BETアワード2023のノミネートが発表 Drakeが7部門で最多、GlorillaやIce Spiceら昨年ブレイクしたラッパーも大躍進

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アメリカのケーブルテレビチャンネル「BET(ブラック・エンターテインメント・テレビジョン)」が毎年開催しているBETアワードが6月25日に開催を控え、今年のノミネートが発表された。
昨年はBruno Mars(ブルーノ・マーズ)とAnderson .Paak(アンダーソン・パーク)によるSilk Sonic(シルク・ソニック)がアルバム『An Evening With Silk Sonic』で最優秀アルバム賞と最優秀グループ賞を獲得。Lizzo(リゾ)がオープニングを飾った。
最多ノミネートはDrake
昨年リリースしたソロアルバム『Honestly, Nevermind』と21 Savage(21・サヴェージ)とのコラボアルバム『Her Loss』で共に全米1位を獲得したDrake(ドレイク)が7部門でノミネート数をリード。続いて6部門で続いているのがメンフィス出身のフィメールラッパーGlorilla(グロリラ)というのが少し意外か。
彼女はアルバム『Anyways, Life’s Great』でアルバム賞、コラボレーション賞では出世作となった「F.N.F. (Let’s Go)」とCardi B(カーディ・B)とのコラボで話題となった「Tomorrow 2」の2曲でノミネートされている。そのほか新人賞も含め、若手としては大躍進と言える6部門だろう。
ちなみに新人賞のノミネートはAmbré(アンブレ)、Coco Jones(ココ・ジョーンズ)、Doechii(ドーチー)、FLO(フロー)、GloRilla、Ice Spice(アイス・スパイス)、Lola Brooke(ローラ・ブルック)となっており、フィメールアーティストの勢いを感じる。
21 Savage、Lizzoが5部門で続く
GloRillaに続いては21 SavageとLizzoの2人。Lizzoはアルバムのノミネートはないが「About Damn Time」がビデオ賞と視聴者によって選ばれるビューアーズ・チョイス賞に選ばれており人気を感じる。
アルバム『RENAISSANCE』を発表し現在もツアー中であるBeyoncé(ビヨンセ)は4部門。同じく4部門ではChris Brown(クリス・ブラウン)、SZA(シザ)の他にGloRillaと同じく昨年ブレイクしたラッパーのIce Spice(アイス・スパイス)、そしてAfrobeatsシーンを牽引するBurna Boy(バーナ・ボーイ)も並び、ノミネート作品を見比べるだけで近年の音楽シーンの移り変わりを感じる。
BETアワードは音楽系アーティストだけでなく、役者やアスリートも表彰されるのが特徴のひとつ。今年も日本からはテニスプレイヤーの大坂なおみ選手がノミネートされている。