YonYonがアーティストを繋ぐTHE LINKの曲

YonYonとアーティストが創り出すTHE LINKの魅力的な曲
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2020.02.11 22:10

YonYonとアーティストが創り出すTHE LINKの魅力的な曲


THE LINKというプレイリストを知っているだろうか。韓国のマルチアーティストであるYonYonが立ち上げたプロジェクトだ。日本と韓国両方のアーティストが参加するプロジェクトである。だが、なぜYonYonはこのプロジェクトを立ち上げたのだろうか。そして、THE LINKではどのような曲が聴けるのだろうか。その詳細を紹介しよう。





YonYonの存在とTHE LINKに選ばれるアーティストの曲


YonYonは、韓国では有名なマルチアーティストである。ソウルで誕生し東京で育った彼女は、DJでありシンガーでありプロモーターと、いくつもの顔を持っている。彼女が音楽に携わり始めたのは小学生の頃だ。聖歌隊に入ったことがきっかけとなり歌手を目指した彼女は、大学在学中にバンド活動を始めた後に、韓国へと渡りDJとして活動。遠隔で日本でのバンド活動も続けていくなかで、プロモーターとしても活躍するようになったのである。日本や韓国のみならずアメリカやヨーロッパなど様々な都市の大型フェスなどにも参加経験を持つ。


彼女がTHE LINKを立ち上げたのは、韓国と日本で自分と繋がりのあるアーティストの才能に気がついたからである。面識のない2人を繋げたいと思ったことがきっかけとなり、THE LINKはスタートしたのだ。彼女の最終目標は日本のアーティストを韓国で、韓国のアーティストを日本でライブをさせたいというものだ。そして彼女の理想を聞いたアーティストたちが次々と賛同し、THE LINKは次第にその輪を広げていったのである。参加するアーティストはYonYonの友人や過去に共演していることがある人物だ。そして、まだ新しくその音楽性が知れ渡っていない人物が多い。その理由はリスナーが知っている音楽よりも、新しい情報を伝えたいという彼女の考えからだ。DJもこなす彼女が選び抜いただけにそのクオリティは高い。





YonYonが手掛けるTHE LINKの第1弾アーティスト曲「Period(過程)」


THE LINK第1弾は、日本人アーティストである向井太一と韓国のプロデューサーであるSlomが作り上げた楽曲だ。そもそも、この2人の存在こそが、THE LINKのきっかけでもあったのだ。YonYonは以前から向井太一のシンガースタイルとSlomの楽曲が合いそうだということを考えていたのだ。YonYonの話を聞いた2人は快く承諾をしたのだ。向井太一といえば、ファーストアルバムである『BLUE』を発表したことで話題を集めた。R&Bの要素を持つ彼と若手実力派プロデューサーとして、これまで数々の若手アーティストをプロデュースしてきたSlom。この組み合わせが発表されるとファンの間ですぐに話題となった。


その2人がタッグを組んで制作した「Period(過程)」は、恋人同士が抱えている不安や葛藤、そしていつしかすれ違っていく心を描いたもので、切ない歌詞がメロウな低温のリズムで緩やかに流れていく。どこか懐かしい、ノスタルジックなメロディがいつまでも耳に残るそんな一曲だ。日本語と韓国語で紡がれた歌詞と向井太一の切ない歌声が絡み合い、愛する者を求め合う2人の心情を見事に表現しているのだ。




アーティストYonYonのラップが彩る曲THE LINKの第2弾「Mirror(選択)」


THE LINK第2弾は、YonYonの日本語と英語、そして韓国語のラップが印象的なビートの効いたダンスナンバーだ。そしてタッグを組むのは韓国で長年プロデューサーをしてきた2xxx!(ツートリプレックス)と大阪出身のR&BシンガーソングライターSIRUPだ。これまで2xxx!はDEAN(ディーン)の「Love feat.Syd」のプロデュースやCrushへの楽曲提供などで話題を呼んだ人物だ。そして、幅広い声質とリズム感の良さから定評があるSIRUP。この2人のタッグに、第1弾同様大きな反響を呼んだ。


鏡の向こう側に見える自分がどう見えるかは、自分次第だという、この曲に隠されたメッセージがSIRUPの力強い歌声とYonYonの軽快なラップで表現されている。これまでにないタッグを組むことにより、日本と韓国それぞれの良いところをギュッと凝縮した一曲が完成したのである。これまで面識のなかったアーティスト同士を組み合わせるTHE LINKは、意外性のある曲を人々に提供してくれるのである。




YonYonとアーティストの歌声が響く曲THE LINKの第3弾「Overflow(変身)」


THE LINK第3弾は、一十三十一(ひとみとい)とムンイランがタッグを組んで手掛けた曲だ。その魅惑的な歌声から媚薬系ヴォーカルとも称される一十三十一と、韓国でHoody(フーディ)とのコラボ曲が話題を呼んだベテランプロデューサーであるムンイラン。この2組のタッグはこれまでのTHE LINKの流れとは明らかに別の流れに変わった。女性ツインボーカルという、プロジェクト初の試みでリスナーを驚かせた。ムンイランの華やかで隙のないハウスビートが流れる中、YonYonの透き通ったような声と甘くて柔らかな一十三十一の声が優しく耳に届く曲だ。「Overflow(変身)」の歌詞は、時の流れのなかでいかにゆっくり生きるこが大切なのかをテーマとしている。


そして、一十三十一はまさに新しい時代を生きるアーティストの代表的な存在とも言える。シティーポップというかつてはなかったジャンルの中でも中心的なアーティストとして活躍する彼女を起用することにより、これまでシティーポップを知らなかった世代にも、その良さを広めていく効果があるのだ。良質で新鮮な音楽を知ることができることから、人々はTHE LINKにはまり、提供される音楽に身を委ねるのである。






written by 編集部


photo: facebook

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