横浜名物サンマーメンを食べよう

横浜中華街で抑えておきたいのが、横浜名物のサンマーメン。細い麺に餡かけスープがかかり、野菜炒めがのっているのが特徴の横浜発祥のラーメンだ。老舗料理店で初めて客に提供されたという歴史を持つ麵料理である。そんなサンマーメン発祥の地、横浜中華街でオススメのサンマーメンが食べられるレストランを紹介しよう。

スタンダードなサンマーメンが食べられる清風楼

横浜中華街のレストランの中で最もシンプルなサンマーメンを味わえるレストランが「清風楼（せいふうろう）」である。清風楼のサンマーメンは醤油ベースのトロっとした餡かけスープにストレート麵とモヤシやタケノコ、豚肉などのシャキシャキの野菜炒めが絡み、オーソドックスな昔懐かしい味わいのサンマーメンが楽しめる。初めてサンマーメンを食べる人にオススメなのではないだろうか。

他にも並炒飯、上、特上と、グレードと量が選べるチャーハンと、ジューシーな肉の旨味が味わえるシウマイが人気で、サンマーメンと一緒に頼むのもオススメ。しかし特上のチャーハンはかなりのボリュームなので、小食の人は注意が必要である。

サンマーメン発祥のレストラン、聘珍樓 横濱本店

横浜中華街にある中国料理のレストラン「聘珍樓（へいちんろう）横濱本店」は日本最古の中国料理店だ。その歴史は古く、創業1884年（明治17年）から実に100年以上続く老舗の中華料理店だ。そこで食べられるサンマーメンは大豆と緑豆の二種類のモヤシが使われているのが特徴。そして季節ごとの青菜やピーマン、玉ねぎ、キクラゲなどの数種類の野菜、豚肉の具材がたっぷりの全ての旨味が味わえる贅沢なサンマーメンである。見た目にも彩りが豊かで、食欲をそそられる人も多いだろう。

また、サンマーメン発祥のレストランでもあるので、代々受け継がれてきた作り方のサンマーメンを食べることができる。他に薬膳料理も人気で、健康と美容に良い食材を組み合わせたこだわりの薬膳料理を堪能することもできるため、老若男女問わずオススメだ。

胃袋にガッツリ! 排骨サンマーメンのレストラン、三和楼

「三和楼（さんわろう）」は横浜中華街の中でも数少ない上海料理のレストランである。この店のサンマーメンは他にはない排骨（パイコー）の乗ったサンマーメンだ。排骨とは豚のバラ肉に衣をつけて揚げたものである。 添加物未使用のコシのある特注細麺を使用しており、醤油ベースのスープと塩で炒めたもやし、タケノコ、ニラ、人参、きくらげなどの具だくさんの野菜や豚肉に、ジューシーな排骨が合わさったボリュームのある逸品だ。それぞれの野菜のシャキシャキした食感に排骨の旨味が合わさり、胃袋にガツンとくる排骨サンマーメンは三和楼でしか食べられないので、ぜひ食べておきたいメニューである。

サンマーメンの専門店、廣新樓

横浜中華街のレストランの中でも唯一のバー&広東料理、サンマーメンの専門店が「廣新樓（こうしんろう）」である。横浜市よこはま地産地消サポート店登録店でもあり、地元野菜を使ったオリジナルレシピのサンマーメンを味わうことができる。細い麺に丹沢モヤシ、玉ねぎ、小松菜、キクラゲ、豚肉を使ったたっぷりの野菜炒めが乗っており、素材の旨味をしっかり感じられるサンマーメンである。あっさりとした醤油スープが胃袋にスルスルと入ってくる食べやすい逸品だ。その他にも地元野菜をふんだんに使った創作の広東料理が味わえる。

またバーとしても利用でき、瓶出し紹興酒やソムリエ厳選のワイン、日本酒なども扱っているので、中華料理で胃が満たされたら最後にバーとしてゆっくり利用できることも魅力のひとつである。

横浜中華街は本場の家庭の味からコース料理、食べ放題まで中華料理をとことん味わい尽くすことができる場所。たくさんの中から行きたいレストランを選ぼうとするとそれはそれで困ってしまう人間の贅沢な性である。そんな時に今回の記事を参考に、横浜発祥のラーメンを味わってもらいたい。

written by 編集部

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