶https://www.avid.com/ja/pro-tools


まずは使用しているDAWソフトから。これはもう定番中の定番、超王道のDAWソフトなので説明はいらないかもしれないが、レコーディング、ミキシングといえばやはりPro Tools。泣く子も黙るPro Tools。


SAUSAGE FATTENER

▶https://www.dadalife.com/sausage-fattener-plugin/


こちらはEDMプロデューサーDada Lifeによる歪み系プラグイン。強烈なサウンドはEDM界隈では定番だが、PUNPEE氏のビデオでも一番最初から登場している。VST / AUのみでのリリースのためPro Toolsで使うにはコンバーターが必要。


UVI Relayer 

▶https://www.uvi.net/relayer.html


クリエイティブで先進的な音作りができるディレイ。複雑な音作りもシンプルで見やすい画面から簡単に行える。



Waves Brauer Motion

▶https://www.minet.jp/brand/waves/brauer-motion/


サウンドに立体的な動きをつけるオートパン。


Waves Smack Attack

▶https://www.minet.jp/brand/waves/smack-attack-transient-shaper/


サウンドのディケイをコントロールするプラグイン。一般的なトランジェントコントロールのプラグインより細かく様々な調整ができる。


OVERLOUD Comp LA

▶https://miyaji.co.jp/MID/product.php?item=Comp%20LA


オプティカルコンプの代名詞、LA-2A, LA-3Aを一つのプラグインにしたもの。画面のトラック名から、PUNPEE氏のメイントラックにかけている様子。


iZotope Ozone 8

こちらは定番マスタリング・プラグインの少し前のバージョンのもの。ちなみにビデオ中に出てくる起動時のエラーメッセージもよく見かける。


Valhalla VintageVerb

▶https://valhalladsp.com/shop/reverb/valhalla-vintage-verb/


1970年代と1980年代のカラーの違うヴィンテージ系リバーブをモデルとしたプラグイン。Auxトラックのリバーブに使われているようなので、全体にかけていると思われる。


AUDIO EASE Altiverb 7

▶https://www.formula-audio.co.jp/audioease/altiverb.html


こちらはプロ御用達の最高級プラグインリバーブと呼べるプラグイン。プロのセッションではほぼ確実に見かけるだけあってお値段以上の価値はある。今回のセッションビデオではPUNPEE氏のボーカルダブルに対してかけている様子。


Waves Scheps Parallel Particles

▶https://www.minet.jp/brand/waves/scheps-parallel-particles/


こちらはWavesとグラミー賞受賞プロデューサー/エンジニア、アンドリュー・シェップスが共同開発したプラグイン。いわゆるシグニチャーシリーズと呼ばれるもので、端的にいうと「つまみ動かしただけでプロっぽいすげー音する」シリーズ。ベースのトラックにかけている様子。



XLN Audio RC-20 Retro Color

▶https://h-resolution.com/product/rc-20-retro-color/


HIPHOPビート作るなら必携となりつつある、レトロ系マルチ・プラグイン。


この他にもスクリーンには登場していないがFabFilter Pro-Q 3やNeve 1081などはほとんどのトラックで使用されている。またAvid純正のデフォルトプラグインも使用しているようだった。


ストイックな音楽制作の姿勢


ラフミックスとはいえ、かなり本格的なミックス作業を行なっていることが伺えるセッションビデオだ。これだけラッパーとして成功した上に素敵な結婚までした現在も、自分自身でラフミックスまで手がけているPUNPEE氏のストイックな姿勢は多くのクリエイターやラッパーにとって刺激となるのではないだろうか。


普通は「録音したらあとはエンジニアさんにお願いするからいっか」となりそうだが、ラフミックスはやはりエンジニアとのコミュニケーションとしてとても重要なのだと改めて考えさせられるビデオだった。


最後におまけで同曲のビートについて。アンダーグラウンドHIPHOPファンならすぐに気がついたであろう、アングラ史に残る屈指の名曲 Madvillain「Raid feat. M.E.D.」と同ネタOsmar Milito & Quarteto Forma「América Latina」サンプリングで、ビートはBIMなどの作品にも参加したドイツのプロデューサーRascalによるもの。


おそらくは昨年亡くなったMadvillainのMCであるMF Doomへの追悼の意味もあるのだろう。


元ネタとなっている作品はこちら。


Madvillain「Raid feat. M.E.D.」


Osmar Milito & Quarteto Forma「América Latina』」



written by Yui Tamura


source:

https://twitter.com/PUNPEE?s=20

photo:

https://youtu.be/G2o5N1kIQ-I




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