AKAI professional、鍵盤付きMPC「MPC KEY」の37鍵バージョンを新たに発売か?

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サンプラーの名機「MPC」を開発・販売するAKAI professionalが新たに鍵盤付きMPC「MPC Key」の37鍵モデルをリリースする可能性が高まっている。
一台完結型ワークステーションのコンパクト版をリリースか?
リーク情報により存在が明らかになったモデルは、既発の61鍵キーボードを搭載した一台完結型ワークステーション「MPC Key 61」のコンパクト版と思われるもの。同モデルの存在は、Facebookグループから流出した写真で明らかになった。リーク情報によると、このモデルはAKAI professionalのスタンドアローン・ワークステーション「MPC One+」に似た光沢のある赤い仕上げが特徴だ。
またこのモデルと思われる2枚の写真も1月22日にRedditにアップロードされている。1枚は箱に入った状態でカートに載せられたもので、箱には「AKAI MPC KEY 37」と印刷されており、今月アメリカで開催された世界最大規模の楽器見本市「NAMM」で撮影されたものと思われる。
■箱に入った「AKAI MPC KEY 37」(Reddit)
MPC Key 61と同じ32GBの内蔵メモリを搭載し、約13万円でリリースされるとのリーク情報も
さらに1月26日には同モデルのスペックに関するリーク情報がMPCstuff.comにて公開。Synthanatomyによると、このリーク情報は現在は削除されているが、MPC Key 61と同じ32GBの内蔵メモリを搭載しているとのことだ。またBluetoothやWi-Fi、Ableton Link、SDカードリーダーに加えてMIDI In/Outと3系統のペダル入力、8系統のCV/Gate出力も備えており、価格は899ドル(約13万3000円)に設定されているとのこと。
なお、AKAI professionalは今月、新たなステム分離技術「MPC Stems」を発表。MPC Stemsにより、ユーザーはトラックをドラム、ベース、ボーカル、リードの各パートに分解し、MPCのワークフロー内で直接編集できるようになる。MPC Stemsは、今年3月に提供開始される予定。現在はリリース通知の受付が公式サイトでスタートしている。