『サイバーパンク2077』大型アプデ&DLC「仮初めの自由」発売。新たに追加された3つのラジオ局に注目

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CD PROJEKT REDは9月26日、『サイバーパンク2077』の有料拡張パック「仮初めの自由」を発売した。
本編を拡張する新たな物語が展開
「仮初めの自由」は、2020年に発売されたアクションRPG『サイバーパンク2077』の有料拡張パック。混沌極める街、ナイトシティで傭兵として生きる主人公Vの元に、ある一通の連絡が来ることで始まる物語を描く。本DLCでは、ナイトシティの危険な独立地域「ドッグタウン」を舞台に、スパイ・スリラー作品に影響を受けた緊張感のあるストーリーを楽しむことができる。
本DLCでは、新キャラクターとして危険な香りのするネットランナー、ソングバードと、その師匠で、俳優イドリス・エルバが演じる謎多きエージェント、ソロモン・リードが登場。新たな二人のキャラクターが、Vの物語をさらに盛り上げることとなりそうだ。
ゲーム本編もDLCに先駆け大型アップデート、新たに加わった3つのラジオ局を紹介
また、本DLCの発売に先駆け、『サイバーパンク2077』本編に多大な新要素を加えるアップデートを実施。車上戦闘やスキルの見直し、新たなアイテムなどその範囲は広く深い。そんな中でも、ゲーム内で流れるラジオ局が3つ追加されることになったことも一大ニュースではないだろうか。
まず最初に紹介するのが「89.7 Growl FM」。これは、本DLCの発売前に行われた楽曲コンテストで入選した楽曲が流れるラジオ局となっている。担当アーティストたちのインタビューも公開されており、併せて視聴するとさらに「89.7 Growl FM」や楽曲への解像度が上がるはずだ。
ジャンルやスタイルなどに限りのない「ナイトシティに合う」さまざまな音楽が並ぶプレイリストには、日本人アーティストの楽曲も収録。実際に『サイバーパンク2077』をプレイして感じたことを詰め込んだという、春ねむりの「Let It Go As You Wonder(さまよえるままゆけ)」と、ナイトシティの混沌さを楽曲に表したようなNoWorldの「Do or Die」は必聴の楽曲だ。
次に紹介するのは、「107.5 Dark Star」。このラジオ局はダークでディストピアを感じるワールドミュージックをテーマにした楽曲を放送する。ゲーム本編に登場したイドリス・エルバが手がけた楽曲も2曲収録。俳優として大きく名を残しているイドリス・エルバだが、彼の素晴らしいラップスキルを堪能できるのがこのラジオ局だ。
最後に紹介する「99.9 Impulse」は、イドリス・エルバがDJとして楽曲をミックスしたラジオ局。主に未公開楽曲かつ、近代的なエレクトロやクラブミュージックを中心とした選曲がされているようで、開発者もぜひこのラジオをかけながらナイトシティをドライブしてほしいと豪語している。
追加された3つのラジオ局は、「仮初めの自由」を購入していなくても『サイバーパンク2077』内で聴くことができるので、ぜひ新たなラジオ局でナイトシティライフを楽しんでいただきたい。
サイバーパンクを感じながらもスパイ・スリラーの要素を入れ込んだサウンドトラックも配信中
また、「仮初めの自由」の公式サウンドトラックも現在配信中。サイバーパンクのテーマを残しつつも、各所にスパイ・スリラー的なテーマを入れ込んでいるようで、音楽からストーリーテリングを連想できるようなアルバムとなっているようだ。
ラジオ局や音楽制作の背景などについては、公式YouTube「Night City Wire」でも語られているため、ぜひそちらもチェックしてほしい。
開発元のCD PROJEKT REDによると、「仮初めの自由」は最初で最後の拡張パックとなり、以降は『サイバーパンク2077』の世界観を引き継いだ新作の制作に移る模様。拡張パックによりさらに拡大されたナイトシティでの生活と物語を楽しんでみては?
サイバーパンク2077公式:https://www.cyberpunk.net/us/ja/cyberpunk-2077