おでん屋「そのとおり」や和菓子屋「かんたんなゆめ」も経営するSEIHO・あきおとは?

色々な顔を持つアーティスト
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2020.02.11 00:01

色々な顔を持つアーティスト


Sugar's Campaignとして音楽活動をしているSEIHOとボーカルのあきお。この2人は普段はおでん屋「そのとおり」や日本茶・創作和菓子屋「かんたんなゆめ」を経営している。そんな異色な音楽グループSugar's Campaignはどんなグループなのだろうか。そこでここではSugar's Campaignの音楽や飲食店経営に至った経緯などを紹介する。




ポップユニット「Sugar's Campaign」とは?


Sugar's Campaignは「Avec Avec」ことTakuma Hosokawa と、「SEIHO」ことSeiho Hayakawaの2人で構成されている。岡村靖幸や久保田利伸など1980年代~1990年代に流行したポップソングや1990年代のアニソンに影響を受けており、シティポップを中心にポップミュージックを制作しており、様々なアーティストをゲストボーカルに迎えて活動を行っている。元々2人はトラックメイカーやDJなどとして音楽活動をしており、Sugar's Campaignが結成されたのは2011年のことだ。そして結成して間もない2012年1月にSugar's Campaignとしての初の音源「ネトカノ」がYouTubeにて公開され、元々音楽界隈で話題性があった2人がユニットを結成し、音楽活動を始めたことが広まって話題となった。


しかし、その後目立った活動が無いまま2年が経過したが、2014年に限定で「ネトカノ」をリリースすることに。ただ、これは予約販売だったことから、現在ではプレミア価値が付いている。現在はSEIHO・Avec Avecがそれぞれ個人で活動しつつも、並行してSugar's Campaignとしての活動を行っている。




オーナーをSEIHOが、店長をあきおが務めるおでん屋「そのとおり」&創作和菓子屋「かんたんなゆめ」


音楽活動を行う傍ら、SEIHOは渋谷円山町にておでん屋「そのとおり」と日本茶&創作和菓子屋「かんたんなゆめ」を経営している。昼間はかんたんなゆめ、夜は「そのとおり」として運営を行っており、住所非公開・完全予約制の隠れ家的な店だ。そして、このおでん屋の店長をSugar's Campaignのゲストボーカルであるあきおが務めている。普段はアーティストとして音楽活動をしているSEIHOとあきおだが、どうして飲食店経営に至ったのだろうか。元々SEIHOは大阪府出身であり、若い頃ライブで東京に来た時に先輩たちから「こんなところがあったんだ」と思うような店に連れて行ってもらっていたのだそうだ。そんな経験があったことから、音楽とはまた別のジャンルで自分が持っているノウハウを活かせる場所を作るためにおでん屋「そのとおり」の経営を始めたのだとか。


ただ、どうしておでん屋というジャンルに挑戦を始めたのか。元々あきおに店主を任せるということは決めており、そこから出店計画を立てるにあたりあきおの性格を考えておでん屋が良いのではと考えたそうだ。ボーカリストは決められたことを丁寧に毎日コツコツ取り組むことが得意な人間が多く、あきおも同様だ。そこで、アレンジをしない「基本」が重要となる出汁を取り扱うジャンルがぴったりなのではないかと思い、おでん屋に決めたそう。店の出店計画を立てるにあたって店のコンセプトからではなく、任せる人の個性から店のコンセプトを決めていくスタイルは普段音楽プロデューサーとして様々な人の個性を引き出す仕事をしているSEIHOならではの手法と言えるだろう。


そのとおりでは、器にもSEIHOのこだわりが現れている。SEIHOは仕事で日本全国を回ることが多く、アートが好きなこともあり、仕事で地方に行く度にその地方の食器にも興味を持ったのだとか。そこで、その地方の名産品である食器について調べ、ライブの度に新しい食器を購入してコレクションしている。そのため、そのとおりではSEIHOが集めた日本全国の食器が並べられており、料理だけでなく器も楽しむことができる。


2018年4月にオープンした「そのとおり」だが、経営が安定してきたことをきっかけに2019年7月には同店舗で昼間限定の日本茶&創作和菓子屋「かんたんなゆめ」もオープンした。「かんたんなゆめ」は「そのとおり」の立ち上げから店のメニュー開発に関わってきた寿里を中心に運営を行っている。寿里は元々は有名パンケーキ店などのメニュー開発に携わってきたものの、いずれは自分の店を持ってみたいと思っており、SEIHOにそのことを相談したことがきっかけで「かんたんなゆめ」のオープンが実現した。


寿里がパンケーキ店のメニュー開発を行っていた当時、最も売れているメニューは宇治抹茶だったのだそう。しかし、パンケーキなどと比べ、和菓子に対して敷居が高いと感じている人は多い。そこで、そんな人でも気軽に和菓子が楽しめる店を目指して会社を辞め、「かんたんなゆめ」のオープンに至ったのだそうだ。


「かんたんなゆめ」では寿里がプロデュースした創作和菓子はもちろん、和菓子と相性の良い日本全国から取り寄せた日本茶も取り扱っている。和菓子と日本茶がセットになっているため、日本茶に関する知識が無い人でも和菓子と日本茶の融合を堪能でき、和菓子・日本茶へのハードルが下がっている点も良いだろう。また、寿里が日本茶だけでなく日本酒も好きなことから、かんたんなゆめでも日本酒を取り扱っている。和菓子と日本酒は異色の組み合わせだが、実はねりきりなどの和菓子と日本酒の相性はとても良い。そのため、お酒が好きで昼間から飲みたいという人にもおすすめの店となっている。




written by 編集部


photo: akio14085.com

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