Beyoncéが2013年のアルバムから「Grown Woman」を10年越しにデジタルリリース
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今年2023年5月から10月にかけて開催した約7年ぶりの単独ワールド・ツアー「Renaissance World Tour」を追った映画『Renaissance: A Film by Beyoncé』が12月21日から日本でも公開されるBeyoncé(ビヨンセ)が、2013年リリースのセルフタイトルアルバム『Beyoncé』に収録されている「Grown Woman」をデジタルリリースした。
これまではアルバムリリースの1周年を記念して2014年に公開されていたYouTube上でのみ聴くことのできた曲が、10周年を記念しての配信となる。
YouTubeでは再生数1億回越えの人気曲
これまでYouTubeでのみ聴けることもあって、「Grown Woman」は1億4500万回以上の再生数となっており、最も再生されている「Halo」の14億回に比べると見劣りするものの、ファンの間では人気の曲。アルバムではヴィジュアル・DVDのボーナストラックのみとして収録されていた「Grown Woman」はアフリカンなドラムにクワイアのようなコーラス、そしてBeyoncéの歌声がシンプルなリリックを届けている良曲なので、是非お気に入りの1曲に加えて欲しい。
『Beyoncé』はアルバム単位で見ても初登場全米1位はもちろんこと、フィーチャリングには夫のJay-Z(ジェイ・Z)、娘のBlue Ivy(ブルー・アイヴィー)そしてDrake(ドレイク)などが参加。10年前の作品とは思えない時代を超えたアルバムだ。
ついにビリオネアの仲間入りか
米経済誌フォーブスは、文句無く大成功を収めた「Renaissance World Tour」によって彼女の純資産が今年3億ドル(約425億円)増え、8億ドル(約1134億円)になったと推定している。今年6月の時点では5億4000万ドル(約768億円)でアメリカにおける「最も裕福な自力で出世した女性」ランキングでは48位となっていたが、さらに上昇することとなる。ツアーからは1億ドル(141億円・税抜後)の収入が予想されている。ちなみに夫のJay-Zはラッパーとして初のビリオネア。なんという夫婦か...。
『Renaissance: A Film By Beyoncé』では自ら監督・脚本を務め、さらに仲介を通さずAMCシアターと直接契約を結んだことも成功の要因だろう。映画はすでに公開されている全世界の興行収入が初週で2,700万ドル(38億円)以上を記録している。
ちなみに公開に合わせてリリースされた新曲「My House」も「Grown Woman」と同じくBeyoncéとシンガー・ソングライター・プロデューサーのThe Dream(ザ・ドリーム)によるものだということも付け加えておきたい。
ツアー自体は日本での公演は実現しなかったので、『Renaissance: A Film By Beyoncé』を見逃すわけにはいかない!!