米津玄師を飛躍させた名曲「Lemon」って? これまでにリリースしたアルバムも解説!

知っておいて損はない! 今話題の米津玄師に迫る
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2020.02.17 01:10

知っておいて損はない! 今話題の米津玄師に迫る


米津玄師はメディアで見かけない日がないほどポピュラーな存在となったシンガーソングライターだ。彼を一躍有名にしたのがドラマの主題歌にもなった「Lemon」という楽曲で、多くのファンの共感を呼んだ。この記事ではそんな「Lemon」が打ち立てた数々の記録と米津玄師への影響、そして過去にリリースされたアルバムについて解説する。




米津玄師の名を世間に知らしめた「Lemon」の存在


今や知る人ぞ知る人気シンガーソングライター、米津玄師。彼の名が瞬く間に世間へと広まったきっかけが、2018年にリリースされた通算8枚目のシングル「Lemon」である。「Lemon」は米津玄師のキャリアで初めてテレビドラマの主題歌に抜擢された楽曲だ。「大切な人の死」をテーマにしており、ドラマの内容とも相まって「泣ける」とソーシャルメディアを中心に話題を集めた。米津玄師自身も楽曲制作中に祖父の死を経験しており、その実体験が「Lemon」の歌詞にも反映されている。配信の累計セールスは2019年に300万DLを超え、近年稀に見る大ヒットを遂げている。さらにYoutubeに投稿されたミュージックビデオに至っては、日本人で初めて4億再生を突破するという前人未到の記録を打ち立てた。


数々の実績が評価され、2018年12月31日に紅白歌合戦への初出場を果たす。普段は滅多に音楽番組に登場しない米津玄師が生出演するとあって、ファンの間では大きな反響を呼ぶことになった。メイン舞台のNHKホールではなく、米津玄師の生まれ故郷である徳島県の美術館から生中継で出演となった。キャンドルが多数設置された独創的な雰囲気の空間で、地上波で初めて「Lemon」のフルコーラスを披露。瞬間視聴率は44.6%で、すべての出演アーティストの中でも2番目の高さだった。いかに米津玄師がお茶の間から注目されるシンガーソングライターであるかがよくわかる数字と言えるだろう。


「Lemon」は2019年時点でアルバム未収録のため、この楽曲を聴きたい場合はシングルCDの購入が必要だ。あるいは音楽配信サービスからDLしたり、Youtubeのミュージックビデオを視聴したりする方法もある。シングルCDにはいくつかの販売形態があるが、中でもおすすめなのがライブDVDがセットになった「映像盤」である。実は米津玄師が過去に開催したライブの映像は未だDVD・ブルーレイ化の実現に至っていないため、事実上シングルCDの特典でしか見ることができない。


「Lemon」の特典DVDに収録されているのは、2017年11月1日から2018年1月10にかけて開催されていた『Fogbound』というツアーのライブ映像だ。Youtubeの公式チャンネルにはサンプル動画も公開されているので、購入する際の参考にするといいだろう。




これまでにリリースされたアルバムを振り返る


米津玄師は突然人気になったわけではない。元々は動画投稿サイトでボーカロイド楽曲を投稿するクリエイターだった。活動を開始したのは2009年、当時は「ハチ」という名義を使用していた。アマチュアバンドで活動しながら動画を投稿する日々を送る。楽曲のみならず、MVの編集やジャケットのデザインまで、あらゆるクリエイト活動をほぼ1人でこなしていたという。MVにはパソコンのマウスで描いたイラストを用いており、当時のファンからは「マウス戦士」というあだ名が付けられていた。ある時期からマウスを卒業し、ペンタブレットを導入してプロ顔負けのアニメーションを描くようになった。


実は米津玄師は幼少期に漫画家を志望していたこともあって、美術専門学校に通っていたのだ。そのことから音楽活動と並行してイラストレーターとしての活動も行っているのである。2010年には自主制作したアルバム『OFFICIAL ORANGE』と『花束と水葬』を発表。翌年の2011年にもミリオン再生を記録するボーカロイド楽曲を次々と制作し、着々と実力を証明していった。2012年にファーストアルバム『diorama』を本名名義でリリース。彼の代名詞ともなったボーカロイド楽曲は封印し、自らボーカルを務めるようになる。口コミを中心に米津玄師の名は音楽業界へと広まっていき、2年後の2014年にはセカンドアルバム『YANKEE』をメジャーレーベルから発表するまでになった。


2015年に3枚目のアルバム『Bremen』をリリース。これまでよりも大衆性を意識した楽曲が中心で、米津玄師の新たな一面を感じさせる1枚になった。多くのヒットチャートで初登場1位を獲得し、その年の日本レコード大賞で優秀アルバム賞にも選出された。2017年11月に4枚目のアルバム『BOOTLEG』を発表すると、20以上ものチャートで初登場1位を獲得するという快挙を達成。さらにはCDショップ大賞や日本レコード大賞での最高賞獲得など、数々の名だたる賞を総なめにしていった。


もはや米津玄師の人気はとどまることを知らず、この後も有名芸能人をプロデュースしたり、アリーナツアーを開催したりと活動の幅を大きく広げていくことになる。この流れは今後も変わることなく、米津玄師の名声はさらに高まっていくことが予想される。まさにシンデレラストーリーのような経歴だが、これらはすべて彼の努力の積み重ねの上に達成されたものである。まだまだ米津玄師の一挙手一投足から目が離せない日々は続きそうだ。




written by 編集部


photo: YouTube




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