2020年上半期、アナログレコードの売り上げがついにCDを上回る

アメリカレコード協会の調べではアナログレコードがフィジカル音源全体の62%にまで上昇。一方で感染症の影響から店舗の閉鎖も相次ぐ。
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2020.09.11 09:15

ストリーミングサービスの普及が続く中で近年その需要が高まっていたアナログレコード市場。アメリカレコード協会(RIAA)の発表した2020年上半期におけるフィジカル音源のセールスでは、ついにCDを上回ったことが発表された。


これはCDが普及し始めた1980年代後半以来初となる現象で、2019年の同じく9月に発表されていたアナログレコードの上昇率から予想されていた通りの結果となった。






フィジカル、デジタルともに動きのあった上半期


アメリカレコード協会によるとフィジカル(アナログレコード、CDを含む)音源全体の数字は2020年上半期で376ミリオンドル(日本円: 約399億円)であり、そのうちの62%がアナログレコードということなので232ミリオンドル(日本円: 約245億円)の売り上げとなる。フィジカル全体としての数字は下がっているものの、昨年同時期と売り上げを比べるとアナログレコードは多少の上昇を見せており、CDの売り上げが下がっているということがわかる。


フィジカルだけでなくデジタルも合わせるとわずかながら音楽市場全体が上昇したという報告も出ており、デジタルのダウンロードでは351ミリオンドル(日本円: 約370億円)、ストリーミングサービスでは421ミリオンドル(日本円: 約445億円)にまで上っている。




相次ぐ店舗の閉鎖は止められず


これほど近年需要が高まっているように見えるアナログレコード市場ではあるが、今年は新型コロナ感染症によるパンデミックの影響もあり、さらにレコード店が閉鎖するニュースが続きそうだ。


日本からもレコード好きが買い付けに昔から足を運ぶ、ニューヨークでは華やかなタイムズスクエア駅の中に構えていた、マンハッタンで最も古く、好きものにとっては一種の観光名所でもあったRecord Martが6月を持って閉店した。店の前では以前からストリートパフォーマーの演奏も盛んであり、ニューヨークに足を運んだことのある人は一目は見たことがあるだろう場所なので寂しい。その他ローカルなレコードストアでは、店内のレコードを使いDJがストリーミングでプレイを披露するお店もあるようだ。




パンデミックが落ち着き、外出が今よりも容易になった頃にはさらに音楽市場のバランスに変化が訪れそうだ。



written by BsideNews


source

https://pitchfork.com/news/vinyl-outsells-cds-for-the-first-time-in-decades/


photo

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1389429/

http://www.recordmartnyc.com/

https://www.facebook.com/RIAA/photos/?ref=page_internal




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