Mary J. Bligeは圧巻のステージを披露 BETアワードから見るブラックミュージックの傾向

Cardi Bが故Nipsey Hussleとともに最多受賞となった今年。生涯功労賞を受賞したMary J. Bligeのパフォーマンスも必見だ。
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2019.06.26 08:00

今年もブラックミュージックの祭典「BETアワード2019」が現地時間6月23日にロサンゼルスで開催された。今年の最多受賞アーティストはお騒がせフィメール・ラッパーのCardi B(カーディ・B)と3月に自身の経営するショップの前で銃撃にあい、他界してしまった故Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)の2人で、それぞれ男女における「ベスト・ヒップホップ・アーティスト賞」も受賞している。


Cardi Bは昨年に続くベスト・ヒップホップ・アーティスト賞の受賞となり、アルバムのリリースから出産を経てもなお影響力の衰えない素晴らしい活躍をみせている。今年はオープニングアクトもつとめ、夫であるMigos(ミーゴス)のOffset(オフセット)ともに会場を盛り上げた!






BETアワードにみるブラックミュージックの傾向


年間のアワードということでリリースの時期が多少ずれて感じてしまうが、ノミネートされたアーティストを見ると特に新人フィメール・アーティストの躍進が目立った。「ベスト・フィメール・R&B/ポップ・アーティスト賞」では来日を控えるElla Mai(エラ・メイ)と今年グラミー賞も受賞したH.E.R.(ハー)が名前を連ね「ベスト・フィメール・ヒップホップ・アーティスト賞」ではMegan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)、Kash Doll(カッシュ・ドール)がノミネート。来年以降もフィメール・アーティストには注目が集まるだろう!


また「ベスト・ニュー・アーティスト賞」ではエモラップを代表するJuice WRLD(ジュース・ワールド)を抑え、アトランタ出身でストリートのリアルをラップで届けるLil Baby(リル・ベイビー)が受賞したことからも、ストリート色の強いハードなヒップホップが受け入れらている現状のようだ。


「ベスト・インターナショナル・アクト賞」ではナイジェリアのBurna Boy(バーナ・ボーイ)が受賞! イギリスと並び注目のジャンル「アフロ・ビート」が盛んなナイジェリアのアーティストが受賞したとあって、アフロ・ビートの勢いを感じる結果となった。




Mary J. Bligeによる圧巻のパフォーマンス!


これまでにJames Brown(ジェームス・ブラウン)やPrince(プリンス)が受賞してきた、黒人文化に貢献したことを讃える賞である「ライフタイム・アーカイブメント賞(生涯功労賞)」だが、今年は90年代から活躍を続けるMary J. Blige(メアリー・J. ブライジ)に送られた。Rihanna(リアーナ)がプレゼンターをつとめ、パフォーマンスではPuff Daddy(パフ・ダディ)の紹介から「Real Love」を含む往年のヒットソングを熱唱! 途中Lil Kim(リル・キム)やWu-Tang Clan(ウータン・クラン)からMethod Man(メソッド・マン)もフィーチャリングで参加し、彼女の“女王”たる所以を見せつけるステージとなった!




他界したアーティストに捧げられた瞬間も


毎年のように何人もの大物アーティストの死が伝えられているヒップホップ業界。昨年のBETアワードでは授賞式の数週間前にこの世を去ったXXXTentacion(XXX・テンタシオン)を偲んでMeek Mill(ミーク・ミル)がパフォーマンスをおこなったが、今年は3月に亡くなったNipsey Hussleに対し、生前の人道的な活動が認められて「ヒューマニタリアン賞」が送られた。


DJ Khaled(DJ・キャレド)はNipsey Hussle最後のMV出演となった「Higher」をJohn Legend(ジョン・レジェンド)とパフォーム。Nipsey Hussleと同郷であり友人でもあったYGもステージに登場した。




音楽に関わらず、黒人の活躍する多くのジャンルで受賞がおこなわれるBETアワード。今年の結果が来年にはどう変わっていくのかも楽しみだ!



written by BsideNews


source:

https://www.bet.com/shows/bet-awards.html


photo:Facebook/BET Awards


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