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    『ボバ・フェット』第4話に潜む『スター・ウォーズ』ファンダムへのメッセージ(ネタバレあり)

    2022/01/21 (Fri) 19:00
    ☆Taku Takahashi
    The Book of Boba Fett Twitter

    ☆Taku Takahashiによるコラム。ドラマから読む『スター・ウォーズ』ファンへの問いかけとは?

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    ※この記事は『ボバ・フェット』のネタバレを含みます。ドラマを視聴の上、お読みください。※

    Text:☆Taku Takahashi

    ディズニープラスで毎週水曜日に更新されている『ボバ・フェット』第4話。物語的に大きな展開は起こらなかったが、今までのファンにとってのボバの不可思議な行動の理由を描いたのと、『スター・ウォーズ』のファンダムへのメッセージが潜んでいる。

    まずは第3話までの話を復習。なるべく丁寧に解説をするように心がけていくが、ついていけない人用にリンクを貼っているので、もしわからない用語が出たらリンクをチェックしてほしい。

    第3話までのおさらい

    第1話でサルラックピットからの脱出と『ジェダイの帰還』以降の惑星タトゥイーンを描き、第2話ではジャバ・ザ・ハットの従兄弟にあたる双子の登場、勇ましい黒いウーキー(チューバッカの種族)のクルルサンタンカノン化、そしてタスケン・レイダー(サンド・ピープル)との想像もできなかった「ウルルン」な体験などの細かいイースターエッグだらけでファンのボルテージを大きく高めていった。

    そして第3話をまずは掘り下げる。いちばん面白かったのはランコアの新しい解釈だ。この動物は獰猛で攻撃的な動物と思われていたなか、実は繊細で飼い主に忠実だということをダニー・トレホが演じるビーストマスターが明かした。『ジェダイの帰還』のビーストマスターのマラキリが泣いているときは何気なく人ごとのように感じていたのが、「そりゃ泣くわな」と納得させられてしまった。タスケンやランコアなど、今まで考えもしなかった視点を取り上げてくるのがこの作品の面白いところでもある。

    他にも砂漠の星タトゥイーンに実は海があったことに「へえ」と関心させられ、マフィア組織のパイク・シンジケートや『マンダロリアン』につながるシーンなどもちりばめられていてた。

    新しいキャラクターとしては、惑星タトゥイーンでいちばん小綺麗なファッションでカラフルなバイクを乗り回すサイボーグ集団、モッズたちの登場。モッズという名称は1960年代ごろに実在したファッションや音楽に敏感なベスパ・バイクに乗る「不良」たちへのオマージュ。彼らはまるで若者がファッションとして、タトゥーを入れるかのように自分たちを「MODify」(改造)していく。ルーカス好きからしてみると、ビジュアルコンセプトは映画『アメリカン・グラフィティ』や『クローンの攻撃』のダイナーへのオマージュだ。彼らの60年代感を彷彿とさせるカーチェイスによってモス・エスパの街並みをゆっくりと観られた。オチは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のチェイスシーンへのオマージュが入っている。

    第4話の振り返り

    第4話は『マンダロリアン』のシーズン2第6話につながる話で、ボバと相棒のフェネック・シャンドの出会いを描いている。マンダロリアンことディン・ジャリンに倒され瀕死状態になったフェネックをボバがモッズ・パーラー(改造工房)へ連れて行き、サイボーグ化させることによって彼女を救う。ボバはフェネックが悪名高い暗殺者だということ知っていて、奪われた自分の船を取り戻すのを手伝ってもらう。ここから伺えられるのはボバは単に人道的に助けただけではなく自分の利害で動いていること。モッズたちの存在を前から知っていたこと。そして自分のアイデンティティでもあるマンダロリアンの鎧を持ってない自分が非力だと感じている。

    ボバは「ヤワ」になったのか?

    自分の船を取り戻して最初にすることがニクトたちへの復讐だった。集団(ファミリー)で行動する大切さを教えてくれたタスケンを皆殺しにしたニクトを船から容赦無く撃ちまくる。まさに、これこれ!みんなが求めてたボバ・フェット。そのあとも、淡々と自分が目指すタスクをこなしていくのだが、僕のイメージしている彼がやっと登場したように感じた。

    サーラック・ピットの胃の中にある自分の鎧を取りに行き、苦戦するが、最終的にフェネックが打ったサイズミック・チャージ(船の必殺ミサイル)がトドメを刺す。この武器を至近距離で打った場合、少しでも角度を間違えたら自分らも吹き飛びかねない大きな賭けでいかにフェネックの肝っ玉が強いかが伺えた。そのあとボバは、サーラックの胃の中で鎧を探すのだが、結局見つからず。それが理由で、バクタ治療が必要だったのがわかる。

    このあとボバはフェネックと一緒に仲間を作っていこうと話す。しかも単なる一時的なビジネスパートナーではなく、忠誠心を重んじるマフィア的な絆の強いファミリーを作っていこうと提案する。過去のボバを知っているファンからしてみれば、想像のできなかった展開だ。そこでフェネックが、観ている我々を代弁するかのように「タスケンと過ごしてヤワにされた?」と問う。それに対して彼は「むしろそれが自分を強くした」と返す。ボバのキャラクターの成長は、タスケンと過ごした時間と過去の報われなかった行いや関係に嫌気をさしたところから来ているのが伺える。

    このやりとりで頭によぎったのが今までのボバ・フェットだ。『クローン大戦』で父親を殺され復讐しか考えていなかった幼少期。そして『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』に出てきた寡黙で謎めいたキャラクター。大人になったボバは、正史でないレジェンズ小説やコミック以外では描かれていなかった。謎めいたキャラだからこそ、人の数だけのそれぞれのボバ・フェット像が存在する。人によっては今回の成長したボバが新鮮に感じるファンもいれば、唐突に感じるファンもいるかもしれない。

    第4話に潜んでいるメッセージ

    これはボバに限らず『スター・ウォーズ』全体にも共通することでもあり、人の数だけそれぞれの『スター・ウォーズ』の価値観がある。

    「ルークたちが活躍したオリジナル3部作が絶対だ!」
    「アナキンが活躍する『プリクエル』こそがルーカスイズムが詰まっている!」
    「シークエルこそが今の『スター・ウォーズ』の代表作だ!」
    「デイブ・フィローニが作ったアニメ版が『スター・ウォーズ』の世界を完成させた神髄だ」
    「レジェンズがいちばん物語的に面白い」

    こういった色々な意見が出てくるのは、これだけ長く人気があって、さまざまな作品が生まれていたら当然のこと。

    それがエスカレートしてしまい、自分たちの『スター・ウォーズ』がいちばん正しくて他のもは認めない、という仁義のない戦いがここ数年行われてきて、ファンダムのなかでも分断が起こってしまった。今回のエピソードはそれに対しての問いかけとメッセージが込められたと感じる瞬間がある。それはモス・エスパのギャングのボスたちが集まったシーン。ボバがこんなことを言う。

    「お前らの縄張りに手を出さん。貢物は求めないし俺も貢がない。お互いに利益を得る提案をしたい。(中略)町に平和を取り戻す。皆の繁栄のためにな」

    ギャングたちに向かって伝えているセリフだが、これは仁義なく分断してしまったファンダムへのメッセージにも感じられる。人それぞれ、自分にとって大切な『スター・ウォーズ』の領域や感じ方がある。その価値観に同意せずとも、それぞれの考えが存在することを理解していくことが大事だ。全部の作品が好きでもそうでなくても、それはぜんぜん良い。みんな『スター・ウォーズ』が好きなのは絶対的な事実で、争っていても何も生まれない。私も『フォースの覚醒』が上映されたあと、仲の良い友人と大喧嘩をしてしまったことを今も後悔している。あのとき、彼が納得いかなかったことに同意せずとも、もっと認めてあげることができなかったのか、アニメ版シリーズを認めてもらえない彼のことをもっと理解できなかったのか、と。

    今後の展開

    いよいよパイク・シンジケートの決戦が始まる。フェネックとボバは戦争の準備として兵が必要だと述べるが、そこで『マンダロリアン』のテーマフレーズが流れる。これはディン・ジャリンの登場を意味する。他に期待したいのは『クローン大戦』の賞金稼ぎキャド・ベインがパイク側で敵として出てくること。なんだかんだ憎めない海賊ホンドー・オナカーの登場。さらにこの可能性は極めて低いと思うが、ギャング繋がりで『ハン・ソロ』に登場したクリムゾン・ドーンの「カリーシ」ことキーラの再登場。GOT好きとしては実現したらめちゃくちゃ嬉しい。

    他に登場しそう、もしくは登場してもらいたいキャラクターがいたら僕のTwitterにメンションをいただけると嬉しい。

    第4話で気づいたその他のイースターエッグやキーワード

    このシリーズの楽しみでもあるイースターエッグで気づいたものを述べる。僕が見逃した部分や間違っているところがあったら、ぜひ教えていただきたい。

    ゴートラ
    ざっくり言うとマフィア・ファミリー。元ネタはインドのヒンドゥー教。「時代劇」が「ジェダイ」、「大名」が「ダイミョー」になったようにアジアの文化からヒントを得てることはこの作品では多い。

    かならずある穴
    二人が宮殿の裏口(おそらく下水)からいとも簡単に侵入できたのは、デススターの排熱孔などのオマージュ。

    厨房ドロイドのグリーヴァズ流攻撃
    包丁をグルグル回すのはグリーヴァスがオビ・ワン・ケノービと戦ったシーンをオマージュしている。

    バンサのアップ
    ここまで至近距離のバンサを観るのは初めてで興奮した。バンサってこんなに可愛かったのか?あとボバの動物愛がすごい。

    LEP
    『クローン大戦』で何度か出てきたドロイド。動物には優しいボバだが、かわいいドロイドは容赦無くゴミ箱へ捨てる。これはクローン血筋なのか?

    ファイアスプレー・ガンシップ
    ボバ・フェットの船。今まで「Slave 1」と呼ばれていたがSlaveは「奴隷」というネガティブな言葉を意味するので、ゲームで使われた機材の名称に変更したと思われる。

    ちっちゃなセールバージ
    小さなセールバージの名称がわからないのだが、宮殿の大きな門の理由がこれで判明した。

    サイズミック・チャージ
    『マンダロリアン』でも登場したファイアスプレー・ガンシップの武器。ちなみにCapsuleの限定12インチアナログ盤シングル『jelly』で収録されている曲タイトルの元ネタ。

    クルルサンタンとトランドーシャン3人のいざこざ
    一部のトランドーシャンは趣味で人間狩りをする。彼らはウーキーたちを誘拐した過去がある。それによってウーキーとトランドーシャンは犬猿の仲。カンティーナのマネージャにクルルサンタンのツケをチャラにするから、暴力をやめるよう促すが最後のとどめを刺す。そして店をちらかしてしまった詫びとしてクレジットのコインを投げつける。これは『新たなる希望』のハン・ソロのオマージュ。

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