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XGコラボで話題!ゲーム『VALORANT』が世界を熱狂させる理由、音楽が果たす役割

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XGとのコラボが大きな話題を呼んでいるゲーム『VALORANT』の魅力と楽しみ方、そして音楽との深いつながりについて解説。
2024/04/12 19:30
はらう
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XGの無敗記録、また更新!

7人組HIPHOP / R&BガールズグループXGと、ゲーム『VALORANT(ヴァロラント)』のコラボ楽曲「UNDEFEATED」がリリース。ゲームの世界観をアニメーションで表現し、XGにまつわるイースターエッグがそこかしこに隠されたコラボMVが公開された。

「恐れることなく常に勝利を勝ち取る」という挑戦的なメッセージが込められたHIPHOPナンバーに、ゲーマーであり、XGリスナーでもある筆者としてはまたとないコラボレーションで喜びを隠しきれない……。のだが、XGファンの中には、『VALORANT』がどういったゲームなのかあまり知らない人もいるだろう。実際SNS上では「なにやらすごいゲームらしいけど……。」や「プレイしてみたい!」という声も見かける。

(筆者的にも)一世一代のコラボレーションに際して、『VALORANT』がどういうゲームなのか、そしてこのコラボレーションをどのように楽しむのがおすすめかを、ゲーマー目線から紐解いていきたい。

チームワークとスキルがモノを言う、緊張感抜群の対戦シューターゲーム

『VALORANT』は、基本プレイ無料の対戦シューターゲーム。“シューターゲーム”とは、いわゆる銃撃戦をテーマとしたゲームだ。例えば『フォートナイト』や『エーペックスレジェンズ』、『PUBG』などは聞いたことがあるかもしれない。

この3作品は大きいフィールドで最後の1人(1チーム)になったら勝ち!というルールだが、『VALORANT』はそれらとは違い、5人vs5人で戦うチームバトルとなっている。爆弾を仕掛けるアタッカー(攻撃側)と、それを防ぐディフェンダー(防衛側)に別れ、緊張感のあるバトルが繰り広げられるのだ。

5人1組のチームになって勝利を目指すというルールのため、必要なのはチームワーク。個々のゲームの上手さだけでなく、チーム内で連携を取ることによって勝利を目指す。そして、そのチームワークが試されるのが、戦場で戦う各エージェント(キャラクター)たちのスキルの使い方だ。エージェントたちはそれぞれ特殊能力を持っている。敵の居場所を探知するものや、一撃必殺の刃を投げるもの、なかには倒しても蘇生するものまで、能力はさまざま。それぞれの固有能力を使いこなし、チームで連携して勝利を目指すのだ。

低いスペックのPCでも遊べる!試合の観戦や、音楽アーティストが出演するセレモニーにも注目

『VALORANT』について簡単に説明したところで、気になるのはどうやって遊べばいいかという点。実は本作、PC向けに配信している無料ゲームなので、プレイに際してゲームができるPCを所持している必要がある。しかし、昨今流行っている人気ゲームと比べて、『VALORANT』はPCのスペックが低くてもプレイできるというのも特徴だ。条件さえ満たしていればノートPCでもらくらくプレイできるので、遊んでみたい人は一度公式サイトからダウンロードしてみるのも手だろう。

ゲームができるPCを持っていない人も諦めないで欲しい。『VALORANT』は現在、YouTubeやTwitchなどのストリーミングプラットフォームにて、ゲーム配信者やVTuberなどによるライブ配信がにぎわっており、試合の観戦だけでもめちゃくちゃ楽しいのだ。

さらに『VALORANT』は毎年、Valorant Champions Tour(通称、VCT)と呼ばれる公式世界大会を開催している。勝利チームに渡される賞金総額は毎年上がっており、昨年の「VALORANT Champions 2023」では、賞金総額225万ドル、優勝チームには100万ドルが授与されるというビッグスケールの大会だ。

VCTの会場は世界各国に設定されており、日本では千葉県で14日間にわたる大会を開催。約3万7000人超が来場したという。世界各国のプロゲーマーチームが、己のスキルと仲間を信じて勝利に向かう姿にドラマがあり、見ている方も思わず手に汗握る熱いバトルが楽しめる。

今回のXGとのコラボレーションも、アジア太平洋地域大会「VCT Pacific 2024」を盛り上げるためのコラボとなっており、さらに大会を熱くさせてくれること間違いなしだ。

▼「VCT Pacific 2024」のキックオフトレイラー

VCTの見どころは、プロゲーマーによるアツいバトルだけではない。なんと毎年、アーティストが出演する豪華なオープニングセレモニーが執り行われるのだ。過去大会にはZeddやPVRISなども出演。昨年の「VALORANT Champions 2023」オープニングセレモニーでは多国籍のアーティストが出演し、パフォーマンスを披露した。

映像や美術にはしっかりと『VALORANT』カラーがあり、これから大会が始まるぞ!という空気を演出してくれる。

▼さまざまなアーティストが次々と現れるパフォーマンスに目が離せない

また「VCT Pacific 2023」では、(G)I-DLEのMINNIEがパフォーマンス。アジア大会ではアジアにルーツを持つアーティストを採用するといった、地域に合わせたカラーを出すのも『VALORANT』の特徴。このパフォーマンスからはMINNIEの新たな一面が感じられ、ファンとしてもグッと来る。

そしてXGリスナーとしては、昨年MINNIEがパフォーマンスしたということは今年も……?という期待しかない。『VALORANT』さん、お願いします。

▼楽曲はオランダのDJ、Don Diabloが担当。

『VALORANT』と音楽の深いつながり

ここまで読んでくれたあなたに、『VALORANT』が世界的にも大きな盛り上がりをみせているゲームだということが、少しでも伝わっていたら幸いだ。

戦術的な戦いや、高度なプロシーンなど他にも語りきれていない魅力がたくさんあるが、個人的に『VALORANT』で推したいポイントは、プロモーションで音楽をかなり有意義に使っているところ。例えば、本作に登場するエージェントにはそれぞれキャラのストーリーや設定があるのだが、そのキャラクターをさらに掘り下げるために、エージェントごとのプレイリストがSpotifyにて公開されている。

韓国出身の女性エージェント、ジェットのプレイリストには、BLACKPINK・JENNIEのソロ楽曲「SOLO」や、MCNDの「Spring」、BIBIやDeVita、GIRIBOYなど韓国のアーティストの楽曲がジャンルレスに入っている。リストの後半には、Charli XCXの「claws」や、Nicki Minajの「Chun-Li」なども入っており、ひとつひとつ聴いていけばキャラクターの造詣が深まるようなプレイリストとなっているのだ。

音楽を通じてそのキャラクターが理解できるプレイリスト、何よりもすごいのが、全エージェント分のプレイリストが存在するということ。日本出身のエージェント、ヨルのプレイリストは、JP THE WAVYやDaichi Yamamotoといった日本のHIPHOPアーティスト中心で構成されていたり、最近追加された新エージェントのクローヴのリストには、100 gecsや、glaive、A. G. Cookなどハイパーポップのアーティスト中心で構成されていたりと、まるで本当に各エージェントが自ら選曲したプレイリストを聴いているかのような気持ちになる完成度。

また、『VALORANT』のためにアーティストが書き下ろしたオリジナル楽曲を使った映像は、そのアーティストのMVに成り得るほどクオリティが高く、新しいものが公開されたらついつい観てしまう。このように音楽を使ったプロモーションが非常に巧みで、プレイリストやトレイラーだけ見ても十二分に『VALORANT』の世界を堪能できるはずだ。

▼新エージェント、クローヴのトレイラーはハイパーポップ全開。

昨今、『VALORANT』をはじめ、『League of Legends』にNewJeans、『オーバーウォッチ2』にLE SSERAFIMなど、ゲームとガールズグループのコラボが盛んだ。コラボレーションによって、アーティストのリスナーはゲームに興味を持ち、逆にゲーマーはアーティストに興味を持つという、きっかけ作りとしても大きい効果を果たす。

そしてそれ以上に、ゲームのまだ見ぬ世界を表現し、アーティストのまだ見ぬ世界を表現する、相互作用を感じるコラボレーションを果たしているようにも感じるのだ。例えば『オーバーウォッチ2』に使われたLE SSERAFIMの「Perfect Night」のトレイラーでは、普段戦闘をしているゲームのキャラクターたちがLE SSERAFIMのライブを楽しみにするという、意外な一面が見える。それに対してLE SSERAFIMはキャリア初の全編英詞楽曲に挑戦したりと、それぞれの新しい試みができるのは、コラボレーションならではなのかもしれない。

▼「GODS」も同じくNewJeansがこのような楽曲を歌うのはかなり挑戦的に感じる。

『VALORANT』の世界を表現するため、XGファンにとってはおなじみSIMONパパこと、XGALXのエグゼクティブプロデューサー、JAKOPSが楽曲も手掛けているとのことなので、XGにしかできない『VALORANT』の世界を表現してくれているはずだ。

【リリース情報】


XG & VALORANT
Collaboration Single
‘UNDEFEATED’
(VCT PACIFIC 2024)
https://xg.lnk.to/UNDEFEATED

VALORANT公式サイト:
https://playvalorant.com/ja-jp/

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