Nile RodgersがAviciiを例に挙げAIに対する意見を語る


この記事をシェア
クリエイティブの分野でAIが自動で画像や音楽を生成するジェネレーティブAIが注目を集めるなか、ベテランアーティストのNile RodgersがAIに対する自身の考えを明らかにした。
"数十年前にドラムマシンが誕生したときの恐怖と非常によく似ている"
The Daily StarのインタビューでNile Rodgersは、昨今のAIの台頭について、「数十年前にドラムマシンが誕生したときの恐怖と非常によく似ている」とコメント。また最近注目を集めているAI音声カバーについては「みんながフェイクだと言っているのをよく耳にする。自分にはノイズにしか聴こえない。自分たちがずっと聞いてきたノイズでしかない」と述べている。
テクノロジーを敬遠せずにうまく活用したアーティストの例としてAviciiを挙げる
一方で新しいテクノロジーを音楽制作に活用することについては、ドラムマシンとシーケンサーを例に挙げながら、「ドラムマシンとシーケンサーは素晴らしいツールだ。シーケンサーがなかったら、音楽を作ることができなかったバンドもある」とコメント。さらにテクノロジーを敬遠せずにうまく活用したアーティストの例として、かつてのコラボレーターであるAviciiの名前を挙げながら、次のように述べている。
「Aviciiはテルシャン・ハーモニー(3度堆積:和音を構築する際に3度の間隔で音を積み重ねる方法)を理解していなかった。でも彼は自分が何をしているのかわからずにとても美しい曲を書いていた。彼の耳が何をすべきかを教えていたんだ。ただ、どうしてそんなことができるのか? それは彼の機材を持っていたからで、その機材が自分を表現することを許してくれたんだ」
また今後のAIの活用の可能性については、「何が正しいかはアーティスト自身で判断するべき」とし、「奇妙なことにAIは大したものではないかもしれないけど、もしかしたらすごく良いものになるかもしれない」と付け加えている。
最近はAIによる音声カバーや文章から音楽を生成するツールが話題だが、その活用に関しては音楽クリエイターの間でもさまざまな意見がある。しかし、AIを有効に活用することで、これまでにない新しい音楽が生まれる可能性もあるはずだ。



