Lyrical Lemonadeがシーンで果たしてきた役割とアルバムの注目曲をピックアップして紹介。

世界で興行収入1000億円を突破するという大ヒットを記録している『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。クッパを演じたジャック・ブラックが歌うラブソングと彼の魅力について改めて振り返る。

<p>Text：バフィー吉川</p>
<p>日本でも4月28日から公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。日本を代表するゲームであり、世界中に多くのファンをもつ「スーパーマリオ」シリーズを『SING/シング』(2016)や「ミニオンズ」シリーズなどで知られるイルミネーションが制作した本作。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』最終トレーラー（吹替版）" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/46odtzf2RjA?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>スーパーマリオは今までにも松竹で『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』(1986)や海外のみの展開ではあるが『The Super Mario Bros. Super Show!』など、何度かアニメ化されている。また1993年には『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』として一度実写映画化されているが、その後も映画化企画が絶えず、一時期は「メトロイド」や「ゼルダの伝説」とあわせて任天堂ユニバース構成などもあったほど。</p>
<p>それがこの度、現代の技術を活かしたアニメ映画として落ち着いたようだ。</p>
<p>マリオシリーズだけではなく、ドンキーコングのキャラクターも多く登場することから、1作目から世界観が大きく広がっているように思えるだけに今後のシリーズ化も期待されている。</p>
<p>今作を手掛けたアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニックは「ティーン・タイタンズ」などのDCコミックのアニメを制作していたふたりであり、脚本のマシュー・フォーゲルは『レゴ® ムービー2』(2019)の脚本家といった、どちらもワーナーアニメーションにゆかりの深いスタッフがワーナーからユニバーサルに行き、イルミネーションで制作した作品ということで、少し複雑な裏事情はあるものの、作品自体は全米ボックスオフィスでは3週連続No.1。全世界ではついに1,000億円突破するという快挙。</p>
<p>「ワイルド・スピード」シリーズや『アイアンマン3』(2013)などのMCU作品の音楽を手掛けるブライアン・タイラーによる、ゲーム版リスペクトなスコアの数々も注目を集めている中、全米公開日の4月5日にあわせて解禁になったのは、クッパというかジャック・ブラックが歌う「Peaches」という曲のミュージック・ビデオ。たちまちYouTubeやTikTokには「歌ってみた動画」や「リアクション動画」が溢れる状態となった。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Bowser - Peaches (Official Music Video) | The Super Mario Bros. Movie" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/imSefM4GPpE?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>また高校生のブログから発展し、今では大きな影響力をもつ音楽メディアに成長を遂げた「Lyrical Lemonade」では、クッパの声優を務めるジャック・ブラックの素顔バージョンも公開され、ジャックの個性が爆発しているこちらも話題となっている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Jack Black - Peaches (Directed by Cole Bennett)  The Super Mario Bros. Movie" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/aW7bzd8uwyQ?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>もともとクリス・プラットやアニャ・テイラー＝ジョイ、セス・ローゲンなどと豪華な声優陣ではあるが、ジャックの「Peaches」を聴くだけでも、英語版の価値がかなり上がったともいえるだろうし、この曲を聴いてしまうと、各国の吹替えキャストは、かなりプレッシャーだったに違いない。</p>
<p>このMVでジャックの存在を知ったという人は、クッパよりもジャック・ブラックという俳優に興味がわいたのではないだろうか。そんな方に本稿では、ジャック・ブラックの魅力について改めて紹介しよう。</p>
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<h3>■個性的すぎる俳優ジャック・ブラック!!</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Tenacious D - POD (Official Video - Explicit)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/dTM8JIooqtY?start=72&feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>ジャック・ブラックといえば、個性的すぎる俳優として知られており、ベン・スティラーやオーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーンなどによるフラット・パックというコメディ俳優グループに所属していた。</p>
<p>『俺たちニュースキャスター』(2004)や『ナチョ・リブレ 覆面の神様』(2006)といったおバカで下品な映画に多く出演しており、何よりラリった役やヤバいオタク役が良く似合う俳優だ。</p>
<p>アニメの声優としても今までに『シャーク・テイル』(2004)や『カンフー・パンダ』(2008)といったアニメ映画でも声優を務めてきたが、どのキャラクターもジャックの個性を活かしたというか、ジャックありきでキャラクター構築されているだけに、今回の「Peaches」も、ジャック・ブラックがクッパを演じてるからこそ用意されたのではと考えてしまう。</p>
<p>おバカな役が目立つかもしれないが、俳優のティム・ロビンスが主催する劇団「アクターズ・ギャング」にも所属し、そこで俳優としての基礎を学んでおり、『キング・コング』(2005)や『ホリデイ』(2006)では、お笑い要素を完全に遮断した演技をみせているだけに、実は演技派俳優でもあるのだ。</p>
<h3>■『スクール・オブ・ロック』の成功で一躍有名に</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="&quot;Long Way To The Top&quot; - School of Rock Reunion Concert LIVE" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/refCJcJJZso?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>コメディ俳優としては知られていたジャックだが、一般的に知られるようになったのは、やはり『スクール・オブ・ロック』だろう。</p>
<p>ジャックの友人である脚本家のマイク・ホワイトによって制作された本作は、何度か浮上した続編企画は実現しなかったものの、のちに「キャッツ」や「オペラ座の怪人」などで知られるミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド＝ウェバーによって舞台化され、さらにドラマ化もされた。</p>
<p>ジャックは音楽オタク(特にヘビメタやロック)であり、今までにも『ハイ・フィデリティ』(2000)などで音楽の知識が披露されてきたが、その決定版となったのが『スクール・オブ・ロック』である。またその熱意から商業利用を嫌うレッド・ツェッペリンを口説き落とし、作中で「移民の歌」を使用することを許可させたほど。</p>
<p>ロック愛の溢れるストーリーと、教育現場の固定概念を覆すというみんなが大好きな王道的ストーリーも重なって、全米初登場1位を記録した。</p>
<p>今作で共演した子役たちとは関係も良好で、ほとんどのキャストは俳優業を辞めてしまっていたが、何度か行われているリユニオンライブには毎回メンバーの多くが参加している。</p>
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<h3>■映画化もされたコメディ・バンド「テネイシャスD」</h3>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Jack Black &amp; Tenacious D perform Sax-a-Boom (Live in Milwaukee - September 2022)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/ZWVw4sLjgVQ?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>ジャック・ブラックを語る上で決して忘れてはならないのが、コメディ・バンド「テネイシャスD」の存在だ。</p>
<p>1994年に「アクターズ・ギャング」で知り合った俳優のカイル・ガスと結成したテネイシャスD。下品で過激な歌詞がたびたび問題になりながらも、1997年にはドラマ化もされ、『バイオドーム』(1996)にもテネイシャスDとして登場している他、『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』(2006)という映画も公開されたほど。</p>
<p>『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』では、ジャックが愛するロニー・ジェイムス・ディオやデイヴ・グロール、ミートローフといったアーティストがゲスト出演を果たしたほか、友人のベン・スティラーやジョン・C・ライリー、『オレンジカウンティ』(2002)で共演したコリン・ハンクス、演技の先生でもあるティム・ロビンスといった、ゆかりの深いキャストが揃い、全力でおバカな映画を作り上げている。</p>
<p>ただ過激だったり、歌詞が面白かったりするのではなく、音楽としてのレベルが非常に高いのだ。それが一周回っておもしろくなっているという独特の存在感のあるバンドであることからも、多くのコアなファンを抱えている。</p>
<p>近年はおもちゃのサックスをライブで演奏していることが話題にもなり、落ち着くどころか年々おかしなおやじ感が増しているジャック・ブラック。今後もどんな活躍をみせてくれるか期待したい！</p>
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<h3>映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2023/04/26201738/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3_2530_T2_00041_R-.jpg" alt="" />(C) 2023 Nintendo and Universal Studios</p>
<p>声の出演：クリス・プラット、アニャ・テイラー＝ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン＝マイケル・キーセス・ローゲン、フレッド・アーミセン、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、セバスティアン・マニスカルコほか<br />
脚本： マシュー・フォーゲル<br />
監督：アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック<br />
製作：クリス・メレダンドリ（イルミネーション）、 宮本茂（任天堂）</p>
<p>日本語版吹替声優： (マリオ) 宮野真守、(ピーチ姫)志田有彩、<br />
（ルイージ）畠中祐、（クッパ）三宅健太、（キノピオ）関智一、(ドンキーコング)武田幸史</p>
<p>公式HP：<a href="http://mario-movie.jp/">http://mario-movie.jp/</a></p>
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映画『スーパーマリオ』クッパ役のジャック・ブラックが歌うピーチ姫へのラブソング「Peaches」が世界で大バズリ!

Dr. DreがプロデュースしたEminemの曲をまんま使い!! 見所満載のMVは必見。

<p>Juice WRLD（ジュース・ワールド）から新たな遺作バースが発表された。今回は生前から仲のいいLyrical Lemonade（リリカル・レモネード）のアルバムからリードシングルとしてリリースされ、Cordae（コーデー）とコラボした「Doomsday」という曲。</p>
<p>リリース前からLyrical Lemonadeのクリエイター、Cole Bennett（コール・ベネット）とCordaeはSNSでプロモーションを開始し、「whyrush?」という興味深い内容のショートフィルムも公開されている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Juice WRLD &amp; Cordae - Doomsday (Directed by Cole Bennett)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/JdXubSf5YUc?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="whyrush? (A Short Film Directed by Cole Bennett)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/TtRtU2SF4Ys?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>Lyrical LemonadeとはCole Bennettが高校生の時に開設したブログからスタートしたヒップホップメディア。ではあるが今ではアーティストのプラットフォームでもあり、Cole BennettはMVの監督として業界トップの人物だ。Juice WRLDだけでなくXXXTentacion（XXXテンタシオン）やLil Pump（リル・パンプ）などのMVも撮影してきた経歴がある。</p>
<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cp-isP8p39t/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cp-isP8p39t/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"><div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"><div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div><div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div><div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"><div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div><div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div><div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div><div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div><div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div><div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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<h3>「Doomsday」のMVにはEminemも登場</h3>
<p>リリースされたコラボ曲「Doomsday」に話を戻そう。この曲のMVももちろんCole Bennettが監督をつとめた作品で、映像が始まって20秒ほど経つとカーテンの中からEminemが登場する。イントロでのEminemの喋り、そして直後から流れるトラックを聴けば気づくリスナーもいるかもしれないが、「Doomsday」は1999年にリリースされたEminemの「Role Model」をサンプリング、というよりまんま使いしている。プロデューサーの1人はあのDr. Dre（ドクター・ドレ）というのも忘れてはならない。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Eminem - Role Model (Official Music Video)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/ubEublECnMU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>MVの見所はEminemだけでなく、登場する1人の人物の顔がCordaeからJuice WRLDに、またその逆にとシームレスに入れ替わるのも面白い。</p>
<p>そして曲が終わるとスタジオでの様子となり、そこには生前のJuice WRLDがMVのアイデアについて話す場面も。彼の言葉をアニメーションにしたものも見ることができるので、是非最後までMVをチェックして欲しい。</p>
<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Ct0OVoMgpzj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"><a href="https://www.instagram.com/p/Ct0OVoMgpzj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"><div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"><div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div><div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div><div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"><div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div><div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div><div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div><div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div><div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div><div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"><div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div><div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div><div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div><div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div><div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a></div></blockquote>
<p>また「Doomsday」の印象的なカバーアートは、クレイアーティストのSpooky Woods（スプーキー・ウッズ）によるもので、制作の様子もYouTubeに投稿されている。彼は今回のカバーアートの他にもTyler, The Creator（タイラー・ザ・クリエイター）やLauryn Hill（ローリン・ヒル）なども作品化しているので、興味のある方はInstagramを覗いてみよう。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="The Making of the Clay Doomsday Cover Art" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/0fGquTkqoeU?start=41&feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><module-adv></module-adv></p>


故Juice WRLDとCordaeがコラボした「Doomsday」がリリース　MVにはEminemも登場

Yanatake

渡辺志保

<p>ディレクターYANATAKEがお送りする block.fm の人気ヒップホップ専門番組！2015年7月より毎週放送！渡辺志保とYANATAKEがナビゲーターを務めてお送りします。</p>


TOKYO's NO.1 HIP HOP RADIO

INSIDE OUT

<p>ヒップホップ好きなら一度は目にしたことがあるであろう、紙パックレモネードのアイコン。</p>
<p>Cole Bennett（コール・ベネット）による「Lyrical Lemonade（リリカル・レモネード）」は、今や世界のヒップホップシーンを牽引する重要な存在として認知されるプラットフォームだ。</p>
<p>シカゴのアンダーグラウンドシーンを紹介するブログとしてスタートし、最も知られているであろうMV制作のみならず、音楽レーベル、アーティストマネジメント、音楽フェス開催などその影響力は多岐に及んでいる。</p>
<p>そんなLyrical Lemonadeの歩みと、2024年1月に満を持してリリースされた初のコンピレーション・アルバム『All Is Yellow』の楽曲から、Lyrical Lemonadeの魅力を紐解いていこう。</p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>ブログからカルチャーを牽引する存在へと進化したLyrical Lemonade</h3>
<p>MVの制作、今では音楽レーベルとしての動きも見せるLyrical Lemonadeは、創設者のCole Bennettによるブログサイトとして2013年、彼が高校生の時にスタートした。シカゴ出身の彼は、ブログのフォーカスを地元アーティストにあて、その後YouTubeチャンネルを開設すると、アンダーグラウンドのアーティストを撮影し始める。</p>
<p>そこに現れた最初のビッグアーティストがFamous Dex（フェイマス・デックス）だ。同じくシカゴ出身の彼のユニークなスタイルは、Cole Bennettの作る映像作品とうまくマッチ。その後、Soulja Boy（ソルジャー・ボーイ）のMVも手がけ、この時に初めてトレードマークである紙パックレモネードのアニメーションも登場した。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Soulja Boy - Workin&#039; It (Official Music Video)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/0MzkB8w7DC0?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>以降、Cole Bennettはビッグアーティストではなくアップカミングな若いアーティストに目を向けることとなる。SoundCloud Rapと呼ばれるサブジャンルが盛り上がりを見せる2017年頃に、Lil Xan（リル・ザン）やSki Mask the Slump God（スキー・マスク・ザ・スランプ・ゴッド）らのMVを手がけ、翌年Juice WRLD（ジュース・ワールド）の「Lucid Dreams」で大ブレイク。</p>
<p>「Lucid Dreams」は全米チャートで2位を記録し、この曲によってCole Bennettのアニメっぽさのある独特なスタイル、エフェクトの使い方などが世界に知れ渡ることとなった。実際に日本でも「Lucid Dreams」をきっかけにLyrical Lemonadeを知ったファンは多いだろう。Juice WRLDもまたこの曲によってメジャー契約を獲得し、トップアーティストの仲間入りを果たした。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Juice WRLD - Lucid Dreams (Official Music Video)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/mzB1VGEGcSU?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>こうしてアンダーグラウンドアーティストのフックアップに成功したCole Bennettは、Lil Tecca（リル・テッカ）やBlueface（ブルーフェイス）などがブレイクするきっかけとなった楽曲のMVを手掛け、逆にビッグアーティストがその曲のリミックスに参加するなど面白い現象も巻き起こす。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Lil Tecca - Ransom (Official Music Video)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/1XzY2ij_vL4?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>YouTubeチャンネルでは、MVの他にインタビューなど他のコンテンツもある一方、常に新人にも目を向けた信頼できるメディアとして成長していった。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Juice WRLD | The Lyrical Lemonade Interview" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/5DAwY85_gYQ?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>豪華アーティストが参加した初のコンピ・アルバム</h3>
<p>これまで多くのビッグアーティストのMVを手掛けてきたLyrical Lemonadeは、2024年1月末に初のコンピレーション・アルバム『All Is Yellow』をリリース。</p>
<p>リードシングルである「Doomsday」に参加したJuice WRLDとCordae（コーデー）を筆頭に、JID、The Kid Laroi（ザ・キッド・ラロイ）、Ski Mask the Slump God、Jack Harlow（ジャック・ハーロウ）などなど、実に多種多様なアーティストが参加している。</p>
<p><iframe loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/4NGIX0BP6xxRaGh64hhJhe?utm_source=generator" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture"></iframe></p>
<p>ここでは収録曲の中から注目の楽曲をピックアップし、魅力を解説していきたい。</p>
<p><strong>「This My Life」</strong></p>
<p>Lil Tecca、The Kid LAROI、そしてLil Skies（リル・スカイズ）と、メロディアスなフロウが持ち味の3人がそれぞれの特徴を活かした楽曲。単純に成功体験を語るのではなく、その陰にある葛藤も滲み出ているリリックに心打たれる。MVは倉庫で撮影されたモノクロに近いシーンとレストランでテーブルを囲むシーンで構成されていて、いずれも“黄色”がテーマとなり、アルバムタイトルと結び付けられている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Lil Tecca, The Kid LAROI &amp; Lil Skies - This My Life (Official Music Video)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/h_7S4gLPZ34?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><strong>「First Night」</strong></p>
<p>2023年にデビューアルバムをリリースしたばかりのテキサスのラッパーTeezo Touchdown（ティーゾ・タッチダウン）、メンフィスのベテランJuicy J（ジューシー・J）、そしてCochise（コチース）、Denzel Curry（デンゼル・カリー）、Lil B（リル・B）によるこの曲は、バラードのようなイントロからJuicy Jお得意のバンシーなトラックに展開されていく。アルバムの中でも、最も今のメインストリームなクラブ向けサウンドと言えるだろう。と思えば、最後にはチョップド＆スクリュードされた泥臭い音を挟み、Lil Bがメロディアスに仕上げる。1曲で3つの展開が楽しめる楽曲だ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Teezo Touchdown, Juicy J, Cochise, Denzel Curry &amp; Lil B - First Night (Official Music Video)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/kcJY6P6FoC4?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><strong>「Stop Giving Me Advice」</strong></p>
<p>アルバムの最後を飾るこの曲は、Jack HarowとUKラッパーのDave（デイブ）によるコラボ。Lyrical Lemonadeらしいメロディーとアップテンポなドラムがミックスされたトラックに、それぞれが長めのバースをスピット。タイトルからも感じ取れるように、外野の意見よりも自分の事を信じる意志が伝わるタイトなラップが披露されている。公開されているMVは全編モノクロで構成されつつ、“黄色”だけが使われているというこだわり。スーツに身を包んだ2人の姿もなんともお洒落な映像だ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Jack Harlow &amp; Dave - Stop Giving Me Advice (Official Music Video)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/hyH7AT_Zh7Q?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>信頼のLyrical Lemonade印</h3>
<p>冒頭で紹介したように、アーティストやファンから絶大の信頼を獲得しているLyrical Lemonadeには、以前からアルバムリリースを期待されていた。しかし、インディペンデントにこだわりを持つCole Bennettはレーベルとの契約を嫌い、信頼できるパートナー、そしてリリースのタイミングを伺っていた。そしてリリースされた『All Is Yellow』。Def Jamとユニバーサルと、大手とのタッグも実現した作品でも、Lyrical Lemonadeが全面に押し出された飽きのこない14曲だった。</p>
<p>全米1位アーティストだけでなく、先述したTeezo Touchdownや日系アーティストのUMIも参加しているなど、新人にもしっかり目を向けていることが伝わるアルバム。やはり今後もLyrical Lemonadeにはそうしたアンテナの張り方をファンに教えてもらいたい。</p>
<p>リリースに合わせて掲載された<a href="https://www.gq.com/story/lyrical-lemonades-cole-bennett-documented-a-moment-in-hip-hop-now-hes-creating-a-new-one" title="GQの記事">GQの記事</a>ではLyrical Lemonade、『All Is Yellow』についてこう書かれている。</p>
<p><em>「このアルバムは2010年代を通じてラップがどのように進化したかを切り取った興味深い作品です。レーベルシステムがどのように崩壊し、その後自らを再構築してコントロールを再確立したか、サブジャンルと地域シーンがどのように細分化して小さくなり、最終的にメインストリームに取り込まれたか。Cole Bennettはそれをすべて記録していました」</em></p>
<p>セカンドアルバムのリリースの頃までには、さらに多くのアーティストを世界中に広めてくれるだろう。</p>
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ヒップホップシーンの今を切り取る「Lyrical Lemonade」：その進化と初のコンピレーション・アルバム『All Is Yellow』の魅力

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