Jay-Zがグラミー賞の問題を指摘。「最多受賞者が最優秀アルバム賞を取っていないのはおかしい」


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昨年のグラミー賞ではDJ Khaled(DJ・キャレド)の「God Did」で5分にも及ぶパフォーマンスを披露したJay-Z(ジェイ・Z)が、今年のグラミー賞にも姿を表した。
ベテランラッパー・プロデューサーのDr. Dre(ドクター・ドレ)の名前を冠した「ドクター・ドレー・グローバル・インパクト・アワード」を受賞し、ステージにも登壇。そしてそのスピーチで長年に渡るグラミー賞への不満を露わにし、問題を指摘した。
「最優秀アルバム賞を取っていないのはおかしい」
ドレスアップした娘のBlue Ivy(ブルー・アイビー)と共にステージに上がったJay-Zは感謝を述べた後に、「それぞれの意見に基づいたものだから、全てに賛辞を送る必要はない。でも彼女は誰よりもグラミー賞を受賞していて、最優秀アルバム賞を受賞していない。これはおかしいだろう」と、会場にいる妻のBeyoncé(ビヨンセ)に目を向けながらスピーチを行った。
「Young Lady」と名前は伏せたものの、Beyoncéの受賞歴について語っているのは明らかだ。Beyoncéはこれまで32回の受賞を果たし、全体でもトップの受賞数であるにも関わらず、最優秀アルバム賞ではノミネートされた2010年(Taylor Swiftが受賞)、2015年(Beckが受賞)、2017年(Adeleが受賞)、そして2023年(Harry Stylesが受賞)と、いずれも受賞を逃している。
グラミー賞の誠実性を求め続けるJay-Z
スピーチの最後には「受賞のことは置いておいても姿を表し続けよう。受賞に相応しいと称賛されるまで、リーダーと認められるまで。天才だ、史上最高だと呼ばれるその日まで」と、Beyoncéだけでなく全アーティストに向けて発言したJay-Z。
実は昨年、Beyoncéがアルバム『RENAISSANCE』で受賞を逃した際にも「グラミー賞はみんなの目標なんだ。彼らには正しい判断をしてもらいたい」と、インタビューで発言していた。
これまでヒップホップだけでなく音楽業界にも社会的にも影響を与え続けているJay-Z。「ナーバスな時には真実を話してしまう」とBlue Ivyの手を握りながらのスピーチだったが、終わった後にはグラミー賞のトロフィーをグラス代わりに、自身が権利を持つコニャック「D’Ussé」を注ぎ乾杯する姿も。言いたいことを言った後、というわけではないが、この何気ない姿にも王者の風格が見られる。
グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーは2021年にCEOが変わり、これまで以上に変化が見られていることも確かだ。しかしまだまだ改善の余地は残されている。


