歌声合成と音楽の未来を探求する実証実験では、「今までなかった未来の当たり前」を作り出す試作プラグインが提供される。

視認性・操作性に優れた7インチタッチパネルやAWM2＆FM-Xのハイブリッド音源システムなどを搭載している。

<p>Yamahaがライブから配信、音楽制作までさまざまなニーズに対応する最新シンセサイザー「MODX+」シリーズ3機種を発表した。</p>
<h3>コンパクト＆ライトウェイトを実現した「MODX」シリーズをさらに機能強化</h3>
<p>1974年に「SY-1」を発売以来、さまざまなタイプのシンセサイザーを発売してきたYamaha。1983年には世界の音楽シーンを激変させたFM音源のデジタルシンセサイザー「DX7」、2016年5月にはフラッグシップモデル「MONTAGE」を発売し、世界中のアーティストに認められた同社のシンセサイザーは、これまでにあらゆる音楽シーンで使用されてきた。</p>
<p>9月9日（金）に発売される「MODX+」シリーズのMODX6+、MODX7+、MODX8+は、MONTAGEの高品位なサウンドと操作性を継承し、アクティブに活躍するキーボーディストのニーズに応えるコンパクト＆ライトウェイトを実現した「MODX」シリーズをさらに機能強化したシンセサイザーとなる。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Yamaha | MODX+ Overview" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/w3X7kHhfSMk?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<h3>独創的なサウンド創造とダイナミックな演奏表現を実現するサウンドエンジン</h3>
<p>「MODX+」シリーズの各機種には、MONTAGE同等のサウンドエンジンである、アコースティック楽器のリアリティとシンセサイザーらしい表現力を兼ね備えたAWM2＆FM-Xのハイブリッド音源システムを搭載。FM-X音源の同時発音数を従来の64音から128音に強化し、AWM2音源と合わせて同時発音数256音を実現した。</p>
<p>また内蔵FlashRomも1.75GBに拡大。MONTAGE/MODX用の拡張音色ライブラリも利用できる。さらにライブ活動を行うアクティブなキーボーディストにとって即戦力となるプリセット音色を2200種類以上内蔵しており、現代のキーボーディストのライブ演奏や配信、音楽制作といったさまざまなシーンに柔軟に対応する。</p>
<h3>「誰よりも個性的なパフォーマンス」を可能にするコントロール機能</h3>
<p>MODX+シリーズでは、演奏表現の幅を飛躍的に広げるモーションコントロール機能を駆使することで、アーティストが追い求める自分だけの独創的で個性的なパフォーマンスも実現可能だ。ユーザーインターフェースの中心には視認性・操作性に優れた7インチのタッチパネルを配置したほか、MODX+ではピッチベンドとモジュレーションホイールをMONTAGE同等のラバー仕上げに変更したことで操作感が向上している。</p>
<h3>軽量なボディによる優れた可搬性</h3>
<p>またキーボーディストの活用シーンや演奏の志向にあわせ、MODX+シリーズは鍵盤タイプ・鍵盤数の異なる3機種をラインナップ。本体の質量は61鍵モデルが6.6kg、88鍵モデルでも13.8kgと、同クラスのシンセサイザーとしては非常に軽量に抑えられている。MODX6+は61鍵、MODX7+は76鍵のセミウェイテッド鍵盤、MODX8+は88鍵のGHS鍵盤を採用し、軽量設計でありながら本格的な弾き心地を実現。</p>
<p>デザイン面では、ボディのサイドパッドを従来のダークメタリックからマットブラックに、リアパネル製品ロゴをブルーに変更し、一層スタイリッシュなデザインへと進化している。さらにオプション品（別売り）として、MODX8+には安定性の高いキャスター付きソフトケース、MODX6+とMODX7+には背負えるバックパックタイプのストラップ付きソフトケースも用意（2018年発売のMODX専用ケースと共通）。アクティブなキーボーディストの活躍を強力にサポートする。</p>
<h3>MODX+発売キャンペーンも実施!</h3>
<p>なお、YamahaではMODX+シリーズの発売を記念して、シリーズ製品の購入者向けにYamahaの100%子会社であるL.Bösendorfer Klavierfabrik GmbHのピアノの音色ライブラリ「Bösendorfer piano for MODX+」を含めた、3種類（計4音色）の追加ライブラリを提供するキャンペーンを10月31日まで実施。また学生向けに専用ソフトケースSC-MODXを提供するキャンペーンも3月31日まで実施する。</p>
<p>価格はMODX6+が税込14万3000円、MODX7+が税込17万6000円、MODX8+が税込20万3500円となる。</p>
<p>MODX+シリーズの詳細が気になった人は公式サイトを今すぐチェックしよう!</p>
<p>【製品情報】<br />
品番：MODX6+／MODX7+／MODX8+<br />
価格（税込）：143,000円 ／176,000円／203,500円<br />
発売日： 9月9日（金）</p>
<p>＜製品仕様＞<br />
<a href="https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/modxplus/index.html">https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/modxplus/index.html</a></p>
<p>＜『MODX+』発売キャンペーン＞<br />
<a href="https://member.jp.yamaha.com/campaign/1185">https://member.jp.yamaha.com/campaign/1185</a></p>
<p>＜軽音生応援！ソフトケースプレゼント＞<br />
<a href="https://jp.yamaha.com/news_events/2022/music_production/k-on_cm.html">https://jp.yamaha.com/news_events/2022/music_production/k-on_cm.html</a></p>
<p>Yamaha,<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000637.000010701.html">https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000637.000010701.html</a></p>


Yamaha、最新シンセ「MODX+」3機種を発表! 追加ライブラリを提供する購入者向けキャンペーンも実施

そのほかに話題になったAIによるEminemの音声を使った楽曲などについても持論を述べている。

<p>今年に入り、音楽シーンでもAIに一段と注目が集まっている。そんななか、今年AIによるEminemの音声を使った楽曲で注目を集め、その直後にAIの活用に対して肯定的な意見を述べていたDavid Guettaが最近、新たにAIに対する持論を語った。</p>
<p><news slug="david-guetta-ai-future"></news><br />
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<h3>EminemのAI音声カバーは技術的に面白いことが起きていることを示すためのものだった</h3>
<p>Rolling Stoneのポッドキャスト「Music Now」でDavid Guettaは、音楽におけるAIの未来について一連の洞察を披露。先述のAIによるEminemの音声を使った楽曲について、「とても面白いことだと思ったからやったけど、こんなものをリリースしたくはなかった。そして、これをきっかけに（AIに対する）会話を開いたことは正しかったと思う」と述べている。</p>
<p>物議を醸したDrakeとThe WeekndのAI音声カバーによる架空のコラボ曲「Heart on My Sleeve」については、「これはとても新しいことであり、法律がないことで、今はちょっとした抜け道がある。だから、EminemのAI音声カバーを作った時はEminemの曲じゃないことが絶対にわかる曲にしたんだ。ただ、技術的に面白いことが起きていることを示すためのものではあった」とコメント。しかし、続けて次のように述べている。</p>
<blockquote>
<p>でも、これが脅威だとは思えない。今、多くの人がビクビクしているけど、自分としては、より良い曲やデモを作るためのもうひとつのツールだと考えている。もし、自分がAriana Grande（あるいはRihanna）に曲を売りたいのであれば、曲がどのように聴こえるかを正確に知ってもらうためにAIの音声を入れてデモを作るのは良い方法だと思う</p>
</blockquote>
<h3>音楽センスがひどければ、AIを使っても音楽はひどいまま</h3>
<p>またAIをあまり恐れすぎない方がいいと考える理由については、AIには再現できないものがひとつあるからだとし、次のように述べている。</p>
<blockquote>
<p>重要なのは、アーティストとして何を語るかだと思う。そして、アーティストを定義するものは、技術的な能力よりもセンスなんだ。だから、今日&quot;ChatGPTでDrakeのスタイルでバースを書いてくれ&quot;と言っても、Drakeに勝てるほどエキサイティングなものを書けるとは限らないんだ。AIは音楽を民主化するための新たなツールになると思うけど、使う人の音楽センスがひどければ、AIを使ってもその人が作る音楽はひどいままだ。だから、DrakeとThe Weeknd、そしてPrinceの声を同時に使えるからといっても、曲自体がひどければ、結局、その曲はひどいままなんだよ。</p>
</blockquote>
<p>なお、最近ではNile RodgersやPaul McCartneyのような大御所ミュージシャンもAIについて自身の意見を述べているほか、DJ Freshはアーティストの権利を保護し、適正な報酬の支払いを保証したAI音声変換ソフト「Voice-Swap」を公開している。</p>
<p><news slug="nilerodgers_avicii_ai"></news><br />
<news slug="paul-mccartney-is-using-ai-to-create-a-final-beatles-song"></news><br />
<news slug="dj-fresh-voice-swap-ai"></news></p>
<p>現在、AIは音楽業界にも台頭してきているといえる状況だけに今後もAIに関するさまざまな取り組みや意見が注目を集めることになりそうだ。</p>
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「音楽センスがひどければ、AIを使っても音楽はひどいまま」 David Guettaが新たにAIに対する持論を語る

<p>音楽機材メーカーのYamahaが、AIを活用した歌声合成の実証実験をスタートした。</p>
<p>実証実験では、音楽制作ソフト上で歌声合成を可能にする試作プラグイン「VX-β」をクリエイターに提供し、従来の歌声合成の常識を覆すような楽曲を生み出してもらうことでAI歌唱の新価値を検証する。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="VOCALOID β-STUDIO -コンセプト-" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/U3pGXrDbeRU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>Yamahaでは2003年より、歌声合成技術およびその応用ソフトウェア「VOCALOID™」を開発・販売。実際の人間の声をもとに生成された歌声のデータ「ボイスバンク」を切り替えることで、さまざまな声で自由自在に歌わせることが可能になり、現在、「VOCALOID」を用いて制作された楽曲は「ボカロ曲」と呼ばれ、新世代の音楽として全世界のリスナーから支持され、高い人気を誇っている。</p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>専用エディターからの脱却。「Cubase」と完全に一体化したワークフロー</h3>
<p>VX-βは、Yamahaのグループ会社であるSteinberg Media Technologies GmbHが開発する音楽制作ソフト「Cubase」において、歌詞やメロディの制作から歌声の作り込みまで、すべての制作プロセスがCubaseのエディター上で完結するよう開発されている。これにより従来のようにCubaseのエディターと、Cubaseで開いているバーチャルボーカルソフト専用エディターを行き来する必要はなくなり、スムーズな楽曲制作が可能になった。</p>
<p>またCubase以外のDAWソフトでもVX-βは使用できる。歌声の基となるシーケンスデータをVX-βに読み込ませることで、DAWソフト上で編集可能だ（但しDAWでの歌詞・メロディの制作・修正ができるのはCubaseのみ）。</p>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/08/23161112/main-1.jpg" alt="" /></p>
<h3>AI技術が可能にする、シンガーへのディレクションに近い操作感</h3>
<p>VX-βには、任意のボイスバンクから選択できるAIシンガーの表現力を最大限に発揮させるパラメーター「Powerノブ」が搭載されている。この機能では、声の張りや息の混ぜ方、発音のアクセント、ビブラートといった歌唱表現に関わる要素をAIがまとめて変化させ、音楽的な音の強弱をAIシンガーの歌声に反映させるもの。クリエイターはPowerノブの操作により複雑な歌唱表現を生み出せるため、本物のシンガーをディレクションしているような感覚で歌声合成を行える。パラメーターは、クリエイター自身で細かく調整可能なため、より思い通りにニュアンスを作り込むこともできる。</p>
<h3>パラメーター操作を即座に歌い方へ反映するリアルタイム合成エンジン</h3>
<p>またVX-βでは、歌声のパラメーター変化に歌声合成エンジンがリアルタイムで応える。パラメーターを操作すれば歌声が即座に変化するため、クリエイターは、AIシンガーが歌っている最中に歌唱表現のディレクションを与えるような体験が可能だ。このようなクリエイターとAIシンガーがリアルタイムで対話するかのような制作環境の提供には、クリエイターの創作意欲を掻き立てる狙いもある。</p>
<h3>さまざまなジャンルに対応する9つのボイスバンク</h3>
<p>ポップスやジャズ、ロック、アニメなどさまざまな音楽ジャンルに対応する9種類のボイスバンクが使用できる点もVX-βの特長のひとつに挙げられる。それぞれのボイスバンクでは、歌い手となるAIシンガーの声質や歌いまわしが異なる4つの歌唱スタイルが選択可能。ひとりのAIシンガーの歌唱スタイルをシームレスに変更しながら楽曲を制作できる。また、ボイスバンク「multi-β-N」には17人のAIシンガーを搭載。複数のシンガーをシームレスに切り替えながら制作できる。</p>
<h3>「今までなかった未来の当たり前」となる製品の開発につなげる</h3>
<p>今回の実証実験企画背景について、Yamahaは次のように述べている。</p>
<p>「当社は2003年より、歌声合成技術およびその応用ソフトウェア「VOCALOID™」を開発・販売してきました。実際の人間の声をもとに生成された歌声のデータ「ボイスバンク」を切り替えることで、さまざまな声で自由自在に歌わせることが可能になり、現在、「VOCALOID」を用いて制作された楽曲は「ボカロ曲」と呼ばれ、新世代の音楽として全世界のリスナーから支持され、高い人気を誇っています。</p>
<p>音楽制作の現場において、ドラムやストリングスなどの楽器の合成音は当たり前のようにクリエイターは使用しており、リスナーの多くもそれを当たり前のこととして受け入れています。「VOCALOID」もボカロ曲の制作にとどまらず、クリエイターにとってボーカル（歌声）を合成するための「当たり前の道具（楽器）」になる可能性を秘めていると考えています。</p>
<p>当社は歌声合成技術の進化を求めて研究を続けており、さまざまな技術試作を生み出しています。しかし、その試作も社内にとどまっている限り、その真価が見出されることはないと考えました。そこで今回、合成音声の常識を打ち破ることを目的とする研究スタジオ「VOCALOID β-STUDIO」を立ち上げ、初めての試みとして、技術試作であるAI歌声合成のプラグイン『VX-β』の一般公開に踏み切りました。クリエイターの解釈による自由な創作により、従来の歌声合成の常識を覆すような作品を生み出してもらいたいと考えています。そして、クリエイターの創作活動を元に試作プラグインを改良し、音楽制作において「今までなかった未来の当たり前」となる製品の開発につなげてまいります」</p>
<p>なお、VOCALOID β-STUDIOの実証実験への参加申し込みは下記リンクから行える。気になった人は詳細をチェックしてぜひ、実証実験に参加してみてはいかがだろうか？</p>
<p><a href="https://vocaloid.beta.yamaha.com/join/">https://vocaloid.beta.yamaha.com/join/</a></p>
<p><module-adv></module-adv></p>


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YamahaがAIを活用した歌声合成の実証実験開始。試作プラグイン「VX-β」をクリエイターに提供

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