出演者として、ブッキング担当として「ノーギャラ」のオファーについてどう思うか、haraとandrewにきいてみた。

DJとして現場で活躍しながら、イベントのオーガナイズやブッキングも担当するharaとandrewに「イベントに呼ばれるDJとは？どうしたら声がかかるようになるのか？」を質問！

TJOがナビゲートする、DJによる、DJのためのプログラム「IN DJs WE TRUST」。
第3回目のゲストには、2007年から都内を中心に活動を続け、国内外の各地でプレイ、楽曲提供や秋葉原MOGRAのマネージャーを務めるなど縦横無尽の活躍を見せるhara、そして、ダンスミュージック・レーベル「TREKKIE TRAX」主宰の一人であり、DJ/プロデューサーとしてビッグフェスへの出演や海外アーティストの楽曲プロデュースなども手掛けるandrewが登場。
日本のダンスミュージックシーンを牽引する次世代DJの2人に、「イベントに呼ばれるDJになるには？」というテーマで語ってもらった。
ラジオ番組のアーカイブ視聴はこちらから。
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TJO：hara君とandrew君の2人はDJだけじゃなくて、実はオーガナイザーとかブッキングの担当もやってるので、こんな質問。「イベントに呼ばれるDJになるにはどうしたらいいか？」
hara：なかなか難しい話だし、みんな気になるポイントですよね。僕は自分でプレイヤーを10数年やりながら、10年くらい秋葉原のMOGRAっていうクラブの運営、企画制作、ブッキングをやってるんですけど。
やっぱり「存在すること」が結構重要かな。やっぱりパーティーにいること。実際にクラブに足を運んでるのも存在するっていうことだと思うし。今はSNS、インターネットがこれだけ発達してるので、自分のDJ MIXやディグった曲、自分が何を好きか、どういうものを愛しててどういうことをやっているかっていう発信をすることも、存在感を出すことだと思う。まずはそこからかな。
TJO：現場にもちゃんと顔を出してるし、SNSでも自分はどういうDJかっていうのを発信してる人が分かりやすくていいよ、と。
hara：そうですね、発信しないとどういう人かがわからないので、そうなるとなかなかブッキングされないんじゃないかな。もちろん曲を作ってリリースして、それがいろんな人の目に留まるのも発信だと思うし。とにかく発信してほしいですね。
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TJO：顔を出しててもどんな曲をかける子なんだろうってわからなければ、どこのパーティーに当てはめていいかわからないし。逆にSNSでめちゃめちゃMIX出してるけど現場に来ない子は、それはそれで不安になるみたいなところもある？
hara：まぁ、そういう何かしらの発信をしていれば、現場にいてもいなくてもどっちでもいいとは思うんですけど。そのMIXが素晴らしかったらいいと思うんですよね。ただ、そのきっかけは何かを発信をすることだったり、どこかにいることだと思います。
TJO：ちなみに最近、面白いなと思って声かけた人っていますか？
hara：最近だと、まだイベントにはブッキングできてないんですけど、原口沙輔くん。12歳くらいから音楽活動していて、J-POPの作曲とかをしていたプロデューサーがいるんです。MPCのライブで有名だったんですけど。
彼がCDsっていうユニット？コミュニティ？をやってるんです。DiscordサーバーとYouTubeのチャンネルを持っていて、いろんなクリエイターが参加してる。音楽というよりかは、映像編集や音MADみたいなノリを複数のクリエイターで作って1本の作品にする、もうめちゃくちゃ新しいことをやってる子たちがいるんですよ。その子たちのイベントをいつかやりたいなと思って、声をかけましたね。
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="CDs ＋ Youtube (Live Set)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/JPLhhGvLXGg?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div>
hara：まだ全然、話が具体的に進んでるわけじゃないですけど。原口沙輔くんは20歳になった瞬間にMOGRAのオールナイトイベントに出演してもらったりして。そこから結構今、いろんなところで活躍されてます。彼については、ここ1、2年はずっとチェックしてますね。
TJO：音楽の発信って言ったら、もう沙輔くんはめちゃめちゃやってる人だもんね。
hara：超デジタルネイティブ世代で、やれることを全部やってるなって感じで、素晴らしいなと思ってます。かつ、独自の音楽性もあってプロデュース能力も高いので応援したいです。
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TJO：ありがとうございます。さあ続いては、andrew君いかがでしょうか。どんな人を呼びたいかっていうのも含めて教えてください。
andrew：自分たちは「TREKKIE TRAX」っていうレーベルをやってるんですけど、最初は自分たちでパーティーをやってたんですよね。でもやっぱりそこだと全然広がりがなかったので、レーベルを始めたんです。
さっきhara君もおっしゃってたんですけど、存在感を出すというところで自分は何やってたかな、と考えたんですけど。クラブに遊びに行ったときに、自分のMIX CDを気になるDJにめちゃくちゃ渡してました。今思えばすごい体育会系な、営業な感じだなとは思うんですけど。でも、曲やMIXをインターネットにアップして、それを好きなDJにDMとかで送ったり、オーガナイザーさんに聴いてくださいって渡すこと。そこで存在感を見せるのは大事だなと思います。
自分たちのパーティーに呼ぶ上でも、DJをすることは、そのお店の空間でお客さんと一緒に過ごしてパフォーマンスすることなので、やっぱりどんな方かわかるっていうのは結構重要な部分かもなと思います。僕はそれを最初、「自分を知ってほしい」っていう気持ちからやってたんだな、と。
TJO：andrew君ってMIX CDを作ってばらまいてる世代だったんだね。もっと若いイメージがあるから、mp3で送って「聴いてください」みたいなイメージがあったんだけど。
andrew：よく考えればその方が良かったかもって思うんですけど。その後インターネットレーベルをやるので、mp3を普通にインターネット上に配布するし。でも、そこで伝わりきってないと思った部分をパーティーに行って広げるというか。
僕ら最初は、Maltineの歌舞伎町でやってたパーティーに遊びに行って、自分たちのコンピレーションCDを100枚配るっていうのをゲリラ的に…、と言いながらtomadさんにも許可とってやってたんです。インターネットで発信してても、腹落ち感というか、全然どこに届いてるかわからないなっていうのを、実際パーティーに行って。mp3で配ってるのにわざわざCDに焼いていろんな方に渡すみたいなことをしていましたね。
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トークのフルバージョンを聴きたい方はこちらから。
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<h3>【番組情報】</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/08/31190538/1440-1440-A.jpg" alt="IN DJs WE TRUST" />
IN DJs WE TRUST
40年前に誕生した「DJ」という表現。機材やプレイスタイルが進化する中で、DJたちはどんなことを考え、何を感じているのでしょうか？
この番組では、時代を築いてきたDJたちの思考とプレイの裏側に迫ります。
MC：TJO 
配信日時：金曜日21:00~ 
番組ページ：<a href="https://block.fm/radio/idjwt">https://block.fm/radio/idjwt</a>
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「イベントに呼ばれるDJになるにはどうしたらいい？」 現場で活躍するharaとandrewが共通して考える、駆け出しDJにとって大切なこと

DJ中、DJたちは何を考えてプレイしているの？ダンスミュージックシーンを長年牽引するベテラン、Q'HEYとREMO-CONの”DJ哲学”に迫る！

TJOがナビゲートする、DJが主役の番組「IN DJs WE TRUST」。第2回目は、東京で最長寿のテクノパーティー「REBOOT」を主宰するなど、長年シーンのトップで活躍し続けるQ'HEYと、プロデューサーとしての活躍はもちろん、DJとしても世界各国のフェスに出演するREMO-CONが登場した。
トークトピックは「DJ中、何を考えている？」様々な現場を経験してきたベテランDJである2人は、DJ中にどんなことを考えているのか？その頭の中を覗いてみよう。
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TJO：ズバリ、DJ中は何を考えていますか？
REMO-CON：これ僕、Q’HEYさんに聞きたかったです。
TJO：例えば、自分のDJがスタートするときには前のDJがプレイしてるじゃないですか。その選曲に合わせたプレイをするのか、それともBPMは繋げたとしても何かしら仕切り直すのか。
Q’HEY：そうですね。まず、流れはできるだけ汲みたい。前にblock.fmのパーティーがWOMBであったときに、僕、REMO-CONの後にやったんです。その時はめちゃくちゃBPMが速くて。REMO-CONは、俺がそのあと繋ぐと思ってなかったと。
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REMO-CON：そうなんです。
Q’HEY：俺は繋いだんですよ。めちゃくちゃ速かったけど。140オーバーぐらい？
REMO-CON：150ぐらいあったと思います。
Q’HEY：REMO-CONは「なんだったらDrum'n Bassで終わろうかと思ってた」って。どうせ繋がないだろうし。でも俺はできるだけ繋ぎたい。ただ、流れは汲みつつも、BPMにしても雰囲気にしても、だんだん自分のセットに持っていく。それはある程度こだわっていきたいですよね。でも、現場にもよると思うんですよ。自分がヘッドライナー級だった時は、仕切り直しで入った方が喜んでもらえるケースもあると思うし。そこは現場によって変えていくかな。
何を考えてるかというと、自分がそのフロアで、自分がそこで踊ってたら、どんなふうな楽しみ方をしてるかな、この音を今どう楽しんでるかな、とかですね。自分のセットだから自分のかける曲はわかってるんだけど。家で聴いてるのと違って、現場は内装やフロアの空気、フロアにいるオーディエンスによって楽しみ方が全然違ってくるじゃないですか。
お客さんを楽しませる、お客さんの反応を第一に考えるっていうのがやっぱりDJだと思います。その中で自分らしさをしっかり持つことが大事かな。僕自身がフロアの中で、今これを聴いてたら、 次何が欲しいか、次何が来たら気持ちいいか、次何が来たら驚くかっていうのを考えてるかな。
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Q’HEY「TOKYO DANCE MUSIC WEEK 2023」@DOMMUNE 2023/09/04 【切り抜き】" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/fXdis2j8Sl8?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div>
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TJO：面白いですね。 例えば持ち時間が90分のとき、前のDJから流れを受けて、大体何分ぐらいで自分のセットに持っていきますか？状況にもよると思うんですけど、 そういう指標ってあります？
Q’HEY：現場によるからね。スタートポイントがどれくらい自分のセットと距離があるかにもよると思う。距離があればあるほど戻す時間はかかるじゃないですか。
REMO-CON：僕の後みたいなね（笑）。
Q’HEY：そう（笑）。あのときはドッカンドッカン盛り上げた後で、ここから地味に持っていってもしょうがないから、自分の中では本当にあげていけるセットをやりました。自分らしさが芯にありつつもね。持ち時間も短かったし、修正とかじゃなくて、そのまんまの勢いで上げてく現場だった。
TJO：ブースに立ってる自分じゃなくて、フロアに自分が立ってたら次に何が欲しいかって考えるのは面白いですね。REMO-CONさんは？
REMO-CON：そうですね。やっぱりフロアを知らないDJはあんまりいいDJじゃないみたいなことを言いますけど、まあそういうことっすよね。あと、めちゃめちゃ遊んでるやつの方がいいDJになるとか。家でずっと練習してる人よりも。そこは大事な視点だと思う。
Q’HEY：REMO−CONはDJ中に何考えてるの？
REMO-CON：大前提として、イベント内容やセットにもよりますけど。多分、性格出てると思うんですよ。僕はどっちかというとぶった切る派で。その日アーティストモードでDJするか、DJモードかで結構変わるんですけど。それこそヘッドライナーで呼ばれてる時はどっちかというとアーティストモードでいくので。なんで前のDJの感じで俺がやんなきゃいけないんだっていうのがまずある。
TJO：（笑）
REMO-CON：知らねえよ、俺の前のやつが何しようが、こっからは俺の時間だ、みたいな。いい意味でね。別に前のDJをディスってるわけじゃなくて（笑）。
Q’HEY：ヘッドライナーで呼ばれてるときは、その人の世界をみんな楽しみに来てるからね。だからそれはそれで正解だと思う。
REMO-CON：しかも最近だと、100%自分の曲しかかけないセットも多いので、さらにそういう感じになっちゃうし。さっきのQ'HEYさんには申し訳ないんだけど、後の人のこともあんまり考えない…（笑）。
Q’HEY：（笑）
REMO-CON：だからどっちかというとコンサートとかそういう感じになっちゃうのかな。そういう時はフロアにいる人のことも考えるけど、選曲もそんなに考えることもなくバンバン行くかな。
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="REMO-CON Vinyl Set at &quot;SCOSI Part.2&quot;" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/gC79F82_bIA?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div>
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TJO：REMO-CONさん名義だとアーティストモードだと思うんですけど、最近はTETSUYA TAMURA名義もあるじゃないですか。 ハウスとかやるときは自分の曲だけっていうわけにもいかないと思うんですけど。
REMO-CON：そういう時は普通にパーティーとして考えるんで。何時頃プレイするかもあるし、流れも重視する。何を考えるかというと、基本的に選曲のことを考えてるのが1番ですかね。次何かけようかな、どういう展開にしようかな、とか。
あとは、トランスやってたからだと思うんですけど、曲のキーを結構気にするんですよ。 例えば今、Aマイナーの曲がかかってるとして、このままAマイナーと、Cメジャーもいけるな、みたいなことを結構考えたりします。そこで迷うのが、ここ次Aマイナーだから同じくAマイナーの曲をかけた方が綺麗に行くんだけど、DJ的には全然キーが合わない不協和音のあの曲をかけたほうが、この場は絶対盛り上がる。そういう2つのルートができた場合は、DJの方をとる場合も結構ある。
TJO：面白い。
Q’HEY：すごいね、そういう発想は、テクノのDJにはない。しかもさ、元々ディスコでリクエストすらバリバリ受けてるようなDJのところから、自分の曲しかかけないアーティスト的なスタンスのところまで、振り幅がすごいよね。なかなかそこまで振り幅持ってる人っていないんじゃない。
TJO：確かに。
REMO-CON：それがいいところでもあるし、悩みどころでもあったりするんすけど。ディスコの癖が抜けない時がたまにあるから。
TJO：フロアの顔色伺っちゃうみたいな？
REMO-CON：そう。多分これ欲しがってんだろうな、みたいなやつの方に行っちゃうとかね。
TJO：そうですよね。 逆にQ’HEYさんの方も、メロディー感よりかは、音の厚みとか音の強弱をしっかり判断しながら、増やしたり少なくして全体の流れを作るじゃないですか、テクノって。それって逆に他のジャンルじゃ味わえない醍醐味ですよね。パーカッションが入って、次なくなってとか、そういった細かいことで急にガッと盛り上がる時があるじゃないですか。僕はあれ、ほんとにもう魔法みたいな瞬間だと思ってて。
Q’HEY：なんだろうね、ハイハット当てるだけでわーってなるときあるもんね。
REMO-CON：そう！あれぞ究極のフロアなんじゃないかって俺は思いますね。
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トークのフルバージョンを聴きたい方はこちらから。
<episode id="https://block.fm/radio/episode/154848"></episode>
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IN DJs WE TRUST 
40年前に誕生した「DJ」という表現。機材やプレイスタイルが進化する中で、DJたちはどんなことを考え、何を感じているのでしょうか？
この番組では、時代を築いてきたDJたちの思考とプレイの裏側に迫ります。
MC：TJO 
配信日時：金曜日21:00~ 
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DJ交代時、前のDJの雰囲気に寄せる？それともぶった切る？Q’HEYとREMO-CONが語る「フロアの空気の作り方」

DJでも聴き分けが難しい？Q'HEYとREMO-CONがお題の曲を聴いて、その曲がテクノかハウスかを判定した。

TJOがホストとなり、DJについての話を中心にお届けするblock.fmの新プログラム「IN DJs WE TRUST」。第二回目の放送ゲストは、東京最長寿テクノパーティー「REBOOT」を主催し、テクノシーンを長年に渡り牽引するQ'HEY(キュウヘイ)。さらに、日本を代表するトラックメイカーとしてテクノはもちろん様々なジャンルの音楽に精通するREMO-CON(リモコン)が出演した。この二人に、テクノやハウスDJなら誰もが悩んだことがあるであろう難題、「この曲はテクノか ? この曲はハウスか ? 」の判定を行って貰った。今回のお題曲は、Wh0, Mark Knight, James Hurr (feat. Kathy Brown)の「Turn Me Deeper」と、Dom Dolla(ドム・ドラ)の「girl$」。あなたも是非この曲を聴いて判定して欲しい。二人が導き出した答えはいかに ! ? 
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Wh0, Mark Knight, James Hurr (feat. Kathy Brown) - Turn Me Deeper [Toolroom]" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/VleyLhYVjg8?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div>
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Q'HEY : 大前提として、僕はジャンルやカテゴリーはどうでも良いと思っています。ただ、みんなが個人的に「これはこうだよね ? 」と考える感覚は大事にした方がいいと思います。でも、この曲に関してはハウス以外の何でもない ! （笑）
TJO : その理由を教えてください。
Q'HEY : 僕がハウスかテクノの区別を一言で表すとしたら、“ソウル”か“マシーン”かです。ハウスはソウル。テクノはマシーンなんですよ。この曲はマシーンナリーなものは全く感じないけど、ソウルは感じます。
TJO : 確かにそうですね。
Q'HEY : そういう風にざっくりと2つに分けるとハウスです。
REMO-CON : その考え方をするとすごく分けやすいですね。
TJO : リモコンさんはこの曲はどうですか ? 
REMO-CON : 最初の2小節くらいだけを聴いた時は、ベースのグルーヴはテクノだと思いました。ベースの打ち込み方がそうですね。だけど、その後にボーカルが入ってきたり、スネアの連打や入ってくる音色を聞くと、まぁハウスかなと思います。でも、最初の1小節だけループしていたらテクノですね。
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Dom Dolla - girl$" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/PU6Yd4w-ih4?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div>
TJO : この曲はどうでしょうか ? 
Q'HEY : この曲は“ テッキー”な感じです。でも、あくまでもハウスです。“テックハウス” というワードがありますが、“テック” と言った段階で“テクノ”じゃないんです。
TJO : 逆なんですね。
Q'HEY : あくまでもテクノはテクノです。テックって言ったら、“テクノ的な何か”なんです。だからテックハウスはハウスです。
TJO : 面白い ! そういうことなんですね。テックハウスは“テクノっぽいハウス”なんですね。
REMO-CON : “なんとか風” みたいなことですね。
Q'HEY : テクノとハウスの中間ではなくて、“テクノ風ハウス”です。あと、ミニマルのジャンルで“ディープテック”というものもあるんですけど、あれもテクノではないんですよ。ディープテックの曲を聞いてみると、僕にとっては「ハウスだよな ! 」という曲ばかりなんです。
REMO-CON : 〜テックとつくのは、テックが修飾語になっているということですね。これは分かりやすいです。テックとつくとテクノじゃない ! それは良いですね。
TJO : もう、この企画の答えが出ましたね。 REMO-CONさんはどうですか ? 
REMO-CON : この曲はちょっとだけテクノっぽいです。ちょっとだけアシッド味とレイヴ味が入ってますよね ?
TJO : そうですね。
REMO-CON : そこを捉えると、この曲は昔、90年代の頃だとハードコアテクノと言われていたと思うんですよ。レイヴやアシッドの曲として。
Q'HEY : その時代のテクノ、ハウスの曲はさらに区別がつかない ! 
REMO-CON : その時代の話まで遡ってしまうんですけど、でもこの曲はハウス寄りなのかなと思います。
TJO : 最高です ! まさにこういう話が聞きたかったです。
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トークのフルバージョンを聴きたい方はこちらから。
<episode id="https://block.fm/radio/episode/154848"></episode>
【番組情報】
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40年前に誕生した「DJ」という表現。機材やプレイスタイルが進化する中で、DJたちはどんなことを考え、何を感じているのでしょうか？
この番組では、時代を築いてきたDJたちの思考とプレイの裏側に迫ります。
MC：TJO 
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みんなを悩ませる「この曲はテクノ ? ハウス ? 」問題。単純明快な判定方法が判明 ! ?

40年前に誕生した「DJ」という表現。機材やプレースタイルが進化する中で、DJたちはどんなことを考え、何を感じているのでしょうか?この番組では、時代を築いてきた DJたちの思考とプレイの裏側に迫ります。

DJたちの DJたちによる DJたちのための Program

IN DJs WE TRUST

MCのTJOとともに、2組のDJがゲスト出演して“DJ論”を語る番組「IN DJs WE TRUST」。第4回目には、ダンスミュージックレーベル「TREKKIE TRAX」を主宰し、DJ/プロデューサーとして東京のシーンを盛り上げるandrew、そしてDJ/プロデューサーとして数々の現場で活躍し、さらに秋葉原MOGRAでブッキング等を務めるharaという次世代DJを代表する2組が登場。
「もし、ノーギャラでDJ出演してくださいと言われたらどうする？」というお題に対して、出演者としても、ブッキングやイベント主催者側としても経験豊富な2人が「出演費」に対する考え方を語った。
ラジオのアーカイブ視聴はこちらから。
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TJO：ずばり「ノーギャラで出演してください」と言われたら？
andrew：出ません（笑）。
TJO：出ない（笑）。
andrew：基本的には出ないですね。自分たちが主催するパーティーとか、リリースのプロモーションとか、当てはまらないパターンもあるんですけど。基本的には今、出演費をいただいてプレイすることがメインになってる以上、ノーギャラで出演するのは、出演費を払っていただいている方に申し訳ないと思います。
TJO：例外はある？
andrew：例えば、自分が提供したRemixのリリースパーティーとか。その後に今度は相手側が自分のパーティーに出演してくれるっていう話があらかじめあるときは、お互いに負担になることはしない方がいいよねっていう話をして、お互いノーギャラで出るようなことはあります。アーティスト間同士でのスキルトレードというか。でも、基本的にはないですね。
TJO：「TREKKIE TRAXがそういうことを発信してくれて、ありがとう」と言いたい。
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andrew：いやぁ。でも先輩に言われたことがあって。「ある程度DJのキャリアがあってメディアにも露出していて、それでノーギャラで出たりギャラが安い状態だと、自分たちよりもまだ露出がそんなに高くない子たちが活躍する場所がなくなっちゃうから、君たちが頑張れば頑張るほど、その分の対価をある程度自分たちで設定しないとダメだよ」と。
確かにそうだなと思って。自分も最初、DJをし始めた時はノーギャラで年間130本とかやってた時期があったんです。どんなパーティーでもオファーが来たらとにかく出ようみたいな。その時はバイトしながらDJをして、なんとか生活ができてた感じだったんですけど。やっぱりそれが1年以上続いた時に、もう生活ができないから、どうしてもDJをお断りしなきゃいけないっていう場面があって。
TJO：実際「疲れた…」みたいになった？
andrew：130本DJするとなると、いろんなパーティーに出ることになるじゃないですか。そうすると、ラウンジからアッパーなパーティーまで、その振り幅が自分の中で精神的についていけなくなるというか。傍から見たらそんな風には見えてなかったようなんですけど。その頃から、新宿ドゥースラーで自分主催のレギュラーパーティーを始めたんですが、「自分はこういう音楽をやりたいんだな」みたいな部分が改めてわかって。逆に言うと、今まで130本出ていたのはやっぱり少し無理してたんだなと。
そこで改めて周りに相談したら、「需要がある中で、自分の供給が足りてないってことだから、普通に交通費程度は絶対もらった方がいいよ」って言っていただいて。自分はそこで初めてギャランティーを設定しましたね。
TJO：haraくんはいかがでしょう？
hara：僕は17歳くらいから現場に出てるんですけど、当時から僕はノーギャラで受けてないですね。逆にその代わりにギャラ交渉するというか。例えば、「パーティーに当日10人自分のお客さんを呼ぶんで、このくらいください」くらいのことを、DJし始めの頃から交渉してたタイプです。
TJO：すごいね。その感覚はどこから来てたの？
hara：お金が払えないはずがないというか。完全にお金が発生してないイベントもあるとは思うんですが、エントランス料金が設定されてるのに、ギャラが払えないはずがないと思ったときは交渉してましたね。お金を払える条件に持っていけば、金銭が発生するのかなと思ってたんで。
TJO：実際にそういう交渉は上手く行ってました？
hara：そうですね、「じゃあその条件で」っていう時もありましたし、当時20歳くらいだったので、「なんだこいつ」って思われて、そこで無くなったブッキングもたくさんありました（笑）。僕は常にそういう風に考えてますね。自分のギャランティも設定してますが、それは自分がやってることに対する、愛のお金だと思ってます。
あとは、僕もブッキングやイベントを年間何本もやっているので。その人を呼ぶことでお客さんが何人増えるとか、どういう影響力があるかとかも自分で把握してる。なので、そういう集客の部分はずっと大切にしてますね。
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TJO：なるほどね。自分で主催したり、ブッキングとして実際にお店に携わったりしていて、自分がお金を払う立場になったら、やっぱり少なくても払わなきゃいけないなってなってくるよね。
hara：普通にそうですね。DJって、出るまでに時間やお金がかかるから。
andrew：専門職ですよね、DJって。
hara：そう、職人ですからね。だからそこにはお金を払いたいですよね。
andrew：なかむらみなみが前に経験したことなんですけど。ラッパーやDJのイベントで、ノルマがあるパーティーも、DJ始めた頃とかはあるじゃないですか。ノルマがあるっていう子と喋った時に「今日ノルマもう払ったから、めんどくさいしもう帰っちゃおうかな」って言ってたんですよ。
お金をいただいている俺らからすると、そんなことできないわけじゃないですか。だから「なんて無責任なんだろう」って思ったんです。でも逆にこの子は今、消費者になっちゃったんだなって思って。自分が払ってプレイさせてもらってるってことは、何か物を買う側、何か食べ物を買う側みたいな感じになっちゃってて。その食べ物を残すのも自由、みたいな考え方になっちゃうと、そこからプロフェッショナルな意識というか、もっとこの道を極めようっていう自分へのプレッシャーがなくなっちゃうのかなと思って。
ノルマがあること自体は、そういう風にイベントが成立している部分はめちゃくちゃあると思うし、その子にとって、払ってる分気持ちも楽にプレイできるとか、その分お客さんを呼ぼうっていう気持ちにもなるかもしれないんですけど。
そこで、その発言を聞いた時にすごくハッとして。自分は出演費をもらってるから今こういう意識があるんだって思って。そこからすごく身が引き締まりましたね。
TJO：素晴らしいですね。
andrew：で、その子になかむらみなみが説教したりとかして（笑）。それじゃダメだよって。せっかくラップやりたい、DJやりたいって子なのに、なんか悲しいなって思ったのが結構自分の中で衝撃でしたね。
hara：ギャランティが発生して初めて、僕らは自称ミュージシャンからプロのDJになるって僕は思ってるので、そこの信頼関係が生まれるしその分責任も出てくる。やっぱりプロとして音楽をやるには大事なところかなと思います。
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トークのフルバージョンを聴きたい方はこちらから。
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40年前に誕生した「DJ」という表現。機材やプレイスタイルが進化する中で、DJたちはどんなことを考え、何を感じているのでしょうか？
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MC：TJO 
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「ノーギャラで出演してください」と言われたらどうする？ DJ／ブッキング双方の立場を知るandrewとharaが語る

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