最優秀ダンス／エレクトロニック・アクト部門にノミネートされた6組中5組が女性アーティストになっている。

最新アルバムでもこれまでにタッグを組んできたInfloがプロデューサーに迎えられている。

<p>ここ1年で数々の賞を受賞し、日本を含む数々の単独公演を成功させ、世界中の音楽フェスティバルで観客を熱狂させたLittle Simzが、最新アルバム『NO THANK YOU』をサプライズリリースした。</p>
<h3>音楽ファンの期待が高まるなかリリースされた最新アルバム</h3>
<p>Little Simzは先週、突如本人のSNSで最新アルバムの存在を発表し、作品にまつまるステートメントやトラックリストなどの情報を公開。情報が明かされるたびに音楽ファンの期待が高まっており、完全新曲10曲を収録した『NO THANK YOU』はその最中にリリースされることとなった。</p>
<p><iframe title="Spotify Embed: NO THANK YOU" style="border-radius: 12px" width="100%" height="380" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/57263zG8Md6XZ9lBUPPYCm?si=LGJOnM7hSgS4kFhEVW1JSg&utm_source=oembed"></iframe></p>
<h3>大いなる成功を収めた前作に対し、己の信念を貫く姿勢を示した最新アルバム</h3>
<p>大成功を収めた前作『Sometimes I Might Be Introvert』は、商業的な成功だけでなく、2021年を通して英国最高峰の音楽賞であるマーキュリー賞を筆頭に、黒人音楽における功績を称える英MOBOアワードや、優れたソングライター・作曲家を称えるアイヴァー・ノヴェロ賞、そして英国最大の音楽賞ブリット・アワードの最優秀新人賞に輝くなど、その年を代表する作品となった。</p>
<p>今作『NO THANK YOU』は、大いなる成功を収めた前作に対し、28歳となったLittle Simzが、そのような成功を意にも介さず、己の信念を貫く姿勢を示すものとなっている。</p>
<p>艶やかかつストレートで力強い楽曲群は、成功によってもたらされる名声や期待、求められる順応性やあらゆる制限に中指を立てた真にパンクな作品だ。また本作でもこれまでにタッグを組んできたInfloがプロデューサーに迎えられている。</p>
<p>今、最も注目を集めるUKラッパー、Little Simzの最新アルバムが気になった人は今すぐチェックしてほしい。</p>


Little Simz、最新アルバム『NO THANK YOU』をサプライズリリース!

選出されたのは"フューチャークラシック"と称する新たなジャングルサウンドで人気のNia Archives。

<p>UKの若手アーティストたちにとって登竜門的存在になっている「BBC Music Introducing」が、今年の年間最優秀アーティスト（Artist of the Year）として、若手シンガー/DJ/プロデューサー、Nia Archivesを選出した。</p>
<h3>過去にはArlo Parksも選出されているBBC Music Introducing「年間最優秀アーティスト」</h3>
<p>BBC Music Introducingは、まだブレイクしていないUKのアーティストたちからの音源を募集し、発掘・支援するBBC Radioのプラットフォーム。2014年からは年間最優秀アーティストの選出を行なっており、過去には今年フジロックにも出演したArlo Parksのほか、Celeste、Catfish And The Bottlemenといったアーティストたちが選出されているが、エレクトロニックミュージックアーティストが選出されるのは今回が初となる。</p>
<p></p>
<blockquote class="twitter-tweet" data-width="500" data-dnt="true">
<p lang="en" dir="ltr">We are INSANELY hyped to reveal this years Introducing Artist of the Year - the unreal talent that is Leeds’ <a href="https://twitter.com/archives_nia?ref_src=twsrc%5Etfw">@archives_nia</a> 👀 👏 </p>
<p>Here’s the moment she found out courtesy of <a href="https://twitter.com/DJ_Roesh?ref_src=twsrc%5Etfw">@DJ_Roesh</a> <a href="https://twitter.com/JaguarWorldwide?ref_src=twsrc%5Etfw">@JaguarWorldwide</a> 🤝 <a href="https://t.co/imDJFSit5N">pic.twitter.com/imDJFSit5N</a></p>
<p>&mdash; BBC Music Introducing (@bbcintroducing) <a href="https://twitter.com/bbcintroducing/status/1588151813915779074?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2022</a></p></blockquote>
<p><script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></p>
<h3>EPのスマッシュヒットやブラジルの大ネタサンプリング曲で注目を集めるNia Archives</h3>
<p>今年、年間最優秀アーティストに選出されたNia Archivesは、自身の音楽性を&quot;フューチャークラシック&quot;と称する独自解釈したジャングルの発展的サウンドで注目を集める次世代のUKクラブシーンを牽引する存在の1人だ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Nia Archives | Boiler Room: London" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/jO5JhZNSjUA?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>昨年10月に自身のレーベル「HIJINXX」からリリースしたEP『Forbidden Feelingz』がスマッシュヒットを記録したほか、Mall Grabのデビューアルバム『What I Breathe』への参加やPinkPantheressの『to hell with it』リミックス盤に参加している。また今年9月にはブラジルのボディパーカッション集団Barbatuquesの「Baianá」をサンプリングしたシングル「Baianá」をリリースし、AIM Independent Music AwardsでOne To Watch賞を受賞するなど、1年間を通じて精力的に活動してきた。今回のBBC Music Introducing年間最優秀アーティスト選出はそれが身を結んだ形だ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Nia Archives - Forbidden Feelingz (Official Video)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/PjCVcVw8f1Y?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Nia Archives - Baianá" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/oELrBolP5mM?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>ちなみにBBCは現在、ローカルラジオの削減を検討していることからBBC Introducingも近いうちに終了するとの噂が流れている。まだ発掘されていない才能あるアーティストにとってはブレイクのきっかけを掴む大きなチャンスのひとつになっているだけに音楽ファンとしてもBBC Introducing継続に期待したい。</p>


BBC Music Introducing、年間最優秀アーティストに初のエレクトロニックミュージックアーティストを選出

「Boy's a liar Pt. 2」の大ヒットで一躍世界のポップスターの仲間入りを果たした注目アーティストが、待望のデビューアルバムで見せた音楽性の進化を探る。

<p>UKポップミュージックのライジングスターとしてシーンに彗星の如く登場して以来、大躍進を続けているイギリス人シンガーソングライターのPinkPantheressが、待望のデビューアルバム『Heaven Knows』をリリースした。</p>
<h3>TikTokでのバイラルヒットや「Boy's a liar Pt.2」のヒットで注目を集める</h3>
<p>PinkPantheressは、90年代に親世代が聴いていたドラムンベースやUKガラージを取り入れながら、独自に再解釈した“ニュー・ノスタルジック”という音楽性を打ち出し、2021年にTikTokに投稿したAdam Fの「Circle」をサンプリングした「Break It Off」や「Just for me」がバイラルヒットしたことで注目を集めたアーティストだ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Pink Pantheress - Break It Off (Official Audio)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/6tPTrgGptU0?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>2021年のデビューミックステープ『to hell with it』や、BBCが毎年選出する期待の新人リスト「Sound of 2022」で1位を獲得したことで一躍人気アーティストの仲間入りを果たすと、2023年にはジャージークラブを取り入れたアメリカの若手人気ラッパー、Ice Spiceとのコラボ曲「Boy's a liar Pt. 2」が全米シングルチャートトップ10入りを果たしたほか、YouTubeでのMV再生回数が1億7000回を突破するなど世界的にも大ヒット。その活躍が認められ、大ヒット映画『バービー』のサントラ参加や若手ポップスターのTroye Sivanとのコラボが実現するなど、現在はグローバルポップスターのひとりとして、メインストリームの音楽シーンの最前線で活躍している。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="PinkPantheress, Ice Spice - Boy’s a liar Pt. 2 (Official Video)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/oftolPu9qp4?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>デビューアルバムでより洗練された&quot;ニュー・ノスタルジック&quot;サウンド</h3>
<p>そんなPinkPantheressが満を持してリリースしたデビューアルバムでは、自身の掲げる“ニュー・ノスタルジック”サウンドが大きく進化した印象を受ける。先述の『to hell with it』は、TikTokでバイラルヒットした楽曲をまとめた作品のため、10曲を収録するも全体の長さはわずか18分ほど。ほとんどの曲の長さは2分程度、あるいはそれ以下になっており、それらの楽曲は基本的にはサンプリングしたフレーズのループに自身の特徴的な甘いウィスパーボイスのボーカルを乗せるという、まさにベッドルームアーティストらしい、シンプルな構成のものになっていた。</p>
<p>しかし、本作では以前からのコラボレーターで「Boy’s a liar」を手がけたMura Masaに加え、2度のグラミー賞年間最優秀プロデューサー獲得歴を持つGreg Kurstin、PC Musicの看板アーティストでもあるDanny L Harle、ヒップホップ/R&amp;B系プロデューサーのLondon on Da TrackとBnyxといった、いずれも大物アーティストとの仕事で知られるプロデューサーが参加。TikTokを席巻したPinkPantheressの作曲能力を格段に強化する体制が整えられている。</p>
<p><iframe title="Spotify Embed: Heaven knows" style="border-radius: 12px" width="100%" height="352" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/2pOEFqvfxp5uUQ8vQEmVA0?si=MbCpArjRRk6-m_PRTMMlLQ&utm_source=oembed"></iframe></p>
<p>その結果、「Another life」ではゴシック調のオルガンフレーズや歪んだギターソロ、「Ture romance」ではよりインディロック的なオーガニックさ、PinkPantheress史上最長となる3分43秒もの長尺となる「Capable of love」では、The Chemical Brothersを彷彿とさせる壮大なスケール感の展開が加わるなど、PinkPantheressらしいドラムンベースを取り入れた楽曲が、シンプルなループベースの楽曲から格段に音楽的に複雑で洗練されたものへと進化を遂げている。</p>
<p>さらに本作では、ブギーなディスコハウス「The aisle」、UKドリル風スライドベースを取り入れたレフトフィールドなベースミュージック「Bury me」に加え、ローテンポやミッドテンポのブレイクビーツ曲「Ophelia」や「Feel complete」など、多様なスタイルにアプローチ。その中で自身の甘いウィスパーボイスの歌声をよりR&amp;B的に聴かせるなど、果敢に音楽性の拡張に挑戦している。</p>
<p>またこれまで“ニュー・ノスタルジック”サウンドを下支えしてきた特徴的なサンプリングにも変化が見られる。『to hell with it』期の楽曲では、先述したAdam Fの「Circle」以外にCrystal WatersやThe Stone Roses、Linkin Parkといった90年代〜2000年代の楽曲など、まさに親世代が慣れ親しんできた楽曲のサンプリングが目立っていたが、本作ではサンプリング対象となる楽曲の枠も拡張。「Another life」ではK-POPグループ・f(x)の「Ice Cream」（2010年＊正確には引用）、「Blue」ではExampleのエレクトロポップ曲「Kickstarts」（2010年）、「The aisle」ではBeneeの「Supalonely」（2019年）、「Feel complete」ではナイジェリアのアフロビーツ系シンガーのOxlade「Ku Lo Sa」（2022年）といった、2010年代から近年にかけてリリースされたニュークラシックな楽曲もサンプリングソースとして選択。サンプリング面でも“ニュー・ノスタルジック”のアップデートが試みられている。</p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>「Boy’s a liar Pt. 2」の続編的な楽曲としても楽しめるアルバムの目玉曲「Nice to meet you」</h3>
<p>一方で、イギリスで絶大な人気を誇るラッパーのCentral Ceeとのコラボ曲「Nice to meet you」では、80年代に活躍したニューウェイヴバンドのSpandau Ballet「Gold」（1983年）をサンプリングするなど、わかりやすくノスタルジックさを感じさせるサンプリングも健在だ。ちなみにCentral Ceeは、PinkPantheressがブレイクした2021年にいち早く「Just for me」を自身の楽曲「Obsessed With You」でサンプリングした人物のため、同曲はファンの間でもリリース前から大きな注目が集まっていたアルバムの目玉である。</p>
<p>また「Nice to meet you」はドラムンベース調の曲だが、Central Ceeのラップ前にビートが「Boy’s a liar Pt. 2」と同じジャージクラブに切り替わったり、Central Ceeのバースが“嘘で誤魔化していた浮気が彼女にバレた”という内容になっていたりするなど、「Boy’s a liar Pt. 2」との関連性が見出せる曲になっている。このような要素が意図的に仕込まれているかどうかは定かではないが、「Boy’s a liar Pt. 2」の続編的な楽曲としても楽しめる点はおもしろい。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="PinkPantheress - Nice to meet you (feat. Central Cee) [Official Video]" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/eiPX0qqT_Nk?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<h3>イギリス音楽が持つ独特の悲しみの感性を纏った世界観</h3>
<p>本作を“失うことの哀しみを味わいながらも、孤独の中、平穏でいることについて表現したもの”と語るPinkPantheressは、<a href="https://i-d.vice.com/en/article/88xkva/pinkpantheress-interview-heaven-knows" title="I-D">I-D</a>のインタビューで「Amy WinehouseやAdele、Lily Allenら同郷のミュージシャンによる感情的なストーリーテラーの曲を聴いて育ったことで、アメリカの音楽を遠い存在に感じる」と述べているほか、「イギリス音楽が持つ独特の悲しみの感性は、アメリカ人には到達できないもの」としている。</p>
<p>その言葉どおり、本作でもそのイギリス人ならでの哀しみの感性は、「The aisle」での自分の恋人に対する複雑な感情や「Mosquito」での安全を維持することへの不安、「Feelings」での人気上昇中のポップスターがインポスター症候群（仕事で成功し、評価をしっかり得られているのにもかかわらず、自分自身を過小評価してしまう心理状態）に陥る可能性といったメランコリックな歌詞と結びついている。そして、その要素がポップな雰囲気を醸し出すトラックと組み合わさることで、キャッチーでありながらもどこかメランコリックなPinkPantheress特有の楽曲を成立させているように感じる。</p>
<p>今年初め、PinkPantheressは現在TikTokを使っておらず、“インターネット・アーティスト”であることに興味はないと<a href="https://www.billboard.com/music/awards/pinkpantheress-tiktok-grammy-preview-interview-1235432920/" title="Billboard">Billboard</a>のインタビューで語るなど、そのステージからすでに離れていることを明らかにしている。その意味で本作は、PinkPanthressにとって自身が打ち出したスタイルの根底の部分はキープしつつも、現在のグローバルポップスターとしての道を歩む自分に合わせた、より幅広い層にアプローチできるポップスとしての完成度を高めた作品になっている。また現在の彼女の立ち位置を確認できる指標的な作品とも言えるだろう。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/11/29184424/PINKPANTHRESS_A%E5%86%99-Credit-Aidan-Zamiri.jpg" alt="" />photo:Aidan Zamiri</p>
<h3>【リリース情報】</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/11/29184420/pinkpantheress_J%E5%86%99.jpg" alt="pinkpantheress_J写" /><br />
アーティスト：PinkPantheress<br />
シングル：Heaven knows<br />
リリース：2023年11月10日（金）配信スタート<br />
ストリーミング：<a href="https://Japan.lnk.to/PPheavenPu">https://Japan.lnk.to/PPheavenPu</a></p>
<p><module-adv></module-adv></p>


PinkPantheress『Heaven Knows』レビュー：TikTokスターからグローバルポップスターへ！ 進化した“ニュー・ノスタルジック”を感じる意欲作

6月にリリースしたシングル「Sprinter」もUKラップの新記録を達成。

<p>2022年7月にリリースされ世界中でヒットした、イギリスのラッパーCentral Cee（セントラル・シー）による「Doja」がSpotifyにおいて4億7000万回再生を突破し、UKラップで最もストリーミングされた曲となった。</p>
<p>2000年代に活躍したラッパーのEve（イブ）が2002年にグラミー賞を獲得した代表曲「Let Me Blow Ya Mind」を大胆にサンプリングした「Doja」は、マンチェスターのプロデューサーチーム、LiTek &amp; WhyJay（リテック&amp; ワイジェイ）によってプロデュースされ、オリジナルのプロデューサーであるScott Storch（スコット・ストーチ）もクレジットされている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Central Cee - Doja (Directed by Cole Bennett)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/_VuJA-VQRcY?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>UKラップの記録を次々と更新</h3>
<p>「Doja」はCentral Cee最大の出世曲であるが、その後も彼の活躍は止まらない。Twitterアカウント「@chartdata」によると、イギリスのラッパーDave（デイブ）とコラボし6月にリリースしたシングル「Sprinter」はUKラップにおける1週間でのストリーミング最高再生記録を達成し、シングルチャートで5週以上に渡って1位も獲得している。</p>
<p>その活躍はイギリス内に留まらず、今年の「XXL Freshman Class」では同じくイギリス人ラッパーのJnr Choi（ジュニア・チョイ）とともに選ばれており、イギリス系アーティストとしては2018年のStefflon Don（ステフロン・ドン）以来の快挙となった。これはUKラップシーンがこれまで以上にインターナショナルヒットを生み出している何よりの証拠だ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Central Cee x Dave - Sprinter [Music Video]" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/pSY3i5XHHXo?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<h3>キャリア初期に影響を受けた先人へのリスペクト</h3>
<p>XXLのインタビューでラップを始めたきっかけについて話していたCentral Cee。「人としてはみんなから影響を受けているけど、音楽的にはそうではない」と語りつつも、10年ほど前に初めてレコーディングした時期には、UKグライムシーンを代表するSkepta（スケプタ）の名前を出してリスペクトを送っている。</p>
<p>Skeptaは以前Kanye West（カニエ・ウエスト）やDrake（ドレイク）ともコラボし、USシーンとの橋渡し的な役割も担ってきた。昨年DrakeはNIKEとのコラボレーションブランド「NOCTA」 の第2弾コレクションでモデルとしてCentral Ceeを起用。その後2人がコラボ曲をレコーディングしているのではという噂も流れている。USシーンでもSkeptaと肩を並べる日が近いかもしれない。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Skepta Interlude" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/TaMxyjB_2aE?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>さらにCentral Ceeはブロンクス出身の旬なラッパー、Ice Spice（アイス・スパイス）ともコラボするとの噂。すでに“Freshman”の枠は飛び越えた活躍だ。</p>
<p><module-adv></module-adv></p>


Central Cee「Doja」がSpotifyで最も再生されたUKラップ楽曲に

<p>2024年2月に第25回授賞式が行われるイギリスのブラックミュージックおよびカルチャーの祭典「MOBO Awards」が今年のノミネート作品を発表した。</p>
<h3>Little SimzとStormzyが4部門、Central CeeとPinkPantheressが3部門にノミネート</h3>
<p>1996年に創設されたMOBO Awardsは、ゴスペルやジャズ、レゲエ、ヒップホップなどブラックミュージックと黒人アーティストに焦点を当てた音楽賞。昨年からは新たにエレクトロニック/ダンス・アクト部門が新設されている。</p>
<p>12月14日（木）に発表された第26回MOBO Awardsノミネートリストでは、Little Simzが最優秀女性アクト賞、年間最優秀アルバム賞、年間最優秀ビデオ賞、最優秀ヒップホップアクト賞の4部門にノミネート。Stormzyも最優秀男性アーティスト賞と年間最優秀アルバム賞を含む4部門にノミネートされている。また現行UKラップシーンを牽引するCentral Ceeが最優秀ドリルアクト賞を含む3部門にノミネートされたほか、今年デビューアルバム『Heaven Knows』をリリースしたPinkPantheressやJ Hus、Rayeも3部門にノミネートされている。<br />
</p>
<blockquote class="twitter-tweet" data-width="500" data-dnt="true">
<p lang="en" dir="ltr">🏆 <a href="https://twitter.com/hashtag/MOBOAWARDS?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MOBOAWARDS</a> FULL NOMINATIONS LIST 🏆 </p>
<p>Check out the full list of nominees including <a href="https://twitter.com/stormzy?ref_src=twsrc%5Etfw">@stormzy</a>, <a href="https://twitter.com/LittleSimz?ref_src=twsrc%5Etfw">@LittleSimz</a>, <a href="https://twitter.com/Tyllaaaaaaa?ref_src=twsrc%5Etfw">@Tyllaaaaaaa</a>, <a href="https://twitter.com/wizkidayo?ref_src=twsrc%5Etfw">@wizkidayo</a>, <a href="https://twitter.com/Drake?ref_src=twsrc%5Etfw">@Drake</a> and more - <a href="https://t.co/QjKLzB6GHt">https://t.co/QjKLzB6GHt</a> <a href="https://t.co/KzG435yD1z">pic.twitter.com/KzG435yD1z</a></p>
<p>&mdash; MOBO Awards (@MOBOAwards) <a href="https://twitter.com/MOBOAwards/status/1735296685016830086?ref_src=twsrc%5Etfw">December 14, 2023</a></p></blockquote>
<p><script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>最優秀ダンス/エレクトロニック・アクト部門にノミネートされた6組中5組は女性アーティスト</h3>
<p>最優秀ダンス/エレクトロニック・アクト部門にノミネートされたのは、2022年の受賞者で今年初来日を果たしたNia ArchivesやPinkPantheress、Alune、サマーソニックとSONIC MANIAに出演したShygirl、フジロックに出演したTSHA、初来日クラブツアーを行い来年1月に再来日が決定しているsaluteの6組。今回salute以外は全て女性アーティストとなっている。</p>
<p>MOBO Awardsの創設者であるKanya Kingは声明の中で次のように述べている。</p>
<blockquote>
<p>「第26回MOBO Awardsにノミネートされた素晴らしいラインナップを支持できることを誇りに思います。彼らは皆、音楽や映画、TV、オンラインなどでの目覚ましい活躍を通して、素晴らしい音楽とコンテンツを私たちの目に届けてくれました。1996年以来、私たちはブラック・ミュージックとカルチャーを祝福しながら新境地を開拓し、先導してきました。&quot;MOBOは、音楽を超えて優れた才能を支持するために進化し、革新してきました。今年の候補者たちは、それぞれのジャンルとアートフォームの最高峰であり、音楽シーンの素晴らしい1年を象徴しています。また多様な才能が認められ、活躍する力を与えられるような包括的なエコシステムを維持するために、私たちはシーンに献身し続けています」</p>
</blockquote>
<p>日本に来日したアーティストも数多くノミネートされた第26回MOBO Awards。ノミネートの全リストはMOBO Awardsの公式サイトで確認できる。</p>
<p><a href="https://mobo.com/news/mobo-awards-announce-nominations-26th-edition-sheffield">https://mobo.com/news/mobo-awards-announce-nominations-26th-edition-sheffield</a></p>
<p><module-adv></module-adv></p>


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イギリスのブラックミュージックの祭典「MOBO Awards」にLittle Simz、Nia Archives、PinkPantheressらがノミネート

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