SEARCH
ナビゲーターやDJ、番組名、記事タイトル、文中ワードで一括検索することができます。
注目のキーワード
Copyright © 2011-2021 block.fm
Copyright © 2011-2021 block.fm
NYドリルシーンにもサンプリングが欠かせない! クラシックが使用されたヒット曲の数々
日々バイラルヒットを生み出しているNYドリルシーンでは90、2000年代の曲が多くサンプリングされている。
この記事をシェア
ヒップホップのサブジャンルとして確立したNY Drill。今は亡きPop Smoke(ポップ・スモーク)を始め、Fivio Foreign(ファヴィオ・フォーリン)やMaino(メイノ)& Jim Jones(ジム・ジョーンズ)など多くのラッパーが過去の名曲をサンプリングしヒットを生み出している。
クラシックをサンプリングした代表曲
アルバム『B.I.B.L.E.』をリリースしたばかりのFivio Foreign。中でもサンプリングとして目立ったのがDestiny's Child(デスティニーズ・チャイルド)の「Say My Name」を使った「What's My Name」だ。ハードなイメージを持つドリルミュージックにR&Bテイストを足すことによって聴きやすく仕上がっている。
続いてはMainoとJim JonesによるユニットLobby Boyz(ロビー・ボーイズ)の「Slide」。この曲では亡きDMX率いるクルーRuff Ryders(ラフ・ライダーズ)の代表曲「Down The Bottom」をサンプリング。ニューヨーククラシック好きにはたまらない楽曲だ。
またリミックスでCardi B(カーディ・B)が参加したことで注目を集めたKay Flock(キー・フロック)の「Shake It」はAkon(エイコン)「Bananza (Belly Dancer) 」をサンプリング。このように90年代2000年代のクラシックがドリルシーンでも多く使用されており、こうした曲は“Sample Drill(サンプル・ドリル)”とも呼ばれている。
グレーゾーンのサンプリング
Sample Drillが増えた背景についてプロデューサーのCash Cobain(キャッシュ・コベイン)は「ドリルのムーブメントが起こってみんなが手を出し始めた。だから自分は違うアプローチをするべきだと思ったんだ」ときっかけについて語る。クラシックをサンプリングすることによってバイラル化が多くなった背景にはTikTokの影響も大きく、ひと世代(あるいはもっと)前の曲が当時聴いてこなかった若い世代にも受け入れられやすいのだろう。
サンプリングにはいわゆる元ネタの使用許可が不可欠ではあるが、今のところ曖昧なままであることが多いようだ。ヒットしてるとはいえ元ネタのアーティストに比べたら無名であるラッパーたちが正式に許諾を得ることは金銭的にも難しいだろう。アップカミングな彼らにとってはまず曲を世に出すことこそが重要であり許諾は二の次となっているケースが多い。
ちなみに全員が全員グレーなわけではなくFivio ForeignレベルになるとBeyonce(ビヨンセ)から直接許可を得ていることをインタビューで明かしていた。
ドリルシーンだけでなくTravis Scott(トラヴィス・スコット)やMegan Thee Stallion(メーガン・ザ・スタリオン)もサンプリングを多用しているアーティスト。この流れがNY Drillにまで流れてきたのは面白い。やはりサンプリングとヒップホップは切っても切れない間柄なのだ。
この記事をシェア
NEWS
すべてのニュースを見るAKAI PROFESSIONAL、初の音楽制作用スタンドアロン・シンセサイザー・キーボード「MPC KEY 61」を発表!
ULTRA JAPANが3年ぶりの復活!
Billie Eilish、最新アルバムを携えた世界ツアーの日本公演が決定!
Radio
すべての番組をみるshibuya OIRAN chill out Radio EPISODE 32。Chillout Music For Vacation第7弾、京都嵐山を舞台に選曲&トークを繰り広げます。
沖縄から唯一無二の個性を放つラッパー、MuKuRoが1stアルバム「The 1st」を引っさげて番組初登場!
Beyoncé サプライズ新曲/BET AWARDS速報