A. G. Cook × Charli XCXの新曲は「Britpop」という名のハイパーポップ !

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宇多田ヒカルや藤井風のプロデュースを行い、近年日本のリスナーにも注目されているA. G. Cook(エー・ジー・クック)。彼はインターネットレーベル、PC MUSICの創始者でもあり、そのレーベルと共にハイパーポップのムーブメントを作った。
しかし、PC MUSICは、レーベル創立10年の節目となる2023年を以って新作リリースの終了を宣言。A. G. CookとEASYFUN(イージーファン)のユニット、Thy Slaughter(ザイ・スロウター)のアルバム『Soft Rock』で事実上の終焉を迎えた。
だが、A. G. Cookはニューアルバムのリリースをアナウンス ! タイトルは『Britpop』で、5月10日に彼自身の新しいレーベル、New Aliasからリリースされる。A. G. Cookは新たなステップを踏み出すようだ。
タイトルトラック「Britpop」はCharli XCX をフィーチャリングした曲名らしからぬハイパーポップチューン !
現在、アルバムからのタイトルトラック「Britpop」が先行リリースされている !
タイトルの「Britpop」と聞けば、Oasis(オアシス)やBlur(ブラー)などのバンドを中心に、90年代半ばに巻き起こったブリットポップ・ムーブメントを連想するだろう。
しかし実際は、そのタイトルからの予想を良い意味で裏切る、A. G. Cook節全開の中毒性と疾走感のあるハイパーポップだ。そして、盟友であるCharli XCX (チャーリー・エックス・シー・エックス)のキュートなボーカルが、楽曲を華やかでよりポップな方へと導いている。
未開拓のポップスを共に志すA. G. CookとCharli XCX
Charli XCXのアルバム『Number 1 Angel』にA. G. Cookはプロデューサーとして参加。以後、お互いの作品に携わり続けている。『Charli』や『How I'm Feeling Now』では共同エグゼクティヴプロデューサーも担当。二人はより強固な関係性を築き、「Every Rule」ではMVでの共演も果たしている。
さらに、Lady Gaga(レディー・ガガ)の『CHROMATICA』のリミックスアルバムに揃って抜擢 ! 二人のカラーに染まった「911」は必聴だ。
A. G. CookとCharli XCXは音楽を通じて新しいポップの地平を開拓するのが共通の目標であり、今後もその目標に向かって最強コンビは続いていくだろう。
『Britpop』は“ 過去” 、“ 現在” 、“未来 ” の3部で構成され、A. G. Cookのポップサイドをフィーチャー !
ニューアルバムは24曲収録され、“ 過去” 、“ 現在” 、“未来 ” の3つをテーマにしたパートで構成。メインストリームと実験的な音楽の境界を行くような音楽性で、彼のポップな側面が強調された作品でもあるようだ。その中の“ 現在” のパートはアルバムタイトルが示す、90年代の音楽がテーマにある模様。最新作は3部構成だが、過去にA. G. Cookは49曲入りで7部構成のアルバム『7G』もリリースしている。
こちらは散文詩のように色んなタイプのサウンドが散りばめられ、カバー曲も収録される多彩な作品だった。最新作はいったいどうなるのかとても楽しみだ !
[リリース情報]
A. G. Cook / Britpop
5月10日リリース
アルバム特設ページ https://britpop.online