Diddy裁判に判決。性的人身売買は無罪、女性移送行為で有罪に


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2023年11月、元恋人であるシンガー・Cassie(キャシー)の告発をきっかけに、さまざまな容疑が浮上していたラッパー/プロデューサーのDiddy(ディディ)。2024年9月に逮捕され、今年1月には連邦検察により性的人身売買や組織的恐喝などの罪で起訴されていたが、裁判の末、7月2日に判決が下された。
終身刑の可能性もあった重大な罪については無罪とされた。判決後、保釈申請は却下されたものの、Diddyは法廷内で家族に向かい「I’m coming home」と口を動かしたと報じられている。
有罪となった罪では、最大20年の刑期も
起訴されていた罪状のうち、最も重かった「組織犯罪共謀罪(RICO法)」および「性的人身売買」については、証拠不十分によりDiddyは無罪となった。
RICO法(Racketeer Influenced and Corrupt Organizations Act)は立証が非常に難しいとされており、Diddyのケースでは「Diddyに加え、少なくとももう1人が、10年以内に2件以上の組織的犯罪に関与している」ことを証明する必要があったという。しかし、検察は誘拐や性的人身売買に関する十分な証拠を提出できなかった。
こうした罪を立証する典型的なケースでは、組織内の人物が証言台に立ち「ボスに命令された」と証言するのが通例だが、Diddy以外に出廷した関係者がいなかったことも影響したと、法廷関係者はコメント。
また検察は裁判終盤、誘拐・放火未遂・性的人身売買の補助といった容疑を論点から除外した(起訴自体は維持されたまま)と報じられている。これは、証拠不足から裁判戦略を変更せざるを得なかったとする見方が支配的だ。
一方で、Cassieおよび匿名の原告女性に対する「運搬罪(Mann Act:買春を目的とした州をまたぐ移送)」については有罪が認定された。この罪に対する懲役はそれぞれ最大10年。合計で最大20年の刑期となる可能性はあるが、通常は併合され、実刑はそれより短くなると予想されている。
保釈は却下、量刑判決は10月に
判決後、Diddyの弁護団は100万ドルを支払う保釈申請を行い、フロリダ、ニューヨーク、ロサンゼルスへの移動許可も求めたが、これらはすべて却下され、引き続き収監されることとなった。裁判官は「逃亡の恐れ、そして暴力性がある」として、保釈を認めない理由を明示している。
有罪判決が下された運搬罪の量刑は、10月3日に言い渡される予定。Diddyは法廷を後にする際、「出てきたらまた会おう」と家族に向けてメッセージを残した。
判決後、Diddyの弁護団は100万ドルを支払っての保釈申請を出し、フロリダ、ニューヨーク、ロサンゼルスへの移動を許可するよう求めたが、その全てが却下され継続して収監されることが決まった。裁判官は「逃亡の恐れ、そして暴力性がある」と保釈を却下した理由を述べた。
有罪判決となった運搬罪の量刑判決は10月3日に下される予定。Diddyは立ち去る際に「出てきたらまた会おう」とメッセージを残した。
Cassieの弁護士は、「依頼人の勇気ある行動によって、エンターテインメント業界における不正に注目が集まりました。この一連の事件は、業界の変化がいかに遅れているかを示すものでもあります」とコメントしている。



