2002年に「No Letting Go」を大ヒットさせたウェイン・ワンダー

1989年にデビューして「No Letting Go」で大ブレイク
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2019.11.18 20:00

1989年にデビューして「No Letting Go」で大ブレイク


ジャマイカを代表するレゲエアーティストのWayne Wonder(ウェイン・ワンダー)は、1989年メジャーデビューして以来、素晴らしい作品を多数発表してきた。その中でも2002年発売のシングル「No Letting Go」は世界中で大ヒットした事で知られる。そんな彼のインディーズ時代からの歴史を振り返る。



ジャマイカ出身のウェイン・ワンダー


ウェイン・ワンダーは、レゲエミュージックの本場として有名なカリブ海の国・ジャマイカ出身のレゲエミュージシャンである。なおレゲエ専門のアーティストいうわけではなく、R&B系アーティストという側面も持ち併せている。ビジュアル的には基本的に薄い色のサングラスをかけているのが特徴で、本名はヴォン・ウェイン・チャールズ(Von Wayne Charles)という。


東西幅が約200mの小さな島国・ジャマイカの中では首都のキングストンの北側に位置するポートランド教区のバフ・ベイ(Buff Bay)という都市で1972年7月に生まれた。そして、子供の頃から人前で歌を歌うようになり、10代に入ると他人の歌を歌うだけでなく自分の曲を作るようになっていく。





デビューから1990年代までの活動


圧倒的な歌のうまさや作曲能力が認められ、まだ10代前半だった1985年にインディーズレーベルよりシングル「Long and Lasting Love」をリリース。その後、プロデューサーのKing Tubbyと2人3脚で順調なキャリアを歩んでいたが、数年後にそのプロデューサーが何者かに殺された事でキャリアはしばらく停滞する。しかし、Dave Kellyという幼馴染のプロデューサーと音楽制作をする中でようやくデビューのチャンスを掴み、1989年にデビューシングル・アルバムを発売する。


そして、1990年代に入ってからもウェイン・ワンダーはハイペースで良質のアルバム作品を発表し続け、世界中で愛されるレゲエアーティストとなった。ただ、レゲエとは大衆受けするポップスとは違って売れづらい事もあり、1990年代を通じて大きなヒット曲・アルバムを生み出す事は出来なかった。





2002年に「No Letting Go」がメガヒット


1990年代に安定した活躍を見せたウェイン・ワンダーは、2000年代に入って自由に音楽を作るために自主レーベルを立ち上げた。そして、レゲエにヒップホップなど様々な要素を加えたオリジナリティ溢れるアルバム『Da Vibe』をリリースすると、このアルバムが業界内で高い評価を受ける。そんな中、彼の作る新感覚サウンドに興味を持ったAtlantic Recordsという大手レーベルからオファーが来て、このレーベルに加入し、ヒット曲を生み出す体制が整う。


Atlantic Records入りした彼は2001年からニューアルバムの制作期間に入り、2002年に新作が完成。自信作の「No Letting Go」を1月に先行シングルリリースしたところ、この曲は大手レーベルの宣伝効果もあって世界中で大ヒットを記録を記録した。具体的には、アメリカと並んで音楽が盛んな全英総合チャートで3位を獲得したほか、全米総合チャートにおいてもTOP10まであと一歩の11位にランクイン。その他、カナダや欧州各国のチャート上位にもランクインして、この曲の大ヒットによってウェイン・ワンダーは大ブレイクを果たす。




近年の活動


「No Letting Go」の世界的なヒットにより一気に知名度が高まったウェイン・ワンダーは2000年代半ばにも「Bounce Along」などのヒット曲を生み出す。2010年代に入っても、ソロ名義または他者とのコラボにて素晴らしいシングル・アルバム作品をハイペースで発表し続け、ファンを増やし続けている。


そんな世界的アーティストには今後、グラミー賞などの大きな音楽賞のレゲエ部門にて賞を獲得する事が期待されている。




written by 編集部


photo: facebook


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