1st EP『ShowMinorSavage』収録の「No Cap Navy」が生まれた背景から振り返ってトークしていました。

日本でまだマイナーな音楽をメジャーシーンで表現する意思を持って結成されたユニット。

Aile The Shota、SOTA(BE:FIRST)、MANATO(BE:FIRST)によるユニットの1st EP『ShowMinorSavage』が2月22日にリリース。iTunes総合チャートで1位を獲得した。
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<h3>日本でまだマイナーな音楽をメジャーシーンで表現するユニット</h3>
BMSGのオーディションで出会った3人は近い音楽ルーツやスタンス、精神を持ち合わせ意気投合し、その際にShowMinorSavageを結成。
彼らのユニット名は、「日本において未だMinorな音楽をメジャーシーンでSavageに見せつける」という意思に由来。待望の1st EPは、その意思を持って「ShowMinorSavage」と名付けられた。
2月21日にShowMinorSavageの公式インスタグラム開設後に突如発表された今作は、ShowMinorSavage名義で初めて制作した楽曲であり、“SKY-HI / ナナイロホリデー” をサンプリングし３人で作り上げた「No Cap Navy」、TRILL DYNASTYの声ネタのループが印象的なドープなHIP HOPトラックに合わせて、３人各々が抱く恋愛感情を切なく表現するラヴソングの「Thinkin' bout you」、そしてChaki Zuluをプロデューサーに迎え、グルーヴ感溢れるメロウでダンサブルなトラックに合わせて、三者三様のオリジナルのスタイルで自身の才能をボースティングする、新曲の「SUPER ICY」を収録。
常に進化を遂げている３人の“今”が詰まった楽曲となっている。
<h3>「SUPER ICY」MVも公開</h3>
さらに、2月22日21時にはShowMinorSavageの公式YouTubeチャンネルから「SUPER ICY」のMVがプレミア公開される。公開直前の20時45分からはメンバーによるインスタライブが<a href="https://www.instagram.com/ShowMinorSavage_official" title="ShowMinorSavageアカウント">ShowMinorSavageアカウント</a>から開催。21時からのMV公開時には３人がチャットにも参加予定とのことなので、リアルタイムでのMV公開を楽しもう！
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<h3>【リリース情報】</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/02/22180551/167481_SMS_JK.jpg" alt="ShowMinorSavage" /> 
1st EP「ShowMinorSavage」 
<a href="http://BMSG.lnk.to/ShowMinorSavage">http://BMSG.lnk.to/ShowMinorSavage</a>
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Aile The ShotaとBE:FIRSTのSOTA、MANATOによるユニットの1st EP『ShowMinorSavage』がiTunes総合チャートで1位を獲得

Aile The Shota、SOTA（BE:FIRST）、MANATO（BE:FIRST）によるユニットのセルフタイトルEPを、彼らがテーマカラーとした“ネイビー”という視点から聴く。

「ShowMinorSavageいいですよ」と薦められた。BE:FIRSTオーディションの中から生まれたBMSG所属のAile The Shota、SOTA（BE:FIRST）、MANATO（BE:FIRST）によるユニットである。
薦められたのはいわゆる推しだから、ということではなく音楽としてかっこいいからとのことで、聞けばユニットと同名の1st EP『ShowMinorSavage』にはChaki ZuluやTRILL DYNASTYと言った、ヒップホップ好きならお馴染みの名手たちが参加しているという。さらには自分たちのセルフプロデュース曲までバッチリ入っている。スピンオフ的な企画とは思えない気合いの入りよう。そこまで事情を知らずとも、これは紛れもなく本気のチャレンジなのだとアウトラインをなぞるだけでも分かる。
曲を聴きつついろいろと調べてみると（主には<a href="https://rollingstonejapan.com/articles/detail/39201/1/1/1" title="Rolling Stone Japanのインタビュー">Rolling Stone Japanのインタビュー</a>）BE:FIRSTのオーディション中、コレオグラフのテストの際に生まれたユニットであり、3人は意気投合した。その段階からその場限りにしたくないという強い思いがあったそう。3人の中での共通の好きなアーティストには、ミーゴス（Migos）やクリス・ブラウン（Chris Brown）の名前を挙げ、リファレンスにしているということも話していた。
その中で、個人的に特に印象に残ったのは自分たちのイメージカラーを、「Navy（ネイビー）」としていたこと。確かに、収録曲でありセルフプロデュース曲「No Cap Navy」にも「Navy」が使われているし、ジャケもネイビーを想起させる深いブルーを用いている。
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「ネイビー」。EPを聞いた印象と繋がった。洗練された高貴な青、一方で若さ溢れる自由奔放な青、その二面生が混じり合うネイビーブルーは彼らのイメージにピッタリだ。もちろん共感覚など持ち合わせてはいないが、なんとなくしっくりきたというわけ。
ネイビー、ネイビーブルー、藍色、紺青、群青、それらについていろいろ調べてみた。ネイビーとはそもそもイギリス海軍（ネイビー）の軍服に使われていたことからその名がついた色。最初は海の青＝マリーンブルー（Marine Blue）とも呼ばれていたが、いわゆるネイビーブルーが定着したらしい。ともあれ発祥はUKであった。
なるほど。『ShowMinorSavage』を聴いたとき、アメリカ的というよりも先にUKっぽい質感を思い浮かべたことにも合点がいく。一曲目「SUPER ICY」では、トラップをベースとしながら、いわゆるジャージークラブ的なリズム（Rolling Stone Japanのインタビューではジャージードリルと言っていたけど）も取り入れつつ、ダンサブルなトラックに乗せ、抜群の歌唱力で歌もラップもこなす。「Thinkin' bout you」ではR&amp;B的なアプローチをさらにミックスしてロマンスをしっとりと歌い上げる。ここには確かにクリス・ブラウン的な要素を感じつつ、パッと浮かんだのは、YouTuber・ラッパー・俳優・プロボクサーなど多彩な経歴を持っているUKのアーティスト、KSIの楽曲群である。
この人、UKアーティストならではの2Stepトラックも多いけど、アメリカのアーティストっぽい質感があって、それでいながらUK発音が絶妙にミスマッチなコントラストが新鮮で面白い。歌もうまいし、ラップもキャッチーだ。ほんの少しの違和感と、しかしどのような曲調でも耳心地良く聴こえる不思議。そんなKSIのカメレオンスタイルに近いものをShowMinorSavageに感じたのがファーストインプレッションである。
BMSGの一員として地上波メディアでも活躍している一方、今回のサイドプロジェクトは“大衆的”というよりも、徹底的に彼らの好みを突き詰めて高い純度で実現している。同じ音楽領域ではあるがキャリアを横断していると言う点でもKSIと共通しているし、それこそSKY-HIが率いるBMSGらしさでもある。ビートメイク、ソングライティング、プロデュース、ダンスの振付、そして表舞台でのパフォーマンス。いろいろなことをやって才能を活かして稼ぐ。それがグローバルスタンダードなのだ。その領域に足をかけるShowMinorSavageのようなアーティストが国内においてもスタンダードになってほしいと思えるような作品だった。
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さて、「ネイビー」に話を戻すことにする。藍色は日本でも古くから親しまれている色だ。藍染の濃紺は「ジャパンブルー」なんて呼ばれたりもする。古来日本では“禁色”と呼ばれる身分制度の副産物が存在した。赤や紫、特権階級じゃなければその色を身に付けられないのだ。しかし藍色は平民でも誰でも身に付けられる色で、人気を博したという。現代においてもそうだが、昔から藍色の濃さによってその価値が決まっていた。濃淡はあれど、藍色は階級の垣根を超えた大衆色で万人に好まれていたそうだ。これはポップスとヒップホップという領域を跨ぎ、行き来する彼らにも通じる。
ヒップホップが音楽だけでなく、文化を内包しているからこそ、出自やバックグラウンドに重きを置く向きがあるのは当然である。そこにガラスの天井というか、境界線みたいなものはうっすらと、しかし確かに引かれていたわけだ。一定の年齢以上の世代であれば、なんとなくその感覚があるのではないだろうか。ヒップホップカルチャーをリスペクトしつつ、誰かが決めた境界線はぴょんと超えていく軽快さが彼らの（いや、厳密には今の「Z世代」と呼ばれる世代の）良さだ。自分たちのセンスを信じ、ピュアに好きな音楽に向き合って、楽しんで作っているのが良いのだ。打算的ではないからこそ、すっと耳に馴染む。ポップスを聴き馴れた人はもちろん、ヒップホップを好きな人にも。幅広いリスナーにリーチする彼らの魅力は確かに「藍色的存在」と言ってもいいだろう。
文化を搾取することはあってはならないという前提を踏まえた上で、ShowMinorSavageの活動はBMSGが生み出すムーブメントを通じてお茶の間から路上に逆輸入されたものであっても、ピュアで、かつクリエイティブであれば支持を得られることの国内アーティストにおけるモデルタイプとなり得る。
知る限りで言えばリル・テッカ（Lil Tecca）がネットやゲームカルチャーから頭角を顕し、遡れば横ノリを複合した文脈からタイラー・ザ・クリエイター（Tyler, The Creator）やオッド・フューチャー（Odd Future）の面々、引いてはファッションシーンでも偉大な権威を持ち、飛躍し続けているファレル・ウィリアムス（Pharrell Williams）がヒップホップアーティストとしても支持されていることはご存知の通り。彼らはストリート的ではあっても（比較的）ルーツを辿れば音楽に精通した、いわば音楽ナードなクリエイター的感覚を持っている人物たちである。いわゆる、スラム育ちでストリート叩き上げのフッドスター、というアーティストとは少し毛色が違うと言えるだろう。それでも彼らは多くのアーティスト、リスナーから支持され、その人気を不動のものとしている。（多様な人種文化背景と成熟度が違うから一概に比べられないとは思うのだけれど）。
さらに言えばBMSGの元締め、SKY-HIこそ身を持って、日本でそれを体現してきた存在だと個人的には認識している。AAAとして大きなステージで大観衆を沸かせたかと思えば、小箱のフロアで踊っていたり（びっくりする）、親交のあるラッパーの客演として明け方にラップしたり。オープンマイクに参加したり。そうやって、場所、出自、スタイルを問わず好きをピュアに追求してきた人であり、アンダーグラウンドもメインストリームも行き来して、国内におけるクロスカルチャーな土壌を耕してきた先駆者のひとりであるのは周知の事実。その遺伝子を継ぐ彼らだからこそ、さらに突き抜けてBMSGスタイルを貫き通してほしいと思う。
そもそもなぜ、ネイビーが軍服に使われたのか。それは褪色（たいしょく）しづらい色ということが大きいという。つまり、タフってこと。そしてスーツや制服などに多く用いられ、欧米では銀行など公的な文書のサインにはネイビーのインクが用いられることが一般的らしい。複写のカーボン紙に記入することを前提としているため、オリジナルがネイビー、複写は黒になるというわけだ。ネイビーのインクはフェイクではない本物の証明なのである。知ってか知らずか彼らの自信を表しているようで面白い。
このように規律的で、権威の象徴であるとともに、日本の藍色のように階級を超えた奔放さも含んでいる。さらには調和や協力、深い知恵なども表すとされており、実際にはもっと複雑に絡み合う価値観と多様性こそがネイビーという色の性質なのだ。
「No Cap Navy」の曲中、
「Yo. Listen, これは遊びさ 飾りじゃない　好きなように呼べばいい　何でもあり」
というリリックが示す通り、もっといろいろな音に触れ、もっと遊んでリスナーやファンを驚かせてほしいと率直に思う。1st EPはあくまで自己紹介で挨拶代わり。そんな余韻を残してくれたShowMinorSavage。今後国内だけでなくアジアやUS、ヨーロッパ圏のアーティストとリンクしていく姿を見てみたい。UK発祥の「ネイビー」にちなんで、2StepやUKGなどUKジャンルのダンスミュージックにも接近してほしいなと、個人的には思った次第。現在ミーゴスが3人のインスピレーション源になっているとのことだが、くれぐれも仲良くしてほしい。
最後になるが、日本の諺にはこんな言葉がある。
『藍は青より出でて藍より青し』
もともとは、中国の荀子（じゅんし）による『荀子』勧学（学問のすすめ）篇の冒頭で編まれた「出藍（しゅつらん）の誉れ（ほまれ）」から生まれた故事成語である。この荀子は、中国における哲学者のメインストリーム的存在である孟子・孔子の「性善説」を批判した人物として、異端者扱いされたらしい。
上述した諺は「青は藍草を材料にして作るが、藍草よりも青い」という、努力を止めなければ教えを受けた人は師よりも優れるという意味を持つ。（師もまた努力を怠ると弟子に追い抜かれるという戒めも含まれる）。
そしてこの言葉はこう続く。
『氷は水より出でて水より寒し（氷は水からできるが、水よりも冷たい）』
「今はまだ日本ではマイナー（異端）だけどイケてる音楽を発信する」という志を持つShowMinorSavage。SKY-HI総帥が青ざめるくらいに強烈なインパクトを残すまで、ぜひともカマし続けてほしい。それこそが彼らの歌う、目指すべき「SUPER ICY」なスタイルと言えるのではないか。
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Text：Tomohisa Tomy Mochizuki
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コラム｜『ShowMinorSavage』テーマカラー「ネイビー」から読み解く音楽、スタンス、可能性

Aile The Shota

Aile The Shotaが愛しているものについて語るトーク番組。Aile The Shotaのルーツがわかる選曲やリスナーから届いたお便りも紹介します！

Aile The Shotaのルーツ、愛しているものをテーマに語るトーク番組

Aile The Shota presents AINNOSTATION

ShowMinorSavageのAile The Shotaさん、SOTAさん、MANATOさんがblock. fm『Aile The Shota presents AINNOSTATION』の中でユニット結成のきっかけやChris Brown（クリス・ブラウン）から受けた影響について話していました。
■番組ページ：<a href="https://block.fm/radio/ainnostation">https://block.fm/radio/ainnostation</a>
Shota：今、流れているのが僕らが一番最初に作った「No Cap Navy」です。手始めに、この曲の制作の話をします？
SOTA：まあ、知ってる方は知ってると思うんですけど。『THE FIRST』のオーディションから最終審査のクリエイティブNEOで……。
Shota：ああ、まず僕ら、ShowMinorSavageの紹介をしましょうか。僕ら、所属している事務所が同じBMSGで。SOTA、MANATOは普段BE:FIRSTとして活躍していて。僕はAile The Shotaとして音楽をやってますけども。2月22日に3人でおよそ2年前に結成したユニット、ShowMinorSavageの1st EPをリリースしたということで。今日はそのShowMinorSavage、僕を含め3人でお届けしようと思っている所存でございます。
MANATO：結成秘話から行きますか？
Shota：「秘」でもないけどね。テレビで出ちゃっているんだから（笑）。
MANATO：テレビで流れている話し合いの場があったんだけど。あれ、実は2回、話し合いがあって。
Shota：そうなんだよ。結成のタイミングはオーディション中に、それぞれ10人が残った状態で、好きなメンバーで好きなように曲を作っていいよっていう。そんなクリエイティブの審査があったんです。その中で、「好きにメンバーを決めていいよ」っていうところが、まあ大変だったよね。
MANATO：そうなんだよ。やる人が違えば、やりたいことも変わってくるし……みたいな。
Shota：「俺もこいつとやりたいよ」がもう、すごかったよね。今だから言えるけど、1回目の話し合いは信じられないぐらい気まずかったよね（笑）。
MANATO：しかもみんな、顔が見えるような円を組んで。最終的に決まらないから、一緒にやりたい人を3人ぐらいまで紙に書いて提出するっていう。それをみんなで見せ合って、大体やりたい人がわかって。でも、考える時間がもう少し必要だったから、2回目があって……という感じですかね。
Shota：それ以前に、SOTAと「一緒にやるんだったら、MANATOと3人でやりたいよね」みたいなのをフワッと話してて。まあ、どうやってこの3人になって固まったのか、ぶっちゃけあんまり覚えてないけどさ。
MANATO：たしかに。僕も2人とやりたかったから。でもさっき言った通り、やりたい人もいろいろね、形違えばやりたいことも変わってくるんで。
Shota：いろんなパターンがありましたからね。
SOTA：そう。どことやっても……そうなんですよ。
MANATO：全員、誰とやっても面白いってのは大前提だけど。
Shota：その中でお互いの「今回、僕はこいつとやります」みたいなのが綺麗にはまったのが、放送されてる2回目の話し合いで。
SOTA：そもそもオーディションだったからさ、評価されるために自分の良さを出せるメンバーを選ぶっていうところがあの中にはあって。
Shota：しかも、その最後の審査で自分が出したいものを出せるメンバーみたいな。だから僕らはそのノリみたいなところをやりたいっていう話をしていて。で、MANATOにその話をした時に、MANATOも「やりたい」って言ってくれて。それこそ悩んで悩んでこの3人を選んでくれたというか。
MANATO：だからね、いろんな世界線があったんだったよ。それが他のメンバーだった世界線もあったんだよね。俺が他のメンバーとやっている世界線もあったし。
Shota：そうだよ。俺×SHUNTOとかもありえたもんね。
MANATO：全然あった。俺とRYUHEIの案もあったしね。俺とSHUNTOの案もあったし。
SOTA：俺、RYOKIもあったし。
MANATO：ああ、色が強いやつね。ありましたね。
SOTA：懐かしい。
Shota：まあ、今となっては本当に重なる……「偶然じゃない」っていう。
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Shota：この曲を作ったのは2年前だけど、ブラッシュアップしたじゃないですか。
MANATO：今回のEP用にトラックの方からブラッシュアップしていった感じですね。
Shota：そう。HIRORONさんのお家に行って。4人でああだこうだ言いながら。
SOTA：難しかったよね。
Shota：ソウちん、こだわったもんね。結構。
SOTA：うん。この曲に対してエモさも残すのが大事だなっていう話もあって。磨き過ぎても……っていう。まあ、元が未熟なのは大前提として、どれくらい磨こうか？っていうところからまず、始まったよね。
Shota：それでね、結構HIRORONさんに一緒に作ってもらったというか。4人でブラッシュアップした感じがすごかったですね。
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Shota：今、Twitterでは「どのパターンもいつか見てみたい」っていうコメントが。さっきのユニットの話。
MANATO：ああ。でも本当、BMSGにいる限りは、ありえそうな話でもあるんですよね。
Shota：なんでもありえるし。「MANATOとRYUHEI、それはそれで見てみたい」とかね。たしかに。MANATOが「なんだ、この空気？」って言っていたもんね。あれ、2回目はまだマシだよね。
MANATO：そう。あれはもう、みんなちゃんと1人あたりひとつの希望として固めて。それを言う場があって……っていう。
Shota：なんかね、やっぱり切り取られたものが世に出るからさ。
MANATO：そうなんすよね。
Shota：本質が濁っちゃうこともあるから。言える場では言っていきたいよなっていうマインドでございます。
MANATO：間違いない。
Shota：そんな話もしながら……すごいよ。Twitter、めっちゃ盛り上がっているよ？
MANATO：マジ？
Shota：「最終審査の話を聞けるなんて」って。地続きじゃん？　オーディションの時から今まで。区切りがないからさ。普段から会話でもするしね。じゃあ、次の曲に行こうか。たっぷり「No Cap Navy」の話もしたんでね。EPでちゃんと聴いてほしいなと思います。じゃあ、SOTAから次の曲の紹介をお願いしようかな。この曲、ヤバいよね？
MANATO：ああ、これ！　これがだって、ねえ。
Shota：僕ら、最初の曲を作る時に「こういうのをやりたいよね！」って言って、その1個目じゃない？
MANATO：リファレンスとしてはじめて出したやつですね。
SOTA：みんなの意見がリンクしたね。
Shota：で、ずっと作りたかったっていうやつですね。
SOTA：それでは、聞いてください。Lil Dicky feat. Chris Brownで「Freaky Friday」。
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SOTA：最高かよ！
MANATO：最高じゃないですか（笑）。
Shota：「最高だ、最高だ」って言いながら聴いてましたよ。今日、楽しいわ！
SOTA・MANATO：フフフ（笑）。
Shota：やっぱり普段とは違うわ。今日、8回目の放送なんだけど。普段、やっぱり1人でやっていて。電話のゲストが出てくれたりとか。最近は空音くんがゲストで来てくれたりとかもあったけど。でも、多少緊張感あるじゃん？　なんか、また違うのよ。あんたらはだって、兄弟だもん（笑）。「友達、来ちゃいました」みたいな感じがあるから。より肩の力が抜けてますけど。まあね、話したいことはたくさんあるから、いっぱい話さなきゃなという感じ、しますけど。
MANATO：そうだよね。この、CBですよね。
Shota：BreezyことChris Brown。
MANATO：もうChris Brownで3人が繋がったようなもんだからね。
SOTA：絶対に1回は通るよね。音楽を聴いてるってなると、やっぱり。
Shota：どこかの雑誌の取材で出ていたけども。それぞれの青春にこのChris Brownがあったっていう。
MANATO：そう。絶対的にいるんだよね。
SOTA：絶対的にいるんだよ。
Shota：音楽を始めたタイミングが違うのと、年齢が違うのがたまたま重なって。俺は大学生でChris Brownに出会ったけど。2人は、もっと早いタイミングで。
MANATO：2010年代の前半ぐらい？
Shota：青春ってわけじゃん？　俺めっちゃ覚えてる。最初MANATOのルーツを感じたのは、合宿の時のスタジオにMANATOとSOTAがいて。たぶん2人がその時、チームだったの。俺は別で。まだMANATOとしゃべったことなくて。で、2人でそのNae Naeっていうノリがあるんだけど。USのね、ストリート発祥の。Nae Nae。それをMANATOがやっていたの。
MANATO：はいはい。
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Shota：それを見た時に「こいつ、ヤバいわ！　こいつ、ちゃんとカルチャー好きなやつだ！」って思って。そこからもう……でもその時、めっちゃ静かだったでしょう？　で、そこからちょこちょこ、Chris Brownの話するようになったりとか。だって、しばらく一緒になってなかったもんね。俺とMANATOは。
MANATO：ShowMinorSavage以外は……。
Shota：（ShowMinorSavageに）なるまではほぼしゃべってないから。で、SOTAから「めちゃくちゃルーツが近いやつがいる」っていう。
SOTA：俺が紹介しに行ったんだよ。
Shota：そんな話をされていたから。「ヤベえやつがいる」って。
MANATO：部屋でちょこちょこ、本当にふざけの話とかね（笑）。
Shota：しながらね。「なんかこいつ、合うな」みたいなのをたぶん感じて。
MANATO：たしかに音楽的にやっぱり共通点を感じたのは、このユニットができ始めの時ぐらいだから。
Shota：Chris Brownが1個、大きいよね。
SOTA：特に「No Cap Navy」とか、初めて3人で曲作りをするっていう時にめちゃくちゃ聴いたし。「この年代のこういう雰囲気を今、やったらヤバいんじゃないか」というのも、やっぱり年代ごとに違うChris Brownをどう自分たちに落とし込もうとかっていうのも、細かいところも3人ですごい学んだもんね。
Shota：そうだね。「今、何をやるべきか？　今、どの時代のChris Brownを模倣すべきか？」みたいなね。
SOTA：それこそ、この「Freaky Friday」とかは、「今、この感じをやったらヤバくない？」みたいな。まあ、このまま出すわけじゃないけど、この雰囲気を3人でやったらヤバくない？っていうところからすごい話したからね。
Shota：なんかそのDJ Khaled（DJキャレド）のサウンドとか、DJ Mustard（DJマスタード）とかさ。僕らの音楽的青春をすげえ話した記憶が。
SOTA：「なんで今、そういう曲ないんだろう？」みたいな話をしてたよね。
Shota：ねえ。日本の音楽シーンであんまりこういうビート感……音数も少なくて、上モノがすごい目立つパーティーチューンだよね。
SOTA：そうそう。
Shota：1個、キーワードだったよね。その「パーティーチューンを作りたい」っていうのが。
MANATO：ずっと言ってたもんね。
Shota：それが叶ったのがね、「SUPER ICY」っていう曲で。ようやくだよね。制作は「SUPER ICY」が3曲目だけどさ。それまで、「パーティーチューンを作りたいね」って話してたけど、違う方向に行って、またそこで大成功してるんだけどさ。曲としては。エモい曲になったり、ラブソングが出来上がったりする中で、念願のパーティーチューン「SUPER ICY」。
MANATO：たしかに。ストレートにパーティーチューンができたよね。
Shota：ねえ。MVもよかったね。もう完璧だね！
SOTA：やりたかったやつだよね。
MANATO：たしかに。
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Shota：Twitter、めっちゃ盛り上がってるんだけど。
MANATO：じゃあ、ちょっと拾っていきますか。
Shota：「MVの裏話、ありますか？」だって。ええと、「3人がそれぞれ別の場所で撮影してる映像のシーン。テーマとかは、監督のISSEIくんと決められたんでしょうか？　それともそれぞれが撮ってみたい雰囲気を選んだのでしょうか？」。
SOTA：後者じゃない？
Shota：そうだね。
MANATO：最初のミーティングの段階で、個々のカットを映す時に自分たちのルーツが入ると、3人で集まった時の画の意味もより増してくるっていう希望もあって。「どこで撮りたい」っていうのは個人個人で案を出して。
Shota：SOTAが一番最初に言ってたもんね。「湘南の海で」ってね。
SOTA：「波でテイクオフ」って言っているのに、渋谷とかは違うよね（笑）。
MANATO：たしかに（笑）。
Shota：「いや、もう湘南の海で撮りたいんです！」みたいなね。
SOTA：「お台場は近いけど、どう？」「いや、湘南で！」って。マジルーツだから。
Shota：だって、あなた湘南のなんかでしょう？　表彰されてなかった？
SOTA：そうです。市に。一応、やらせてもらってます。
Shota：役職の名前はどんなのですか？　名前、ないの？　「湘南○○大使」みたいな？
SOTA：いや、まだ湘南の人。湘南ボーイでやらせてもらってます（笑）。
MANATO：でも、普通にすごいよね。地元に……。
Shota：なんか、それこそヒップホップ的じゃん？　地元をレップするっていうのはね。大きくなって。
SOTA：そうだね。ダンサーの頃から、意識はしていたからね。
Shota：めちゃくちゃかっこいいよ。
SOTA：いいところだしね。普通に地元。だって2人、実家にしょっちゅう遊びに来てたでしょう？
Shota：そうそう。制作の時にね。
MANATO：それこそ作ったりしてる時にね。
Shota：「No Cap Navy」の制作の話ですけど。
SOTA：焼肉を焼きながら「Freaky Friday」を聴いてね。
Shota：そうだよ！　俺らの青春のどこかのタイミングをさ、それぞれの青春を曲の中に詰め込んでる感じ、3曲ともあるんだよね。「これをやりたい」っていうのがさ。
<h3>番組情報</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2022/10/25154628/222_AINNOSTATION-1440-1440.jpg" alt="AINNOSTATION" /> 
「Aile The Shota presents AINNOSTATION」 
放送日：毎月第2,4火曜 21:00 ~ 22:00 
番組URL : <a href="https://block.fm/radio/ainnostation">https://block.fm/radio/ainnostation</a>
Aile The Shotaが愛しているものについて語るトーク番組。Aile The Shotaのルーツがわかる選曲やリスナーから届いたお便りも紹介します！
<h3>【リリース情報】</h3>
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1st EP「ShowMinorSavage」 
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ShowMinorSavage　ユニット結成のきっかけとChris Brownから受けた影響を語る

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