【開催中止】Nina Kravizがヘッドライナー! 川崎で初開催のビーチフェス「ACiD presents THE BEACH」出演アーティストの魅力を深堀り


この記事をシェア
※2023年6月2日15:00追記
「ACiD presents THE BEACH」は台風2号の影響で開催中止が決定。詳細は下記の記事をご覧ください。
2023年6月3日(土)、川崎にて初のビーチフェス「ACiD presents THE BEACH」が開催される。イベントを主催するのは、これまでに渋谷「WOMB」でPeggy GouやNina Kravizの全公演をソールドアウトさせてきたテクノパーティ「ACiD: A Concept in Dance」だ。
同イベントは、開催発表とともに日本でも絶大な人気を誇る世界的スーパースターDJ/プロデューサーのNina Kravizがヘッドライナーに決定したことが明らかになっていたが、最近新たに発表された国内外からの追加ラインナップも話題になっている。そこで今回はイベントに出演する注目アクトのキャリアや魅力を改めてふりかえりながらご紹介したい。
日本のフェスでは初のヘッドライナーを務めるNina Kraviz
photo:Kate Bellm
今回のイベントのヘッドライナーを務めるNina Kravizは、ロシア出身の世界で最も成功を収めているテクノDJ/プロデューサーとして知られている。
Nina Kravizは、2009年にRadio Slaveが主宰する人気レーベル「Rekids」からリリースした『Pain In The Ass』で注目を集め、2012年に同レーベルからリリースしたセルフタイトルのデビューアルバム『Nina Kraviz』をリリース。同アルバムは批評家からも高い評価を受け、一躍テクノシーンの新星としての地位を確立した。
また、2010年代に入ってからは自身のレーベル「трип」を設立。同レーベルにはロシア出身のNikita Zabelinやアイスランド出身のBjarki、日本のDJ/プロデューサーのDJ Sodeyamaらの作品を始め、実験的なテイストのテクノが中心にリリースされており、日本のテクノファンの間でも高い人気を誇る。
DJとしてもテクノやハウスを織り交ぜた多彩でハイエナジーなセットを展開するNina Kravizは、これまでに何度も来日しており、今年3月にも東京のほか、大阪や京都など日本各地のイベントに出演。今回は早期の日本への帰還となるだけでなく、Nina Kravizにとっても日本初ヘッドライナーフェスとなるだけにいつも以上に気合の入ったプレイを披露してくれるはずだ。ぜひ、当日のプレイの予習として、今年3月にтрипからリリースされたIndira Paganottoとの最新コラボ曲「white horse」をチェックしておこう。
ライブセットで登場するテクノシーンの最重要人物、Peter Van Hoesen
photo:Camille Blake
今回のイベントでは貴重なライブセットを披露するPeter Van Hoesenは、ベルギー出身で現在はベルリンを拠点とするテクノDJ、プロデューサー、サウンドデザイナー、レーベルオーナー。テクノシーンでは最重要人物の1人として知られている。
ディープでエクスペリメンタルな独自のテクノスタイルで知られるPeter Van Hoesenは、長きに渡り、国際的なテクノシーンでプロップスを集めてきたキャリアの持ち主だ。そのキャリアにおいて代表的な作品に挙げられるのは『Perceiver』(2012年)や『Life Performance』(2013年)であり、これらのアルバムからはPeter Van Hoesenのテクノへの深く濃密で実験的なアプローチが強く感じ取れる。
また主宰するレーベル「Time To Express」も自身のDJや作品同様にダークで実験的なテクノ色が強いレーベルとして、世界中のテクノファンから一目置かれており、同レーベルからはPeter Van Hoesen自身の作品のほか、2006年に結成したYves De Meyとのユニット・SendaiやSP-X、Donato Dozzyなどの作品をリリースしている。
イベントの予習として、以前、Boiler Roomで披露したライブとDJのハイブリッドセットをチェックしておけば、当日はヒプノティックなPeter Van Hoesenによるライブセットを存分に楽しめるはずだ。
これまでに何度も日本のフェスやクラブを盛り上げてきたPetar Dundov

クロアチア出身のPetar Dundovもまたこれまでに音楽フェス「Labyrinth」やクラブイベントへの出演のための来日経験があり、日本のクラブミュージックファンからの人気が高いDJ/プロデューサーだ。テクノやハウス、エレクトロニカを組み合わせた、メロディックでありながらもエクスペリメンタルなサウンドが持ち味のPetar Dundovのキャリアは長く、90年代半ばからBrother’s Yardでの作品をリリースしているほか、これまでにTika Takaなど複数の別名義でリリースを行ってきた。
またホームレーベルのベルギー拠点の人気レーベル「Music Man」からはこれまでにEPやアルバムをリリースしており、『Escapements』(2008年)、『Ideas From The Pond』(2012年)や『Sailing Off The Grid』(2013年)などは、Petar Dundovの持ち味である美しく複雑なメロディーと長尺の曲中で進行する微細な変化による繊細なサウンドの深みが感じ取れるものになっている。
イベント前に是非チェックしておきたいのは、先述の『Ideas From The Pond』に収録されている鮮やかなシンセのメロディとエモーショナルな音色が特徴的な「Distant Shores」。また今年3月に自身のレーベル「Neumatik」からリリースされたアンビエントアルバム『In Expectation of Dawn』に続く同レーベルからの最新シングルでメロディックな長尺トラック「Opus Ⅰ」も必聴だ。
今回が初来日! Amelie LensからもサポートされるRaven

今回のイベントが初の日本でのプレイとなるのがカナダ出身のDJ/プロデューサー/シンガーのRavenだ。現在はベルリンを拠点に活動しているRavenは、これまでにACiDが招聘してきたPeggy Gou、Nina Kravizを見出した先述の「Rekids」からのリリースで知られる期待の新鋭だ。
現在までにカナダ、アメリカ、メキシコ、スペイン、ドイツと拠点を移しながら多くの異なる音楽環境を経験してきたRavenは、多彩な音楽性の持ち主。そのソングライティングとヴォーカル・パフォーマンスを融合させたスタイルに注目が集まっている。
これまでにリリースされたRekidsからのEP『Flames』(2020年)、『Mania』(2021年)ではRavenの特徴的なヴォーカル入りのテクノが聴ける。またRavenは、今年来日していた人気テクノDJ/プロデューサーのAmelie Lensからもサポートされており、彼女が主宰するレーベル「Exhale」からドープな沼系テクノトラック「Metal on Metal」(レーベルコンピレーション『EXHALE VA002』収録)をリリースしている。
これらの楽曲とあわせて昨年RavenがHÖR BERLINで披露したDJセットをチェックしておけば、当日のDJプレイをより楽しめるはず。
国内からも人気DJが多数出演

さらに今回のイベントでは、国内からの出演者にも実力者がラインナップされている点にも注目したい。昨年、Rainbow Disco Clubやフジロックといった有名音楽フェスにも出演したことも話題になった人気絶頂のハウスコレクティヴCYK、「Tronic」や「Terminal M」といった老舗テクノレーベルからのリリースや有名海外DJたちからも支持されるなど世界でも活躍するテクノユニットDrunken Kong、大阪を拠点に「Chill Mountain Rec」を主宰するGround、縦横無尽に独自の世界観を作り出していく新世代のDJ Little Dead Girl、メンバー全員が2000年生まれの東京を拠点とするDJコレクティブMillion Dollar Sounds、国内外さまざまなパーティでDJをこなす実力派Satoshi Otsuki、TechniqueとSpice Recordsでレコードバイヤーを務めてきたyama’、東京渋谷のクラブ翠月にてレジデントDJとブッキングを担当するYamarchyといった8組のプレイにも期待しよう。
会場となる"芝生と砂浜の広がる都会のオアシス"はアクセスしやすいロケーション
ちなみに今回は、川崎市唯一の人口砂浜を持つ"芝生と砂浜の広がる都会のオアシス"「東扇島東公園 かわさきの浜」が会場となるが、同会場で大規模な音楽イベントが開催されるのは今回が初とのことだ。

また当日は砂浜の広がるエリアにメインステージ、芝生の広がる公園エリアにサブステージが配置されるため、昼間は青い空と打ち寄せる波でオープンマインドに、夜は美しい工場夜景を眺めつつストイックに踊り明かすことができる。さらに音楽だけでなく、フードコートやバーも出店されるため、丸一日楽しく過ごせる最高のビーチパーティになることは間違いない。

なお、東扇島東公園 かわさきの浜は、川崎駅より市営バスで「東扇島東公園前」下車すぐの場所にあり、都内からのアクセスも良好だ。また羽田空港から川崎駅までは電車で約15分なので遠方からでも遊びにいきやすいロケーションと言える。加えて川崎駅周辺には夜遅くまで営業している飲食店や宿泊施設も多いのでイベントの後は、友人と一緒に川崎の街に繰り出すのもいいだろう。さらに渋谷から会場までの直行往復バスチケット(3000円)も販売されているので、こちらを活用すれば、スムーズに会場まで移動できそうだ。
この記事を読んでACiD presents THE BEACH 2023が気になった人は、是非、チケットを購入して初夏の6月に海と空と緑を満喫しながら思いっきりダンスミュージックを楽しんでみてはいかがだろうか?
イベントとチケットの詳細は以下のとおり。
【イベント情報】

名 称:
ACiD presents THE BEACH 2023
日 時:
2023 年 6 月 3 日(土)11:00 開場 / 11:30 開演 / 21:00 終演(予定)
会 場:
東扇島東公園 かわさきの浜 神奈川県川崎市川崎区東扇島 58-1
出 演:
■BEACH STAGE
Nina Kraviz
Drunken Kong
Petar Dundov
Peter Van Hoesen [LIVE]
Raven
Satoshi Otsuki
■PARK STAGE
CYK
Ground
Little Dead Girl
Million Dollar Sounds
yama’
Yamarchy
オフィシャルサイト
https://acid.tokyo
Instagram
https://www.instagram.com/acid_ofc/


