映画『バービー』の影響も。リリースから26年、AQUA「Barbie Girl」が再燃中!


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90年代に活躍したユーロポップグループ、AQUA(アクア)の代表曲で1997年にリリースされた「Barbie Girl」が今また注目を集めている。
7月に全米、8月には日本でも公開される映画『バービー』のトレイラーが公開された際、映像のラストにAQUAの「Barbie Girl」が流れたことが話題に。当楽曲は2022年にMVが10億再生を突破しニュースとなっていたが、2023年現在では12億再生を越えており、ここ最近でまた再生数が急上昇している。
AQUAメンバーは映画での楽曲の使用を否定
トレイラーに「Barbie Girl」が使用されSNSをザワつかせていたが、当のAQUAはこの楽曲が映画のサントラに収録されることを昨年9月のインタビューですでに否定していた。
その理由としては過去の楽曲にまつわる訴訟問題が考えられるだろう。2000年にバービー人形の製造元であるマテル社は、「偏った描写で商標権を侵害した」として、当時AQUAが所属していたMCAレコードに対し損害賠償などを求める訴訟を起こす。その後訴えは棄却され、逆にMCAレコードが名誉毀損を訴えるも裁判所はどちらの訴えも退ける結論を出していた。
この一件も踏まえてAQUAのメンバーは曲が使用されないことに理解を示しながらも、「いずれにせよ、自分たちが注目されることは間違いない」とコメントしていた。
トレイラーで使われたのはサンプリングされた新曲だった!!
では実際に映画のトレイラーで使われた「Barbie Girl」はなんだったのか。原曲のフレーズを使いつつも808のベースが唸るあの曲は、サントラへの参加が発表されていたNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)とIce Spice(アイス・スパイス)による「Barbie World (with Aqua)」という楽曲で、6月23日にリリースされたばかり。
サントラのプロデューサーでもあるMark Ronson(マーク・ロンソン)と、Ice Spiceの出世曲「Munch (Feelin’ U)」を手がけたRIOTUSAがタッグを組んだ「Barbie World」は、ドリルサウンドとジャージークラブを掛け合わせたビートの展開が絶妙で、Nicki MinajとIce Spiceの良さを引き出している。世界的なアイコンであるバービーに関わる楽曲にドリルサウンドが使われるなんて、嬉しいとともに驚きもあるが、それだけ人々に受け入れられているということだろう。
ドリルを世間に広めたのは今は亡きブルックリンのラッパーPop Smoke(ポップ・スモーク)だが、プロデューサーのRIOTUSAは、ブルックリンのレジェンドThe Notorious B.I.G.(ノトーリアス・B.I.G.)のバックDJでもあったDJ Enuff(イナフ)の息子だという。
他にもNicki Minajは以前から自分のことを“バービー”と呼んでいたりするなど、ちょっと運命を感じるストーリー性が垣間見えたりもする。
過去の曲がサンプリングされて現代にヒットし、原曲が再び注目されることはヒップホップにおいて多く見られるが、今回は映画『バービー』なだけにものすごい規模の話。こうして当時のリスナーはもちろん若い世代にも“バービー”を介して過去の名曲が再び脚光を浴びるのは素晴らしいことだ。



