近年、クラブシーンの人気プロデューサー/DJらから支持されているウィーン出身、マンチェスター在住のDJ/プロデューサー、saluteが今年7月に東京と大阪で初来日公演を行うことが発表された。

Floating Pointsらも支持する注目DJ/プロデューサー、salute

グラミー賞受賞アーティストSam Smithはじめ、Röyksopp、DJ Seinfeldのリミックスワークで名を馳せたsaluteは、18歳でブライトンに移住。その後、現在の拠点であるマンチェスターに辿り着いた頃からナイトクラブに通い始めたという。特にグライム、ガラージ、ダブステップのパーティーから影響を受けており、現場でクラブカルチャーを感じながら、多くのUKのプロデューサーのネットワークに刺激を受けながらアーティストとして急速に進化していった。

Saluteの初期作品は、軽快なダウンテンポビートに寄り添う、よりソフトで軽やか、蜂蜜のような甘いボーカルが特徴的で「Lionheart」 (2013年)、「Gold Rush」 (2015年)、「My Heart」 (2016年)などのEPはボーカルとメロディを前面に押し出し、R＆B、ポストダブステップ、ダンス、ヒップホップ、さらにはジャズやゴスペルまでジャンルを行き来するサウンドになっている。

クラシックなフレンチタッチに影響を受けた人気曲「What U There」

また2018年から2019年にかけてリリースした3部作のミックステープ『Conduction』を発表する頃には、よりダンスミュージックに傾倒。音楽性を進化させると2021年にはアップビートで夜のエネルギー溢れるトラック「What U There」をリリース。クラブシーンで注目を集めた同曲について、saluteは「本当にエネルギッシュでラウドなトラックだよ。Daft PunkやEd Bangerを沢山聴いて育ったので「What U There」はRoulé Records(Daft PunkのThomas Bangalterが設立メンバーの1人であるフランスのレーベル)のクラシックなサウンドを自分なりにアレンジした」と回想する。

クラブヒットとなった楽曲リリースが続いた後、メジャーレーベルから「Joy」「Therapy」をリリース。さらに2022年のsaluteの音楽はFour Tet、DJ Seinfeld、Floating Points、Mall Grabなどからの支持を集め、カルト的人気を博すことに。特に近年注目されているイギリスのSSW/アーティストのPinkPantheress「Just For Me」のsaluteによるエディットはFloating Points, Fourtetを中心にヘヴィープレイされ話題となった。

また2022年にはMixmag defined the year 2022に選出されフロアの顔となり、2度目のBoiler Room出演でさらなる認知を獲得している。

今年はEDCやグラストンベリー・フェスティバルなどの大型フェスにも出演が決定

直近ではNinja Tune傘下のTechnicolorよりEPをリリースするほか、今年はEDCやグラストンベリー・フェスティバルなどの大型フェスにも出演が決定するなど、今後、日本でもさらなる人気を得ることが予想される。

saluteの来日公演は7月21日（金）に大阪・Circus Osaka、7月22日（土）にCircus Tokyoにて開催される。近年のクラブシーンにおいて、大躍進を遂げているハウス/UKGシーンの注目すべき新鋭saluteの日本デビューはセンセーショナルなものになるはずだ。ハウス/UKG好きはお見逃しなく！

【イベント情報】
salute 1st Japan Tour 2023

TITLE：未定
DATE：2023/7/21(FRI)
OPEN：23:00
VENUE：CIRCUS Osaka
DOOR：¥3000 / ADV:¥2500
LINEUP：salute (Ninja Tune / Steel City Dance Discs), and more
TICKET : RA : https://jp.ra.co/events/1703953

TITLE：CIRCUS - salute 1st Japan Tour 2023 -
DATE：2023/7/22(SAT)
OPEN：23:00
VENUE：CIRCUS Tokyo
DOOR：￥3,500 / ADV：￥3,000
LINEUP：salute (Ninja Tune / Steel City Dance Discs), and more
TICKET : RA : https://jp.ra.co/events/1703956