Questloveが監督をつとめたドキュメンタリー『Summer of Soul』のティーザーが公開

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ヒップホップ・バンド、The Roots(ザ・ルーツ)のドラマーであるQuestlove(クエストラブ)が監督をつとめたドキュメンタリー『Summer of Soul』のティーザーが公開された。
『Summer of Soul』は1969年の6月29日から8月24日にかけてニューヨーク・ハーレムにて開催された「Harlem Cultural Festival」の映像を収めた作品で、7月2日に映画館、そしてHuluでの配信も開始されるとのこと。
ブラック・ウッドストックと呼ばれる伝説のイベント
Harlem Cultural Festivalは1969年の8月にウッドストックの裏で開催されていたことから、アフリカ系アメリカ人によるウッドストック、“ブラック・ウッドストック”と呼ばれている。Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)やB.B. King(BB・キング)、The Staple Singers(ザ・ステイプル・シンガーズ)など錚々たるアーティストが出演し、30万人以上の観客を動員した。
ドキュメンタリー内で使われている映像はカメラマンによって撮影された6日間、40時間以上の映像から選ばれており、50年近くの間未公開となっていたもの。出演者や参加者のインタビューも収録されているそうで、当時の熱量が伝わる映像作品となりそうだ。
サンダンス映画祭ではグランプリを受賞
1978年より毎年開催されているサンダンス映画祭では、今年『Summer of Soul』がドキュメンタリー部門のグランプリと観客賞を受賞した。この作品が映画監督デビューとなったQuestloveは受賞の際に「映画監督は以前からの夢で、素晴らしい物語を伝えることができて光栄だ」とコメント。
Harlem Cultural Festivalは1967年から開催されていたので、このドキュメンタリーの内容は3度目の開催時のこととなる。本家ウッドストックが当時から注目されていた一方で日の目を浴びてこなかったイベントであり、それだけに『Summer of Soul』のサブタイトルが『…Or, When the Revolution Could Not Be Televised(公にされなかった革命)』となっているのも納得だ。
未公開映像で構成されるドキュメンタリーがどんな作品になるのか楽しみだ。日本のHuluでも公式に配信されることを期待したい。
written by BsideNews
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