音楽の歴史にマッシュアップという新しいジャンルを創りあげた2manydjsが待望の来日。今年7月にはフジロック出演のほかZEROTOKYOでの単独公演も行う。改めて知っておきたいレジェンドによる名作DJミックスやバンド・Soulwaxとしての名曲を特集。

Stephen Dewaele と David Dewaele兄弟が中心となって結成したバンドがSoulwax

<p>音楽の歴史にマッシュアップという新しいジャンルを創り上げた兄弟デュオとしても知られる2manydjsのブレインであるStephen Dewaele と David Dewaele兄弟が中心となって結成したバンドがSoulwax。<autobr />世界ツアーの記録をまとめたライブミュージック＆ドキュメンタリー映画“Part Of The Weekend Never Dies”は彼らがツアー味わった、喜びや高揚感。<autobr />その反動としておきる、疲労や迷い、矛盾、ホームシックから些細なジョークまでが映し出され大きな賞賛を呼んだ。<autobr />あれから12年の時を経て、Soulwaxが始動する。</p>


2manydjsとしても知られるSoulwaxが2005年以来のアルバムをリリース

80KIDZ

<p>80KIDZの二人が独自のアングルからダンス音楽のみならず、インディペンデントな匂いを感じる新譜を中心に紹介していく。</p>


80KIDZが独自のアングルから音楽を紹介

80KIDZ presents RADIO ANGLE

☆Taku Takahashi

<p>☆Taku Takahashi &amp; TJO が世界中から集めたまだ発売されていないエクスクルーシヴチューンや、これからのクラブフロアを賑わすであろう最新キラーチューン等を紹介、また注目のDJ/アーティスト達によるここでしか聴けないインタビュー等も数多くフィーチャーしているプログラム。</p>


世界中から集めた最新チューンをどこよりも早く紹介

TCY Radio

<p>音楽の歴史に「マッシュアップ」という新しいジャンルを創りあげたレジェンドが待望の来日!</p>
<p>現在は、コーチェラなど大規模な音楽フェスでしかお目にかかれない超人気DJユニットとして知られる2manydjsが今年7月、FUJI ROCK FESTIVAL '24やZEROTOKYOでの公演のために待望の来日を果たす。</p>
<p>ロックやポップスはもちろんのこと、エレクトロ、テクノ、ハウス、ヒップホップ、ディスコ、R&amp;Bなど様々なジャンルを網羅し、ミックスする独自のスタイルで世界中のファンを魅了してきた2manydjs。彼らは一体どんなDJなのだろうか？ 本稿では改めてそのキャリアを振り返りながら、彼らの魅力を紹介したい。</p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>&quot;マッシュアップ&quot;のパイオニア、2manydjsとは？</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/07/04202601/sub1s.jpg" alt="2manydjs" /><br />
2manydjsはベルギー出身のStephen DewaeleとDavid Dewaeleの兄弟によるDJユニット。2人は1992年に結成されたロックバンド、Soulwaxの中心人物でもある。ユニット名の由来は、Soulwaxとしてリリースした1998年の2ndアルバム『Much Against Everyone's Advice』収録曲「Too Many DJs」だ。</p>
<p><iframe title="Spotify Embed: Too Many DJs" style="border-radius: 12px" width="100%" height="152" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/track/1WVRGGWFTigHZfKtgq5w0j?si=c30edf4102624d2d&utm_source=oembed"></iframe></p>
<p>彼らの功績は、&quot;マッシュアップ（別名バスタードポップ）&quot;と呼ばれるDJスキルを広く知らしめたことにある。マッシュアップは、片方の曲からアカペラを抜き出し、もう片方の曲のインストに重ねるなど、2つ以上の曲を同時にかけて、もともとあった曲のようにミックスし、ひとつの曲のようにプレイするDJスキル。このDJスキル自体は彼ら以前にも存在したが、現在のように一般化させたのは間違いなく2manydjsだろう。</p>
<p>その大きなきっかけとなったのが、2002年にリリースされたミックスCD『As Heard on Radio Soulwax Pt. 2』だ。同作はロックやポップスのほか、ソウル、ファンク、ディスコ、ヒップホップの名曲や、当時流行していたエレクトロクラッシュの名曲を縦横無尽にマッシュアップしていくプレイをベースにしたもの。その当時としては非常に斬新な内容で、さまざまなメディアから絶賛され、その年のベスト・ミックスCDにも多数選出されるなど今でも歴史的な名ミックスCDとして高く評価されている。</p>
<p><iframe allow="autoplay *; encrypted-media *;" frameborder="0" height="450" style="width:100%;max-width:660px;overflow:hidden;background:transparent;" sandbox="allow-forms allow-popups allow-same-origin allow-scripts allow-storage-access-by-user-activation allow-top-navigation-by-user-activation" src="https://embed.music.apple.com/jp/album/radio-soulwax-presents-as-heard-on-radio-soulwax-pt-2-dj-mix/1666746776"></iframe></p>
<p>また、 彼らのマッシュアップを軸とするDJスタイルは、David BowieやKylie Minogueといった音楽シーンの大物スターにも支持された。特にKylie Minogueは自身の代表曲「Can't Get You Out of My Head」と、New Order「Blue Monday」とのマッシュアップ曲「Can't Get Blue Monday Out Of My Head」を公式リリースするなど、2manydjsのマッシュアップはダンスミュージックシーンのみならず、当時のメインストリームの音楽シーンに大きな影響を与えたのだ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Can&#039;t Get Blue Monday out of My Head" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/v5ec5SfoB6U?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>ちなみにAs Heard on Radio Soulwaxシリーズはのちに10作を超える人気DJミックスシリーズに発展。この『As Heard on Radio Soulwax Pt. 2』は、プレイされる曲の使用ライセンスを得て公式リリースされた同シリーズ唯一の公式DJミックス作品となっている。</p>
<p>『As Heard on Radio Soulwax Pt. 2』で、世界的な注目を集めた2manydjsは、その後、当時のエレクトロクラッシュ、それに続くニューレイヴやエレクトロの流行により、先述のSoulwaxとしてのバンド活動でも成功。2004年の2000年代ダンスパンク/エレクトロの名盤のひとつに数えられる3rdアルバム『Any Minute Now』からは「Any Minute Now」、「E Talking」、「NY Excuse」といったスマッシュヒット曲も誕生している。</p>
<p><iframe title="Spotify Embed: Any Minute Now" style="border-radius: 12px" width="100%" height="352" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/5ZQP07MzwSsiKkjSYJLD40?si=4DiucRBzQl-UuS-cTOKWKA&utm_source=oembed"></iframe></p>
<p>またその翌年の2005年には『Any Minute Now』をクラブ仕様にリミックスしたリミックスアルバム『Nite Versions』をリリース。同作にはDaft Punkの名曲「Teachers」のSoulwaxによるカバーも収録されている。</p>
<p><iframe title="Spotify Embed: Nite Versions" style="border-radius: 12px" width="100%" height="352" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy" src="https://open.spotify.com/embed/album/5ftdUoPzoh1y5bIroXw68G?si=mIDZulwuTWSKrFa40TKtlA&utm_source=oembed"></iframe></p>
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<h3>Daft PunkやDiplo、Peggy Gouなどを手掛ける名リミキサーとしての顔も持つ</h3>
<p>『Any Minute Now』や『Nite Versions』を生み出したことでアーティストとしても高く評価されているが、Soulwaxとしての活動ではリミキサーとしても数多くの名リミックスを手がけている。</p>
<p>特にそのエレクトロスタイルのリミックスは評価が高く、2000年代にはLCD Soundsystem「Daft Punk Is Playing at My House」やDaft Punk「Robot Rock」、 Gorillaz「Dare」、Klaxons「Gravity's Rainbow」、Justice「Phantom Pt. II」、MGMT「Kids」など数多くのエレクトロの名リミックスを発表。</p>
<p>その中でも代表作と言えるのが2006年のThe Gossipの「Standing in the Way of Control」のリミックスだ。同曲は2000年エレクトロシーン屈指のクラブアンセムとなり、世界中のダンスフロアを席巻したことから、Soulwaxのリミックスワークにおける代表作と言える。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Standing in the Way of Control (Soulwax Nite Version)" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/jGlSJ7gM6ec?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>また最近でもDiploの「Don't Be Afraid」やSG Lewis「Impact」をはじめ、Peggy Gouのクラブヒット曲「I Go」や、グラミー賞にノミネートされたWet Legの「Too Late Now」といった楽曲のリミックスを担当。それらのリミックスは往年のエレクトロやダンスパンクを感じる内容になっており、ブレないSoulwax仕事という印象を受ける。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Wet Leg - Too Late Now (Soulwax Remix) - 2manydjs Live Edit" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/lMvCsiP6EkY?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
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<h3>アーカイヴサイト『Radio Soulwax』で過去の2manydjsの名作DJミックスをチェック！</h3>
<p>近年の2manydjsはアイコニックなマッシュアップだけでなく、プレイする楽曲のアートワークを使ったユニークな映像を用いたA/V DJセットでも人気を博している。そんな彼らの過去の名作DJミックスを先述した映像付きで楽しめるのが『Radio Soulwax』というWebサイト/アプリだ。</p>
<p>現在は約1時間のDJミックスが24作品アーカイブされているのだが、今回はその中でも特におすすめのDJミックスを紹介したい。</p>
<p><strong>『As Heard on Radio Soulwax Pt. 2』</strong></p>
<p>先述した2manydjsの代表作。The Stooges、The Velvet Underground、Emerson, Lake &amp; Palmer、10ccといったロックバンドや、ファンクバンドのSly &amp; the Family Stone、R&amp;BグループのDestiny's Childなどの音源とY2K期のBasement Jaxx「Where's Your Head At」、Felix da Housecat「Silverscreen (Shower Scene)」、Röyksopp「Eple」といったY2Kのクラブアンセム、さらには当時の最先端ダンスミュージックだったPeaches「F＊＊k the Pain Away」、Vitalic「La Rock 01」といったエレクトロクラッシュまでがミックスされる革命的なDJミックス作品だ。</p>
<p>クラブミュージックだけでなくジャンルレスに音楽を楽しみたい人、また本稿で初めて2manydjsを知った人におすすめしたい入門編的ミックスになっている。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="As Heard on Radio Soulwax Pt. 2" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/5QRaerLc0BM?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><strong>『Under the Covers Vol. 3』</strong></p>
<p>フレンチエレクトロの伝説、Justiceが最新アルバムを引っ提げ復活する一方で、現行ダンスポップを牽引するCharli XCXが2000年代エレクトロオマージュを強く感じる最新アルバムでヒットを飛ばしている2024年。ここ数年、復活の兆しを見せていた2000年代エレクトロリバイバルがついに本格化した今だからおすすめしたいのが、2009年発表の『Under the Covers Vol. 3』だ。</p>
<p>主にロックとエレクトロを基調としたこのDJミックスでは、Talking HeadsやThe Specials、Blur、Metallica、Phoenix、Arctic Monkeysなどスタイルも年代も違う人気ロックバンドの曲がプレイされるほか、SoulwaxによるArcade Fire「Sprawl II」リミックスなどもプレイされる。</p>
<p>その中には、「Standing in the Way of Control」のリミックスに並ぶもうひとつのSoulwaxによる2000年代エレクトロの名作リミックスとして名高いMGMT「Kids (Soulwax remix)」も含まれている。2000年代当時、エレクトロクラッシュやエレクトロ系のバンドの音楽は&quot;ライブハウスとクラブを繋ぐ&quot;と評されたが、このDJミックスはそのことがよくわかる好例的な内容だ。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Under the Covers Vol. 3" width="500" height="375" src="https://www.youtube.com/embed/vDBVLsWw8Ow?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>クラブサイズで2manydjsのDJプレイを楽しめる来日公演</h3>
<p>このようにさまざまな様々なジャンルを網羅し、ミックスする独自のスタイルで世界中のファンを魅了している2manydjsのDJプレイを貴重なクラブサイズで楽しめるのが、2024年7月26日に東京・ZEROTOKYOにて開催されるイベント「2manydjs in ZEROTOKYO」だ。</p>
<p>マッシュアップの先駆者であり、エレクトロの代表的なアーティスト、そして名リミキサーとして長きにわたり、音楽シーンに大きな影響を与え続けてきた彼らのDJセットは、一見の価値あり。気になった人はぜひイベントに足を運んでほしい。</p>
<h3>【イベント情報】</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/07/03083304/S__233840725.jpg" alt="2manydjs" /><br />
2024.7.26(金) 2manydjs in ZEROTOKYO<br />
@ZEROTOKYO<br />
OPEN 23:00<br />
HP：<a href="https://zerotokyo.jp/event/2manydjs-in-zerotokyo0726/">https://zerotokyo.jp/event/2manydjs-in-zerotokyo0726/</a></p>
<p>DOOR：¥3,500-<br />
FASTPASS TICKET：¥3,000-（優先入場・入場料金含む）<br />
ZAIKO：<a href="https://zerotokyo.zaiko.io/e/2manydjs-in-zerotokyo0726">https://zerotokyo.zaiko.io/e/2manydjs-in-zerotokyo0726</a></p>
<p>【Z HALL】<br />
2manydjs (DJ SET) / JOMMY / KZMT</p>
<p><module-adv></module-adv></p>


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マッシュアップの先駆者、2manydjsが来日決定！必聴名作DJミックスや世界を席巻した名曲をチェック

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