Spotifyが自分だけのラジオ局に! AIを活用した新たな機能「DJ」のベータ版がアメリカとカナダで提供開始


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有料会員数が2億人を超え、世界最大級のユーザー数を抱える音楽ストリーミングサイトのSpotifyが新たにAIを活用した機能である「DJ」のベータ版をアメリカとカナダのプレミアム会員向けに提供を開始した。
DJといっても曲をミックスするDJではなく、どちらかといえばラジオパーソナリティーのような役割で、アプリ内に架空のDJが入っているというイメージ。こちらの紹介動画を見ればわかりやすいだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=ok-aNnc0Dko
これまでの履歴や好みによって選曲される
動画を見ると「2018年に聴いていた曲をお届けしましょう」というナレーションが入っているように、Spotify上でユーザーが聴いてきた曲を元に選曲される。過去を丸裸にされるようで少し恥ずかしい気持ちにもなりそうだ。
これまでSpotifyには「Daily Mix」や「Discovery Weekly」といった自動生成プレイリストなど、多数のパーソナライズされたリスニング機能がサービスに組み込まれてきた。DJの違いは、今話題のChat GPTを開発したOpenAI社のテクノロジーを活用して、Spotifyのパーソナライゼーション技術と組み合わせることにより、より精度の高い、好みにあった選曲が可能になったこと。DJ機能を使うには画面上のDJボタンを押すだけ。必要ないときには簡単にオフにすることも可能となっている。
曲やアーティストについての解説も
新たなDJ機能では選曲や合間のコメントだけでなく、まるで本物の(人間の)DJのように曲やアーティストについての解説コメントも提供される。これは昨年Spotifyが買収したイギリスのソフトウェア会社「Sonantic」の技術を活用したもので、Sonantic社は以前俳優の声をAIでリアルに復元したことでも有名な会社。Spotifyは「全ての製品と同じように革新を続ける」とコメントしている。今後さらにアップデートされていくことだろう。
またDJでは過去に聴いた曲だけでなく、これまでの傾向を元に新しくリリースされた曲の提案もしてくれる。毎日膨大な数の曲がリリースされている世の中だけにこの機能はありがたい。プレイされている選曲に気分が合わないときはDJボタンからジャンルをスキップしたりムードを変えることも可能で、よりストレスフリーに楽しむことができる。
ある意味“能動的”に曲を聴いてきたストリーミングサービスにおいて“受動的”に音楽を楽しむことができる新機能は素晴らしい。好みのDJの声なども選べるようになるのでは?

