4月13日、14日に開催される研究者とアーティストが協働するイベント「DE-SILO EXPERIMENT 2024」では、ハンセン病療養所を訪れたことで生まれた新作「心象volcano」を初パフォーマンス。他にもDos Monosの荘子itやSkaaiなどのアーティストと、人文学系の研究者がコラボしたコンテンツを体験できる。

80KIDZの最新アルバム『ANGLE』に参加したYonYon、Maika Loubtéと80KIDZの2人が語る、アーティスト同士のコラボレーションがもたらすもの。

80KIDZ、Maika Loubté、YonYon「自分だけの枠からはみ出して、化学反応を起こすコラボレーション」

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80KIDZの二人が独自のアングルからダンス音楽のみならず、インディペンデントな匂いを感じる新譜を中心に紹介していく。

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音楽アーティストが何を考え、何からインスピレーションを受けて音楽を制作するか、頭の中を覗いてみたいと考えたことはあるだろうか？
マツダのテレビCMへの出演、女性たちの活躍を継続的にサポートするSpotifyの「EQUAL」にピックアップされ、NYタイムズ・スクウェアの看板を飾るなど、その活躍が世界的に注目されるアーティストのMaika Loubté（マイカ・ルブテ）。そんな彼女が、かつてハンセン病患者の療養施設として利用されていた長島愛生園（国立ハンセン病療養所）を訪れた経験からインスピレーションを受けて制作された楽曲「心象volcano」をリリースする。
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<h3>生きることへの切望を音楽で表現</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/29201206/nagashima_maika.jpg" alt="" /> 
長島の住民との交流や愛生園への訪問を通じて感じた、自身の感情や生の実感を火山に見立て、「心象volcano(=火山)」のタイトルが誕生したという本作。
人間が持つ生への強い願望、諦めと情熱という対照的な感情、外部世界からの隔絶、家族との分離、差別と偏見にさらされた島内での隔離生活を通じて描かれる、真に生きることへの切望。これらの複雑な感情は、愛生園の歴史とそこで生きた人々の強い生命力を背景に、Maika独自のエクスペリメンタルポップとして表現されている。
<h3>「研究」と「アート」が交差するイベント出演をきっかけに制作</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/29201329/DEX24_coll-6-yoko.jpg" alt="" /> 
このシングルは、「文系学問の研究」と「アート」という、まったく異なるフィールドが交差するイベント「DE-SILO EXPERIMENT 2024」への出演が決まったことがきっかけで制作されたそうだ。
「DE-SILO EXPERIMENT 2024」は、研究者とアーティストが協働し、「いま私たちはどんな時代を生きているのか」を紐解いていくイベント。人文・社会科学分野で活躍する作家や研究者と、小説家や音楽・映像などのアーティストがコラボレーションしてトークセッションやワークショップを行う、今までにない形のイベントだ。
Maikaはそのイベントで、インタープリター・メディア研究者の和田夏実とコラボレーションを予定している。和田夏実は、長島愛生園に関わる人々との出会いをきっかけとして「『生きているという実感』が灯る瞬間の探求」をテーマに研究しており、言語やコミュニケーション、表現自体を起点に、一人ひとりの内なる世界における接続と自律から立ち現れてくる「生きているという実感」を探求する研究者だ。
イベント当日は、Maikaが「心象volcano」を初パフォーマンスするほか、和田夏実とのトークセッションも行われる。
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<h3>研究者とアーティストの協働で「いま私たちはどんな時代を生きているのか？」を描く</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/29201158/DEX24_coll-all-sq.jpg" alt="" /> 
イベント「DE-SILO EXPERIMENT 2024」では、Maika Loubtéと和田夏実のコラボ以外にも、様々な研究者とアーティストのコラボレーションが予定されている。
Dos Monosの荘子itは、気鋭の映像作家Pennackyとヴィジュアルパフォーマンスを披露するほか、哲学者の柳澤田実を迎えたトークセッションを行う。また、研究者への道からラッパーに転身したアーティストのSkaaiはDJセットを披露するほか、柳澤田実、イベントプログラムディレクターの岡田弘太郎とのトークセッションも予定している。
イベントではパフォーマンス、トークセッション、ワークショップ、展示など様々なコンテンツが楽しめるほか、本記事で紹介した以外にも多様な出演者が決定しているので、出演者やテーマ等の詳細、チケットについては公式サイトを確認して欲しい。
■「DE-SILO EXPERIMENT 2024」イベントサイト：<a href="https://de-silo.xyz/experiment-2024">https://de-silo.xyz/experiment-2024</a>
<h3>【イベント情報】</h3>
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/29201153/DEX24_MAIN_sq.jpg" alt="" /> 
イベント名：DE-SILO EXPERIMENT 2024 
タグライン：「研究」と「アート」が交差する2daysイベント 
主催：De-Silo（一般社団法人デサイロ） 
イベントサイト：<a href="https://de-silo.xyz/experiment-2024">https://de-silo.xyz/experiment-2024</a>
■開催日時 
2024年4月13日（土） 
WALL&amp;WALL｜11:30-20:30 
OMOTESANDO MUSEUM｜11:00-19:30
2024年4月14日（日） 
WALL&amp;WALL｜13:00-22:00 
OMOTESANDO MUSEUM｜11:00-19:30
■会場 
WALL&amp;WALL / OMOTESANDO MUSEUM 
〒107-0062 東京都港区南青山３丁目１８−１９ フェスタ表参道ビルB1 / 同ビル2F 
※2会場同時開催 
※WALL&amp;WALLでは、Performance, Talk Session, Workshopが展開 
※OMOTESANDO MUSEUMでは、Exhibitionが展開
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「研究」と「アート」の交差するイベント出演を機に、Maika Loubtéが“生きることへの切望”を音楽に昇華

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