完成までに10年を要した本作はArctic Monkeysらを手がける名プロデューサーJames Fordとの共同プロデュース作品となる。先行曲「Floating On A Moment」が公開中。

トリップホップを代表するグループ・Portishead（ポーティスヘッド）

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<h3>トリップホップを代表するグループ・Portishead（ポーティスヘッド）</h3>
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<p>イギリスのPortisheadは、ブリストル発祥のトリップホップを代表するグループとして知られる。作曲を主に手がけるジェフ・バーロウによる独自性が強いダークな曲調と、ベス・ボギンズの歌は世界中で評価を得ている。</p>
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<p style="text-align: center; "><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2021/10/be9e699c-8494-4133-a8da-109771275035.jpg" alt=""></p>
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<h3>寡作だが高い評価を得ているPortisheadの歴史</h3>
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<p>Portisheadは、1991年にブリストルでジェフとベスによって結成された。ジェフはバンドを結成する以前にレコーディングアシスタントとして仕事をしており、自分が作曲したトラックを歌うシンガーを探していた。もう一人の結成メンバーであるベスは、パブでカヴァーソングなどを歌うことで生計を立てていた。その後、エイドリアンがギタリストとして加入しファーストアルバムの制作が始まった。エイドリアンとジェフはPortisheadを結成する前から知り合いであったが、エイドリアンとベスはレコーディングが始めるまで面識がなかった。</p>
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<p>1994年にはファーストアルバムであるダミーを発表し、マーキュリー賞など音楽賞を数多く受賞するなど各メディアから絶賛された。メンバーだけでなく音楽関係者の予想を超えた売り上げとなった。世間からの絶賛と批評家の言葉がメンバーのプレッシャーとなり、Portisheadは制作を一時中断することになった。インタビューやプロモーションで精神的なバランスを崩すことになったベスはインタビューを受けないことを宣言し、それ以後インタビューはジェフが応じることになる。</p>
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<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="600" height="350" src="https://www.youtube.com/embed/Vg1jyL3cr60" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
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<p>1997年まで3年間の沈黙があったのち、ニューヨークで記者会見と復活ライブを行い、同年にはセカンドアルバムであるPortisheadをリリースした。本作も全英のアルバムチャートで2位、ビルボードで21位を記録するなど大ヒットを記録することになる。アルバムリリース後のツアーでは世界中のフェスティバルでヘッドライナーとなり、7月にはニューヨークフィルハーモニックと共演しCDと映像作品をリリースした。セカンドアルバム発表後のツアーが終了した後は充電期間となりベスはソロで活動を始め、エイドリアンとジェフは他のミュージシャンのプロデュースなどを行った。2005年になるとサードアルバムの制作を始めたことが発表され、2007年には最終段階になり12月に行ったライブでは新曲が披露された。</p>
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<p>2008年には11年ぶりとなるアルバムがリリースされ、ヨーロッパツアーが始まった。このツアーは小規模の郊外にある会場が選ばれ、大規模なツアーは実施しないことが表明された。新曲を2009年にシングルで配信し、収益を国際人権団体に帰属した。2013年にグラストンベリーに出演し、2016年にはEU離脱をめぐり銃撃され死亡した下院議員のジョー・コックスに捧げるビデオを公開している。ビデオはアバの名曲であるSOSをPortisheadがカヴァーしたものが使用されており、ベスを長回しで撮影した映像の最後にジョー・コックスによる発言が表示されるかたちで締めくくられている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="600" height="350" src="https://www.youtube.com/embed/WVe-9VWIcCo" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen=""></iframe></div></p>
<h3>Portisheadが発表してきた楽曲について</h3>
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<p>1994年にリリースしたPortisheadのダミーは、ブレイクビーツと映画音楽が融合した音楽性が特徴である。スパイムービーのサントラをイメージしたトラックは今でも高い評価を得ており、300万枚を超えるヒットを記録した。3年ぶりの1997年に出たPortisheadは生演奏を録音してサンプリングするという手法によって制作され、前作よりもベスのボーカルがクローズアップされている。11年ぶりの2008年に発表されたサードはトリップホップにカテゴライズされるような音楽性から離れ、クラウトロックからの影響が強くなったのが特徴である。今作もサンプリングを使用せずに生演奏が編集されており、パーカッシブな音色が反復する曲調が多くなった。</p>
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<p>Photo:<a href="https://www.facebook.com/pg/portishead/photos">https://www.facebook.com/pg/portishead/photos</a></p>
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<p>Written by 編集部</p>
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暗い曲調とブレイクビーツが特徴のPortishead（ポーティスヘッド）

予想通りのダブルアルバム!! フィーチャリングにはKodak Balck、Blxst、Thundercatらが参加。

<p>Kendrick Lamar（ケンドリック・ラマー）が2017年『Damn.』に続く待望のアルバム『Mr. Morale &amp; The Big Steppers』をリリースした。数日前にはニューシングル「The Heart Part 5」がリリースされたが、アルバムには収録されないといった贅沢ぶり。新作をリリースするごとに世界中にショックを与えてきたKendrick Lamarのニューアルバムを聴かずして今の音楽シーンは語れない。</p>
<p><iframe loading="lazy" style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/1atjqOZTCdrjxjMyCPZc2g?utm_source=generator" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture"></iframe></p>
<h3>リリースまでのプロセス</h3>
<p>昨年8月には所属するレーベルから最後のアルバムになることをアナウンスし、リリースが待たれていた『Mr. Morale &amp; The Big Steppers』。実際にその実像が見えたのは今月に入ってのことだった。彼の（謎の）ウェブサイト「Oklama」の中で『Mr. Morale &amp; The Big Steppers』と書かれた本と2枚のマスターCDを持った画像が公開されたことでダブルアルバムであることが予想され、期待を裏切らない結果としてリリースとなった。</p>
<p>そしてすでに<a href="https://block.fm/news/kendrick-lamarnew-album-teaser" title="block.fmでも紹介">block.fmでも紹介</a>しているが「The Heart Part 5」がリリース。リードアーティストとして2018年以来の曲である「The Heart Part 5」はタイトルからも分かる通り「The Heart」シリーズの第5作で、このシリーズはKendrick Lamarが大きなプロジェクトをリリースする前に発表され続けてきた。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Kendrick Lamar - The Heart Part 5" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/uAPUkgeiFVY?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
<h3>期待と謎の入り混じったアルバムカバー</h3>
<p>そしてリリースする前に公開されたアルバムカバー。撮影したのはRenell Medranoという女性フォトグラファーで、これまでにAsap Ferg（エイサップ・ファーグ）らのアルバムカバーも手がけている人物。ベッドルームで撮影されたアートワークでは女性が赤子を抱きながらベッドに座り、Kendrick Lamarは子供を抱えながらイバラの王冠を被り、腰には銃を携えている。</p>
<p>美しくも衝撃的で、キングと称されながら決して容易ではないキャリアを歩み、ストリート育ちである背景も感じ取れるアルバムカバーはまさに“アート”と呼ぶにふさわしい。『Mr. Morale &amp; The Big Steppers』を聴きながら、何回もこのアートワークを見直してしまうことだろう。</p>
<p><iframe class="instagram-media instagram-media-rendered" id="instagram-embed-0" src="https://www.instagram.com/p/Cdbd83rvJM5/embed/captioned/?cr=1&amp;v=12&amp;wp=1080&amp;rd=https%3A%2F%2Fnewadmin.block.fm&amp;rp=%2Fnews%2F8336#%7B%22ci%22%3A0%2C%22os%22%3A294678.15999999584%7D" allowtransparency="true" allowfullscreen="true" frameborder="0" height="832" data-instgrm-payload-id="instagram-media-payload-0" scrolling="no" style="background: white; max-width: 540px; width: calc(100% - 2px); border-radius: 3px; border: 1px solid rgb(219, 219, 219); box-shadow: none; display: block; margin: 0px 0px 12px; min-width: 326px; padding: 0px;"></iframe> <script async="" src="//www.instagram.com/embed.js"></script></p>
<p>今後Dave Free（デイブ・フリー）と設立したpgLangで自身のリリースもあるのだろうか。何年後のことになるかわからないが『Damn.』がそうであったように次なる作品までの期間を埋めるには十分な作品となっている。</p>


Kendrick Lamarが待望のニューアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』をリリース

☆Taku Takahashi

<p>☆Taku Takahashi &amp; TJO が世界中から集めたまだ発売されていないエクスクルーシヴチューンや、これからのクラブフロアを賑わすであろう最新キラーチューン等を紹介、また注目のDJ/アーティスト達によるここでしか聴けないインタビュー等も数多くフィーチャーしているプログラム。</p>


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<p>ブリストル・サウンドの先駆者、Portisheadのボーカリストとして知られ、最近ではKendrick Lamarのアルバム『Mr Morale &amp; the Big Steppers』に参加したことも記憶に新しいBeth Gibbonsが、ソロ作品としては初となるアルバム『Lives Outgrown』のリリースを発表した。</p>
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<h3>Arctic Monkeysらを手がける名プロデューサーJames Fordとの共同プロデュース作品</h3>
<p>完成までに10年を要した本作は、Arctic Monkeysらを手がける名プロデューサーJames Fordとの共同プロデュース作品でTalk Talkのドラマー、 Lee Harrisも制作に参加。</p>
<p>キャリアを通して最もパーソナルな作品となった『Lives Outgrown』は、Beth Gibbonsの言葉を借りれば「多くの別れ」を経たことで生まれたという。それは家族との別れ、友人との別れ、そして過去の自分との別れだった。この先の未来は、以前思い描いていた景色と違う。そして過去は突然鋭く自分に問いかけてくる。ここに収録された10曲は、人生の半ばを迎えた今だからこそ生まれた楽曲だ。それでもBeth Gibbonsは、変化と再生の10年間を経て、新たな目的を持つようになった</p>
<p>このことについて、Beth Gibbonsは次のように述べている。</p>
<blockquote>
<p>「人は死に近づいていく。若い時は、結末がどうなるかわからないし、どのように展開していくのかもわからない。私たちはこれを乗り越えられるって考えるし、物事はきっと良くなるって思う。だけど受け入れ難い結末もある。様々なことを乗り越えた今、私はただ、勇気を持たなければならないと感じてる」</p>
</blockquote>
<h3>アルバムからの1stシングル「Floating On A Moment」がMVとともに公開</h3>
<p>現在はアルバムの発表に合わせて、同作からの1stシングル「Floating On A Moment」がMVとともに公開中。同MVの映像はDavid Bowieの「Where Are We Now?」を手がけたTony Ourslerが監督を務めている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Beth Gibbons - Floating On A Moment (Official Video)" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/ldrx0eSqV-E?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>Portisheadファンはもちろん、James Fordが手がけたアーティストが好きな人にもおすすめしたい1曲だ。</p>
<p>なお、『Lives Outgrown』は、5月17日 (金) にCD、LP、デジタル／ストリーミング配信で世界同時リリース。国内盤CDには歌詞対訳と解説書が封入される。CDは通常盤とハードカバー仕様のデラックス盤の2形態、LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)と180g重量盤のデラックス・エディションの2形態に加え、初回生産限定日本語帯付き仕様デラックス・エディションも発売される。国内盤CDと日本語帯付き仕様デラックス・エディションは、数量限定のTシャツ付セットも発売決定している。</p>
<p>アルバムの詳細はこちらの<a href="https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13902" title="リンク先">リンク先</a>にて。</p>
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Kendrick LamarともコラボするPortisheadのボーカリストBeth Gibbons、初ソロアルバムのリリースを発表

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