動画サイトの「千本桜」で火がついた「和楽器バンド」とは?

話題のロックバンド「和楽器バンド」
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2018.06.14 14:53

話題のロックバンド「和楽器バンド」


最初は動画サイトのミュージックビデオでの活動が主流だったが、近年しだいに地上波テレビの出演も増えてきた「和楽器バンド」。テレビでの演奏パフォーマンスを見て、このロックバンドに興味を持った方も多いのではないだろうか。動画サイトにアップされた「千本桜」で有名な和楽器バンドだが、いったいどんなバンドなのか。


和楽器バンドのメンバーはどんな人?


和楽器バンドは、箏・三味線・尺八・和太鼓の和楽器と、ギター・ベース・ドラムの洋楽器という異色の組み合わせで活動している8人組のロックバンドだ。結成の始まりは、ボーカルである鈴華ゆう子の「伝統芸能を世界に広めたい」という呼びかけにより、2013年に「鈴華ゆう子with和楽器バンド」が結成された。当初はボカロ曲をカバーするなどの活動をしていたが、2014年に「和楽器バンド」へ改名し、メジャーデビューアルバム「ボカロ三昧」をリリースした。映像シングルとして「華火」を初のオリジナル楽曲としてリリースし、その後もオリジナル曲に取り組み続けている。


和楽器バンドメンバーは、ボーカルの鈴華ゆう子、尺八の神永大輔、箏のいぶくろ聖志、津軽三味線の蜷川べに、和太鼓の黒流、ギターの町屋、ベースの亜沙、ドラムの山葵で構成されている。メンバーは、一人ひとりがソロでも活動できるような経歴を持っている。ボーカルの鈴華ゆう子は、3歳でピアノ、5歳で詩吟と詩舞・剣舞を始めている。東京音楽大学ピアノ科を卒業し、詩吟は師範という音楽の才能にあふれた人物である。また、海外公演を行った経験のあるメンバーや、音楽関係の大会などで賞を獲った経歴を持つメンバーもいる。


楽器演奏の姿を動画撮影し、動画サイトに投稿する「演奏してみた」というカテゴリで人気を集めた演奏者が和楽器バンドに参加したという経歴のメンバーも多い。和楽器バンドのメンバーは一人ひとりが高い音楽技術を持っているので、必然的に質の高い音楽を作り出せている。




和楽器バンドと千本桜


和楽器バンドといえば、動画サイトに上げられた「千本桜」のミュージックビデオが有名だ。YouTubeでの再生回数は2018年の時点で7800万回を超えている。


千本桜は和楽器バンドのオリジナル曲ではなく、ボカロ曲のカバーにあたる。ボカロ曲とは、ボーカロイドと呼ばれる歌声を合成することができるソフトウェアで作った曲のことである。プロの作曲家ではなく一般人も気軽に作詞作曲し、それをボカロ曲として作成した後に動画サイトに投稿することが流行した。その中から人気を集めた曲がいくつも現れるようになった。千本桜もその一曲で、特に圧倒的な人気を得て、「歌ってみた」「演奏してみた」でも数多く取り上げられている。


結成当初はボカロ曲のカバーをしていた和楽器バンドも千本桜をカバーしたわけだが、そのミュージックビデオがこのバンドの名前を広げるのに大きな貢献をすることになった。なぜそこまで人気を得たかといえば、疾走感あふれる曲調と和のテイストを元にした華やかな映像が印象的だからだ。千本桜という曲の人気や演奏の完成度の高さはもちろん、洋風であるロックの楽曲に、和風の楽器が違和感なく引き立っていて、今までありそうでなかった和と洋の融合という斬新さが受けたと言える。




和楽器バンドの活動と魅力


2013年の結成以来、和楽器バンドの人気は年々高まっている。2016年に日本武道館で単独ライブを成功させ、その後も全国各地でライブを精力的に行っている。また、シングルやアルバムの売上もほとんどがランキング10位以内に入るほど。


和と洋を融合したロックバンドは外国人も受け入れやすいようで、動画サイトのコメント欄には、世界各国から好意的なコメントが書き込まれている。世界で広がるクールジャパンの流行もあり、日本だけにとどまらず、この先和楽器バンドの活動が世界に進出するか、注目されている。


photo: https://www.facebook.com/pg/WagakkiBand/photos/?ref=page_internal


written by 編集部

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