NASAがMissy Elliottのヒット曲「The Rain (Supa Dupa Fly)」を金星に発信!宇宙に送信された初のラップソングに

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数多くのラッパーの中でも、最も宇宙のイメージがある人物かもしれない!?
ベテランラッパーのMissy Elliott(ミッシー・エリオット)による1997年リリースの代表曲「The Rain (Supa Dupa Fly)」が、カリフォルニアにあるNASAの研究所から金星に発信、約14分かけて目的地に到達した。
楽曲がNASAによって宇宙へ送信されたのはThe Beatles(ザ・ビートルズ)「Across the Universe」に続いて2回目のことで、もちろんヒップホップ・ラップソングとしては史上初となった。
Supa-flying to Venus!
For the first time, a hip-hop song was transmitted #OutOfThisWorld. @MissyElliott's "The Rain (Supa Dupa Fly)" traveled 158 million miles to Venus through NASA's Deep Space Network from @NASAJPL's Deep Space Station 13 in California: https://t.co/Gg5ibm80hb pic.twitter.com/BwsdTNNqCv
— NASA (@NASA) July 15, 2024
NASAのイメージと重なったMissy Elliott
「The Rain (Supa Dupa Fly)」のMVは、ゴミ袋のような真っ黒な衣装に身を包んだMissy Elliottがパフォーマンスしており、当時から革新的なMVと評されてきた。この衣装は宇宙服っぽくも見えるが、こういったアイデアを持つMissy Elliottの音楽性がNASAのイメージと重なったようだ。
NASAのデジタル・テクノロジー部門のディレクターは今回の件について「宇宙探査とMissy Elliottのアートはどちらも限界を打ち破るもので、彼女のMVは宇宙を中心としたストーリーテーリングと未来的なビジュアルを採用してきた実績もある。この素晴らしいコラボレーションを実現するのにふさわしい機会だった」とコメント。
「The Rain (Supa Dupa Fly)」のMVは2021年に『Rolling Stone』による「史上最高のミュージックビデオ TOP100」で16位にもランクインしている。
金星を選んだのはMissy Elliott本人!?
自分の楽曲が宇宙へ発信されたことに対してMissy Elliottは、「NASAによって宇宙へ飛び立った最初のヒップホップミュージックとなったことが信じられません。金星は強さ、美しさ、エンパワーメントを象徴する惑星だから選びました。限界はない、これはまだ序章にすぎません。」とコメント。どうやら金星となったのは彼女の意見もあったようだ。
このニュースは現在初の単独ヘッドライナー・ツアーを開催中に届いたもの。「OUT OF THIS WORLD — The Missy Elliott Experience」のタイトルで開催されているツアーはTimbaland(ティンバランド)、Ciara(シアラ)、Busta Rhymes(バスタ・ライムス)といった盟友も参加し、もちろん「The Rain (Supa Dupa Fly)」も各地で披露されている。
YOOO this is crazy! We just went #OutOfThisWorld with @NASA and sent the FIRST hip hop song into space through the Deep Space Network. My song “The Rain” has officially been transmitted all the way to Venus, the planet that symbolizes strength, beauty and empowerment. The sky is… pic.twitter.com/g6HofNQSt1
— Missy Elliott (@MissyElliott) July 15, 2024