J. Coleが語るKendrick Lamarとのコラボ「数曲は作ったが…」 トランプ支持のKanyeは「あとから謝ってきた」

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J. Coleがラジオ番組で語った最新インタビュー
最新アルバム『K.O.D.』を4月にリリースして、Billboardアルバムチャート1位を獲得したJ. Cole(J・コール)が、ニューヨークのラジオ局「Power105.1」のカリスマ・ラジオDJ、Angie Martinez(アンジー・マルティネス)の番組で94分にもおよぶインタビューを行った。
インタビューでは、以前から噂されているKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)とのコラボアルバム、世間をお騒がせ中のKanye West(カニエ・ウエスト)と交わしたという電話の内容、新世代のSoundCloudラッパー、そして早くも次なるアルバムについてまで語ったようだ! こちらからオーディオが聴ける。
期待されるJ.Coleコラボアルバム
現在のシーンで、最もリリカルなラッパーと言えばKendrick Lamar、Joey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)そしてこのJ. Coleが思い浮かぶのではないか。
Kendrick Lamarとは以前2013年にJ.Coleのアルバム『Born Sinner』において「Forbidden Fruit」でフィーチャリングしている。そのため、コラボアルバムとしてファンの期待が高まるところだが、J. Coleは「数年前に何曲か作ったけど、アルバムと呼ぶようなものではない。実際にリリースするようなものじゃないんだ。今の2人のキャリアを考えると以前ほど簡単にはできないよ」と語っており、ファンに過度な期待はしないように忠告している。
2人の曲のストックはあるようだが、それらが2人だけの秘密となるのか、それともタイミング次第では日の目を見るのか、少なくとも「今」ではないようだ。
Kanye Westとの電話の内容とは!?
Kanye Westがトランプ大統領をサポートする発言をTwitterで発信した数日後、J. Coleとの電話をスクリーンショットしたものをTwitterに投稿。タイミングがタイミングなだけにJ. Coleの発言が気にされていたが本人は「Kanyeから電話してきた。開口一番に彼は自分の事を責任を持って見届けて欲しい、俺が何を言おうが構わないし、その意見が必要だと言われたよ。俺は彼を心配していた、だから電話に出たんだ」
これは以前リリースしたJ. Coleの曲「False Prophets」がKanyeをディスしていたのではと言われている事からのKanyeの発言だと思われ、これに曲についてJ. Coleは「俺はKanyeのファンだったし、その時彼の事を人としては知らなかった。彼に当てはまる部分もあったけど聴けばわかるはずさ」と話している。
スクリーンショットしTwitterに投稿した事については「自分の名前がソーシャルメディア上で利用されたみたいでいい気分ではなかったから彼にも伝えた。後日謝ってきたよ」と、Kanyeの行動について誠実さを感じなかったと話している!
若い世代のアーティストに向けて
彼ほどのリリシストになると、若い世代のアーティストやラッパーたちの標的にされることも多いかもしれない。だが、そんな若者たちの音楽に対してこう語った。
「ドライブしながら聞いたりはしないけど、面白いよ。トラックもいいし、勝手に体を動かしちゃうよね」
「若い時には有名になりたいし、注目もされたいだろう。けれどリスペクトされる方法を学ばないといけないだろうね」とアドバイスもしている。
10代の自分の経験を例に出し、語る彼はやはり大人な印象。インタビュー後に、Rolling Loudで同じ日にパフォーマンスしたSoundCloudラッパーの代表的存在のLil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)と話したりはしたのだろうか? 気になるところだ!
written by #BsideNews
source:
https://pitchfork.com/news/j-cole-says-kendrick-album-probably-wont-happen-discusses-kanye-phone-call-watch/
https://www.billboard.com/articles/columns/hip-hop/8456453/j-cole-interview-angie-martinez