Z世代に拡がる「音声メディア」、音楽配信は6割が利用。ビデオリサーチとSpotify Japanが調査報告を発表

そのほかにZ世代の“耳”はマルチタスクで半数以上が音の出るメディアを2つ同時に利用する"W 音声"を体験していることなどがわかった。
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2021.07.02 11:00

ビデオリサーチとSpotify Japanが共同で「Z世代と音声メディア」についての調査と分析研究を行った結果が発表された。この研究から、Z世代はほかの世代に比べ「音楽」への接触機会が多く、「音楽配信サービス」の利用率が高いことがわかった。



Z世代の7割が「定期的に音楽を聴く」、6割が「音楽配信サービス利用」


報告レポートによれば、Z世代の7割は定期的に音楽を聴き、6割が音楽配信サービスを利用しており、音楽に触れる機会がほかの世代より多い。サブスクリプション、無料、問わず音楽配信プラットフォームの利用率は年々増加。特に2019年から20年にかけては2割強から4割強と伸長した。



Photo via videor.co.jp 


また、デジタル配信ラジオやポッドキャスト、音声アシスタントサービスなど「音声サービス」のZ世代の利用率は約3割で、ラジオユーザーの多いほかの世代には及ばないものの、Z世代のラジオのデジタル配信聴取も伸びている。報告レポートでは、このことを音声メディアがよりシームレスに使いやすくなってきていることに加え、コロナ禍で在宅時間が増えたことも、Z世代の接触チャンス創出につながったと考えられるとまとめている。



Photo via videor.co.jp ※データソース:ビデオリサーチ「ACR/ex」2020年4-6月調査 15-69歳全体n=10,906(うちZ世代n=1,464

Z世代の“耳”はマルチタスク


Z世代の音声メディアユーザーのうち、音楽を流しながら「音を出してテレビを見た」は6割、また、3人に2人が音楽を流しながら「音を出して動画を見た」経験があり、音の出る複数のメディアに同時に接触することへの抵抗感が少ないことも明らかになった。


ほかの世代でも音楽はBGMとして流しながら、別の音声サービスの利用や生活行動をするということはあるが、Z世代に特徴的だったのは、音楽を共有しながらの通話、音声をダブルで流す場合も、その時々でより聞きたい方に耳を傾けるといった、音声ならではの特性やニーズに合わせて上手に使い分ける、耳をマルチタスクに使いこなす様子が多くみられたことでだったという。これにより今までにはない新しい音声メディアの楽しみ方が生まれてきているようだ。


 Photo via videor.co.jp ※データソース:ビデオリサーチ&スポティファイジャパン 「音声メディアに関するWEB調査」 15-49歳全体n=743 


そのほかにも報告レポートでは、Z世代の半数が「チャットやメールより通話の方が楽」。特に女性は「“読む”より“聞く”ほうが頭に入る」「“人の話し声”で寂しさを紛らわす」など音声の受容性が高いことなども報告されている。


コロナ禍をきっかけにした在宅勤務の浸透で音楽やポッドキャストを"ながら聴き"するという習慣が広がる一方で、現在では没入感のある高音質音楽コンテンツを集中して聴く習慣も広がりを見せるなど音声コンテンツのリスニング体験も多様化している。


興味がある人は、報告レポートの全文をチェックしてみてはいかがだろうか?


written by Jun Fukunaga


source:

https://www.videor.co.jp/press/2021/210623.html


photo: flickr

 

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