Joy Orbison、ハイパーポップとクラシックなウォブルベースを取り入れた最新曲「2M3 2U」リリース!

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2000年後半にダブステップの名曲「Hyph Mngo」をリリースしたことで知られるJoy Orbisonが最新曲「2M3 2U」をリリースした。
ハイパーポップにインスパイアされた4つ打ちのUKベース最新曲
「2M3 2U」は、ハイパーポップにインスパイアされた4つ打ちのUKベース曲で、Joy Orbisonの人気曲「pinky ring」と同様のトーンで、活気がありながらも低音の効いた楽曲になっている。
同曲について、Joy Orbisonは「この曲は、ハイパーポップをUK風にアレンジしたような曲だと思う。でも、少し低音が効いたヘビーさもあるんだ。ボーカルは『ブレードランナー』や『フィフス・エレメント』の文字化けした愛のメッセージのサンプルかもしれないし、メインのリフは若い頃にユースクラブ(主に10代の若者向けの余暇活動のための組織)のパーティーでかけていたDJ Narrowsのレコードを思い起こさせたんだ」と述べている。
2000年代UKダブステップ風ウォブルベースの復権なるか?
Joy Orbisonは、昨年、テクノ、ハウス、ドラムンベース、UKガラージなどからグライムやロック、パンクまで多様な分野にインスパイアされた初の長編作品となる14曲入りミックステープ『still slipping vol.1』をリリース。クラブサウンドのアンセムへの回帰を果たした彼の今夏の"ウォブル"なDJセットは、多くのレイバーたちにとって夏のサウンドトラックとして親しまれてきた。そんなJoy Orbisonは、最新曲でクラシックな00年代UKダブステップ風ウォブルベースを取り入れており、その要素について「面白いトップラインは最近の僕の世界では少し欠けているようで、現代のドラムンベースと彼らの最もキャッチーなウォブルの無限の探求に間違いなく影響を受けている」と述べている。
今後、Joy Orbisonが最新曲で取り入れた2000年代UKダブステップ風ウォブルベースは、クラブシーンで復権することになるのだろうか? 今後のシーンの動向に注目していきたい。
なお、Joy Orbisonは、今年10月にJorja Smithの「Rose Rouge」をUKファンキー風のビートで再構築したリミックスをリリースしている。未聴の人は最新曲とあわせてチェックしてほしい。