Apple TV+で配信中のスポーツコメディ『テッド・ラッソ』の魅力を☆Taku Takahashiがレビュー。

プライムビデオで配信中のSFドラマ『エクスパンス〜巨獣めざめる』。一度は打ち切りになったがファンのサポートで制作が再開されたという裏ドラマもある作品だが、そこまでファンを動かす作品の魅力とは？☆Taku Takahashiによるコラム。

<p>Text:<a href="https://twitter.com/takudj" title="☆Taku Takahashi">☆Taku Takahashi</a></p>
<p>『ゲーム・オブ・スローンズ』をどこのメディアよりブッシュしてたのはおそらく僕ではないか？というくらい色々な人にオススメしていたと思う。最終回は賛否両論ではあったけど、物語の設定、容赦のない展開、そしてキャラクターの熱さ。全世界のドラマの方程式を変えた作品で、僕もこの物語の虜になっていた。そう思ってる人は僕以外にもたくさんいるはず。</p>
<p>そんな人たちに絶対オススメしたいのが『エクスパンス〜巨獣めざめる』だ。まったく違う物語なのにも関わらず『ゲーム・オブ・スローンズ』のよかったところと本当に被る作品。</p>
<p>23世紀の話で、人々は宇宙に移住している世界。国連が仕切っている地球は温暖化でボロボロな状態。テラフォーミング(大気の無い惑星に住めるようにすること)をしようとしている火星。そして貧困層が労働を強いられている小惑星。この3つの勢力がそれぞれの権利や利権を争っている。そんななか、主人公たちが陰謀に巻き込まれていく。</p>
<p>▼トレイラー</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/nR8nmInjFT4" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<h3>プライムビデオでの配信までの道のり</h3>
<p>現在は‪プライムビデオ・オリジナル作品として最終シーズンを迎えているが、実はここに辿り着くまでの道のりがあった。</p>
<p>元々米国のSyfyというテレビ局が満を持して人気小説であったこの作品をドラマ化。今までのどのSF作品よりも設定が細かく、ファンを多く獲得するも、シーズン3で放送打ち切りに追い込まれる。</p>
<p>ただ、ファン達は黙っていなかった。「#SaveTheExpanse」をスローガンに署名を集め、継続運動を行っていった。クラウドファンディングで集めたお金で、Amazon本社上空に「#SaveTheExpanse」横断幕を吊るした飛行機を飛ばしたり、『エクスパンス』の模型を大気圏上まで飛ばしたり。出演者たちもこの運動をサポートし、最後はAmazonの会長ジェフ・ベゾスへ声が届き続行が決定した。</p>
<p>▼打ち切りから続編制作決定までのファンの動き</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/a5-DcdfxCvU" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<h3>何故ファンがここまで熱くなるのか？</h3>
<p>まずはSF作品としての完成度。設定がかなり徹底している。この作品には「重力発生装置」や「亜空間通信」など便利な「発明品」は存在しない。宇宙船に重力が発生する理由が数式にできるほど徹底している。地球から火星に連絡を入れる時はタイムラグが生じて、リアルタイムに通話ができない。主人公たちは、そういったリアルな設定のなか問題を解決しなければならないのだ。</p>
<p>そして、なによりも登場人物達の行動や言動が熱い。『ゲーム・オブ・スローンズ』と同じように理想を信じながら妥協をする者や、現実を見つつも人情的な行動をとる者。それぞれの行動にはちゃんとした理由や背景がある。最初は好きになれないキャラクターも途中から憎めなくさせられたり、登場人物たちがしっかりと描かれている。そして、非情なかたちで想定していないキャラクターが犠牲になる。</p>
<p>他にも、もしこのまま未来に進んだら本当に起こり得るんじゃないか？と納得してしまう政治背景や文化設定。ベルターと呼ばれている小惑星に住む人たちの間では独自の言語ができていたり、独特な性質があったり。化学や社会学のプロたちもぐうの音が出ないほど、細かく作られている。未来の話なのに、自分にも起こりうるんじゃないか？と感情移入させられる。</p>
<h3>攻略法は？</h3>
<p>正直に言うとここまで設定が細かいと最初は入りづらいと思う。実際、私も第一話は2回寝落ちした。第一話からキャラクターが多いのと、物語が3箇所から進む。そう考えると、ここも『ゲーム・オブ・スローンズ』と被る。なので第1話は「この人たちを抑えておけばオッケー」という人物を僕なりの言葉でまとめてみた。</p>
<p><strong>■ロシナンテ号(宇宙船)チーム</strong></p>
<p><strong>ジム・ホールデン</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/80251149_830529370737648_820334037661908992_n.jpeg" alt="ジム・ホールデン" /><br />
photo: <a href="https://www.facebook.com/expanseonprime/photos/830529367404315" title="The Expanse Facebook">The Expanse Facebook</a></p>
<p>地球出身。正義感がめちゃくちゃ強い主人公。自分の周りに起こる不幸の全てに責任を感じちゃうタイプ。なんとなくGOTのジョン・スノウと被る。</p>
<p><strong>ナオミ・ナガタ</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/79370227_830942644029654_5805931087016230912_n.jpeg" alt="ナオミ・ナガタ" /><br />
photo: <a href="https://www.facebook.com/expanseonprime/photos/830942640696321" title="The Expanse Facebook">The Expanse Facebook</a></p>
<p>小惑星出身。訳あり感ただよう船のメカニック。</p>
<p><strong>エイモス・バートン</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/80959610_832427453881173_3081857579995889664_n-819x1024.png" alt="エイモス・バートン" /><br />
photo:<a href="https://www.facebook.com/expanseonprime/photos/832427450547840" title="photo: The Expanse Facebook">The Expanse Facebook</a></p>
<p>地球のスラム街出身。ざっくり言うとサイコパス。でも、彼には彼なりのロジックあり。ナオミの言うことだけはちゃんと聞く。</p>
<p><strong>アレックス・カマル</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/80719262_832173583906560_9023181394985091072_n.jpeg" alt="アレックス・カマル" /><br />
photo:<a href="https://www.facebook.com/expanseonprime/photos/832173580573227" title="photo: The Expanse Facebook">The Expanse Facebook</a></p>
<p>火星出身。実は凄腕パイロット。登場人物の中でいちばん我々視聴者に近い。あとラザニアを作る天才。</p>
<p><strong>■国連(地球)チーム</strong></p>
<p><strong>クリスジェン・アヴァサララ</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/67071306_719314788525774_8399567180286394368_n.jpeg" alt="クリスジェン・アヴァサララ" /><br />
photo:<a href="https://www.facebook.com/expanseonprime/photos/719314775192442" title="photo: The Expanse Facebook">The Expanse Facebook</a></p>
<p>地球出身。チャキチャキな政治家おばちゃん。政治をゲームのように行ったり非情な行動をとるが、何故か憎めない。</p>
<p><strong>■準惑星ケレス(宇宙の街)チーム</strong></p>
<p><strong>ジョー・ミラー</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/79372438_828035524320366_3460733150735368192_n.jpeg" alt="ジョー・ミラー" /><br />
photo: <a href="https://www.facebook.com/expanseonprime/photos/828035520987033" title="The Expanse Facebook">The Expanse Facebook</a></p>
<p>小惑星出身。ニヒルで現実主義者な刑事。そんな彼が「ジュリー・マオ失踪事件」の捜索依頼を受ける。物語の大きな陰謀に繋がるキーマン。</p>
<p><strong>ジュリー・マオ</strong><br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/12/Julie_Mao.jpeg" alt="ジュリー・マオ" /><br />
photo: <a href="https://expanse.fandom.com/wiki/Julie_Mao_(TV)?file=Julie_Mao.jpg" title="The Expanse WIKI">The Expanse WIKI</a></p>
<p>いちばん最初にでてくる女性。何かに追われている。1話以降、しばらく出てこない。</p>
<p>▼プライムビデオ：『エクスパンス〜巨獣めざめる』シーズン1<br />
<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08BJDF9ND/ref=atv_dp_share_cu_r">https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08BJDF9ND/ref=atv_dp_share_cu_r</a></p>


コラム｜『エクスパンス』打ち切りからファンの力で復活を遂げたSF作品の魅力とは

【bfm海外ドラマ部】まだまだ面白いドラマがたくさんある! 日本でも観られる注目のアメリカドラマを紹介。

<p>Written by ☆Taku Takahashi（Twitter：<a href="https://twitter.com/takudj?lang=ja">@takudj</a> ）</p>
<p>『ゲーム・オブ・スローンズ 』が終わって1週間が経った。「GOTロス」という言葉をあちこちで見かける。たしかにこの作品は唯一無二のドラマだった。ひょっとしたらこれを超えるような作品は無いかもしれない。ただ『ゲーム・オブ・スローンズ 』の余波からか、アメリカドラマが今、凄く面白いことになってきている。日本で観られるものを中心にいくつか紹介していこう。</p>
<p></p>
<h3>『エクスパンス』(amazon‬プライム・ビデオ)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/BEZFz9Hv9V4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p></p>
<p>“いきなりハードルが高い”と言われそうなものを出してるのには理由がある。何故ならこの作品はSF版の『ゲームオブスローンズ 』という声も聞くからだ。とにかく設定が細かく、SFの科学の部分や政治背景とか本当に将来起こりそうな感じが漂う。地球が危機的な環境汚染を迎え、太陽系の様々な場所に移住した人々のストーリー。火星は独立をし、身分の低い低所得の人たちはアステロイドベルトで生活をする。その世界での政治劇や事件に数多くのキャラクター達が巻き込まれていく。日本で言うと『ムーンライトマイル』に近い。ひょっとしたら、エクスパンスの小説からヒントを得てる可能性も無くはないかも。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%A2%A8%E8%BB%8A/dp/B07NDPPVY6/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;keywords=%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B9&amp;qid=1558934708&amp;s=gateway&amp;sr=8-2"></a><a href="https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07NDNTDTP">エクスパンス ～巨獣めざめる～ (字幕版)</a></p>
<h3>『ストレンジャー・シングス』(Netflixオリジナル作品)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/_yuHg9Jj0qU" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p>サブスク動画のオリジナル作品でいちばん最初にブレイクしたのはこの作品かもしれない。ここ数年アメリカは80年代ブームなんだけど、この作品も80年代初頭の話。クラスの仲間はずれであるオタク4人組の1人が行方不明になってしまい、残りの3人で友人を探している時に、不思議な能力をもった少女「エル」と出会い様々な事件に巻き込まれていく。『E.T』『グーニーズ』『エイリアン』など様々な80年代映画をサンプリングした作品で、オマージュの仕方や音楽の使い方がとてもうまい。間も無くシーズン3がスタート。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.netflix.com/jp/title/80057281"></a><a href="https://www.netflix.com/jp/title/80057281">ストレンジャー・シングス 未知の世界</a></p>
<h3>『ウエストワールド』(amazonプライム・ビデオ)(スターチャンネル)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/U_IkIZom0iA" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p>HBOオリジナル作品。近未来のテーマパークの話。西部時代のアメリカをテーマにしているが、この遊園地にはジェットコースターやパレートは無い。あるのはAIで動く人間そっくりなアンドロイドと、ゲストが参加できるイベント。ゲスト達は正義の味方になって悪者退治するのもよし、自分自身が悪党の親分に成り上がっていくのもよし。そんなテーマパークのAIがある日自我に目覚める話。そもそも人間の条件とは何か、人間性とは何かを考えさせられる作品。シーズン1は重かったけどシーズン2はテンポが良かった。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B079VR3R95">ウエストワールド（字幕版）</a></p>
<p>▶<a href="https://www.star-ch.jp/drama/westworld/sid=1/p=t/" style="background-color: rgb(254, 254, 254);">ウエストワールド（スターチャンネル）</a></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>『マーベラス・ミセス・メイゼル』(amazonプライム・オリジナル作品)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/fOmwkTrW4OQ" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p></p>
<p>『ゲーム・オブ・スローンズ 』のカタルシスはデナーリスの成長だったと思う。『マーベラス・ミセス・メイゼル』はミッジという女性のサクセスストーリー。ただ、こっちは野蛮人やドラゴンと玉座を目指すのではなく、スタンドアップ・コメディの頂点を目指していく話。設定が1960年代で、今よりもさらに女性が軽視されている時代。夫に捨てられたミッジとマネージャーのスージーのやり取りも笑えるシーンが多くて面白い。映像美も素晴らしく、ファッションから家具、そしてカメラワークや音楽も最高な作品。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B06VY8VXKG">マーベラス・ミセス・メイゼル（字幕版）</a></p>
<h3>『ミスター・ロボット』(‪amazonプライム・ビデオ)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/lqIhB7MVC24" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p>『ボヘミアン・ラプソディ』で有名なラミ・マレックの出世作品。天才ハッカーたちが銀行のデータを破壊し、富の再分配を画策するという話だ。アメリカのスーパー富裕層の権力や裏にいる中国の陰謀などに主人公のエリオットが巻き込まれていく。というか、自分から中に入っていってる感じでもあるんだけど。あまりネタバレしたくないんで、内容はこれくらいで抑えておきます。『ストレンジャー・シングス』のシンセサイザーによるサントラが評価されてるけど、個人的には『ミスター・ロボット』の方が音楽は好き。あと、この作品も映像美が素晴らしい。タイトルが出てくる時のコマ割りが最高。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.amazon.co.jp/MR-ROBOT-%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%EF%BC%91-%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88/dp/B015NZFICG">MR. ROBOT/ミスター・ロボット（字幕版）</a></p>
<h3>『アンブレラ・アカデミー』(Netflixオリジナル)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/LCDzMLYSWsI" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p>ダークヒーロー物のドラマではこれが面白かった。超能力を持った少年少女が集まった「アンブレラ・アカデミー」という「兄弟」たちが活躍していたのはだいぶ昔の話。大人になった彼らは「過去の人」として別々に暮らしていたが、育ての親の葬式で再び集まることになる。だが、父の死はとある理由のために仕組まれたものだった、っていう内容。最初の3話くらいまで重いかも。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.netflix.com/jp/title/80186863">アンブレラ・アカデミー</a></p>
<h3>『エージェント・オブ・シールド』(Hulu)</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/RdJ8fps_xIs" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<p>実は僕のアメリカドラマへの気持ちが再過熱させられたのはこの作品のせいでもある。最近『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』が上映されているが、この作品もマーベル。しかもマーベル・シネマティック・ユニバースの中で起こっている。つまり、映画とストーリーが繋がっているのだ。物語はアベンジャーのようなスーパーヒーローたちの話ではなく、それを裏でサポートをするエージェント達を主人公として物語が進んでいく。第1シーズンは 『Xファイル』や『フリンジ』のように毎週違う事件を1話完結で解決していき、後半につれて物語は続きものになってキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーと繋がっていく。シーズン3くらいから、エージェントというよりスーパーヒーロー物に近づいていくが、王道アクション・ストーリーとして楽しめる作品。シーズン5のタイムループの世界観が僕的に凄くツボだった。</p>
<p></p>
<p>▶<a href="https://www.happyon.jp/marvels-agents-of-shield">エージェント・オブ・シールド</a></p>
<p>他にも『高い城の男』『アメリカンゴッズ』『マーベル クローク&amp;ダガー』『オーヴィル』『VEEP/ヴィープ』など紹介したい作品がいっぱいあるので、今後ゆっくりとそれぞれの話をしていきたいと思う。日本ではなかなか浸透していないのだけれど、面白いドラマはたくさんあるし、サブスクリプションやブルーレイ販売などで昔よりも簡単に観られるようになってきている。</p>
<p></p>
<p>『ゲーム・オブ・スローンズ 』にかなう作品はそうそう出ないのは確か。ただ、面白い作品がせっかく観られるんだからチェックしないのはもったいない。スピンオフが完成するまでまだ時間もあるし、新しいドラマも試してみてはいかがでしょ？</p>
<p></p>
<p>ちなみに、アメリカ出張のお土産で『ゲーム・オブ・スローンズ 』グッズを個人的にゲットしてきました。デナーリスとジョンのフィギュアです。blockfmのツイッターをフォローして、この記事をリツイートしてください。抽選でプレゼントしちゃいます！</p>
<p></p>
<p><strong>【プレゼント応募方法】</strong></p>
<p></p>
<p>以下の賞品を抽選でプレゼントいたします。</p>
<p></p>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/10/a7a76dcb-7ab9-495c-9826-8cd2d1358f19.jpg" alt=""></p>
<p></p>
<p>ジョン・スノウのフィギュア：1名様</p>
<p>デナーリスのフィギュア：1名様</p>
<p></p>
<p>1）Twitterでblock.fmのアカウント（<a href="https://twitter.com/blockfmjp?lang=ja" style="background-color: rgb(254, 254, 254);">https://twitter.com/blockfmjp</a>）をフォロー。</p>
<p>2）block.fmのTwitterで投稿された本記事のツイートをリツイート。</p>
<p></p>
<p>※締切：2019年6月10日（月）正午</p>
<p>※当選された方には、block.fmのTwitterアカウントよりDMをお送りいたします。</p>
<p>Photo：</p>
<p><a href="https://www.syfy.com/theexpanse/episodes/season/1/episode/4/cqb">Syfy/THE EXPANSE</a>,<a href="https://www.facebook.com/StrangerThingsTV/photos/a.750522531754099/772132276259791/?type=3&amp;theater">Facebook/Stranger Things</a>,<a href="https://www.facebook.com/MaiselTV/photos/a.791111544399395/912852222225326/?type=3&amp;theater">Facebook/The Marvelous Mrs. Maisel</a>,<a href="https://www.facebook.com/WhoIsMrRobot/photos/a.879708175429460/1689646581102278/?type=3&amp;theater">Facebook/Mr. Robot</a></p>
<p><module-adv></module-adv></p>


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☆Taku Takahashi

<p>☆Taku Takahashi &amp; TJO が世界中から集めたまだ発売されていないエクスクルーシヴチューンや、これからのクラブフロアを賑わすであろう最新キラーチューン等を紹介、また注目のDJ/アーティスト達によるここでしか聴けないインタビュー等も数多くフィーチャーしているプログラム。</p>


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<p>Text:☆<a href="https://twitter.com/takudj" title="Taku Takahashi">Taku Takahashi</a></p>
<p>サムネを観て食わず嫌いをしていた作品ナンバー1はApple TV+でストリーミングされている『Ted Lasso（テッド・ラッソ）』だと思う。友人に勧められ第一話の冒頭の部分でも半信半疑な展開だった。でも、気がつけば2シーズンを一気見していた。</p>
<p>この作品はジャンルで言うとコメディ。ゲラゲラ笑わせるというより、クスッと笑いながらハートウォーミングで心が洗われるようなストーリー展開。アメフトの監督だったテッド・ラッソが、イギリスのサッカープレミアリーグの監督に就任する。サッカーのルールをまったく理解してない彼が就任させられる理由はオーナーがチームを2部リーグに降格させたいから。</p>
<p>チームの選手、サポーター、メディアなど世間からからの風当たりが強いなか「これでもか！」というくらいポジティブに物事を良い結果へと進めようとする。主人公であるこの監督がとにかく熱い。というより暑苦しい。ただ、彼のあまりにもの真っ直ぐさに、周りの登場人物だけでなく、観ている自分も彼に魅了されていく。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/3u7EIiohs6U" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>正直この作品は「ベタ」な展開が多い。それなのに面白いのは、登場人物が抱えている問題やチームの課題、そして主人公テッド本人も大きな苦悩を抱え込んでいる設定などを、テンポよく物語に取り入れているからだ。ひたすら前向きに諦めないテッドの行動にも実は大きな闇がある。気がつけば主人公のテッドだけでなく、登場人物に感情移入させられ、しまいには涙腺が緩くなるシーンがでてくる。</p>
<p>僕が小学生の頃にヒットした曲で、ミームとしてジョーク扱いされている曲がある。「くさい歌詞だな」と僕もその曲をジョーク扱いしていた。でもこのドラマを観て、その曲の聴こえ方が大きく変わった。曲名はネタバレになるからあえて言わないけど、シーズン2の『No Weddings and a Funeral』(邦題が『葬式』なんだけど、個人的には元ネタの『4ウェディング』をモチーフにした日本語タイトルにして欲しかった)というエピソードは完全に魅了された。</p>
<p>この作品がユニークなのは数多くの批評家が「観る前に過小評価をしていた」というコメントが目立つところだ。何個か理由があるが、チープに見えるキーアート、今までApple TV+で評価が高い作品が少なかったから、さらに元々ドラマになる前はNBCのふざけたおバカなコーナーがオリジナルだったからだ。ただ、ドラマになって苦悩するなか、頑張ってポジティブ生きようとする人間模様を美しく描く最高傑作と生まれ変わった。</p>
<p>英語で「Corny」という言葉がある。その意味は「ベタな」や「くさい」だったりするんだけど『Ted Lasso』はまさにこの「Corny」という言葉がピッタリ当てはまる。ただ「ベタでくさくて何が悪いの？」と問いかけられた。そして、どんなに辛くても人へ優しくすることの大切さを改めて教えられた。</p>
<p>▶<a href="https://tv.apple.com/jp/show/%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BD%E7%A0%B4%E5%A4%A9%E8%8D%92%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%81%8B%E3%82%86%E3%81%8F/umc.cmc.vtoh0mn0xn7t3c643xqonfzy" title="Apple TV＋『テッド・ラッソ　破天荒コーチがゆく』">Apple TV＋『テッド・ラッソ　破天荒コーチがゆく』</a></p>


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“ベタ”な展開、なのに惹き込まれる。スポーツコメディ『テッド・ラッソ』はなぜ面白いのか？

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